misakiのオールジャンル時事評論!


by misaki80sw

<   2005年 05月 ( 36 )   > この月の画像一覧


私の愛読メルマガに「中国最新情報」ってのがあって、
普段日本人には縁のない中国の国内紙を翻訳して
ニュースを載っけている。
ブログにもなっていて
これがなかなか情報豊富で重宝している。

中国最新情報

この「中国最新情報」で
3月中旬から4月末にかけて
中国の環境汚染の実態が連載されていた。

これはかなりの衝撃だった。
データ云々よりも
ああいうルポ記事形式で書かれると凄く生々しくて
毎号毎号、思わず見入ってしまった。

今日はその記事を紹介します。
ただし、他人様のメルマガなんで
一部引用と概略紹介にとどめておきます。
興味の湧いた方は本文を読んでみてください。


環境系記事は2つで
連載は6回に渡って行われた。

まず、貴州省のフッ素・ヒ素中毒の実態の記事。

中国最新情報 No.297 2005年3月15日
 ~貴州省西部の石炭燃焼がもたらす健康被害 上


中国最新情報 No.298 2005年3月22日
 ~貴州省西部の石炭燃焼がもたらす健康被害 下


 「南方都市報」3月2日付け記事の翻訳。
 後にこの内容が台湾系メディアで報じられて
 大反響を巻き起こした。

 中国西部に位置する貴州省で、
 同省総人口の約半分に当たる1900万人に
 フッ素中毒やヒ素中毒などの症状が出ている。

 貴州省疾病管理センターの安冬・副主任によると、
 典型的な症状は、
 ◇歯が黄色または黒色に変色する。
 ◇足がO脚やX脚に彎曲する(杖なしでは歩けない)。
 ◇腰が曲がったり、背骨が彎曲してラクダのようになる。
 ◇下半身マヒ。
 ◇腕が曲がったまま、真直ぐに伸ばせなくなる。

 中毒症状は1970年代から
 同省西部地区においてみられるようになり、
 特に同省北西部に位置する織金県荷花村が
 最も深刻な状況にある。

 同村では上記の症状が一般的にみられるほか、
 村民の身長が175cmを越えるケースはなく、
 70歳まで生きる人もごく稀にしかいないという。
 
 当初は奇病とされていたが、
 その後、ヒ素やフッ素を多量に含んだ質の悪い石炭を
 日常生活で使用していることが原因と判明。
 石炭を燃やす多目的コンロも
 不完全燃焼の起きやすいものが使われており、
 また住居の風通しが悪く、
 煙が室内にこもり易いというのも一因とされている。

 貴州省は中国でも有数の貧困地区。
 経済成長の立ち後れが廉価な有毒炭の使用や
 省当局による中毒対策の遅れにつながっているとみられる。

 『普通の石炭であぶったトウモロコシを与えたマウスに
 死亡したものはなく、成長も正常であった。
 しかし、砒素含有量の高い石炭であぶったトウモロコシを
 与えたマウスは15日以内にすべて死亡し、
 しかも腸、肝臓、腎臓に明らかな損傷が見られたという』

 『「歩くと足から流血する。
 数年前からこんな状態で、ベットから離れられない」
 邵先進さんは話すうちにおえつし始めた。
 まるで枯れた井戸からあふれ出る水のように涙にむせび、
 涙が顔いっぱいに重なり合っているしわににじんだ。
 伸ばした手はヒキガエルの皮のようで、
 ただれて化膿している。』

 『荷花村では、
 骨がまだ損傷を受けていない若い人さえも腰を曲げ、
 猫背で歩く人がそこかしこで見られる。
 村人の身長は1メートル70センチ以下で、
 しかも大部分がやせこけている。
 「ここの人が外へ働きに行っても、雇ってもらえない」
 と侯基文さんは言う。
 彼は35歳で、身長は1メートル60センチに満たず、
 足は外へ湾曲している。
 年齢が高くなると、体の障害が労働能力を喪失させ、
 歩行も困難になる。
 転んだら立ち上がることもできず、
 ベットで死ぬのを待つだけである。』

 『「異常な死に方をする人はとても多く、
 転んで亡くなる人が多い」と王徳頂課長は言う。
 村では70歳まで生きる人はほとんどいない。
 普通は50、60歳で亡くなるという。』

 ちなみに元記事はこちらです↓

 *貴州全省一半人口フッ素中毒
  
 写真が悲惨すぎて言葉を失ってしまう・・


次に天津・西堤頭鎮の化学工場による環境汚染の記事。

中国最新情報 No.300 2005年4月5日
 ~天津の西堤頭鎮 工業汚染でがん患者大量発生1


中国最新情報 No.301 2005年4月12日
 ~天津の西堤頭鎮 工業汚染でがん患者大量発生2


中国最新情報 No.302 2005年4月19日
 ~天津の西堤頭鎮 工業汚染でがん患者大量発生3


中国最新情報 No.303 2005年4月26日
 ~天津の西堤頭鎮 工業汚染でがん患者大量発生4


 「中国質量万里行雑誌社」の
 3月1日付け記事の翻訳。
 
 天津近郊にある西堤頭鎮の2つの村、
 西堤頭村と劉快庄村では癌で亡くなる人が急増している。

 『西堤頭村の人口は6777人前後であり、
 劉快庄村は6100人前後である。
 2村のがんの発病率は、
 西堤頭村が10万人当たり1313.26人、
 劉快庄村が10万人当たり2081.97人である。
 中国疾病予防制御センターーの呉凡主任によると、
 中国におけるがんの発生率は
 およそ10万人当たり70人である。』

 『1軒の家に3人のがんの患者がいて、
 隣り合っている5軒の家に8人のがん患者がいて、
 1つの村に百二十数名のがん患者がいる。』

 原因は、村を包囲するように建設されている、
 100社近い化学工場。
 これが汚染された水、汚染された空気、
 汚染された排出物を処理せずに垂れ流されている。

 『化学工場の排煙はそのまま排出されており、
 排水も同様である。
 西堤頭村には、永定新河に平行した溝がある。
 村民は、この溝は企業が
 汚染物質排出に使用していると教えてくれた。
 近づいて見ると、溝の水は赤色で、
 そのため村民はこの用水路を小紅河と呼んでいる。
 小紅河の汚水はどこから来ているのだろうか?。
 永定新河の堤防から1本のパイプを見える。
 このパイプは直接小紅河に突き出しており、
 何社かの化学工場がある方から伸びて来ている。
 パイプから小紅河に
 真っ赤な汚水が排出されている。』

 『調査では、
 汚染物質排出に使われている豊産河、
 八米河、小紅河は
 最終的には永定新河に流れ込んでおり、
 永定新河は直接渤海に流れ込んでいる。』

 『2004年12月31日、初めて西堤頭を取材した。
 「においをかいでください!」
 車の窓を開けて、頭を外に出してみると、
 車内と車外の差がはっきりとしている。
 車外の空気は悪臭が充満しており、
 香料のにおいも入り混じっている。
 村民の案内で、西堤頭村を車で一周したところ、
 この村のどこでも、
 はっきりと鼻につく刺激臭が感じられた。』

 『「汚染物質の排出口に行くと、
 もっとひどいにおいがする」
 という村民の王徳華さんの案内で、
 現代化学工場の古い工場地区にある豊産河の
 汚染物質の排出口に行ってみた。
 まだそんなに近づいていないところから、
 はっきりとした悪臭が鼻についた。
 さらに近づくと、濃い悪臭で窒息しそうである。
 たちまち呼吸困難になり、脳の左側が痛んだ。』

 『12社の化学工場に対し
 無作為に臭気濃度の抽出検査を行った結果、
 すべて国家標準を上回っており、
 ひどいものは12倍にもなっていた。』
 
 『劉快庄村においては、
 がんで死んだりがんになったりすることは、
 村民にとって特別なニュースでも何でもない。
 「多過ぎるんです」と村民の李子江さんは教えてくれた。
 今年49歳の李子江さんは肝臓がんの末期患者で、
 今ではがんが肺、心臓にまで広がっている。
 「今は生きているだけです。それだけです」。
 李子江さんは今既に治療を放棄しており、
 そのときを待っているだけだという。』

 『記者は20人以上のがん患者と接触したのだが、
 田洪樹さんのような経験はよくあるとだとわかった。
 がん判明・治療費の用意・費用の高額化・治療放棄。
 がんに対し、村民は最終的には
 どうしても沈黙と忍耐に戻るしかない。』

 『「集団所有制のころから野菜をつくり始めた。
 あのころは、西堤頭産の白菜といえば特によく売れた」
 と以前のことを劉立軍さんはとても誇らしげに語った。
 「今では趙沽里(天津の野菜市場)で白菜を売ろうとしても、
 西堤頭産と聞くだけで、野菜を買う人がないだけではなく、
 となりの野菜売りまで違う場所に売り場を変える」
 「みんな西堤頭の野菜には毒があると言うんです。』

 地元政府は、この環境汚染に対して
 手をこまねいている状態で、
 彼らのやったことは
 「安心な水」を有料で村民に売り出すことと、
 溝に垂れ流していた汚染物質を
 地下パイプを通じて川に流し込むこと。
 これだけ。

 記事を読んでると
 企業側と地方政府の間に
 何らかの癒着があるように感じられる。


以上、「中国最新情報」の
環境汚染記事の概略と一部引用でした。

2つめの天津・西堤頭鎮の汚染水は
もろに渤海湾に流れ込んでおり、
実は渤海湾と言えば
最近、人工衛星の画像からも汚染がハッキリと見えほどの
海水汚染で知られるようになった。

近海の汚染が依然深刻:国家海洋局が公報を発表

中国:近海の水質汚染が深刻に、国家海洋局

環境対策無しの経済発展。
実利優先の産業政策と人権など意に介さない国家運営。

かつてソ連邦が崩壊した時、
その環境汚染の実態が公開され、
世界は衝撃を受けた。
共産主義独裁下での国土の汚染。

こういう民意無視の一党独裁国家が
経済成長至上主義に走りだした時、
誰も歯止めをかける者は無く、
この西堤頭鎮の化学工場群のような事例が
中国各地に無数にあって
かの国の土壌・大気・河川・海洋は
年を追うごとに汚染が拡大している。



ブログ:中国最新情報

メルマガ:中国最新情報


娘通信♪関連過去記事
中国、人身売買の実態・・無知と貧困と悪徳と。
中国、直訴制度と土地強制収容。
中国、農民暴動の頻発・・農村の実情は?
中国、環境汚染の実態・・病める巨龍。
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by misaki80sw | 2005-05-04 21:20 | 中国・台湾関連
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4月23日付け。
毎日小学生新聞の「ニュースのことば」に
「萌え」が登場した。

萌え

 「萌(も)え」は芽生(めば)えを意味(いみ)する、
 「萌(も)える」が語源(ごげん)です。
 アニメやまんが、ゲームの登場人物(とうじょうじんぶつ)に
 愛情(あいじょう)を覚(おぼ)えることをいいます。
 アニメなどに強(つよ)いこだわりを持(も)つ、
 「おたく層(そう)」から生(う)まれました。

 そんな「萌(も)え」を意識(いしき)した書籍(しょせき)や
 映像(えいぞう)、ゲームの市場規模(しじょうきぼ)が
 2003年(ねん)で888億円(おくえん)になることが、
 浜銀総合研究所(はまぎんそうごうけんきゅうしょ)の
 調査(ちょうさ)でわかりました。
 
 また、昨年秋(さくねんあき)、
 イタリアのベネチアで開催(かいさい)された、
 国際建築展(こくさいけんちくてん)の
 日本館(にっぽんかん)のカタログには
 日本特有(にっぽんとくゆう)の美意識(びいしき)を示す、
 「侘(わ)び」「寂(さ)び」と並(なら)んで
 「萌(も)え」も紹介(しょうかい)されました。

 日本(にっぽん)のアニメが
 人気(にんき)を集(あつ)めていることもあり
 「萌(も)え」も世界(せかい)に
 広(ひろ)がる可能性(かのうせい)があります。

   (毎日小学生新聞)


「萌え」恐るべし!
とうとうここまで浸透したか!

「萌え」とは何か?
「萌え」ってズバリ想像力だと思うよ。
二次元のキャラに限りないイマジネーションを働かせ、
その三次元的立体のみならず、
そのキャラの特性、性格や生い立ちまでも想像してしまう。
限られた情報を想像力を全開にさせて楽しんでしまう。
それが「萌え」だ!

「エヴァンゲリオン」なんかそうだよね。
わざと曖昧な部分をやたらと作って
あとは見る側が想像で「補完」する。
エヴァの場合はちょっと極端すぎたけど (^^;)

 「侘(わ)び」「寂(さ)び」と並(なら)んで
 「萌(も)え」も紹介(しょうかい)されました。

これを書いた記者は
「萌え」に相当思い入れをもってるなあ(笑)。
「侘び」「寂び」に匹敵するかどうかは
ちょっと疑問だけど。

あと数十年もすればロボットの時代が来るんだろうけど、
このオタク系の「萌え」意識は
相当強みを発揮すると思うよ。
凝りに凝りまくったロボットを作ると思うね (^^*)



Web現代「萌え萌えジャパン」

萌えに真実がある――「萌え萌えジャパン」取材秘話
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by misaki80sw | 2005-05-04 19:31 | その他

<本日の更新>

北朝鮮、6月に核実験か?・・情勢緊迫と各国の意図

防衛庁、米国製無人機の導入を検討


GWまっただ中です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?

当ブログは普通に更新してますが
他のブログとか見てるとお休みが多いみたいね。
うちも無理せず休めばよかったかなあ。
まあ、ちょっと文量は落ちてますけどね。

なんか、あの首相の謝罪演説騒ぎ以来、
妙にペースが狂ってます。
ああいう論戦をしちゅうと精魂使い果たすというか、
我ながら性格が悪くなるというか (ーー;)
議論なんてやらないに越したことはないですよ。
ホント、ホント。


最近、うちのブログはお堅い記事が多いので
「娘通信♪ってこんなのばっかりか」と
思われるのもシャクなんで
次回の更新は軽め記事でいきたいと思います。
軽め文体の軽め記事。
こいつでいきます。
で、その次あたりに「人権擁護法」の8を持ってくると(笑)。
緩急自在のブログを目指しています (^◇^)


PS:今日は眠たくて死にそうなので
   「小アジアと大アジア」のレスは次回更新時に。
   すんません。


さて、本日の補欠ニュースです。


<国際>

比が米との演習場を整備を表明、沖縄の負担軽減も

 フィリピンは92年に
 スビック湾から米軍を撤退させてしまったけど、
 今、あの判断の良否が問われている。

 あれがなければ、南沙諸島の問題で
 中国から圧力をうけずにすんだんじゃないかな。

 なお、スビック湾は今、
 日系と台湾系企業の大工業団地になってるそうです。


連戦主席、中国との貿易拡大や経済協力促進を呼びかけ

 政治下手で知られる政治家、連戦氏。
 大陸で大歓迎を受けてるらしいね。
 
 たとえは悪いけど、
 人食い人種の村に旅人が紛れ込んだようなもの。
 そりゃ大歓迎さ (^◇^;)


<国内・政経>

北のミサイル発射、日朝平壌宣言違反でない
 官房長官


 いや、それ以前の問題として
 北が核保有宣言した段階で
 「平壌宣言」なんて終わってるよ。
 アホらし。


「裁判員制度に危機感」憲法記念日前に
 最高裁長官会見


 理念先行の現実無視。

 この制度はすぐに終わるでしょう。


小泉首相:カレーとゾウ、インドの歓心買おうと躍起

 この記事を書いた毎日の「坂口佳代」殿。

 私の性格はねじ曲がってると
 世界に発信したようなもの。


インド独立の「英雄」チャンドラ・ボース映画化

 大いにやってくれ!

 大東亜会議のシーンなんて出るのかな?
 でも、インパール作戦は見たくないよ。


町村外相、中国への“注文”を演説直前に削除

  当初の演説原稿には、中国の軍事費増大や
  原子力潜水艦による日本領海侵犯事件を念頭に、
  「中国が責任ある国家として、経済のみならず、
  安全保障の分野でも国際規範を厳格に順守し、
  透明性と予見可能性を持って
  行動することを期待する」との文言を盛り込んでいた。

 も~、マッチー
 そこが一番肝心なとこだよ。
 
 上司がヘタレなんだから
 貴兄が頑張って言ってくんなきゃ。


「台湾は日米安保の対象」町村外相

 これは凄い発言ですよ。
 マッチーは当たり前のような感じで
 シャラっとこういうことを言うから驚くよ。

 台湾独立派は大喜びなんだろうけど。


<仰天・面白系>

カスピ海で「海人間」の目撃相次ぐ

  目撃者は海人間は体長160cmほどで頑丈な体格、
  腹が出ており、手には水かきがあって髪の毛は暗緑色。
  下唇はえらの上の首になめらかに繋がっているという。

 う~ん、見てみたい。


8歳の少年、妹をライオンから救う

  ライオンが妹を捕まえようと前足を出してきた。
  John君はとっさに
  ライオンの前足にパンチをあびせ始めたため、
  ライオンは妹を諦めたという。
  John君の助けがなかったら
  確実に喰われていただろうという。

 少年の勇気を称えます (^^*)


<他のサイト・ブログ紹介>

新・柏原日記:ことばあそび

 なんだか人権擁護法の自称「理知的派」の人たちが
 あっちこっちのブログに論戦をけしかけてるけど。
 W旦那氏とかさ(笑)。

 *天誅!:古賀氏の「一任宣言」に理解を示す者

 その激論中のブログで
 柏原日記さんが懸命に応戦している姿を見て
 思わず応援しちゃいましたよ。
 おおっ!こんなとこで戦ってるんですか!?
 って感じで。
 
 その彼女の論戦後日談みたいな文章。
 
  眩暈と闘いつつ非常に膨大な日記コメントを
  一字一句読んでみる事をお奨めする。
  途中で挫折しても、いかに発展性のない議論を
  繰り広げているかという事がわかると思うから。

 私も同感です。
 あれが何を生み出すんだろう?
 押しかけてくる連中って
 たぶん性格が悪いんだろうね。
 いや、そういう結論じゃまずいのか(笑)。


アリーマの中東ぶらぶら回想記

 この人のメルマガを楽しく拝見しています。
 
 中東に詳しく、文体が楽しい。
 読んでいて勉強になります。


★★★ 桜 魂 ★★★:「桜魂」、引越しします!!

 「桜魂」さん、エキサイトに引っ越し。

 http://nippon7777.exblog.jp/

 前がニフティのココログだったけど、
 そんなにエキサイトって魅力的かなあ?

 夜になっても重くならないのは確かにいいけど、
 それ以外に何がある(笑)?


人権擁護法案を考える市民の会:
 5/1 デモと集会 *集会講師は西村幸祐氏に決定しました。


 すいません、このデモは行けませんでした (>_<)
 誰か行った人、様子を教えてください。

 「話の花束」さんあたりが、
 テキスト起こししてくれるかな?
 
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by misaki80sw | 2005-05-03 02:00 | 補欠ニュース
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米国製無人機の導入検討 PSI訓練にも自衛隊派遣

 大野功統防衛庁長官は1日午後(日本時間同)、
 フィリピンに到着、マニラ市内で同行記者団と懇談し、
 沿岸防衛や災害時の情報収集のため
 米国製無人機の導入を検討する考えを示した。

 防衛庁は既に、国産無人機開発を検討しているが、
 大野氏は「2006年度予算概算要求で調査費を計上し、
 他国からの購入と国産のコスト面を比較したい」と指摘。
 「外国には飛ばさない。攻撃的武器の付与も考えていない」
 と強調した。

   (産経新聞)


防衛庁は2004年度予算から
この「無人偵察機」に
2億6000万円の研究費を計上している。

大野長官は無人偵察機の導入を考え、
国産か輸入か比較検討するとのこと。

これもRMA化の一環なんでしょうが、
まあ、それはいいとして、

 「外国には飛ばさない。
 攻撃的武器の付与も考えていない」

何なんですか、これは?
こういう自縄自縛発想って大嫌いだね。

沿岸防衛や災害時の情報収集のために
無人偵察機を導入するとのことだが、
このおじさんは無人偵察機が
どれだけ落ちやすいか知ってるのかね?

米軍には主な無人偵察機が2種類あって
上の写真が「グローバルホーク」で
高度2万メートルを時速約600キロで
35時間飛び続けることができる。

で、こっちがプレデター。

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最大飛行高度は約9,000メートルで、
通常は3,000~6,000メートルの低空を飛行、
目的地上空で40時間の滞空が可能。
こいつはプロペラ製の鈍足。

両機ともやはり無人機だけあって、
コントロールが難しく、
ことに天候の影響を受けやすいらしい。

アフガニスタンへの侵攻作戦では
プレデターが60機投入されたが
そのうち20機が落っこちてしまった。
グローバル・ホークも
作戦投入早々に基地への着陸に失敗し
墜落してしまった。

だから、これを日本のような
人口密集地帯で使うのはかえって難しい。
沿岸防衛とかはまだいいけど、
本来の使い方としては
北朝鮮の核施設とかミサイル基地の監視とか、
そういうのが、はまり役だと思うよ。

それと、この手の無人機化は世界の趨勢で
偵察機だけではなく
攻撃機としての開発も始まっている。
すでにプレデターは
一部が攻撃タイプに改造されてるしね。

世界各国も無人機を続々と作り始めている。
たとえば台湾なんかも
中翔3号っていう無人偵察機を作って、
対岸の中国軍のミサイル陣地を偵察しているらしい。

日本も長い目で考えたならば
ケチって輸入とか言わずに
ぜひとも国産を考えてほしいものです。



無人偵察機グローバルホーク

戦場の偵察に最適な超小型無人偵察機が登場

無人偵察機を殺人マシンに変える米国防総省の計画


娘通信♪関連過去記事
防衛費大幅削減!? Part,4・・軍政のデザイン(中編)
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by misaki80sw | 2005-05-03 00:25 | 日本(政治経済)
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北朝鮮情勢がきな臭くなっています。

以下、ここ一ヶ月間の関連ニュースを
時系列で羅列しておきます。


3月31日

軍縮会談へ移行要求 6カ国協議で北朝鮮


4月5日

盧武鉉外交 日米韓同盟離脱を志向?


4月6日

北朝鮮核に手加減禁物 米ライス国務長官
 情報不足やむなし



4月9日

第三国に核兵器移転も 北朝鮮次官が示唆


4月13日

核問題が解決するまで北朝鮮を支援せず
 韓国大統領


北朝鮮崩壊の公算は小さく、望ましくもない
 韓国大統領



4月14日

北朝鮮高官、「核の可能性」を強化すると発言


4月15日

今月、核燃料棒取り出しか 北朝鮮、再稼働後の8千本


4月17日

米、黒鉛炉停止を警戒 北朝鮮の核増強表明で


4月18日

北、黒鉛炉の稼働中止「核兵器増産」恐れ強く
 韓国政府確認


制裁論議示し協議復帰要求
 北朝鮮核で米大統領側近(カール・ローブ大統領上級顧問)



4月19日

北の原子炉停止 米、安保理付託も
 6カ国協議復帰改めて要求


寧辺の実験炉停止確認 米紙に北朝鮮次席大使


4月20日

<北朝鮮>原子炉停止、燃料棒取り出し示唆か
 中国に通告



4月22日

<米国>「北朝鮮が核兵器実験を準備」中国政府に警告


4月25日

北朝鮮、核兵器実験行えば将来を危険にさらす
 潘基文・韓国外交通商相


北の核解決へ米韓次官補が会談「最善の戦術で合意」

北船舶、安保理決議で臨検も 核開発・拡散阻止で
 ニューヨーク・タイムズ紙



4月27日

6カ国協議の将来は「不確実」=米国務次官補

米国務省のテロ報告、北朝鮮の拉致を昨年に続き明記
 「テロ支援国家」に再指定



4月28日

6月期限に安保理付託も 対北朝鮮で日本政府

米大統領「金正日は危険人物」
 核問題解決 中国の関与重要


「北」の核弾頭 小型化に数年 米国防情報局

米議会公聴会 北の人権弾圧は世界最悪
 中国の強制送還も批判



4月29日

北朝鮮によるプルトニウム抽出の可能性を問題視
 米国務次官補


北朝鮮ミサイルの核搭載能力、米国防総省が釈明に懸命


4月30日

北朝鮮、6月にも核実験 IAEAが非公式伝達

<中国>米大統領の期待表明に不満 北朝鮮核問題で


5月1日

望ましい指導者でない=金総書記を非難
 米大統領補佐官


核搭載能力獲得の兆候=北のミサイル開発-米大統領補佐官

北朝鮮が短距離ミサイル発射、新型?日本海に着水


5月2日

米国、NPT再検討会議でイランと北朝鮮を非難へ


これらのニュースの中で重要なのは、

1,北朝鮮が寧辺にある実験用黒鉛減速炉の稼働を中止、
  使用済み核燃料棒取り出して
  核兵器の原料となるプルトニウムの
  抽出を行っている可能性があること。

2,6月に核実験を行う可能性があること。

この2つです。

また、28日の米国防情報局局長の
「北はすでに核を弾道ミサイルに搭載する能力を持っている」
この発言にビビらせていただきました。

これが事実なら、日本の安全は即吹っ飛ぶ。
いずれはその能力を有するだろうということで
日本は米製のMD(ミサイル防衛システム)の
配備と研究を進めている最中で、
今のところ北朝鮮が
核弾頭付弾道ミサイルを日本に打ち込んでも
自衛隊にはこれを確実に迎撃する能力は無い。

日本のミサイル防衛システム(BMD)

これは日本の防衛政策の根幹を覆す事態だから、
やばいぜ、と私も思いました。

ところが、同日、米国防省は見解を修正して、

 「局長は新しい分析を披露したのではない。
 ミサイルの種類と弾頭によっては
 理論的に米本土に到達するということを述べただけだ」

とのこと。

ビビらせんじゃねえよ!という感じですな。

さて、私の愛読メルマガ「軍事情報」には
この北朝鮮の核開発推進の動きに絡めて

  今年に入ってからの韓国の変貌は、
  これが主因だったのかもしれないですね。
  「米の核の傘でなく自分で核武装しなければ国を失う」
  という危機感が、
  軍部を中心に巻き起こっていると思われます。

  昨日の「日本海向けシルクワーム発射実験」も、
  日本というよりは韓国向けの示威活動のようです。

と書かれています。

軍事情報:北朝鮮、核実験を6月にも実施か

う~ん、なるほど。
あの盧武鉉氏の気が狂ったような脱米路線は
自主核武装を目指すという含みがあったのかもしれませんね。


では、各国別に分けて
現情勢への対応を書いていきます。

まず、日本の対応からいきます。

<日本の対応>

北朝鮮が核ミサイルを実戦配備すれば
日本にとって致命的な脅威となることは
前々から書いてきました。

北の核と米国の軍事行使・・彼らの発想と原則。

先にも触れたように
現在、配備と研究が進行中のMDも
全てのミサイルに対して迎撃能力を有するものではありません。
状況にもよりますが、
おそらく迎撃率は50%前後ではないでしょうか。

核ミサイルを打ち込まれて
その程度の迎撃率では困るわけで、
北がこれを実戦配備すれば
政治的恫喝という意味ではほとんど無敵に近い状態となります。

北もそれが分かっているから、
米国から圧力を受けようと国民が飢えようと
一縷の望みの如く核開発にしがみついてるわけです。
無敵になりたいからです。

単なる核兵器はさほど恐くはないのです。
運搬手段が無いから。
北の老巧化したソ連製爆撃機に搭載しても
自衛隊機による迎撃はほぼ100%可能ですから。
だから、彼らは弾道ミサイルへの搭載にこだわる。
彼らのミサイルの矛先は
1に日本、2が米国、3が韓国、の順でしょう。

時が経てば経つほどに
彼らの核ミサイルの実戦配備の時期は近づく。
これが一旦配備されてしまえば
日本はそう簡単には北に対して経済圧力をかけられなくなる。

私自身は、北がいくら核ミサイルを配備したとて、
そう易々とは撃てないと思っています。
あれは脅しとして意味があるのであって、
政略目的がまず第一で、軍事は二の次です。
実際に使えば米国による報復攻撃を招くでしょう。
自国存立の瀬戸際にまで追いつめられなければ
脅しだけで決して使わないと思います。

しかし、核ミサイルで脅されれば
間違いなく日本の世論は軟化するでしょう。
政治家も及び腰となります。
以後、対北朝鮮外交は軟化し、
かの国からいいように脅されるでしょう。

ですから、日本はこれを絶対に阻止しないといけません。
実戦配備される前に阻止することです。
阻止のパターンは2つで、

1、核を破棄させる、破壊する

2、金正日政権を打倒する

1は道具そのものを無くすこと、
2は道具を使う人を無くすこと。
このどちらかでしょう。

日本の打てる手は今のところ限られています。
手段は3つで、

1,米国と同調し、米国に強硬路線を取らせるように促す。

2,経済制裁

3,朝鮮総連への強制捜査

こんなとこでしょうか。
所詮、自主的に可能なのは2と3だけです。

かつて10年前に、
自衛隊は北朝鮮ミサイル基地への先制攻撃を
極秘にシミュレートしたことがありました。

ミサイル脅威 対北、先制攻撃探る
 平成6年に防衛庁シミュレーション


結果は「不可」でした。

あれから10年が経ち、
兵器の種類も向上してますが
よほど米軍の大々的なバックアップ、
特に情報と電子戦の部分で支援を受けないと
単独では不可能でしょうね。

2の経済制裁に関して言いますと、
本格的な制裁には入ってませんが、
改正油濁法や北朝鮮産アサリの産地偽装表示調査などで、
それなりの成果は上がっているようです。

改正油濁法効果くっきり「北」船舶入港3分の1
 アサリ輸入「ゼロ」


04年度対北朝鮮貿易額、7・8%減で過去最低更新

北朝鮮からの輸入額半減=アサリはゼロに
 財務省の3月統計


制裁反対論者は制裁の効果を疑問視しますが、
本格的な制裁に入ってない段階で
このぐらいの結果が出てるわけですから
実際に政府が本腰を入れて「人・物・カネ」の流れを遮断し、
制裁を本格化させればかなりの効果が出ると思います。

北は日本の経済制裁を
「宣戦布告とみなす」と言ってますが
裏を返せばそれだけの効果があると言うことです。

ただ、経済制裁に関しては
安直に考えるべきではありません。
おそらく北は国家存亡の危機と捉えるでしょうから、
妨害や軍事的威嚇・軽度の軍事力行使などが考えられます。
実施する以上は「やるか、やられるか」ぐらいの気持ちで
腹をくくってやるべきです。

経済制裁の流れとしては、
米国に対して、

 これ以上、事態打開の糸口が見いださないならば
 日本は6月をもって六ヶ国協議から離脱し、
 単独経済制裁に踏み切る

これを通告すればいいと思います。

米国に圧力をかけることです。
対北強硬の国民世論を背景にすれば
これは充分可能だと思います。

要は米国に強硬論を取らせることです。
強硬政策を取りやすい環境を作ってやることです。

日本政府が

 日本の安全保障を鑑み、
 米国が対北朝鮮の核施設やミサイル基地等に
 必要な手段を行使するならば
 日本は政治的・軍事的に全面支援する。

との声明を発表すればいいのです。

つまり、戦争するなら
同盟国として全面的に支援するよと。
イラク戦争における英国の役割を日本は果たすよ、と。

北の核ミサイル配備は
日本の安全保障を根底から覆します。
そうなる前にありとあらゆる手を打つことです。


<米国の対応>

米国は、北の実験用黒鉛減速炉の稼働停止と
プルトニウムの抽出、
それに6月に予想される核実験、
これに対して強硬姿勢に転化しています。
これをやられれば米国の世界秩序は大きな打撃を受けます。
彼らの原則論から言ってこれを放置しないでしょう。

4月9日に北朝鮮の外務次官が
核兵器をテロ組織や第三国に移転する可能性に言及しました。

第三国に核兵器移転も 北朝鮮次官が示唆

北朝鮮流の挑発ですが、
これは米国の最も嫌うところです。

米国は「テロリストと大量破壊兵器」の組み合わせを
9・11のテロ以来、最も警戒しています。
北のこの発言は米国の感情を逆撫でするものです。

米国は北朝鮮情勢に関しては
六ヶ国協議を通じた中国の影響力に期待していました。
しかし、思ったほどに
中国からの北朝鮮への圧力は効果を上げておらず、
おそらく米国は中国の本気度を
疑問視し始めていると思います。

過去記事にも書いたとおり、

中国、人民元問題・・チャイナ・バッシングは止まらず

私は中国の対北朝鮮戦略が変わり始めていると見ています。
中国は米国の意向に応じて北を恫喝するよりも
北朝鮮をそのまま生かして
米国への牽制材料に使う方向に
シフトし始めているのではないか。

背景には、台湾独立問題を巡り
反国家分裂法制定など対外強硬派の勢力が増してきたことと、
2月に日米両国が
例の「2プラス2」で共通戦略目標を打ち出し、
対中包囲戦略を明確にしたことが大きいと思います。

おそらく中国は
六ヶ国協議での対北説得役を
意図的にサポタージュし始めたのではないかと。

米国もこの動きに気づき始め、
人民元のレート切り上げ問題も絡んで、
今、猛烈なチャイナバッシングを展開しています。

これをやることによって
中国から妥協を引き出し、
己の戦略の方向性に従わせようということでしょう。

現在、米国にとって頭の痛い問題であった、
イラク情勢が小康状態を保っています。
さらにEUとの関係改善も遅々とした歩みながら進み、
グルジア・ウクライナ・キルギス等の
旧ソ連邦諸国の相次ぐ民衆革命によって
ロシアの脇腹に剣を突きつけることに成功しています。
ここらへんの一連の事象は米国を強気にさせています。

ライス米国務長官が
ロシアの最後の盟友ベラルーシに対して
革命の可能性をほのめかしているのも

米国務長官 NATO拡大方針
 「ベラルーシ政権交代の時」


これはベラルーシだけではなく
ロシアに対する脅しでもあります。

おそらくここ数ヶ月、
米国は北朝鮮への強硬姿勢を強めていくでしょう。
その際に、中国への働きかけを強めると共に
腰の定まらない韓国に対して
これから猛烈に圧力を加えていくでしょう。

まずは安保理への付託から始まり、経済封鎖へ。
そして軍事力の行使と流れは続いていくでしょう。


<中国の対応>

中国は北朝鮮を自国の勢力圏と見ています。
彼らの対北政策の基本は

 「勢力圏の維持」

これが基本です。

中国は上記に書いたとおり、
北朝鮮政策をここ数ヶ月で転換させてきました。
「生かして利用する」
この方向に変化させています。

ここ数ヶ月、中朝国境の交易量が跳ね上がってますが、
これは中国政府の意向そのままです。
逆に言うと、中国のこの政策転換を敏感にかぎ取って
北朝鮮が核問題で強硬姿勢を取っているわけです。

ただ、反国家分裂法と反日暴動に端を発した、
欧米のチャイナ・バッシングの動きが収まらず、
このままいけば中国は譲歩を強いられるでしょう。

対北朝鮮の場合は
中国の思考はあくまでも「自勢力圏」ですから、
生かす時も殺す時も自分の手で行おうとするでしょう。
米国の手で殺されるのは好まず、
情勢が煮詰まれば自分の手を下すでしょうね。


<韓国の対応>

ここ数日、韓国は手の平を返したように
反日姿勢の軌道修正を始めています。

盧大統領「韓日は共同運命体」

盧大統領「韓日基本条約は政府に道義的責任ある」

一つは韓国国会の補欠選挙対策で、
行き過ぎた反日指向は
選挙上まずいと思ったこともあるでしょう。

韓国国会議員の補選、与党全敗で過半数回復に失敗

ただ、それだけではないでしょうね。

1,北朝鮮情勢の悪化と共に米国が強硬姿勢に傾き始め、
  これ以上の反米路線は得策ではない。

2,中国が猛烈なチャイナ・バッシングにあってる現状を見て
  親中路線からの方向転換。

3,経済の低迷で、これ以上の反日・反米は避けるべき
  
おそらく、これらの要素が複合していると思います。

特に1の米国の対北強硬化。
これが韓国にとって大きくのしかかってくるでしょう。

米国はこれから対北朝鮮への経済封鎖と
軍事オプションの策定を行うと思いますが、
それには韓国の協力は不可欠で、
従わなければ猛烈な圧力が予想されます。

ここから先は盧武鉉氏の判断次第ですね。
それでも北朝鮮を擁護する方向で行くか、
あるいは対北強攻策へと転換するか。

韓国も、ここが剣が峰でしょうね。



対北政策、選択迫られる韓国 中国に同調か/日米と共同歩調か


娘通信♪関連過去記事
「北朝鮮始末記」その4・・日本の経済制裁。
「北朝鮮始末記」その3・・「開城団地」という踏み絵。
「北朝鮮始末記」その2・・中朝の間隙。
「北朝鮮始末記」その1・・米国・中国・韓国の思惑。
北朝鮮、核兵器保有を宣言・・自己過信と自爆。
北朝鮮、リビアにウラン輸出・・対北強硬論と経済制裁
北の核と米国の軍事行使・・彼らの発想と原則。
対北朝鮮「経済制裁」の是非・・金体制崩壊の剣。
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by misaki80sw | 2005-05-02 22:10 | 韓国・北朝鮮関連

上海のマンション価格、1週間で17%下落

 不動産投資の過熱が続き、
 バブル崩壊の懸念も出ている上海の不動産市場が
 冷え込みを見せ始めた。
 先週、マンションの価格は17・7%下落し、
 関係者は不動産価格が上昇基調から
 低下に転じる可能性もあるとみている。

 新華社電によると、
 24日に発表された不動産価格動向では、
 17-23日に取引された不動産の総面積は
 33万8000平方メートルで、
 前の週の10-16日に比べ約6万平方メートル減少した。

 平均販売価格は
 1平方メートルあたり7656元(約9万9528円)で、
 前の週より14・7%低下。
 不動産取引の平均成約価格は
 同7238元(約9万4094円)で、
 前の週より17・7%と大幅に下落した。

 不動産取引成約価格の下落に歯止めがかからず、
 19、20日と連続して前日の相場を割り込み、
 21日には1平方メートルあたりの成約価格が
 6217元(約8万円)と、
 年初来最低の水準まで落ち込んだ。

 上海市内の不動産価格の基準だった、
 1平方メートルあたり
 7000元(約9万1000円)を割り込み、
 不動産業界は大きな衝撃を受けている。

   (FujiSankei Business i)


この動きが中国経済の
バブル崩壊の予兆か否かは分からないけど、
私はその時期は近いと見ています。

これに拍車をかけているのが
米国からの「人民元切り上げ」の圧力と
反日暴動をきっかけとした対中投資の冷え込みです。
これは数日前に書きました。

中国、人民元問題・・チャイナ・バッシングは止まらず

経済の循環から言っても
あれだけ過熱した経済の反動として、
これから一気に景気後退の局面が訪れることは
私はほぼ間違いないと見ています。

その際にかの国の高騰した不動産バブルや
国営企業と国営銀行の不良債権が
甚大なダメージとして中国経済を襲うでしょう。

経済への懸念と言えば、
米国経済も危ういです。

巨額の経常赤字と財政赤字、
これが制御不能となりつつあります。

今、米国経済がかろうじて保っているのは

1,ドルが基軸通貨であること

2,日本が米国債を買い支えていること

この2点に過ぎません。

この不安定な構造は早晩崩れると私は見ています。

中国経済と米国経済、
この両者の下落と崩壊。

米国の場合は経済が崩壊すれば
二度と世界の覇権大国の座には戻れないでしょう。

現代の国力の源泉は
産業製品の輸出力であり、
競争力が低下し、膨大な経常赤字を抱える米国には
敗者復活戦のチャンスは無いでしょう。

ここらへん同じ経済の崩壊でも
戦前の大恐慌の時とは
根底にある構造が異なります

一方の中国は
その経済が崩壊したとして
数年から十数年の時を経て立ち直ると思います。
何故なら産業競争力の復活の余地があるからです。
安い人件費による大量生産があるかぎり、
地域的大国としての立ち直りは可能でしょう。

この「米国経済の崩壊」「中国経済の崩壊」に関しては、
後日詳しく論証しようと思います。

今日はこの2つを前提としたうえで
日本の国家戦略と国益を
雑談風に書いていこうと思います。


まず本論に入る前に
2つのニュースを枕詞として掲載しておきます。

PKO参加5原則の見直し提唱…民主・岡田代表提言案

 民主党の岡田代表が
 次期衆院選に向けてまとめた外交・安全保障政策提言案、
 「『開かれた国益』をめざして」の全容が
 29日、明らかになった。

 「東アジア共同体」構想の推進を打ち出したほか、
 国連平和維持活動(PKO)に
 自衛隊が積極的に参加するため、
 任務遂行目的の武器使用を容認するなど
 PKO参加5原則の見直しを提唱している。
 民主党が政権を取った場合の基本方針を示したもので、
 党内外で論議を呼びそうだ。

 提言案は、日本の外交が「場当たり的」で、
 中国、韓国、北朝鮮に対する外交が行き詰まっていると指摘。
 「日本の国益を国際協調的に実現していく、
 『開かれた国益』」を目標に掲げ、
 構想力を持って外交に取り組む必要性があるとした。

 アジア外交では、
 近隣の中国、韓国との信頼醸成を緊急の課題と位置づけた。
 過去の植民地支配などを「謙虚かつ率直に反省したうえで、
 未来志向の関係を構築する」ことを
 民主党政権の共通認識とするとした。
 具体的には戦没者などの追悼のための
 国立施設建立を盛り込んだ。

   (読売新聞)


JR東海会長、読売新聞で「中国脅威論」を展開

 葛西敬之・JR東海会長が、
 27日付の読売新聞紙上で、いわゆる中国脅威論を展開した。
 タイトルは「日米分断 中国の狙い」。
 北京と上海を結ぶ高速鉄道に関しては、
 日本の新幹線とフランスのTGVの
 いずれかの方式が導入される可能性が高いとされる。
 そういった状況で、JRの関係者が、
 これだけはっきりと「中国の動きに警戒するべきだ」と
 自説を展開したことが注目される。

 葛西・会長は、「中国の狙いが
 アメリカを排除した共同体構想に日本を引きずり込み、
 良好な日米関係に楔を打ち込むことにあることは、
 想像に難くない」などと主張。
 また、EUに参加する各国の政治体制、
 GDP(国内総生産)などと比較して、
 東アジア共同体は「幻想に過ぎない」などとした。

 さらに、「共産党の一党独裁体制は
 民主主義、自由主義、人権尊重の理念とは対極」と、
 中国の国内政治に関しても論評した。

 なお、葛西・JR東海会長は、
 これまでにも新幹線技術の中国大陸への導入に関して
 消極的な発言をしている。
 「台湾の場合にも、技術協力によって、
 JR東海として儲けを期待しているわけではない。
 しかし、メーカーが潤って体力が強化され、
 間接的に日本の新幹線の安全維持に役立つ」
 「中国大陸の場合には、そのことも期待できない」
 というのが、その主張の骨子。

   (サーチナ・中国情報局)


まず、民主党の岡田氏ですが、
私はこの人の話題は最近あまり取り上げていません。

ブログの暇つぶしネタやお笑いネタには絶好のカモだけど、
まじめに国益やら国家戦略やらを論じる場合、
この人の主張ってほとんど無価値だからです。

  提言案は、日本の外交が「場当たり的」で、
  中国、韓国、北朝鮮に対する外交が
  行き詰まっていると指摘。

「場当たり的」の部分のみは同意ですね。
確かに小泉外交は場当たり的で
イラクへの自衛隊派遣や日米2プラス2で
親米反中路線に走ったかと思ったら、
反日暴動の後にバンドン会議で謝罪して
日中首脳会談では暴動への謝罪や補償を求めようとしない。
さらに首相自身が「東アジア共同体」論の熱心な擁護者であり、
ここらへん、ほとんど分裂病としか思えません。
あんた、どっちに行きたいの?と言いたくなります。

民主党の岡田氏も
「東アジア共同体」構想を支持するとのこと。
で、JR東海の葛西敬之会長は
これを真っ向から斬撃している。
「幻想に過ぎない」と。

この「東アジア共同体」構想に関しては
過去記事でも書きました。

「東アジア共同体」への道・・進むべきか否か?

日本と中国を中心とした、
韓国・ASEANを含めた国家連合構想で
ゆくゆくは通貨の統合まで行ってしまおうという、
プランを掲げています。

さて、今後の日本の外交政策を考える場合に
2つの大きな潮流があります。

1,大アジア主義

2,小アジア主義

大アジア主義とは
「東アジア共同体構想」のような
日本と中国の枢軸を中心とした
アジア諸国による連合構想です。

小アジア主義とは
中国を排除し、日本をリーダーとして
ASEAN、オーストラリア、ニュージーランド、
出来れば台湾も含めた同盟構想です。

どっちを日本は選択すべきなのか?

この場合、米国は経済の崩壊から
国力を衰退させており、
超大国から大国へと滑り落ち、
東アジア情勢には関与できないという前提です。

私は「小アジア主義」が
今後の日本の進むべき道筋だと思います。
中国という国は日本とはあまりにも
政治的価値観が違います。

日本は領土的野心を持たず、
通商と交易による互恵、
そして自由と民主主義を国家の基本方針としています

しかし、中国は全く逆です。
覇権指向と中華主義、
一党独裁による反自由主義国家。

特に覇権指向と中華主義は歴史に根ざしたもので、
かの国の共産党政権が倒れ、
自由と民主主義による政体が生じたとしても、
国外膨張指向は変わらないと思います。

よって共に志を共有できる相手ではなく、
日本と中国の枢軸とは
片方が相手を従属させる状態でしか
あり得ないと思います。

また、地政学的に言っても、
中国のような大陸国家と組めば
日本はユーラシア大陸内部の利害関係に
国家戦略が引きずられるだろうと思います。

日本のような海洋国家は
似たような性質の国と組み、
通商を主体とした相互互恵の連合を組めばいい。
これは大陸進出を国策とし、
結果破綻に至った戦前の手痛い教訓です。


さて、ここで思考の刺激材料として
19世紀のドイツの例を挙げておきます。

19世紀後半、小邦に分裂していたドイツに
統一の機運が生まれます。
小国分立で十分な経済圏が無く、
重工業の健全な発展は不可能であり、
このままでは弱小な農業国から
抜け出せないというジレンマから
ドイツ民族の統一を求める民族主義が各地で高まりました。

その際に方針が2つに分かれました。
当時、ドイツの邦国内で主要な国と言えば
プロイセンとオーストリアでした。
この両国を中心としたドイツ統一を大ドイツ主義、
プロイセンを中心として
オーストリアを排除した統一を小ドイツ主義と言いました。

結局、ドイツの統一は
プロイセンを中心とした小ドイツ主義で完遂しました。
その立役者になったのが
かの鉄血宰相ビスマルクです。

ビスマルクは当初から
明確に小ドイツ主義を指向していました。
「リーダーは2人もいらない」という信念です。
一見、大ドイツ主義は華麗ですが、
水と油のようなプロイセンとオーストリアでは
ドイツ統一など不可能だと見ていました。

1866年、ビスマルクは
天才的戦略家モルトケとのコンビで、
普墺戦争によってオーストラリアを破りました。

普墺戦争 - Wikipedia

この時、ビスマルクはモルトケを制止して、
プロイセン軍のウィーン入城を行わず
オーストリアに恩を売ると共に、
プラハ条約を結び、オーストリアをドイツ統一から排除します。
さらにプロイセンは
他のドイツ諸邦と共に北ドイツ関税同盟を結んで、
ドイツの盟主となりました。

そして1870年、
ドイツ統一を行う際に
最大の反対国になるであろうフランスに対して
ビスマルクは普仏戦争を仕掛け、これを散々に破ります。

普仏戦争 - Wikipedia

パリ入城後の1871年1月18日。
ヴェルサイユ宮殿の鏡の間にて
プロイセン王ヴィルヘルム1世は
ドイツ皇帝に即位しました。
こうしてドイツ統一は成りました。


このドイツ統一のパターンは
あくまでも歴史上の事象に過ぎません。
別に日本がアジアを統一するわけではありません。

しかし、連合体のあり方、
すなわち指導的国家が一つの方がいいのか、
複数あった方がいいのか、
また、連合体の成立過程などが
とても参考になると思います。

日中以外の他のアジア諸国にとって
日本と中国という2大国家はアジアの竜虎です。
これが互いに連携するならば
彼らに選択の余地はありません。
この2大国家連合に付いていくだけです。

しかし、竜虎が互いに対立した場合、
どちらに付くべきか、
彼らは選択肢に迷うでしょう。

現在の情勢を見ていると、
日本という「虎」は
他の諸国に対して一定の信用は得てますが、
これは「ひ弱な善人」として信用です。
決して「頼りになる強者」としての信用ではありません。

虎がかくも弱く、
一方の竜が悪達者に覇権を拡張している現状で、
他の諸国が一方的に竜になびかないのは
竜の持つ「他国を踏みにじる」イメージと
米国という別な巨大な要素があるからです。

しかし、米国が衰退し、
東アジアから勢力を撤退させた場合に、
このままいけばアジア諸国は
中国に雪崩をうってなびくでしょう。

さて、先にも触れたように
今後、中国経済が崩壊するとしても
数年から十数年で傷は癒えると思います。

私はこの間がチャンスと見ています。
この間に日本を中心とした諸国連合を
カッチリと形成してしまうことです。

その際に、台湾の問題も片づける必要があります。
台湾という親日国家、
そしてあのシーレーンの途上に位置するという、
地理的環境を考慮するならば、
かの国を明確に独立させ、
同盟の一翼として迎え入れるべきです。

台湾は、現実にはすでに独立国家ですが
2つの致命的な条件が欠けています。

1,世界の国々からの信任

2,中国からの信任

この2つが欠けています。

欠けている理由は、
中国が反対していること、
そして中国が大国であること、
この2つです。

であるならば、
中国が一時的にせよ弱体化する時こそが
台湾独立の好機です。
日本は弱体化した中国に圧力をかけ、
中国から譲歩を引き出すべきでしょう。


さて、あれこれ書いてきました。
米国と中国の経済崩壊を前提とした話しで、
それが成らなきゃ何の意味もないのですが、
おそらく数年、下手をするとここ一年ぐらいで
この2つの予測は成就すると見ています。

まあ、それが外れたとしても
戦略遊戯の座興話し程度には
なったのではないでしょうか (^^;)



オットー・フォン・ビスマルク - Wikipedia


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by misaki80sw | 2005-05-01 00:46 | 日本(政治経済)