千葉県の里山でフィリピン産クワガタを捕獲!
2004年 10月 26日
☆日本にいないはずのクワガタを千葉で捕獲
千葉県大多喜町の里山で、
日本に生息しているはずのないフィリピン産の
クワガタが捕獲され、
千葉県立中央博物館(千葉市)が
「外来種により日本の生態系が脅かされている実例」
として展示を始めた。
「パラワンヒラタクワガタ」の雄とみられ、
体長約10センチ。
真っすぐ伸びた大きなあごが特徴。
9月6日、町道脇のクリの木で
樹液を吸っていたところを発見された。
地元小学生が飼っていたが
「こんなに大きいのは貴重ではないか」
と博物館に持ち込んだ。
博物館によると、農作物の害虫が
日本に入るのを防ぐ植物防疫法の規制が1999年に緩和され、
外来昆虫の輸入が急増している。
外来昆虫を自然に放すと、
日本の在来種との交雑で生態系が乱れたり、
日本の昆虫の餌を奪ったりするなどの被害が出るという。
温暖化で熱帯の虫も生き残る可能性が高く、
博物館の斉藤明子研究員は
「外来の生物を飼い始めたら、
絶対に野外に放さないで」と訴えている。
(ZAKZAK)
でっかいね~。
日本のオオクワガタも大きいけど、
こいつもすごい。
こんなやつが町道脇のクリの木で
呑気に樹液を吸ってたんだから
見つけた小学生もさぞ驚いただろうなあ (^_^;)
上記ニュースにあるように
現在このクワガタは千葉県立中央博物館にて
「外来種により日本の生態系が脅かされている実例」
として展示されている。
しかし、このクワガタも日本にまで連れてこられて
「生態系が脅かされている実例」となってしまったのね。
数奇な運命だなあ。
*千葉県立中央博物館:巨大外来クワガタが見られます!
*昆虫図鑑:パラワンヒラタクワガタ