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misakiのオールジャンル時事評論!


by misaki80sw

中国新幹線にODA 政府、採用なら供与方針

 政府は二十一日、
 中国が北京-上海間で建設を計画している高速鉄道に
 日本の新幹線を採用した場合、
 その建設を支援するための政府開発援助(ODA)を
 供与する方針を固めた。
 新幹線採用への呼び水としたい考えだが、
 政府・与党内の一部などには、
 日中関係がぎくしゃくしている折、
 中国は高速鉄道への採用問題を
 日本に対する新たなカードに使っているとして、
 ODA供与方針を懐疑的にみる向きもある。
 
 供与の具体的な内容としては、
 軌道やポイント、駅構内、
 信号・変電所などの建設に充てる円借款と、
 新幹線運行の技術協力が想定されている。
 対中ODAに関し政府はすでに、
 新規案件への円借款供与を
 二〇〇八年夏の北京オリンピックまでに
 打ち切る方針を決めているが、
 新幹線建設支援に供与されることになれば、
 昭和五十四年に始まり四半世紀に及び、
 総額三兆四千二百三十四億円(三月末現在)にも上る、
 対中ODAの最後の大規模プロジェクトとなる。

 だが、中国側は
 新幹線を導入するかどうかをカードにし、
 小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題に
 揺さぶりをかける姿勢をみせている。
 現に北側一雄国土交通相が一月に訪中した際、
 劉志軍鉄道相が新幹線技術を高く評価する一方、
 靖国神社参拝問題が障害となっているとの認識を示唆した。
 こうした中国側への反発に加え、
 四十年近くにわたり蓄積してきた新幹線の建設、運行技術を
 中国へ安易に提供することへの慎重論も根強い。
 中国側に新幹線導入への反対論が強いのも事実で、
 新幹線が導入の運びとなるかどうか、なお不透明だ。

   (産経新聞)


このニュースもそうだし、
先日の、訪日観光ビザ発給を中国全土へ拡大し、
これを恒久化するとの政府の発表。

訪日観光ビザ、中国全土への拡大を恒久化
 首相が伝達へ


もうね、アホかと。
アホ、ここに極まれりと。

だいたい、この新幹線売り込みにしても
当のJR自身が嫌がってるでしょ。
全くメリットは無いって言ってるでしょ。
単に技術を相手に渡してしまうだけだよ。
こんなもん何の意味がある?

この新幹線売り込みにODAを付けたってことは
政治家・政商が一体となって
甘い蜜にたかろうって魂胆でしょ。
利権屋どもの最後の対中ODAパーティーってわけだね。

それと国家全体の観点から言うならば、
小泉政権って何がしたいわけ?
原則ってものがあるのかね?
あるいは戦略ってものがあるのかね?

あれだけ反日暴動が吹き荒れ、
ろくに謝罪もなく、賠償もなく、
言いたい放題さんざん言われて、
「新幹線いかがですかあ?
ODAつけて援助しちゃいますよ~」
世界の第三者が見ればこの光景はどう見えるんだろう?
まともな国家に見えないだろうなあ。
ほとんどマゾだよ。

要するに一貫性が無いんですよ。
反中の中国包囲網路線で行くなら行く、
媚中の土下座路線で行くなら行く、
どっちかに徹するなら分かるけどね。

そんなに土下座外交の商利優先で行くのなら、
それに徹してみろよ!
靖国参拝なんかしませんと明言し、
日米2プラス2なんかやめちまえ。
台湾は中国の領土でさっさと統一されるべきだと断言し、
外相が反日暴動の謝罪を求めようとすると
閣内不統一でクビにしろ。
東シナ海の海底ガス田だって
あんなコスト高のガスなんか中国に譲っちゃえ。

それを、日米同盟の強化を宣言したと思えば、
相反する東アジア共同体構想にも熱心で、
靖国に参拝したと思えば、バンドン会議では謝罪し、
日中首脳会談では言いたいことも言わず、
かと思えば外相や経産相は硬骨で反中言動を繰り返し、
と思ったら新幹線絡みでODAを供与し、
と言いつつ、自衛隊は西方シフトで
基地や部隊配備を西日本に移しつつあるし、
とかなんとか言いながら、
外国人犯罪の堂々たるナンバー1の国に
観光ビザ発給の恒久化を決めてしまう。

あんたら、要するに何がしたいんじゃ!
一貫性ってものがないだろ。
ほとんど、これは分裂病だよ。
第88代小泉分裂病内閣(笑)
だって、この国交相と外相って
同じ内閣の人間だとは思えないんだけど。
ほとんど閣内不統一でしょ。

小泉氏自身が二重人格なんじゃないの?
ある時はA面の「純一郎」で
ある時はB面の「ジュンちゃん」で、
案外、そういうオチだったら大笑いなんだけど (^◇^)

結局、目先の小利ばっかり追いかけるから
大局的に見ると一貫性が無いわけでしょ。
こういう料簡の無い政権は呆れるばかりだね。

純ちゃんよ、
あんた、忙しすぎて
もう頭の中がメロメロなんだよ。
肩でも揉んでやろうか?
いっぺん、頭を整理しなさいよ。
日本の国家理念や国家戦略、
そして自分の政治理念やら何やらを
紙に書き出して整理しなさいよ。

山荘にでも籠もって
箇条書きにしてまとめてみなさい。
# by misaki80sw | 2005-05-22 13:30 | 日本(政治経済)
中国、情報統制の実態 その1・・金盾プロジェクト_a0018138_0421614.jpg


中国では、情報は統制を受け、
インターネットにも検閲システムが
取り入れられていることはよく知られている。

この中国の情報統制の実態に関して
数回程度シリーズで書いていこうと思います。

今日はネット検閲について。
まずはジャブとして
数年前の3つのニュースを載せておきます。

中国政府、グーグルを遮断

 中国政府は、
 米グーグル社の検索サイトに対するアクセスを遮断した。
 中国共産党の第16回党大会を控え、
 報道規制の強化を政府が指令しているさなかの出来事だ。

 3 日(現地時間)、
 中国のインターネット・サービスを介して
 グーグルのサイトを閲覧しようとしたが、
 該当するサイトが見当たらないというメッセージが表示され、
 閲覧の試みは拒絶された。
 ユーザーや、中国のインターネット動向を
 モニターしている技術系コンサルタントによると、
 グーグルのサイトは数日前からブロックされていたという。

 中国政府は11月の党大会に向けて準備を進めている。
 同大会では、新世代の指導者たちに政権を移行するため、
 世代交代のプロセスに着手するものと見られている。

 政治的に慎重な対応が必要なイベントの前後に、
 中国は決まってニュースや情報の規制を強化する。
 国営報道機関が8月明らかにしたところによると、
 江沢民国家主席は中央宣伝部に対し、
 党大会に備えて「健全な雰囲気作り」を
 心掛けるよう指示したという。

   (WIRED NEWS 2002/09/03)


中国政府、『グーグル』へのアクセス遮断を解除

 中国政府は、
 米グーグル社のインターネット検索エンジン、
 『グーグル』へのアクセス遮断措置を突然、解除した。
 遮断措置を開始した詳しい理由も謎に包まれていたが、
 終了も唐突だった。

 北京や上海に在住するユーザーから、
 グーグルのサイトがまた閲覧できるようになったという、
 報告が寄せられた。
 グーグルは、オンライン上から中国語で書かれた資料を
 見つけ出す強力な検索機能を持っており、
 3000万人以上と言われる中国のネット・ユーザーに
 広く普及している。

 しかしなお、
 何か新しい検閲技術が運用されているようだ。
 今週に入ってから、選択的な遮断状態――
 ウェブサイトへはアクセスできるが、
 政治的に微妙な内容を扱った特定の記事や
 コンテンツが読めないケースが増えているという不満が、
 ユーザーから出はじめている。

   (WIRED NEWS 2002/09/12)


『Googleニュース』中国版、中国政府の検閲に追従

 米グーグル社(カリフォルニア州マウンテンビュー)が
 先頃中国で提供を開始したニュース・サービスでは
 中国政府がブロックしているウェブサイトからの
 結果が表示されないことが判明し、
 「邪悪なことはしない」(do no evil)を
 謳い文句にしてきた検索エンジン企業に、
 扱いの難しい疑問を提起している。

 オンライン検閲に断固として立ち向かう調査会社、
 米ダイナミック・インターネット・テクノロジー社が
 行なったテストにより、
 中国でインターネットに接続しているコンピューターを通じて
 『Googleニュース』中国版で検索を実行したところ、
 中国政府がアクセスを禁止したニュースサイトの
 検索結果が削除されていることがわかった。

 まったく同じ条件で
 米国内でインターネットに接続している、
 コンピューターを使って検索すると、
 中国政府が遮断しているサイトからの結果も表示される。

 中国政府は2年前、グーグル社に対して厳しい処置をとり、
 一時的に『Google』へのアクセスを遮断した。
 この遮断はその後、世論の圧力を受け解除されている。

 グーグル社は、中国語のGoogleニュースでは
 政府がアクセスを禁止しているサイトからの結果を
 削除していることを認めているが、
 これは検索エンジンを
 効率的かつ利用価値の高いものにするという、
 長年の使命に沿った行為だと考えている。

 グーグル社の広報担当者は24日(米国時間)、
 「グーグル社は、中国本土のユーザーに
 可能な限り最良の検索体験を提供するために、
 アクセスが禁止されているコンテンツを含むサイトは
 含まないことに決めた」と説明した。

 グーグル社は、
 Googleニュース中国版で排除されているのは
 「ごく一部」のウェブサイトに過ぎないと述べている。
 だが、シアCEOは、自分が行なったテストでは
 『ザ・エポック・タイムズ』[中国名:大紀元]や
 『ボイス・オブ・アメリカ』(VOA)など、
 少なくとも8つのサイトからの結果が
 表示されていないと指摘する。

   (WIRED NEWS 2004/09/25)


この3つのニュースの流れを見ていると
あのグーグルが中国のネット検閲制度に
身を屈していった過程が分かると思う。

 アクセスを遮断される。
   ↓
   解除
   ↓
 自己規制

「邪悪なことはしない」
と言っていた誇り高きグーグルが、
検閲に負けて自己規制に走る過程は、
かつのGHQ統制下の日本のマスコミにそっくり。

グーグルだけではなくヤフーも同じで、
中国政府からの規制をかわすために
中国的・政治的に問題のあるサイトは
自己規制をかけてアクセスできないようにしている。

もちろんこれに抵抗する動きもある。
中国のネットユーザー達は
グーグルのミラーサイトを多数立ち上げ、
政府の裏をかこうとしている。

たとえば、こことかね↓

elgooG

グーグルの反対版(笑)。
検閲を逃れるあの手この手の仕組み。

ただ、英語しか検索できないようで
漢字を入れても反応してくれない。

あと、たとえば中国からのアクセスが禁止されている、
米国の国営放送「Voice of America」のサイトだけど、
これの親元である米国務省国際報道局(IBB)は
2003年、中国政府が設けたネット検閲システムを、
中国のネットユーザーが
乗り越えられるようにするソフトを開発した。

“サイバー万里の長城”に穴を掘るソフト

このソフトを使うとユーザーは
MicrosoftのWindows XP/2000を走らせているPCで、
簡易版の迂回Webサーバを設置することができる。

また、米セーフウェブ社が
米CIAのベンチャーキャピタル部門『In-Q-Tel』から
100万ドルの資金提供を受けて開発したソフト、
「トライアングル・ボーイ(Triangle Boy)」は、
匿名で検閲をかいくぐってネットに接続できるソフトで
2001年6月の発表以来、
多くの中国人ネットユーザーがこれを使用し、
当局の目をかいくぐって禁止サイトへの接続を行った。
これには中国当局は大慌てだったらしい。

匿名サービスの米SafeWeb、新たな検閲回避ソフト
 「Triangle Boy」を正式発表


しかし、2001年11月、
米セーフウェブ社はこのサービスを停止した。
何かの圧力があったのか否かは分からない。

セーフウェブ、無料プライバシー・サービスを停止

これらの一連の流れを見てると、
中国当局は検閲の障壁を防御しようとし、
中国のネットユーザーや米国はこれを破ろうとする。
何のことはない、
これは「万里の長城」の攻防の現代版で、
中国の王朝と異民族の争いが現代に再現したようなもの。

それ故、この中国のネット検閲システム、
巨大なる国家的ファイヤーウォールは
しばしば「電子板:万里の長城」の俗称で呼ばれてきた。

しかし、今年の2月に日本でも発売された、
何清連さんの「中国の嘘」という本によると、
このシステムは
「金盾(ゴールデン・シールド)プロジェクト」
という正式名称であることが明らかになってきた。

金盾プロジェクト。
中国では情報関係の国家プロジェクトに
全て「金」の頭文字を付けている。

◇金橋プロジェクト:
  国家公共用経済情報ネットワークプロジェクト
◇金衛プロジェクト:
  「衛生省」の医療保健関連分野の情報化プロジェクト
◇金企プロジェクト:
  「経済貿易委員会」の情報化プロジェクト
◇金建プロジェクト:
  「建設省」の情報化プロジェクト
◇金宏プロジェクト:
  政務管理とマクロ計画関連の情報化プロジェクト
◇金才プロジェクト:
  「人事省」の情報化プロジェクト
◇金版プロジェクト:
  「新聞出版署」の情報化プロジェクト
◇金農プロジェクト:
  「農業省」の情報化プロジェクト
◇金旅プロジェクト:
  「旅行局」の情報化プロジェクト
◇金関プロジェクト:
  対外貿易業務の情報化プロジェクト

「金盾プロジェクト」もそのうちの一つで
国家規模のネットワーク監視・検閲システム。
2001年から部分的に稼働し、2008年に完成予定。

その最終目標は巨大なオンライン・データベースと
監視ネットワークの統合であり、
そのために音声と顔認識、CCTV(監視カメラ)、
スマートカード(ICカード)、クレジット記録、
インターネット監視のテクノロジーが導入されている。
中国政府が構想しているのはデータベース駆動型の
全国規模のリモート監視システムであり、
全国―地域―現地の安全部門当局を結ぶ、
包括的な監視ネットワークである。

当局にとって「要注意」の海外の情報サイトをすみやかに発見し、
これに対するアクセスを遮断する。
国内の「不良」情報コンテンツも発見次第ブロックし、
公権力によって首謀者を逮捕する。

また、単なる「有害」サイトの遮断に留まらず、
サイトやメールの文字検閲はもちろんのこと、
言語音声情報処理技術により、
電話による会話などをモニタリングし、
キーワードとフレーズによって検索する。
また、映像情報処理技術によって
監視カメラを通じて群衆の中から特定人物の顔を識別する。
これらの能力はデジタル記号処理技術を応用であり、
「アルゴリズム的監視」と呼ばれている。

この「金盾プロジェクト」にあっては、
ネット検閲などはその一部でしかない。
ネットを含めた社会全般に対する監視ネットワーク網の構築、
それがこのプロジェクトの本質である。

だが、この高度に先進的な人民監視システムは
とても中国独力の技術レベルでは不可能であり、
このプロジェクト開発には
多くの米系企業が関わっている。

シスコ・システムズ、モトローラ、
サン・マイクロシステムズ、ノルテル、
AOL、ネットワーク・アソシエイツ、等々等。

彼らは中国政府の提示する巨額の予算と
市場参入の甘い密に惹かれて、
このオンライン監視システムの開発に関わっている。
これに関わったエンジニアの一部が
後にこの内容を暴露した。

今年の4月14日、
金融家ジョージ・ソロス氏から資金援助を受けている、
オープンネット・イニシアティブ(ONI)は、
ハーバード大学やケンブリッジ大学、トロント大学と共同で、
中国のネット検閲に関する報告書を発表した。

これの内容は東京新聞の記事に詳しい。

中国のネット検閲 その“手口”

 「法輪功」「天安門」「台湾」「チベット」…。
 報告書によると、中国当局が決めたこういった単語を含む、
 サイトやアドレスに接続できなくするのが検閲システムだ。

 当局が神経をとがらせるであろう単語それぞれについて、
 検索エンジンで上位百位に入るサイトを対象に、
 中国国内から接続できるかを調査した。

 その結果、中国語サイトで
 接続できなかった率が高かったのが「中国労働党」で93%。
 「ナインコメンタリーズ(九評)」
 「天安門大虐殺」が90%でそれに続く。
 「ナインコメンタリーズ」は、
 台湾、香港、日本などで発行されている週刊華字紙、
 「大紀元時報」による中国共産党の批判的論評だ。

 非接続率をその他の微妙な政治問題で見てみると、
 「法輪功」は44%、「法輪大法」で73%に上った。
 「チベット」は9%だが、
 「ダライ・ラマ」になると54%に跳ね上がる。
 なぜか「台湾」(8%)「台湾独立」(25%)には寛容だ。

 何を接続妨害するかで、
 かえって中国当局の関心度を「裸」にしているともいえる。
 妨害は、中国のネットワークの
 「幹」の部分でも「枝」の部分でも行われている。

 同様に検閲体制を敷く他国の場合は、
 検閲で閲覧できなくしたことを利用者に明らかにするが、
 中国の場合「タイムアウト」「エラー」など技術的問題を装い、
 それが検閲による規制だとは
 利用者には分からないようにしてある。

 二〇〇四年八月には、
 中国人ハッカーが中国語、英語合わせて
 九百八十七に上る単語の一覧表をネット内で発見し、
 掲示板で暴露した。
 少数民族の独立運動や法輪功、共産党幹部の名前などだ。
 調査では、このリストに掲載された単語を
 中国国内の三つのプロバイダーのブログで使用してみた。
 二つのプロバイダーは
 それぞれ十八語、十九語に反応し「*」印に置き換え、
 単語の使用ができなかった。
 残りの一つは三百五十語に対し使用の警告を出した。

 法的な締め付けについても報告書は指摘している。
 プロバイダーは、
 顧客管理などを義務づけた法に違反すれば、
 免許の取り消しやスタッフが逮捕される可能性がある。
 〇一年にはインターネットカフェの集中的な取り締まりで、
 八千店が閉鎖を余儀なくされ、
 遼寧省だけで五千店で警察が検閲ソフトを導入させた。

   (東京新聞)


この強烈なシステム、
「金盾プロジェクト」が完成するのが2008年。
北京五輪に間に合わせようという発想だろうけど、
こいつが出来れば中国国民は
ますます真実の情報から遠ざかってしまうでしょうね。
恐るべき「1984」的国家の完成。


さて、今回を皮切りに
中国のネット検閲や情報統制の実態について
シリーズで書いていこうと思います。

あの国の内情とかを考察する時に
中国政府の公式発表を
日本のマスコミなんかはそのまま流してるけど、
私はブログを書く過程で、凄く違和感を感じてきました。
なんか実状とずれてるな、と。

まあ、そこらへんの感想なりを含めつつ、
10日に一回くらいの割で書いていきます。



中国の嘘―恐るべきメディア・コントロールの実態
 何 清漣 (著)


巧妙な中国政府のネット検閲、米の調査で明らかに

米議会委員会の警告:
 中国のサイバー版「万里の長城」があと一歩で万全に


「他国のネット検閲に対抗する」法案、米国議会に提出


娘通信♪関連過去記事
中国、反日と「人口圧力」・・富国強兵の背景
中国の大気汚染・・世界とアジアへの影響は?
中国の環境汚染、2つの事例・・貧困と経済至上主義
中国、人身売買の実態・・無知と貧困と悪徳と。
中国、直訴制度と土地強制収容。
中国、農民暴動の頻発・・農村の実情は?
中国「水増しGDP」調査に乗り出す。
# by misaki80sw | 2005-05-21 00:50 | 中国・台湾関連

本日の雑談 2005/05/18


<本日の更新>

中国、反日と「人口圧力」・・富国強兵の背景


今日は仕事が無茶苦茶忙しくて
書類の山に埋もれ、エクセルと格闘してました。
あ~疲れた (X_X ;)

おかげで記事は一つ。
補欠ニュースも無しで雑談のみでございます。

帰りの電車で雑誌を立ち読みしてたんですが、
今、このWEB漫画が人気があるそうですね↓

世界史4コマ漫画:あふがにすタン

私もさっき見たけど
これ、けっこう笑えるよ。
絵はもろに萌え系だけど、
時事関係・政治関係が好きな人には
かなり受けると思いますよ。

で、こっちが本サイト↓

TIMAKING!

第二弾の「ぱきすタン」も連載が始まってるようです。


今日は中国の「人口圧力」について書きましたが
前回の「今日の雑談」で告知したように、

本日の雑談&告知 2005/05/16

資料リンク集をぼちぼちと作り始めました。

今日と先日の記事作成で調べた資料サイトを
「資料保管庫リンク」として
左←のリンク集のところに入れておきました。

資料リンク:中国全般

まだまだ、作り始めたばっかりで
資料庫というにはおこがましいのですが、
記事を書く度に随時増えていく予定です。
# by misaki80sw | 2005-05-19 02:10 | 補欠ニュース

小泉首相批判、報道せず
 対日世論悪化に対応-中国各紙


 18日付の
 中国共産党機関紙・人民日報など中国主要各紙は、
 小泉純一郎首相が靖国神社参拝について
 「他国が干渉すべきではない」と述べたことを
 強く批判した孔泉・中国外務省報道局長の発言を
 報じなかった。 

   (時事通信)


この「孔泉・中国外務省報道局長の発言」とは、

 「単に故人に対する祭祀ということで済む問題ではない。
 (日本が)歴史問題に
 いかに臨むかという点にかかわる問題だ」

 「彼ら(A級戦犯)が罪を犯したという見方は
 国際社会の定説。
 その両手を中国、アジア人民の鮮血で汚した」

 「歴史への反省を真剣に表明しているだけに、
 自らの反省の気持ちを行動で表すことを期待している」

これのことですね。

「血で汚れたA級戦犯」 中国、首相靖国参拝を批判

相も変わらぬ罵詈雑言で
最近は日本人も聞き飽きて
アホらしくて怒る気もおきなくなってきた。

さて、中国メディアは
この孔泉発言を報道しなかったとのこと。
あきらかに、それに触発されて
反日暴動が再度起こることを警戒してるね。

あの反日暴動後、
国際社会における中国のイメージは急落。
とんでもない野蛮国という札がついてしまった。
それ以上に中国政府が警戒してるのは
反日暴動が反政府運動と結びつくこと。
これを警戒して、デモの封じ込めに躍起となっている。

先日の反日暴動が起きた時に
反日が反政府に転化する仕組みについて書きましたが

中国「反日」という名の公理・・攘夷と倒幕

結局、中国共産党は
己の統治の正統性を維持するために
「反日教育」を大々的に行い、
それが十数年後の今となって
己の手足を自縄自縛することになってしまった。

日本にとっては好機で
小泉首相も堂々と8月15日に靖国に参拝すればいい。
他の対中関係の諸問題においても
決然と日本の正論を主張し、国益を追求すればいい。
彼らは自縄自縛に陥る。
猛烈に批判しようとすると
国内の反日暴動勢力を煽る結果となる。
だから中国は言いたいことが言えなくなる。
あるいは言ったとしても
上記ニュースの如く、国内では報道できなくなる。

日本としては
どっちに転んでもかまわない。
中国政府が対日批判に消極的になるも良し、
対日批判を行って中国国内で反日暴動が再発するも良し。

反日暴動が頻発すれば、
外資のチャイナリスクへの懸念が一層強くなって
中国への出資は冷え込むだろうし、
反日暴動が反政府暴動に転化すれば
かの国の秩序は乱れ、中国の弱体化につながる。

どっちに転んでも全然問題なし。
これほどの好機はそうそうあるもんじゃないよ。


さて、反日暴動とは全く無関係に
最近の中国の富国強兵路線の背景にあるものを
考察してみたいと思います。

あの国が富国強兵路線を取り、
経済成長と対外覇権の拡大と、
エネルギー資源の確保に狂奔しているのも
いろいろと理由はありますが、
その中でも大きな要素が「人口圧力」です。

中国の近代以降の人口増加の速度は凄まじく、
特に中華人民共和国成立後の
毛沢東の「多産政策」によって爆発的に人口が増えていった。
毛沢東は馬寅初(北京大学学長)らの
人口抑制策の提言を退け、
人口は多ければ多いほど生産力の発展にもよいという、
「人口資本説」を打ち出し、多産を奨励した。

中国の国土の居住可能面積は総面積の3割以下で、
この幾何学的な人口増加に危機感をいだいた鄧小平は
毛沢東の死後、路線を転換し、
かの有名な「一人っ子政策」を推奨し始める。

これが功を奏し、人口の爆発にブレーキがかかった。
出生率は先進国並みの2.0未満にまで下落した。

*出生率=1人の女性が生涯に産む子供の数

しかし、ここに別の問題が顕在化した。
それは急速な人口の高齢化である。

日本などに比べて
高齢者人口の比率の低い中国だが、
これから30~40年にわたり、
猛烈な勢いで人口が高齢化のカーブを描き始める。

現在、中国の60歳以上の
高齢者の占める割合は11%に過ぎない。
ところが、国連の推計によれば、
2040年には28%に達するとされている。
これは、日本が70年代から経験した高齢化をしのぐスピード。

人口数で言うと、
推計で2040年の中国人高齢者は約4億人に達する。
日本の総人口の3倍以上であり、
無茶苦茶な数である。

中国自身もこの未来図には慌てているようで、
男女出生比率の不均衡(女児1対男児1.18)もあって、
最近、一人っ子政策の修正を始めている。
地方政府などがその地方の特殊性に則して、
第2子の出産を認めることを許可し始めた。

たとえば上海。
上海は中国最速のペースで少子高齢化が進み、
出生率は2000年時点で0・96、
人口自然増加率は
全国最低のマイナス1・35(全国平均6・01)。

そして平均寿命は最高の78・14歳、
65歳以上の高齢者人口は全体の約15%の200万人。
このままのペースでいけば
2030年に2人に1人が65歳以上になる。

これにビビった上海当局は
手のひらを返すように
第2子出産を奨励する措置を取り始めた。

中国・上海が出産奨励策、超高齢化恐れ「第2子」容認

この人口の高齢化に中国は危機感を強めている。
高齢化ならぬ超高齢化現象であり、
上海の例に見られるように
中国経済を引っ張っている沿岸部の都市ほどこの傾向が著しい。
中国のマスコミは
これを「白髪都市」と名付けて問題にしている。

中国の発展を牽引しているのは
豊富な労働力であり、
これは中国の為政者自身が自覚している。
この構造の崩壊。

中国では、国家的な社会福祉や年金制度というものがない。
これまでは政府に代わり、企業や役所単位で、
従業員に対する定年後の年金制度が設けられていた。
中国の国営企業は、企業内で病院や学校も運営していた。

しかし、経済の自由化に伴い、
非効率な国営企業の多くは倒産の危機に瀕し、
かろうじて政府の補助金で余命を保っている状態。
そこにこの超高齢化がやってくればどうなるか?
中国の為政者にとって
想像するのも嫌な未来図だろう。

中国にとってチャンスなのは
今後十数年間は、
歴史的な多産多死から少産少死に転換する過程で
子どもも高齢者も少ない、
いわゆる「人口学的ボーナス」の時代を迎えること。
青年層が厚い時代を迎える。
労働人口は、2015年をピークに
中国史上最大の9.2億人に達し、
年平均300万人ずつ増加すると予想されている。

この労働人口の豊富さを活用すれば
現在の如く中国経済を急成長に導くことが可能となる。
ただし、一歩政策を間違えて経済成長が頓挫すれば
膨大な労働人口は、膨大な失業人口へと
転化する可能性もあるけどね。

まあ、そういうわけで
ここ十数年が彼らにとってチャンスなんです。
で、その後は「白髪国家」への道が待っている。
今、ここで経済を成長し、国力を増大させる必要がある。
そして、そのために必要なエネルギー資源確保のために
彼らは軍事力を増大させ、
対外覇権の拡張に努めている。

中国の高齢化は
日本などの先進国のように
豊かさがもたらしたものではない。
国の人為的な人口政策の結果の現象。
つまり、国の豊かさが確立した上での高齢化ではなく、
国が高齢者を養えるだけの
国富のストックが生じた上での高齢化ではなく、
豊かに成るか成らないかが、まだ分からない段階で
すでに高齢化の未来図が確定してしまっている。
だから彼らは焦っている。
だから意地でも豊かになる必要が生じている。

そうなんです、
あの中国のなりふり構わぬ富国強兵路線は
「老後の備え」という馬鹿馬鹿しいまでの
通俗的な発想が根底にあるわけです。

人口が急増するも困難な道。
されど、人口抑圧政策によって超高齢化に進むも困難な道。。
まさに前門の虎と後門の狼って感じで、
進むも退くも厳しい国家的な宿命の中にある中国。

我々日本人としては
彼らの覇権拡張主義の背景にあるものをよく洞察して
日本の国益が彼らの犠牲にされぬように
冷徹な目で中国を見つめていくべきでしょう。



図録:中国の出生率と死亡率の推移

図録:中国の人口ピラミッド

人口爆発より高齢化が心配な中国
 一人っ子政策を見直し


Younglions: Press Room:
 老いる前に経済成長を達成できるのか


中国の人口間題



娘通信♪関連過去記事
中国「反日」という名の公理・・攘夷と倒幕
中国反日暴動・・対中外交の失敗と国家戦略の転換
中国北京で大規模デモ・・反日というエネルギー

中国の大気汚染・・世界とアジアへの影響は?
中国の環境汚染、2つの事例・・貧困と経済至上主義
中国、人身売買の実態・・無知と貧困と悪徳と。
中国、直訴制度と土地強制収容。
中国、農民暴動の頻発・・農村の実情は?
# by misaki80sw | 2005-05-19 00:31 | 中国・台湾関連

<本日の更新>

国家と情報機関 その2・・内閣情報調査室


今日は雑談と告知のみで
補欠ニュースはお休みです。

まず、告知からいきますと、
このブログの左←の部分にご注目ください。

カテゴリー欄ってのがありまして、
ズラズラっと分類されたカテゴリーが並んでますが、
その下の方に

 ★★ リンク集 ★★
 ブログ:政治全般
 ブログ:時事+エッセイ
 ブログ:東アジア関連
 ブログ:米国・中東関連
 ブログ:軍事関連
 ブログ:反左翼・反エセ人権関連

ってのがあります。
今日作りました。

逆に、右の方のアクセスカウンターの下に
以前から「◇お薦めリンク」ってのがありますが、
あれを全廃するつもりでいます。
というのは、いろいろ経緯があるんですね。

エキサイトブログは
きっちりしたリンク欄機能が付いてなくて、
全部、自分でタグを埋め込んで作らないといけません。
これがひたすら面倒くさい。

で、私の従来のリンク欄は
何故か不具合が生じて
半年以上も更新が出来ない状態となっていました。
あれは半年前のままなんですよ。
「log」さんのブログなんかも
前のライブドアブログのままになってるしね。

これに関してエキサイトと
何回かメールのやり取りをして
「どうにかしてくれ」と訴えてきたわけですが、
エキサイトカスタマー某氏の返事は

 タグを書き込んだ際のトラブルが原因。
 エキサイト側で全部削除しちゃいましょうか?

ってな感じです。

本当にそれが原因かよ?と。
で、全部削除するとして
機能が回復しなかったらどうするんだよ?
と思いまして、
もう何もかもが面倒くさくなって、
右のリンク欄を放棄することに決めました。
あとはエキサイトに
キレイさっぱり削除してもらうつもりです。

で、代用ってわけじゃありませんが
左のカテゴリー欄の下に、
「リンク欄もどき」みたいなのを作りました。
まあ、記事を書くスペースの流用ですけどね。
お薦めブログを分野別に分けてリンクを貼ってます。
以後、リンクが増えるたびに
「リンク欄もどき」に書き込んでいきます。

さらに今後の構想として、
「資料保管庫リンク集」みたいなのを
作ろうと思っています。

私は記事を書く際に
いろいろなサイトから情報を収集してますが、
これをブログに「資料リンク欄」として
設置したらどうかと思いました。

これから少しずつ作っていく予定ですが、
たとえば「中国海軍」について知りたいと思えば、
該当する情報サイトが一発で分かるように、
資料リンク集を作ろうじゃないかと。
たとえば「在韓米軍情報」「同和利権」「ジェンフリ」
「バチカン」「北朝鮮の麻薬情報」等々等。
細かく分野別に分けて、
スパッと必要な情報サイトに行き着けるようにしたら
私自身も、見る側も便利かなと思いました。

以上、告知でした。


で、お次は雑談です。

今日は昨日・一昨日に引き続き、
珍しく三連続で更新しました。

「国家と情報機関」シリーズの2を書いたわけですが、
いや~、さすがに情報機関です。
資料が少なすぎですわ。
もう、泣けてきます (ノ_<。)

これで麻生幾さんの著作がなかったら
間違いなくギブアップしたでしょうね。

これはネット世代の悪いところで

 「情報は探せば必ず公開されている」

と、無意識に思いこんでるんですね。

次回は「防衛庁情報本部」、
そして「公安警察」「公安庁調査庁」と
続けて書いていくつもりです。
今、公安警察の資料を読んでる最中なんですが、
なんと言いましょうか、
この公安警察って無茶苦茶ディープですわ(笑)。
ディープと言うか、ヘヴィーと言うか。

特に協力者という名の
スパイの養成や潜入の部分なんて、
「ええっ、日本にこんな現実があったのか!」と
驚かされること請け合いです。

公安警察に関しては
内容が濃いので数回に分けて掲載する予定です。
# by misaki80sw | 2005-05-17 02:01 | 補欠ニュース