人気ブログランキング | 話題のタグを見る

misakiのオールジャンル時事評論!


by misaki80sw

昨年3月29日の産経新聞朝刊に以下の記事が載っていた

☆内閣情報調査室、1000人体制に拡大 米CIAモデルに
 18年度めど首相直轄の新組織
 
 政府は二十八日、平成十八年度をめどに
 内閣官房の内閣情報調査室の人員を大幅に増やし、
 情報収集・分析機能を強化した情報組織に
 改組する検討に入った。
 国際テロや北朝鮮による工作活動などを
 未然に阻止することを視野に
 国家の安全保障や危機管理体制を整備するのが狙いで、
 米中央情報局(CIA)をモデルにした、
 首相直轄の情報機関を目指す。
 新組織の概要を詰めたうえで、
 関係部局や与党と法制面での調整に入る。
 
 政府関係者によると、構想は、
 現行百五十人程度の内閣情報調査室の職員の規模を
 一千人体制に拡大し、
 国家の安全保障にかかわる情報の
 収集・分析能力の向上を図る。
 増員分は法務省管轄下の公安調査庁などから
 職員を派遣して充てる考え。
 これに伴い、同庁は
 法務省の部局として二百人体制に縮小され、
 活動対象は左翼や共産党・旧オウム真理教
 などに限定される方向という。
 
 また、情報収集と表裏一体にある情報保護のため、
 外国・機関への国家防衛機密の漏洩(ろうえい)に
 厳罰で対処する「スパイ防止法」の制定なども
 検討課題となる見通しだ。
 
 日本にはこれまで、
 米国のCIAやイスラエルのモサドに匹敵するような、
 強力な情報機関がなかった。
 加えて冷戦終結後、内閣情報調査室や公安調査庁、
 外務省国際情報局、防衛庁情報本部など、
 情報部門の要員は約三割減らされ、
 予算も大幅に削減されており、
 専門家からは国家的な情報能力の弱体化を
 指摘する声も強まっていた。
 
 しかし、二〇〇一(平成十三)年の
 米中枢同時テロ「9・11」を境に
 日本国内でも国際テロをめぐる脅威や、
 北朝鮮の日本人拉致事件、
 不審船による工作活動への危機感が高まり、
 政府は危機管理体制を早急に整えておく必要があると判断。
 安全保障をめぐる情報機関の機能強化に動き出した。

 与党内でも安倍晋三・自民党幹事長ら幹部が
 日本独自の強力な情報機関の設置に前向きとされ、
 政府・与党は十六年度から、
 構想実現に向けて本格的に動き出す。

   (産経新聞)


私なんかはこの記事を見て
「おおっ、とうとう決断したか!」と喜んだものだが
その後、さっぱり音沙汰がない。
いつの間にか政治家や官僚から圧力があって潰れたのか、
おそらくそんなとこだろうね。

かつて1991年の湾岸戦争時の海部内閣において、
内閣の情報収集機能不足が露呈し、
内閣情報調査室と公安調査庁を統合し、
「新情報庁」という内閣直属情報機関を作る構想があった。

しかし、これも法務官僚の猛反対で潰れてしまった。
じゃあしょうがないってんで
公安調査庁職員の何割かを内閣情報調査室に移そうとしたが、
これも海部内閣退陣で流れてしまった。

戦後、この「内閣情報調査室」という、
内閣直属のミニ情報機関を核として
日本に巨大情報機関を創設するという案が
浮いては消え、浮いては消えを繰り返している。

日本人のCIAなどの謀略機関に対するアレルギーと
政治家や官僚同士の縄張り争いに押しつぶされて、
結局、内閣情報調査室は
その創設の1952年以来、
未だにちっぽけな組織のままである。

おそらく、この機関の設立に関わった人物、
吉田茂・緒方竹虎・村井順の3人は、
この事態を想定してなかったに違いない。

内閣情報調査室。
1952年9月、吉田内閣時に
内閣総理大臣官房に調査室という名称で設置され、
1957年8月に内閣調査室となった。
1986年7月に内閣官房の改編に伴い、現名称に変更。
内外情報の収集と分析・評価を行う。
人員は二百数十名。

内閣官房組織令の第四条で
 
 内閣の重要政策に関する情報の収集及び
 分析その他の調査に関する事務をつかさどる。

と、その役割を規定している。

発足時の1952年、
東アジア情勢は激動の中にあり、
中国は国共内戦を経て
1949年に共産党による中華人民共和国が成立。
1950年は朝鮮戦争が勃発。
また、日本は1952年4月の
サンフランシスコ講和条約の発効によって独立を回復した。

当時、米国は東西冷戦の激化と共に、
日本に共産主義諸国の情報収集と
スパイの摘発を行うために
強力な諜報機関の設立を日本に強く求めていた。

吉田茂首相は
内閣官房長官の緒方竹虎に諮り、
内閣官房内に「調査室」という名称の
小さな情報機関を設立した。
これが内閣情報調査室の源流である。

初代の室長は村井順。
内務省出身の警察官僚。
後に官を退いた後に、
大手警備会社「綜合警備保障」を設立した人物。

村井は戦時中は上海に駐在し、
上海興亜院で諜報工作活動に従事していた。
彼は、そこで多くの現地の特別機関と接触した。

調査室の設立と共に
村井は旧軍の諜報関係者を糾合し、
CIA型の巨大情報機関にまで成長させようと構想していた。
官房長官の緒方竹虎も情報機関の必要性を常々唱えており、
この両者は二人三脚の関係にあった。

ところが1953年、村井は突如失脚する。
欧州出張旅行中に公金横領のスキャンダルが浮上し、
これを嫌った吉田首相が彼を左遷したのである。

ここで内閣情報調査室の巨大情報機関への道は
挫折を余儀なくされた。
以後、その組織規模は固定され、
弱小情報機関から変化はない。


さて、現在の内閣情報調査室の内部構成を詳しく解説する。

内閣情報調査室は略称「内調」と呼ばれている。
人員は二百数十名程度。
他国の情報関係者からは
「CIRO(サイロ)」という名称で呼ばれることが多い。
「Cabinet Information Research Office」の略。

内調の室長は内閣情報官と呼ばれ、
代々、警察庁警備局からの出向者が当てられている。
内調の重要ポジションも
各官庁からの出向者で占められており、
その数は120名に及ぶ。
出向者の中で最大は警察庁で
25名を内調に送り出している。

この陣容を見ていると
内調とは警察の影響を強く受けた、
各官庁の寄せ集め集団であることがよく分かる。

組織構成は以下。

◇総務部

◇国内部

 国内一部:国内情報収集
 
  選挙班
  政務班
  政党班
  労働班

 国内二部:マスコミ・世論情報の収集と対策

◇国際部:対外情報収集担当
     防衛庁情報本部電波部との連絡
     主幹は警察庁からの出向者
 
  商社班:日本の総合商社との情報交換
  交換班:他国情報機関との情報交換、
       リエゾン(渉外)担当
  朝鮮半島班
  中国班
  ロシア班
  米州班
  アフリカ・中東班
  欧州班
  東南アジア班
  軍事班
  特命班

◇経済部

◇内閣情報集約センター(旧国際二部):
  公開情報の収集と大規模災害時の情報収集

  情報班:大規模災害・事件発生時の
        各省庁からの情報収集、
        政府幹部への緊急招集
  庶務班:国内外の公開情報資料の収集と整理
  システム整備班:情報連絡網管理
           情報通信機器の管理.
  ニュース班:各通信社のニュース受信・整理・配布

◇内閣衛星情報センター:情報収集衛星による情報収集。

  業務運用管理センター
  衛星管制室
  画像処理室
  画像解析判読室
  撮画要求管理室
  データ配信管理室


次に、内調の情報収集方法について。

「日本版CIA」などと
たまに呼ばれることもある内調だが、
別に自前の諜報員やスパイを抱えてるわけではない。

主な情報収集経路は以下。

1,公開情報の収集

2,各官庁からの情報収集

3,民間企業・民間団体からの情報収集

4,他国情報機関との情報交換

5,情報収集衛星からの情報

6,委託外郭団体からの情報収集

7,防衛庁情報本部電波部からの情報


この中の「委託外郭団体」とは、
複数の民間団体で

 世界政経調査会、国民出版協会、民主主義研究会、
 JONC、内外情勢研究会、国際情勢研究会、
 東アジア情勢調査会

内調は各団体に一億円以上を払って
情報収集を委託している。
これらの団体は
内調関係者や警察官僚の天下り先としても知られている。

その他に
共同通信、時事通信、ラヂオプレスなどの通信社に
情報の収集を委託することもある。

「防衛庁情報本部電波部からの情報」とは
最も内調の中で秘匿されている情報であり、
自衛隊が日本各地に設置している、
巨大通信アンテナから得た電波情報のこと。

現在の防衛庁情報本部電波部は
かつて陸上自衛隊調査部第二課別室(調別)
と呼ばれていた。
その前が調査第二課二部別室(二別)。

ここからがややこしいのだが、
調別の長は内調の室長が兼ねており、
実は予算も内調の予算から出ていた。
この妙な関係が何故生じたのかは分からないが、
現在は、長も予算も防衛庁から出ている。

その昔からの関係もあって、
防衛庁電波部の情報は
内調情報官と内調国際部主幹のもとに
届けられることになっている。


以上、ざっと内調の概要を書いてきた。
読者の皆さんはどう思ったでしょうか?
意外にいろいろやってることに驚いたかもしれません。

私は、日本に内閣直属の
高レベルな情報機関が必要という観点から、
内調に関しては以下の2つの事を望んでます。

1,内調の組織拡大・再編

2,内調が各省庁の情報をもっと集約すること。

これはいずれ、
私の情報機関設立案として詳しく書くつもりでいますが、
2の「各省庁情報の集約」について
ここで簡単に書いておきます。

日本の行政組織は

 官邸に情報無く、各省庁に情報有り

と、しばしば揶揄される。

もともと内調の組織目的は
自前の情報収集以外に
この各官庁に散らばっている情報を集約することにある。
しかし、これはあまり機能していない。

各省庁としては
総理や総理秘書官に直接情報を耳打ちした方が
自分達の手柄になるわけで、
内調ごときに情報を届けることは無駄だと考えている。

しかし、国家全体の観点から考えるならば、
この省庁からの情報集約は必須でしょう。
そのためには今の内調と省庁の関係を
改めることが必要だと思う。

今の内調は各省庁からの出向者の寄せ集め。
これは各人が出身省庁から情報を集めてこいという、
含みがあることも確か。

しかし、私は逆を考えればいいと思う。
内調の職員を各省庁の中枢部門に出向させる。
で、法令で
「各省庁は内閣情報調査室に情報を集約しなければならない」
と規定し、
さらに内調を「庁」に格上げする。

このぐらいをやらないと
各省庁は自分のところの情報を
決して内調に流そうとしないでしょう。


さてさて、次回は
「防衛庁情報本部」について書きます。
ここも公開情報が少なくて
資料集めに苦労しそうですけど(笑)



内閣官房:内閣情報調査室

内閣情報調査室 - Wikipedia

情報、官邸に達せず:麻生 幾 (著)

公安アンダーワールド:宝島社文庫


娘通信♪関連過去記事
国家と情報機関 その1・・敵を知り、己れを知れば
# by misaki80sw | 2005-05-17 00:17 | 日本(政治経済)

<昨日と今日の更新>

中国の大気汚染・・世界とアジアへの影響は?

ウズベキスタン暴動・・上海シックスの衝撃!


今日はもう眠いので
雑談はすっ飛ばして
いきなり補欠ニュースです。


<国際>

核開発推進法案を可決 イラン、欧州に揺さぶり

 イラン、完全に時機を見てるね。

 東アジアで北朝鮮の核絡みの緊張が高まっている時に
 タイミングを見計らって可決したんだろうね。
 米国の力が北朝鮮の方に向かうことを想定している。

 イランにとって所詮恐いのは米国の武力。
 欧州連合なんて歯牙にかけてないよ。


ロシアの警官隊と中国人労働者衝突
 イルクーツク、負傷者も


 ロシアでは極東地方を中心に
 中国人の不法労働者が急増しており、
 その背景には
 極東地方での労働力不足がある。

 まあ、こちらをご覧になってください↓

 *A・ポルトフのウラジオ通信:
  沿海地方 中国人 流入止まらず


 *A・ポルトフのウラジオ通信:
  豆満江の河岸崩壊苦慮


 *A・ポルトフのウラジオ通信:
  中国人 国境越え密猟


 ロシアの警戒心がよく分かると思う。

 ちなみに、この「A・ポルトフのウラジオ通信」だが、
 北陸中日新聞のサイトの北東アジアのページに
 二週間おきに掲載されている。

 *北陸中日新聞:北東アジアのページ

 ここは、アジア関係のニュースが集められていて
 とても面白いです。
 

中国、特使派遣し説得へ 北朝鮮核実験を断固阻止

 さてさて、結果がお楽しみだな。

 中国が何を言い、
 北朝鮮が何と反応するやら。


<国内・政経>

北朝鮮船18隻 国交省ずさん審査
 契約の保険会社、支払い拒否“常習”


 このニュースの内容に愕然。

  国土交通省が「改正船舶油濁損害賠償保障法」
  (改正油濁法)に従って
  日本への入港に“お墨付き”を与えた北朝鮮船と
  「船主責任保険(PI保険)」契約を結んでいる保険会社が、
  これまでに度々、保険金支払いを拒否し、
  訴訟を起こされていることが、分かった。

 おいおい、こういうのは業界調査をしてみれば
 すぐに分かることでしょう。

 国交省よ、
 大臣もいい加減な人だけど、
 どういう仕事をしてるんだよ?
 

対中外交、政府は弱腰 自民合同部会で批判続出

  出席議員から
  「謝罪を求めたのであって、
  原状回復すれば済む話ではない。
  壊れた部分をそのまま残し、暴挙を内外に示せ」
  「ジャカルタでの日中首脳会談を
  中国側のホテルでやったのはけしからん。
  何でそこまで遠慮する必要があるのか。国民は泣いている」と、
  政府の対中外交への「弱腰」批判が続出した。

 まあ、そうでしょうね。
 それが当たり前の反応だよ。

 でも、何でここまで政府は弱腰なんだろうね?
 普通、他国だったら国民の支持率を得るために
 わざとでも強硬路線を取るものなのに・・。
 合理的な理由が知りたいよ。


<国内・社会>

真昼の温泉、70代男性2人が死亡…大分、外傷なし

  調べによると、2人はそれぞれの妻と来ていた。
  約1時間たっても出てこないため、
  従業員が見に行ったところ、
  光敏さんは湯船に浮いた状態、
  巧さんは沈んだ状態で見つかった。

 何だろう、この事件?
 思わずゾクッとしたよ。


朝日新聞 秋田版で
 毒草と山菜のカラー写真を反対に掲載


  朝日新聞が15日付の秋田版で扱った、
  山菜採りに関する記事で、
  毒草のトリカブトと山菜のシドケの写真を
  反対に掲載していたことがわかった。

 朝日、恐すぎ。
 これはシャレにならんぞ。


<反ジェンダーフリー>

Web版「正論」:
 過激派操る「国連」に騙された日本の男女共同参画


 雑誌「正論」に連載中の記事。
 それの5月号分。
 国連の「女子差別撤廃条約」の
 欺瞞性について書かれている。
 
 私は発売中の6月号がとても興味深かった。
 題して『アメリカ「10年戦争」の教訓は無視された』
 国連の「女子差別撤廃条約」を
 米国が批准しなかった経緯が載っている。

 米国においても
 この「女子差別撤廃条約」は
 批准の一歩手前までいったという。
 
 ところが反フェミニズムの論客が彗星の如く現れ、
 推進派をことごとく論破し、
 批准の流れを瀬戸際で阻止したという。
 彼女の名前はフィリス・シュラフリー。
 彼女の奮闘で米国のフェミニズムの流れに
 ストップがかかった。

 記事は最後にこう結んでいる。

  アメリカは民主主義が健全に機能し、
  草の根の力でフェミニズム革命を阻止した。
  ところが政府のやりたい放題を許す、
  我が国の民主主義は極めて未熟である。

  サイレント・マジョリティが立ち上がり、
  法律・条約の劇薬的毒性に気づいていない、
  保守系政治家に圧力をかけなければ、
  「フェミニズム革命」を
  このまま許すことになる。

 これを読んでたら、
 またジェンフリに関して書きたくなった(笑)


<IT系>

関西弁アイボ「もうかりまっか」 ソニー、25日発売

 関西弁で喋るアイボが発売。

本日の補欠ニュース 2005/05/15_a0018138_3134960.jpg


 どうなんだろう?
 秀逸なアイデアではあるが
 当の関西人は買いたいと思うのかな?

 私は九州出身、東京在住だけど、
 自分の故郷の方言で喋るアイボが発売されたら、
 たぶん買わないだろうなあ(笑)。

 だって、懐かしくも感じるだろうけど、
 私にとって方言とは「生活言語」だから、
 アイボが方言で喋ったら、
 なんか所帯じみてて嫌だと思うよ。

 関西人だって、
 仕事終わって家に帰った時に、
 アイボが「ボチボチでんな~」とか言ったら、
 「お前、うざいよ!」と思うでしょ (^◇^)


MS、ウインドウズPCの健康を守る新サービス
 「OneCare」提供へ


 これ、既存のセキュリティメーカーから
 間違いなく「独占禁止法違反」で訴えられるよ。


IBM、Firefoxをサポート--社内利用を促進へ

 IBMが社内のPCで
 ブラウザをFirefoxにすることを推奨してるとのこと。

 まあ、賢明だと思うよ。
 セキュリティ上の問題から、
 そっちの方がリスクが少なくてすむもんね。


<仰天・面白系>

ガンダムに酔い痴れるショットバー@仙台

 ガンダムファン必見!

 仙台に「ガンダムショットバーZION」っていう
 お店があるとのこと。
 その探訪記を載せたサイトを紹介している。

 *仙台 ガンダムショットバーZION!

 大笑いさせていただきました。

 メニューからポイントカードに至るまで、
 何もかもがガンダムづくし。


<他のサイト・ブログ紹介>

media@francophonie:ウズベキスタンという国

 今日書いたウズベキスタンに関して
 フランスのル・モンドとリベラシオンの記事の紹介。

 特にル・モンドの記事は強烈すぎ。


♪すいか泥棒 日曜版:
 ワニ博士が喜び勇んでウシをもたらすもキリンに先を越され云々


 タイトルを見て
 何の記事だか全く想像がつかなかった。
 さて、どういう記事でしょうか?
 
 「すいか泥棒」さんらしい、
 強烈な韓国風刺の記事。


ななよの時事放題:
 亀井さん、川端さん・・・・憲法理解していますか?


 小泉首相が郵政民営化に絡んで
 総務省の郵政担当幹部2人を更迭。

 これに自民党亀井静香氏が
 「日本はいつからファッショの国になったのか」と
 批判したとのこと。
 詳しくはこのニュースをどうぞ↓

 *ファッショ政治と反発 総務省幹部更迭で自民

 この亀井発言に対して
 「ななよ」さんがブログで
 
  各省庁は政府の行政執行機関であり、
  その人事に関しては各省庁の大臣が
  最終決定権を持っているはずです。
  三権分立の基本的な形であり、
  行政府のやり方を立法府である議員が
  とやかく言うこと自体、
  三権分立を謳った憲法に沿ってないでしょう。

 と猛批判。

 さらに、

  小泉を一方的に支持するつもりはありませんが、
  まあ亀井さんや民主・川端さんの発言は
  あまりにも「低脳」すぎて、ヘキヘキしました。

 とメッタクタにぶった斬っている。

 私も同意見です。
 亀井氏みたいな発想をするから、
 政治家が役人をコントロールできないんです。

 役人人事は聖域ではありません。
 役人の抵抗で行政方針が覆されてどうするよ。

 私は小泉贔屓ではないけど、
 行政トップの方針に抵抗するならば
 人事的に降格されるのが当たり前。

 そうじゃなきゃ国家なんて運営できるかよ。


注文の多いゴルフ倶楽部 -- A.Yottiの日記 --:
 2005-05-10


 最近、韓国の中央日報のニュースに
 どういう風の吹き回しか
 コメントが書き込めるようになった。

 *中央日報

 このコメント欄に関して。

 思わず笑ってしまいました。


ブログ鷹森:
 解同と戦った弁護士達(こうすれば怖くない第一弾)

ブログ鷹森:
 敵を知る前編(こうすれば怖くない第二弾)


 鷹森さんが解放同盟特集を書き始めた。

 さすがこの人らしく緻密な記事で
 思わず脱帽です。


<今日のAA>

北朝鮮船18隻 国交省ずさん審査
 契約の保険会社、支払い拒否“常習” その1


北朝鮮船18隻 国交省ずさん審査
 契約の保険会社、支払い拒否“常習” その2


朝日新聞 山菜採りの危険について取り上げた記事で
 毒草と山菜のカラー写真を反対に掲載


「愛国心」に代わる表現検討…民主党"ネクスト内閣"
 日教組と意見交換へ★2


訪独した盧大統領にドイツがドン引き~
 「日本批判ばかりでウンザリ」★4 その1


訪独した盧大統領にドイツがドン引き~
 「日本批判ばかりでウンザリ」★4 その2

# by misaki80sw | 2005-05-16 03:25 | 補欠ニュース
ウズベキスタン暴動・・上海シックスの衝撃!_a0018138_16391745.gif


無差別発砲を正当化 ウズベク暴動で大統領

 ウズベキスタンのカリモフ大統領は14日、
 記者会見し、東部アンディジャンの反政府暴動について、
 流血回避を目指し反政府勢力と交渉したが決裂、
 武力行使はやむを得ない措置だったと
 無差別発砲を正当化した。
 
 また、カリモフ政権の弾圧を恐れる数千人の避難民が
 キルギスとの国境に集結、1000人以上が越境した。
 混乱は隣国にも拡大する様相を見せている。
 
 避難民は
 キルギス南部オシ州との国境の町イリイチェフスクで、
 地元行政幹部を人質に取り、集会を開催。
 国境の川を渡るため以前に破壊された橋の修復を進めた。
 
 アンディジャン中心部では14日、
 市民数千人が再び集結。
 犠牲者の遺体を並べて政権への抗議の意思を表明した。
 市内での銃撃戦は同日朝までに終息した。

   (共同通信)


ウズベキスタン情勢は13日から
もの凄い急展開を見せている。

もともとこの事件の発端自体は
11日に市民団体が不法逮捕者の釈放を求めて
アンディジャン市の市庁舎前に座り込みを始めたのが始まりだが、
遠い中央アジアのことなので
日本のマスコミは北朝鮮と中国に忙しくて
ほとんど伝えなかった。

だから13日からいきなり、

 イスラム急進派の刑務所襲撃
      ↓
 市民5万人が市庁舎を占拠
      ↓
 治安部隊の突入と発砲
      ↓
 死者・犠牲者が多数
      ↓
 避難民がキルギス国境に殺到

これらのニュースが連鎖のように飛び込んできて
私なんか目が白黒。
「ええっ、何がどうなってんだよ!」って感じ。

もともとウズベキスタンは
カリモフ大統領の独裁長期政権で知られてきた。
この国は旧ソ連邦時代からの
旧共産党の党組織や官僚機構がほぼそのまま存続し、
共産党は「人民民主党」と名前を変えただけ。
強権政治のスタイルを継承している。

また、カリモフ政権は
イスラム急進派の弾圧でも有名で、
かねてより欧米諸国は、
この国のイスラム勢力に対する人権弾圧を非難してきた。

このウズベキスタン自体も
イスラム教スンニ派が優勢な国なのだが
アラブ諸国のようなイスラム教=国教ではなく
あくまでも世俗政党が国権を握るという図式になっている。
これは周辺諸国のキルギスやカザフスタンなども同じ。

旧ソ連時代の宗教抑圧政策で、
イスラム教の影響力は弱まり、
ソ連崩壊の時点では
これらの諸国ではコーランすら売られておらず、
サウジとイランが大量にコーランを寄付した経緯がある。


さて、この事件は
これから終息するのか、
拡大するのかは分からないけど、
その背景にあるものを観察してみましょう。

まず、カリモフ大統領としては
反政府暴動が起こった時に
彼の頭に想起したのは、
グルジア・ウクライナ・キルギスと続いた、
一連の旧ソ連諸国での革命劇でしょうね。

これについては前にも書きましたが、

キルギス革命とロシアの憂鬱・・米民主化謀略戦。

米国の謀略が背後にあることで知られている。

特にキルギスで革命が起きた後は、
ウズベキスタンを含む中央アジア諸国は
皆、疑心暗鬼に陥った。
明日は我が身か、と。

キルギス政変 周辺「独裁」国家に危機感

もともとウズベキスタンは
ロシアの影響力を薄めることが国策の一つとなっており、
米国のアフガン攻撃以来、
米軍が同国内に駐留するのを認めている。

ところが同じ米軍が駐留するキルギスでも
米国が糸を引く政変が勃発。
米軍の駐留許可程度では
米国様は許してくれないことが明らかになった。

今回のウズベキスタンの暴動に
米国が絡んでいるか否かは
今のところは情報が少なくて、なんと言えない。

また、米国発の陰謀路線とは別に
中央アジア諸国はイスラム急進派の勢力拡張に怯えている。

もともとこれらの諸国では
アフガニスタンのタリバン政権とアルカイダから
国内のイスラム反政府勢力への援助が行われ、
政権側と戦いを繰り広げていた。

ところが、米軍のアフガン侵攻で
タリバンとアルカイダが政権から追われたため、
ようやく一息つくことが出来た。

このイスラム急進勢力の封じ込めのために
中央アジア諸国がロシア・中国と結成したのが、
俗に言う「上海シックス」、
正式名称を「上海協力機構」という国際機関。

上海協力機構は
中央アジアにおける加盟各国間の
政治的安定、軍事協力、経済協力を行うことを
謳っている。

その結成への過程を書くと、

◇1996年4月

 ロシア・中国・カザフスタン・キルギスタン、
 そしてタジキスタンの5カ国は上海で首脳会談を開催し、
 各国国境地域における敵対的行動の禁止、
 軍事演習の頻度・規模の制限などを主眼とした、
 「国境地帯における軍事分野での
 信頼強化関する協定」を締結した。

 当時、これらの五ヶ国は
 通称「上海ファイブ」と呼ばれた。

◇1997年、モスクワでの会合

 「国境地帯の兵力削減に関する協定」を締結。

◇1998年、アルマトゥイでの会合

 域内各国の分離独立運動、民族的・宗教的急進派、
 テロ活動に一致して反対することで各国が合意。

◇2000年、ドシャンベでの会合

 五ヶ国以外にウズベキスタンのカリモフ大統領が
 始めてオブザーバーとして参加。

◇2001年4月、六ヶ国の外相会談

 上海ファイブへのウズベキスタンの加盟が承認された。
 これで通称「上海シックス」となった。

◇2001年6月

 上海シックスは、
 常設機関「上海協力機構(SCO)」を
 発足させることで合意。
 あわせて、テロ活動、分裂主義、宗教過激派の
 取り締まりに関する「上海条約」に調印した。

◇2002年6月、ペテルブルクでの会合。

 加盟六ヶ国首脳が「上海協力機構憲章」に調印。
 事務局を北京に置き、
 キルギスに地域反テロ機構総本部を設置することを採択。

◇2003年5月、モスクワでの会合

 反テロ協調や国連重視をうたった共同声明に調印。
 正式の国際機関への格上げを最終的に決定。
 そのために必要な意思決定機関や予算などの規定を承認し、
 初代事務局長に張徳広・駐露中国大使を任命。

 ウズベキスタンを除く5カ国は、
 反テロ合同軍事演習の実施に関する覚書に調印。

◇2003年8月

 上海協力機構による初の多国間合同反テロ軍事演習が
 カザフスタン東部の中国国境付近で行われた。
 参加将兵は千人以上。

◇2003年9月、北京での会合

 経済貿易協力や機構の機能強化を盛り込んだ文書を採択。
 域内の貿易、投資環境の改善などを盛り込んだ、
 「多国間経貿綱要」など一連の合意文書に調印した。

◇2004年6月、タシケントでの会合

 「タシケント宣言」に調印。
 タシケントに常設の「地域テロ対策機構」を設置。


まあ、こんな流れです。

見ていて、この六ヶ国が矢継ぎ早に会合を重ね、
着々と機構強化の布石を打っているのが分かるでしょう。

この上海協力機構の目的は、

1,経済協力

2,軍事協力

3,イスラム急進勢力の拡張防止

この3点にある。

特に加盟国の共通の利害となっているのが
イスラム急進勢力への対抗処置で、
上海協力機構とは何か?と問われるならば、
「イスラム対策」と単純に答えていいと思う。

ただし、加盟国には
それぞれの思惑の違いや温度差があり、
たとえばウズベキスタンは
イスラム急進派対策では一致しているものの、
これ以上の地域でのロシアの影響力増大を好まず
加盟国間の軍事協力に関しては消極的だし、
ロシアに対する牽制材料として
中国をダシに使ってる部分がある。

中国に関して特に書いておくと、
彼らが上海協力機構を熱心に進めている理由は、

◇国内のイスラム系独立運動対策
 
◇中央アジアのエネルギー資源確保

この2つ。

まず、「イスラム系独立運動対策」ですが
これは新彊ウィグル自治区での
「東トルキスタン独立運動組織」の弾圧。

カザフスタンには
東トルキスタン独立運動の秘密基地があったが
中国は上海協力機構を通じてカザフスタンの協力を得て、
独立運動の運動家達をあぶり出してきた。
現在、多くの「東トルキスタン独立運動組織」は
中央アジアを追われ、イスタンブールなどに逃れている。

次に「エネルギー資源確保」ですが、
これも中国は猛烈な勢いで進めている。

カザフスタン第二の油田の「ウゼン」。
ここで中国は、米国系石油メジャー数社と油田開発権を争ったが、
最終的に中国が入札に成功した。

このウゼン油田からは、
三千キロのパイプラインを敷設して中国西北部へ運ぶ予定。
しかも、このパイプラインを将来的には
韓国と日本まで延長する構想とか。

これ以外に中国は
カザフのアキチュビンスク油田もおさえ、
現時点でカザフスタンから鉄道輸送で
毎日9万5千バーレルの石油が中国へ輸出されている。


さて、この上海協力機構だが、
現在、瓦解か否かの瀬戸際に追い込まれている。
それは米国による一連の民主化革命で
キルギスがあっさりと陥落してしまったこと。
これに加盟各国は衝撃を受けた。

キルギス革命には米国が援助した市民団体の他に、
キルギス南部のイスラム急進派勢力が絡んでいるが、
地域の安定と各国独裁政権の相互安定、
そしてイスラム勢力の封じ込めを狙った上海協力機構が、
もろに負けたかっこうとなった。

中央アジア諸国やロシアのショック状態は
先日、記事に書きましたが、

キルギス革命とロシアの憂鬱・・米民主化謀略戦。

中国も大きな衝撃を受けている。

中国はキルギスとは直通道路が繋がっており、
キルギスでの金鉱利権を得ていた。
ちなみにキルギスのGDPの40%は金の産出で得ている。

そして中国は上海経済協力機構を通じて
キルギスへの経済援助を行っており、
02年8月には97万ドルの武器援助を実行している。

さらにキルギス政府は中国との国境地帯のうち
367平方マイルを中国に売却割譲した。
このスキャンダルはアカエフ政権の特権乱用と批判された。
また、タジキスタンも
中国へ国境の386平方マイルの土地を売却している。

この、ここ数年に渡る、
中国の中央アジアへの投資と勢力浸透が、
米国の民主革命構成と地域の不安定化によって
ふいになる可能性が出てきている。

そして今回のウズベキスタンの暴動事件。
中国は慌てただろうね。


私としては、この地域の政情と
上海協力機構が今後どうなるのか見物だと思ってるけど、
ここでシビアな言い方をさせてもらえば、
この地域の混乱は、
中国とロシアの裏庭の不安定化となり、
特に中国と対峙し始めている日本にとっては
国益的にプラスだと思う。

日本としては、
東アジア方面、台湾・東シナ海・朝鮮半島などを
中国が主攻方面と見なし、
ここに政治力・軍事力を投入している現状は好ましくない。

彼らの裏庭に当たる中央アジアの不安定化は
まさしく日本の利益となる。
こちらで中国がエネルギーを消耗することが
日本としては望ましい。



日本で報道されないアジアの動向(1)
 上海協力機構と中央アジア・新疆ウイグル自治区・その1


宮崎正弘の国際ニュース・早読み:
 中国からみた「新グレート・ゲーム」とは?


ジェトロ:加速する経済協力強化の動き
 経済的相互補完を目指す上海協力機構


現代中国事典:上海協力機構

外務省サイト:
 ウズベキスタン共和国(Republic of Uzbekistan)



娘通信♪関連過去記事
キルギス革命とロシアの憂鬱・・米民主化謀略戦。
激動のウクライナ情勢:その陰には・・・。
# by misaki80sw | 2005-05-15 16:50 | その他諸国・国連
中国の大気汚染・・世界とアジアへの影響は?_a0018138_22101180.jpg


北半球大気汚染に中国「すす」が影響…NASAが分析

 中国の工業地域などで発生する「すす」の量が急増し、
 北半球の大気汚染を悪化させていることが、
 米航空宇宙局(NASA)ゴダード宇宙研究所の分析で
 明らかになった。

 早急に排出量の低減を図らない限り、
 世界全体の気候に悪影響を及ぼす恐れがあるという。

 すすは、工場や火力発電所のばい煙、
 家庭でまきを燃やした煙などに含まれる。
 同研究所は、衛星観測のデータや
 コンピューターを使った計算で、
 地球表面に広がるすすの排出源を調べた。
 その結果、世界全体のすすの3分の2は工業活動が原因で、
 その半分が、中国を中心とする東アジア地域で
 発生していることを突き止めた。

 最もすすの影響を受けやすい北極地域を例にとると、
 1980年代初め、
 すすの排出源として大きかったのは旧ソ連と欧州だったが、
 その排出量はこの20年で4分の1程度に減った。
 現在の最大供給源は中国地域で、
 排出量は70年代後半の約2倍に増えたという。

 北極に飛来するすすは、
 海氷や氷河の減少、地表温度の上昇、海流の異変など、
 地球規模の気候変動を引き起こす可能性がある。

 欧米や日本などの先進国がすすの排出量を減らしたのは、
 工場のばい煙対策などを進めた結果。
 大気汚染に悩む中国でも、
 炉を高温で燃焼させる装置の設置などが奨励されているが、
 導入した工場は一部にとどまり、
 すすの排出量は増え続けている。
 中国のすすは日本にも深刻な影響を与えている。

 同研究所の計算によると、
 西日本上空のすす濃度(雨などで地上に流れる分を含む)は、
 1立方メートルあたり
 500~1000ナノ・グラム(ナノは10億分の1)で、
 北米や欧州の最大汚染地域の2倍以上になるという。

   (読売新聞)


中国の環境汚染は深刻で、
これは以前にも記事にした。

中国の環境汚染、2つの事例・・貧困と経済至上主義

大気汚染に関しても
まあ、あれこれ書くよりは百聞は一見に如かず。
この写真をご覧になってください↓

ESA:二酸化窒素汚染地図

欧州の環境測定衛星が捉えた二酸化窒素の汚染地図。

二酸化窒素は、
光化学スモッグや酸性雨の原因物質の一つで、
工場・事業場の燃焼施設や自動車が主な発生源。
その濃度は大気汚染の一つの目安となる。

物質が高温で燃焼する際に、
空気や物質中に含まれる窒素が
空気中の酸素と反応して生成される、
発生源から排出される際には大部分が一酸化窒素であり、
排出後に大気中に広がってゆく過程で
二酸化窒素に変化していく。

この画像を見れば
中国の大気汚染の凄さは一目瞭然。

ちなみに単なる経済繁栄だけならば
この画像をみればいい↓

NASA:世界各国の夜間の光量

夜間の光の量の衛星写真。
繁栄している地域とそうでない地域がハッキリ分かる。

アフリカの内陸部や中央アジア、
オセアニア、さらに朝鮮半島の北側。
ここらへんがポッカリ暗闇となっている。

この2つの画像を比較してみると、
日本や欧州の二酸化窒素排出量が
その繁栄に比べて際だって低く抑えられているのが
分かると思う。

で、問題は中国ですな。
話しになりません。
一人で東アジアの大気を汚しまくってるのが分かる。
あと、韓国も激しいね。

上記ニュースにも書いてるが、
これが日本の西日本地方の大気にも影響を及ぼしている。

この国は対外覇権の追求で
他国に迷惑をかけまくってるが
環境汚染の面でも他国に悪影響を与えている。



NASAゴダード宇宙研究所

海外環境協力センター:
 中国の大気汚染源工場をかいま見て



娘通信♪関連過去記事
中国の環境汚染、2つの事例・・貧困と経済至上主義
中国、環境汚染の実態・・病める巨龍。

中国、人身売買の実態・・無知と貧困と悪徳と。
中国、直訴制度と土地強制収容。
中国、農民暴動の頻発・・農村の実情は?
中国、暴動頻発で言論統制・・腐敗と暴動と富国強兵。
中国「史上最大の暴動」発生・・共産党、統治の正当性は?
# by misaki80sw | 2005-05-14 22:11 | 中国・台湾関連

<昨日と今日の更新>

満員御礼!王毅大使、独演会・・謝罪のカケラも無し

中国「反日運動」を止めた日本人美少女!?

民間軍事企業(PMC)・・現代の傭兵たち

人権擁護法、今国会提出は見送りか?・・「保守」雑談


昨日から今日にかけて4つの更新。
ようやく風邪も抜けてきて本調子に近づいています。

昨日書いたPMC。
書くにあたって「戦争請負会社」って本を読んだけど、
これがけっこうボリュームがある。
PMCに関しては
この本をタネ本にしてシリーズ化したいぐらいだね。
そのぐらい興味が湧きました。

それと、人権擁護法の今国会への提出が
見送りになりそうな雲行きですが、
今日書いた「保守雑談」でも触れてますが、
それが本当なら
「人権擁護法シリーズ」を切り上げて、
私は民主党と公明党に焦点を移そうと思う。

今、あの両党が日本政治の最大のガンとなっている。
他に社民や共産党があるけど、
小さくて影響力が無いから無視していい。

でも、民主と公明は
影響力があって、かつ、トチ狂っている。
特に民主党だね。

公明党は何を言っても自浄能力が無さそうだし、
あれ以上、党勢を拡大しそうにない。
根っこが根っこだから。
でも、民主党は自己改革の可能性があるんじゃないかな。

今、人権擁護法シリーズで
解放同盟の行状をメインに取り上げてますが
その解放同盟の友党が民主党。
解同出身の議員もいるしね。
これだけでも民主党の体質が分かります。

今日も民主党関係でこんなニュースが↓

愛国心に代わる表現検討 民主、教育基本法改正で

米より中国重視?政権取りへ持論 民主・岡田代表が講演

まあ、この党はピントがずれてます。
でも、最大野党ですから、
日本のためにも
まともになってほしいものです。


さて、本日の補欠ニュースです。


<国際>

中国誤算、「民主化」若者に衝撃 連戦・宋楚瑜氏の講演

  台湾野党の連戦・国民党主席、宋楚瑜・親民党主席が
  十一日までに相次いで北京の名門大学で講演を行った。
  自由主義、民主化の賛美や台湾意識を訴える内容は、
  学生らから強い支持があり、
  ネットには「国民党が中国に来て二大政党になればいい」
  といった反応も。
  
  陳水扁政権への揺さぶりが狙いの
  中国の筋書きによる台湾野党の北京詣でだが、
  中国若者の政治意識に
  意外なインパクトも与えているようだ。

 中国共産党、庇を貸して母屋を取られた格好。

 あれほど歓迎した以上、
 「黙れ」とは言えないだろうしね。

 意外なとこに意外な効果があるもんだ(笑)。


中国人民元対策で法案提出 米上下院

 11日、米上院に、
 中国をはじめ貿易相手国による為替操作を
 阻止するための法案を提出されたとのニュース。

 私が注目するのはむしろここ↓

  法案は、特定の国を
  「為替操作国」と指定した上で、
  為替介入をやめさせるため
  米財務省が交渉するとの内容。
  中国を名指ししているものの、
  運用次第では日本なども対象になる可能性がある。

 日本の為替介入をやめさせたら
 日本政府の米国債購入額が
 ガクンと落ちるんじゃないの?
 為替介入で円を売ってドルを買って、
 それで米国債を買ってるわけだから。


アフガン、反米デモ暴徒化で4人死亡

 最近、アフガン情勢がほとんど伝わってきません。
 彼の地の内情はどうなっているやら。


中国、反日デモ被害に責任 国際法違反、事実上認める

  中国外務省の孔泉報道局長は12日の記者会見で、
  一連の反日デモで日本大使館などが被害を受けた問題で
  「中国は責任ある国家として、
  国際法に基づき自らの職責を果たすつもりだ」と述べ、
  中国側の対応が国際法に
  違反していたことを事実上、認めた。

 やっと中国が責任を認める。
 ただし、謝罪は無し。

 中国も相当焦ってるみたいね。
 日本、謝罪するまで押しまくれ。


韓電機工、日本原子炉整備市場に進出

 読者さんがコメント欄で
 このニュースを教えてくれた。

  韓国電力の子会社であり
  発電設備整備専門会社の韓電機工が、
  日本市場に初めて進出する。
  韓電機工は10日に北海道電力会社と
  「原子炉上ぶた貫通管(RVHP)」検査サービスに
  関する契約を日本現地で締結すると、
  8日、明らかにした。

 これが問題であるか否か?

 この「原子炉上ぶた貫通管検査」ってのが
 原子炉にとって
 重要なポジションであるか否かによるね。

 ちょっと調べてみないと結論は出せない。


陳水扁「台湾人民の同意あれば独立も選択肢」

 陳水扁さんも、
 独立指向なら独立指向で腹をくくりなさいよ。

 あっちふらふら、こっちふらふらしてるうちに
 どんどん勢力が減少してるような感じ。


中国民主を求める新たな五四運動
 PCが武器に変身 次は北京を指す


 中国のネット検閲VS反体制運動。

 興味深いね。
 これ自体でシリーズものでも
 書きたいぐらい。


<国内・政経>

ミサイル防衛、共同作戦センターを横田に…日米調整

 結局、MDは日米による共同防衛体制か。

 それはそうだろうね。
 最初の策敵が米国の早期警戒衛星頼りだもんなあ。


自民・古賀氏らと中国大使「友好は絶対必要」で一致

 悪法は推進するし
 中国には言いたいことも言えないし、
 この古賀って人は
 国政から降りた方がいいよ。


今月末までに経済制裁案 自民、北朝鮮の核実験想定

 キタワァ━━━━━━(n‘∀‘)η━━━━━━ !!!!!

 やっと経済制裁発動か!?
 そろそろ首相も決断し時だよ。

 改正油濁法も
 完璧には程遠いことが分かってきたしね↓

 *<万景峰号>「事実上の制裁」に限界の声

 実際、これで万景峰号を入港させたら、
 首相以下、腹を切った方がいいよ。


<国内・社会>

平均29・8歳の暴走族逮捕 OBが再結成し暴走行為

  メンバーは18歳前後で
  一度暴走族を引退したOBで、
  24-34歳の会社員や運転手。
  7人は妻子がいる。
  改造バイクで月に1、2回、暴走していたといい
  「いい年をして恥ずかしいことをしてしまった」
  などと反省しているという。

 転ばなくてよかったね (^◇^)


<IT系>

CNNが政治系ブログにスパム攻撃?

 CNNとブログの対立を底流とする、
 奇っ怪な陰謀説。


Yahoo! が音楽配信サービスに参入

 所詮、海の彼方の話しで
 日本には関係のないこと。
 
 羨ましい (ノ_・。)


<仰天・面白系>

あまりにも辛くて、食べると死ぬかもしれない
 チリソース発売される


  実際に試食してみた関係者達は、
  保護グッズを着用していたにもかかわらず、
  あまりの辛さに30分間涙が止まらず、
  目が見えない状態に陥ってしまったという。

  医者によると、
  もしも喘息持ちの人が食べた場合、
  死んでしまう可能性があると指摘。
  さらに健康な人でも入院する羽目に
  なるかもしれないと忠告している。

 そんなもん食べるなって (^^;)


少年、大量のマメの下敷きに

 一度、埋まってみたい気がする(笑)。


<他のサイト・ブログ紹介>

日々不穏なり:北朝鮮の核開発とその後を考える(3)

 yasukichiさんのブログ。
 「北の核」を考えるシリーズの3回目。

 最近、この手の考察系ブログが増えてきたのは
 嬉しい限りです。


桜 魂:屈辱だった小泉首相の全面謝罪
桜 魂:敗戦国に謝罪の義務はありえず

 両方とも、
 バンドン会議での小泉演説に関して。

 前者に筑波大の竹本忠雄教授と、
 西村眞吾議員のコメント、
 後者に評論家・西尾幹二さんのコメントが
 それぞれ掲載されている。

 我が意を得たりという感じ。


<今日のAA>

【中国】「大陸には政治改革の発展余地が相当ある」
 ”民主化”若者に衝撃 連戦・宋楚瑜氏の講演


登山休憩中に子グマ
 かわいいと抱き上げたら噛み付かれた その1


登山休憩中に子グマ
 かわいいと抱き上げたら噛み付かれた その2


登山休憩中に子グマ
 かわいいと抱き上げたら噛み付かれた その3


登山休憩中に子グマ
 かわいいと抱き上げたら噛み付かれた その4


登山休憩中に子グマ
 かわいいと抱き上げたら噛み付かれた その5


【韓国】洪駐米大使「韓国は道徳的優位と伝統性ゆえに
 バランサーたりうる」と演説 その1


【韓国】洪駐米大使「韓国は道徳的優位と伝統性ゆえに
 バランサーたりうる」と演説 その2


【韓国】洪駐米大使「韓国は道徳的優位と伝統性ゆえに
 バランサーたりうる」と演説 その3


【韓国】洪駐米大使「韓国は道徳的優位と伝統性ゆえに
 バランサーたりうる」と演説 その4


北朝鮮は「恐ろしい体制」ライス長官が厳しく批判
# by misaki80sw | 2005-05-13 01:20 | 補欠ニュース