外国人地方参政権問題その3・・公明党の賛成理由は?
2004年 10月 27日
☆在日外国人の参政権問題
『永住外国人への地方選挙権付与法案が
臨時国会でまたぞろ浮上してきた。
強力に推進しているのは公明党で、
自民党は「違憲の疑いがある」
(安部・幹事長代理)と渋っている。
民主党は国旗・国歌法案の時のように
真っ二つに割れている。
参政権問題は早くから公明党が持ち出し
先国会から継続審議になっているが、
このさい、きっちりと廃案にし、
この問題にケリをつけるべきだ。
在日外国人の参政権問題は金大中氏が大統領時代に、
池田大作創価学会名誉会長に求め、
その代わりに韓国における創価学会の
「布教禁止措置を解く」との合意ができたとされている。
その後、韓国側から
韓国に永住する日本人に参政権を与えるから、
在日韓国人にも与えよ、との”相互主義”が提案された。
在日韓国人は五十万人、在韓日本人はせいぜい三百人。
これで相互主義が成り立つのかといわれたものだが、
韓国側では〇二年二月に
「外国人に参政権を与えるのは憲法に違反する」旨の
最高裁の判断が出て、”相互主義”は崩れた。 』
(静岡新聞朝刊「論壇」)
静岡新聞、よくぞここまで言ってくれました!
執筆者はあの屋山太郎氏。
特に注目すべきは
公明党が外国人地方参政権付与に熱心な理由を
ハッキリと書いてる点だね。
在日外国人の参政権問題は金大中氏が大統領時代に、
池田大作創価学会 名誉会長に求め、
その代わりに韓国における創価学会の
「布教禁止措置を解く」との
合意ができたとされている。
おいおい、ここまで書いて本当に大丈夫かいな。
逆に心配になってしまう。
前々から密かにささやかれていたことを
一般紙がズバリ書いてしまった。
この勇気には敬服します。
記事は静岡新聞の社説で
ネット上には載ってなくて
有志がスキャナーかなにかで新聞を写した画像が元。
上記は社説前半部分の引用で「国民固有の権利」のタイトル。
後半は「無国籍者の増加」と題して、
在日に中途半端な権利を与えることは
結果的に在日を根無し草的な無国籍者にし、
在日自身が不幸になるという、
鄭大均都立大教授の発言を引用している。
鄭教授曰く、
在日問題の最善の解決策は
1,特別永住制度の廃止
2,帰化条件の緩和
3,帰化の促進
とのこと。
全く同意ですなあ。
少数者が多数者の社会に混在した状態など長続きはしない。
歴史の大きな観点から見れば、
いずれは少数者は多数者に飲み込まれていく。
それが良いか悪いかの善悪論は別として
それが世の常、歴史の流れ。
この外国人参政権付与の動きは
この大きな流れに対する一時の逆流現象みたいなもの。
仮にこれが成功したとして、
所詮は消えていく水面上の波紋に過ぎない。
多数者社会において
少数者が自分たちのみの特権を得ようとしても、
単に反発を招くだけで、
長い目で見れば彼らの不利益へと働くでしょう。
自らのアイデンティティに
固執する気持ちも分からないではないけど、
それと社会的特権の付与は別問題。
参政権を得たくば日本国籍を。
日本国籍が嫌なら日本の中の他国人として生き、
その分を超えぬこと。
それが原則でしょう。
*永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員
及び長の選挙権等の付与に関する法律案
*永住外国人地方参政権関連資料
*永住外国人の参政権問題Q&A
*外国人参政権に反対する会 公式サイト
「娘通信♪」関連過去記事
*外国人地方参政権問題を考える・・その1
*外国人地方参政権問題その2・・小沢氏の論法。