米国、肥満は社会の非効率?
2004年 11月 09日
☆米国の肥満問題深刻、「個人の問題では済まず」
米国の20歳以上の平均体重が
過去10年ほどで約4・5キロ増えたため、
旅客機のジェット燃料のコストが
年約2億7500万ドル(約300億円)も増え、
燃焼に伴う二酸化炭素が380万トンも余分に排出されるなど、
経済や地球環境に深刻な負担を与えていることが
疾病対策センター(CDC)の研究で明らかになった。
CDCでは「肥満は個人の問題では済まなくなった」とし、
連邦政府レベルで対策を強化する方針。
米予防医学雑誌の最新号に発表された。
研究によると、米国の大人の体重は
1988年―94年の平均値に比べ、
99年―2000年の平均値が男性で約3・9キロ、
女性で5・2キロ増えた。
国内線で使用される平均的な、
ジェット機の燃費をもとに計算すると、
この増加分の体重は、
2000年のジェット燃料消費量のうちの2・4%、
3億5000万ガロン(約13億リットル)の
余計な消費を生み出したことになるという。
(読売新聞)
さすが合理主義の国家、米国。
こういうとこまで計算するのか(笑)。
旅客機のジェット燃料のコストが
年約2億7500万ドル(約300億円)も増え、
燃焼に伴う二酸化炭素が
380万トンも余分に排出されるなど、
経済や地球環境に深刻な負担を与えていることが
「余分に排出」って言葉が凄いよなあ。
まあ、肥満は健康にとって深刻な問題だろうけど、
この書き方は健康うんぬんよりも、
社会の非効率的存在みたいな言い回し。
確かに太りすぎは
余分のエネルギー使うのは間違いないけど、
ほとんど完全に無駄者扱い。
肥満狩りの様相だね。
それなら、
肉食うのやめろと言いたいとこだけど、
まあ、それは不可能なんでしょうね(笑)。

