江沢民氏、写真から姿を抹消さる!?・・・権力闘争と確執。
2004年 09月 03日
☆江沢民氏を抹消? 中国で「修整写真」出回る
中国共産党の政治局常務委員に就任予定だった胡錦濤氏が、
故トウ小平氏と握手する場面を撮った1992年の写真から、
隣にいた江沢民総書記(当時)らの姿を消した、
「修整写真」が新華社などを通じ配信され、
軍事委員会主席として現在も権力を握る江氏と
現指導部の確執として話題を呼びそうだ。
トウ氏と胡氏の握手を強調するための「修整」とみられる。
2日付香港英字紙スタンダードなどが報じた。
オリジナルとみられる写真は江氏らを背景に、
二女に付き添われたトウ氏と胡氏が握手する場面を写したもので、
92年10月の第14回党大会閉幕時に撮影。
トウ氏生誕100周年を特集した今年8月19日発売の中国誌、
瞭望東方週刊が掲載した。
(共同通信)
中国共産党内部で何が起きてるんだろうね?
問題の2枚の写真はこれ↓
http://www.asiatimes-chinese.com/images/08303.jpg
上の大きな写真がオリジナルで、
下の2枚が問題の修正写真。
確かに江沢民の姿が消えている。
おいおい、バック・トゥ・ザ・フューチャーかよ(笑)。
まあ、冗談はさておき、
胡錦濤が先制パンチに打って出たか、
あるいは側近の暴走か?
逆に、江沢民サイドの謀略か、
それとも第三勢力の「二虎強食の計」か?
まあ、仕掛け人は誰だかは分からないけど
波紋を呼ぶのは必至だろうね。
私の愛読しているメルマガ、
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」の9月1日号にも
江沢民と胡錦濤の確執が載っていた。
http://www.melma.com/mag/06/m00045206/a00000712.html
これによると先日の、
◇中国当局の「反日サイト」の閉鎖。
◇人民解放軍の台湾侵攻軍事演習の中止。
この2件は、両氏の権力闘争が原因とのこと。
う~む、なるほどね。
ちなみに共産圏の政治的手段として写真捏造はよくあること。
旧ソ連もそうだし、北朝鮮もそう。
中国もよく「大戦中の日本軍の残虐行為」と称して
捏造写真などを歴史資料館などに飾っている。
それを見た日本のお馬鹿マスコミや学者などが
これこそ真実!とばかりに
日本の雑誌や本、はては教科書などにも載せようとする。
「目的のためには手段を選ばない」
これが中国共産党の発想の特徴。
そのためには真実を歪曲するなど朝飯前。
勝てば官軍、勝者に倫理はいらず。
中国要人の発言をそのまま受け取る必要はない。
発言とは、彼らにとっては単なる「手段」ですから。
*プロパガンダ写真研究所