赤色LEDで野菜生産・・なんと4倍の成長速度 (@_@;)
2004年 10月 08日
☆赤色発光ダイオードの野菜工場で4倍早く収穫
赤色発光ダイオード(LED)を利用した野菜作りが進んでいる。
千葉県光町の菓子メーカー「ユース」では
自然光を遮断した工場で赤色LEDを24時間点灯し、
リーフレタスを水耕栽培している。
システムを開発した「コスモプラント」
(静岡県袋井市)によれば、
赤い光は光合成を促進するため、
リーフレタスは露地物に比べ4倍以上早い約半月で収穫できる。
苗作りから収穫まで無農薬だ。
販売するスーパー側では「苦みが少なく柔らかい」という。
農林水産省生産局野菜課は
「電気代はかかるが、天候に左右されず
均質な野菜を安定的に供給できる」と評価している。
現在静岡、和歌山など全国4カ所で栽培されており、
今後も増える見込みだ。
(アサヒ・コム)
いろいろ検索して調べてみると、
野菜などの植物が光合成の際に吸収する光波長は
約660nm(赤色)で、次が約450nm(青色)。
赤が発芽・開花を促進する波長で、
青が発芽を促進する波長とのこと。
要するに、植物の光合成に使い、
成長を促進する波長が赤なので、
普通の光を当てるよりも
赤に特化した光の方が効率がいいという発想。
凄いよな~。
上記ニュースの植物工場は
赤色LED+水耕栽培の24Hフル稼働で
通常の4倍の成長速度。
しかも農薬不使用の健康優良品ってわけさ。
問題はコストだね。
ニュース中では値段はふれてないけど、
当然、露地栽培の普通品よりは高いでしょう。
このコストをいかに低減させていくかが
今後の課題だね。
*Wikipedia:発光ダイオード
*シーシーエス、LED光源による植物育成装置「INS-96」