探査機、土星の衛星タイタンへ・・驚異のメタン世界。
2004年 12月 26日
☆土星の月に小型探査機放出 米欧の探査機カッシーニ
米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)の
土星探査機カッシーニは米東部時間24日夜
(日本時間25日昼すぎ)、
小型探査機ホイヘンスを
土星最大の衛星タイタンに向けて放出した。
来月14日、謎の多いタイタンの凍える大地に、
人工物体として初めて軟着陸する予定だ。
ホイヘンスは
土星の周回軌道上でカッシーニから切り離された。
20日ほどかけてタイタンに接近し、
時速2万2000キロで大気圏に突入した後、
パラシュートを開いて
約2時間半かけて地表に向けて降下する。
その途中、搭載したガスクロマトグラフ質量分析装置で、
タイタンの大気に主成分の窒素とメタンのほかに
どんな成分が含まれるかを詳しく調べる。
また、未知の大地や地平線、空の画像も撮影し、
地球へ送信する。
タイタンの地表は零下180度ほど。
保温のためのバッテリー容量に限りがあるので、
ホイヘンスが着陸してからデータを送信できる時間は
最大でも30分間ほどしかないと、NASAはみている。
(アサヒコム)
カッシーニ計画に関しては、
以前書いたことがある。
*土星の衛星「タイタン」最新画像・・メタンの大気と海。
土星の衛星タイタンを精査する計画で、
NASAと欧州宇宙機関(ESA)、
及びイタリア宇宙事業団が組んでいる。
総費用は約34億ドルで
惑星探査史上最大の予算が投入されている。
10月にタイタンに再接近し、
メタンのもやにつつまれる神秘の映像を送ってきた↓
メタンですよ、メタン。
大気はメタン。
海はメタンとエタン。
陸はエタンとタール。
どういう世界なんだって(笑)。
地球に住む我らには
全く想像もつかないタイタンだけど、
実は科学者によると、
原始地球時代の有機物質が
存在するかも知れないと考えられているとのこと。
そこで、タイタンの周りを
グルグル回って写真を撮ってるだけじゃ物足りんと、
探査機ホイヘンスを地表に向けて打ち込んだ。
上記ニュース中にあるように、
ホイヘンスは20日ほどかけてタイタンに接近し、
時速2万2000キロで大気圏に突入した後、
パラシュートを開いて
約2時間半かけて地表に向けて降下する。
当然、その間の映像が送られてくるわけで、
こりゃ旦那、ワクワクものですぜ。
メタンの海とやらを
たっぷりと拝見しようじゃございませんか。
*タイタン
*タイタンにメタンの雲、補償光学技術が映し出す新映像
*カッシーニ計画サイト
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*土星の衛星「タイタン」最新画像・・メタンの大気と海。