ビートルズとドラッグ。
2004年 06月 06日
☆マッカートニー、過去の薬物経験語る、曲作りに影響と
元ビートルズのメンバー、
ポール・マッカートニーさんが、
雑誌との会見で
過去の薬物経験を赤裸々に吐露し、
「ヘロインはすぐ中止したものの、
コカインを定期的に摂取していた時期があった」
などと述べた。
2日付の英デーリー・ミラー紙が伝えたもので、
今週発売の雑誌「Uncut」がインタビューの詳細を掲載する。
マッカートニーさんはこの中で、
「(1967年のアルバム)
『サージェント・ペッパー』の時期、
コカインを1年くらいやっていた」などと指摘。
「最初は、大丈夫だった。
新しくて、刺激的なものだったから。
でも、そんな形で仕事するようになってからは、
『いや、これはいい考えではない』と思うようになった」
と振り返った。
また、「コカインで完全に陶酔したことはない」とも述べた。
ヘロインについては、一度試したが、
吸ってる感じが経験出来なかったとして、
さらに入り込まなくてラッキーだったとも述べた。
薬物が曲作りに影響を与えたことについても触れ、
「『ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ』などの曲は、
マリフアナについて歌ったもの。
「『デイ・トリッパー』はLSDについて。
『ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ』
については明らかだろう。
このほかにも、みんなも知っているように、
ドラッグに関する曲がある」などと話した。
(AP電)
ポール・マッカートニー、ドラッグを語る。
あの時代のミュージシャンって、
誰も彼もが薬中毒で、年がら年中ラリってた。
ジャニス・ジョプリン、ジム・モリスン、
それにジョン・コルトレーン。
音楽の天才たちが薬のために命を落としてしまった。
ビートルズもラリっていた。
ストーンズもそうだし、
クラプトンのクリームもそうだろう。
前々から言われてるように
このインタビューでポールは、
曲作りでのドラッグの影響をハッキリと認めている。
まあ、「ルーシー・イン・ザ・スカイ」もそうだけど、
リボルバーの中の「トゥモロー・ネバー・ノウズ」なんて曲は、
まさにトリップ体験そのものの曲。
あれは正気の人間では作曲できるものではない。
難しいね、芸術家は。
ヤクなんて容認する気はこれっぽっちも無いけど、
インスピレーションを糧とする芸術家が、
ついついヤクに頼る構図は、
人生の哀しい断面なんだろうなあ。