misakiのオールジャンル時事評論!


by misaki80sw

<   2005年 05月 ( 36 )   > この月の画像一覧


<本日の更新>

仏国民、EU憲法を拒否・・統合化と国家主権


ブログの左にある写真欄ですが
多少飽きてきたので
←新しいやつに変えてみました。

これ、三国無双のお気に入りキャラ、
星彩ちゃんなんですね~。
思わず萌えてしまったので(笑)
しばらく、ここに載せておくことにしました。

不評だったら元に戻します (^^;)


さて、今日は早々に補欠ニュースに移ります。

<国際>

米軍、イラクのスンニ派穏健政党党首を誤認逮捕

  イラクのイスラム教スンニ派政治勢力を代表する、
  穏健派政党「イラク・イスラム党」の
  モフセン・アブドルハミド党首が30日未明、
  バグダッドの自宅で米軍に逮捕され、
  同日午後までに釈放されるという騒ぎがあった。
  イラク駐留米軍当局は同日、
  誤認逮捕だったことを認め、遺憾の意を表明した。

 米国、これはシャレになってないよ。
 こんな微妙な時に、
 ことあろうにスンニ派の大物を誤認逮捕するとは・・。

 前に少し書きましたが、

 *イラク情勢再激化・・移行政権と米国の泥沼

 イラク・イスラム党のアブドルハミド氏は
 スンニ派の代表的人物の一人。
 ただでさえ、政権中枢に登用されてないと
 スンニ派が不満たらたらの状況で、
 こないだイラクに来たライス米国務長官も
 ジャアファリ首相に
 「スンニ派を政権に取り込むように」と
 アドバイスしたばっかりなのにね。

 誤認逮捕した相手と言い、
 タイミングと言い、まさに最悪。
 これ、思わず陰謀説が頭を駆けめぐりました。
 

首相候補に女性党首選出 総選挙で独野党

 ドイツキリスト教民主同盟(CDU)女性党首の
 アンゲラ・メルケル氏。
 
 彼女はコール元首相の秘蔵っ子的存在で
 もともとは東ドイツ出身の物理学者。
 外交的には米国との同盟重視派で、
 現シュレーダー首相とは対極的存在。

 この人が首相になったら、
 今回のフランスのEU憲法否決とあわせて、
 EUの統合と政治化に
 ますますストップがかかるでしょうね。


<ロシア>グルジア領内の軍基地撤収
 08年中終了で合意


  ロシアのラブロフ外相は30日、
  モスクワでグルジアのズラビシビリ外相と
  会談後の記者会見で
  「グルジア領内の露軍基地撤去を
  08年中に終える」と述べ、
  各基地を撤収する合意内容を明らかにした。

 やっと撤収ですか。

 当初、ロシアは
 「金が無いから撤退はできない」と
 もの凄いことを言ってたんだよね (^^;)


【中国】外貨管理局:貿易名目ホットマネーへの規制強化

  外貨管理局は27日付で、
  貿易活動の支払いなどの名目で
  中国に流入している国際ホットマネーに対する、
  規制を強化することを発表した。

 これ、ただでさえ元の切り上げと共に、
 外資の投機資金が
 一斉に引き上げのタイミングを狙ってるのに、
 それに拍車をかけることにならないかな?


7世紀にロケット開発? 北朝鮮「世界最初」と主張

 ( ゚Д゚)ポカーン・・・


ジャカルタ米大使館の見取り図、サイトに掲載

  ジャカルタの米国大使館が
  爆弾テロの標的になる恐れがあるとして
  26日から臨時閉館した問題で、
  同大使館の見取り図と具体的な攻撃方法の手引きが
  ウェブサイトに掲載されていることが分かった。

  国家警察のダイ・バクティアル長官によると、
  米大使館の閉館は、東南アジアのテロ組織、
  ジェマア・イスラミア(JI)幹部の爆弾専門家、
  ドクター・アズハリ容疑者が
  大使館の見取り図を入手したためで、
  同サイトの存在が閉館の直接の原因になったと見られる。

 テロ組織の情報収集網は
 案外、強力なんですな。


日中摩擦、Wストリート・ジャーナル紙論評
 「対日要求は横柄」


  同社説は、中国の対日戦略として
  (1)政府が無力を装って大衆を動員する義和団方式
  (2)道義的により高い立場を目指すアピール
  を挙げ、「その二つとも失敗したため、
  中国はいまや新しい策略を試みている」と指摘。

 なるほど。
 鋭い分析だなあ。
 

軍需産業を民間企業に開放
 国防科学技術工業委が新規定


  北京青年報によると、
  条件を満たせば、外資系企業や合弁企業も
  軍需分野に参入できることから、
  対中武器輸出の解除をめぐって
  米国から外交的圧力を受けている、
  欧州連合(EU)域内の軍需産業が
  合弁などの形で迂回的に武器や技術を
  中国に売り込む道が開ける可能性も出てきた。

 これは由々しき問題。

 日本政府よ、
 このニュースに注目すべし!


盧大統領「マスコミの権力乱用に制御装置が必要」

 この盧武鉉氏って
 けっこう恐るべき男かもね。

 私は最初、
 ヘタレの見識不足の政治家かと思ってたけど、
 意外に意図的にやってる気がしてきた。

 可能性としては五分五分ぐらいじゃないかな。


<国内・政経>

春暁ガス田を詳細説明=共同開発提案が焦点
 日中の東シナ海協議始まる


 どうせ中国は譲らない。
 強硬路線しか今の中国はとれない。
 国内のコントロールができないから。

 彼らが譲らないことを前提にして
 日本も言うだけ言って帰ってくればいいよ。


人権擁護法案:自民反対派が対案策定
 委員に国籍条項


 私としては対案なんか出さずに
 廃案の方向で押し切ってほしかった。

 妙な対案を出せば
 またどこで利用されるか分かったもんじゃない。


A級戦犯の自発的分祀で解決を
 靖国問題で中川国対委長

「靖国、中国は内政干渉でない」与謝野政調会長が見解

 君らは相当のヘタレだな。


自民党チーム案:北朝鮮核実験なら
 国連決議なくとも制裁


 大いに賛成だけど、
 問題は首相がこれを受けるかだね。


<国内・社会>

「安易にお金借りないで」ティッシュ配ってPR

 消費者金融のCMは規制すべき。
 あんなもん電波に乗せて流しちゃ駄目。

 安易に借りたら後で死ぬほど苦労するよ。


カラス対策、目くらましで黄色いごみ袋
 大分・臼杵市


 黄色いゴミ袋というから、
 東京の各地で使ってる、
 有料用の茶色っぽい袋を連想したけど、
 これ、写真で見たら、

a0018138_3452264.jpg


 もろに真っ黄色いやつなんだね。

 ちょっとした工夫で
 効果があるもんなんだなあ (^^*)


<IT系>

GMO メディア、Blog で育てるたまごキャラクタサービスを開始

  Blog 管理者が自分の Blog に貼れる、
  「ブログアクセサリー」として、
  たまごから育てたキャラクタを
  コレクションできる「ブログエッグ」サービスを開始した。

 ちなみに、こっちが開発会社のサイト↓

 *ブログエッグ:-mypop-

 なんだか分からないけど、
 オラ、わくわくしてきたぞ(笑)。


<仰天・面白系>

2億7千万年前の巨石に「中国共産党亡」の文字

 これ、マジすか? (^^;)


<他のサイト・ブログ紹介>

遠藤浩一覚書:
 再び言ふ、「細田サン、シツカリしてください」

拾い猫日記:
 A級戦犯の事実を知らずして批判するなかれ


 両者とも、
 靖国とA級戦犯に対する論考。

 非常に勉強になりました m(__)m


13Hz!:ホントにブログをやることに
 メリットなんてないの?


 実際、書かれてるとおり、
 アクセス数ばかりがブログの値打ちじゃないですよ。

 メリットで言えば
 そりゃ金銭にはビタ一文つながりませんが、
 書くということが良い刺激になるんですね。

 人様に見せるものを書かなきゃいけないから
 こっちも必死になって資料読んだり、
 「う~む」と考え込んだりするわけで
 それが自分にとっていい勉強になるんですよ。
 モチベーションにつながるといいますかね。

 自分の知識と見識を磨くには
 ブログって絶好のツールだと思いますよ、ホント。


極東ブログ:EUが終わった

 極東ブログがもの悲しく
 EUへの弔歌を奏でています。


<今日のAA>

【北朝鮮】朝鮮中央通信
 「ウリナラはロケット宗主国」 その1


【北朝鮮】朝鮮中央通信
 「ウリナラはロケット宗主国」 その2


【北朝鮮】朝鮮中央通信
 「ウリナラはロケット宗主国」 その3


日本政府が韓国被保険者に渡した保険補償金を
韓国政府が使い込み★2 その1


日本政府が韓国被保険者に渡した保険補償金を
韓国政府が使い込み★2 その2


【韓国】谷内発言問題で政府は強硬論と現実論を
 上手く妥協させ、慎重を期した-中央日報


在韓米軍、第2師団3個大隊のうちの1個大隊を解体
 戦車140台から55台へ その1


在韓米軍、第2師団3個大隊のうちの1個大隊を解体
 戦車140台から55台へ その2

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by misaki80sw | 2005-05-31 03:50 | 補欠ニュース
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EU憲法、フランス国民がノン

 欧州連合(EU)憲法の是非をめぐって
 29日に行われたフランスの国民投票は即日開票の結果、
 賛成45%、反対55%の大差で憲法批准を否決した。

 同憲法の否決はEUで初めて。
 EU憲法は全加盟国が批准しないと発効しないため、
 憲法は見直しまたは破棄に追い込まれる可能性もある。

 過去半世紀、
 欧州統合をドイツとともにけん引したフランスが
 国民投票で同憲法を否決した影響は大きく、
 欧州統合の停滞でEUは政治危機に直面することになった。

 30日未明(日本時間同日朝)に
 内務省が発表した最終集計結果(確定)によると、
 賛成は45・13%、反対は54・87%。

 今回の国民投票では、
 憲法の内容自体より、EUの行方が問題になり、
 投票率はマーストリヒト条約をめぐる国民投票、
 (1992年9月、70・51%)と
 同程度の69・74%に達した。

 有権者は、国際競争力向上のための構造改革で、
 社会福祉制度の質が低下することを恐れたうえ、
 EU拡大で中・東欧諸国からの安い労働力が流入すれば、
 現在10%超の失業率がさらに高まる、と懸念。
 特に工場労働者や農業関係者らが多数、反対に回った。

   (読売新聞)


フランスでEU憲法否決。

これにはEU統合派の面々はショック大きいだろうね。
なんせフランスはEUの先駆けにあたる、
EUSU(欧州石炭鉄鋼共同体)の頃から、
欧州統合の牽引車として統合を引っ張ってきた存在。
そのフランス国民が否定しようとは・・。

EU=欧州連合 (European Union) は
欧州統合の中心的な役割を果たしている超国家機構。

加盟国は25ヶ国。
アイルランド、イギリス、イタリア、オーストリア、
オランダ、ギリシア、スウェーデン、スペイン、
デンマーク、ドイツ、フィンランド、フランス、ベルギー、
ポルトガル、ルクセンブルク、エストニア、キプロス、
スロバキア、スロベニア、チェコ、ハンガリー、
ポーランド、マルタ、ラトビア、リトアニア。

設立に至る経緯は以下。

◇1951年:欧州石炭鉄鋼共同体 (EUSC)
        ↓
◇1958年:欧州経済共同体 (EEU)
        ↓
◇1967年:欧州共同体 (EC)
        ↓
◇1992年:欧州連合 (EU) *マーストリヒト条約

この流れで拡大してきた。

その組織構成は、

◆欧州理事会(加盟国首脳会議):最高意志決定機関

◆欧州議会:立法

◆欧州委員会:行政

◆欧州裁判所:司法


さて、今回否決されたEUの新憲法。
そもそも、どういう内容なのか?

その骨子をあげておくと、

◇欧州理事会の政策決定方式の変更

◇ヨーロッパ大統領と外相を常時設置。

◇欧州議会に一定の立法権を与える。

◇EUと加盟各国の主権の範囲を規定

◇ヨーロッパ市民基本権憲章を付記。

この5つ。

それぞれ細かく解説します。

<欧州理事会の政策決定方式の変更>

欧州理事会ってのは
EU加盟各国首脳による会議。
EUの最高意思決定機関。

ここで、EUの
外交・軍事・司法・財務・教育等の
政策を決定する。

ここは今まで全会一致で物事を決定してきた。
しかし、EU憲法では
「二重多数決方式」と言うものに変わる。

◇加盟国数の55%の賛成

◇賛成国の人口がEU総人口の65%以上

この2つをクリアしないといけない。

今、EUは25ヶ国だから
55%ってことは14ヶ国以上の賛成が必要。
さらに、この賛成各国の総人口が
EU総人口の65%以上であること。
今のEUの総人口が約4.5億人。
つまり、約3億人は必要ってこと。

この人口加味の多数決方式がミソで
大国が有利になるということ。


<ヨーロッパ大統領と外相を常時設置>

今は各国輪番制の議長のみだが、
新憲法下では大統領と外相を設置。

大統領と外相は欧州理事会の多数決により、
2年半の任期で選ばれ、1回だけ再選が可能。

大統領たって
それほどの権限があるわけではないが
対外的な顔となるし、
欧州理事会の多数決で選ばれることから
EU内の大国(仏・独・英・伊など)の影響力が増す。


<欧州議会に一定の立法権を与える>

欧州議会はEU国民の直接選挙で
選ばれた議員によって構成されている。
732議席で、任期は5年。

今までは議会に予算承認権は与えられていたものの、
政策に関しては単なる諮問機関にすぎなかった。

これが新憲法下では、立法権が与えられる。
ただし、欧州理事会の同意が必要。


<EUと加盟各国の主権の範囲を規定>

1,EUの管轄分野

  ◎ユーロ圏の通貨政策
  ◎共通通商政策、国際通商協定
  ◎関税同盟
  ◎共通漁業政策の下での海洋生物資源保護

2,EUと各国政府の共同分野

  ◎城内市場政策
  ◎自由・安全・裁判の分野
  ◎農業および漁業政策(海洋生物資源保護を除く)
  ◎運輸政策、汎欧州ネットワーク
  ◎エネルギー政策
  ◎社会政策
  ◎経済・社会・地域結束政策
  ◎環境保護政策
  ◎消費者保護政策
  ◎公衆衛生

3,EUが各国の政策の支援、調整、
  補足的な活動を行う分野

  ◎産業政策
  ◎健康保護・増進政策
  ◎教育、職業訓練、青少年保護、スポーツ
  ◎文化
  ◎市民保護


<ヨーロッパ市民基本権憲章を付記>

新憲法では、ヨーロッパ市民の基本的人権を定めた。
刑事上の適正な手続き、死刑の廃止、
プライバシー権、知的財産権の保護など。


ざっとこんなもんでしょうか。

まあ、見て分かると思うけど
この新憲法は、

 「一層の統合を深めましょうね!」

 「大国主導で運営するよ!」

という2つが眼目。

今、EUは25ヶ国に増えてしまって、
その意志決定に、いちいち全会一致でやってたら
それこそ決まるものも決まらない。

これに危機感を感じた仏・独あたりが
新憲法の制定に動いたわけだけど、
肝心のフランス国民がこれを拒否したわけね。

この後、オランダ・イギリス・チェコ、
さらにポーランドで国民投票が行われる。
ここらへんも要注目だけど、
この新憲法草案は、仮に拒否されたとしても
別に廃案になるわけではなく、
そういう規定があるわけではない。

一部を軽く修正した上で
シラクさんあたりが来年に
「もういっぺん投票やりましょう」と言っても
別段、法的には何の問題もないわけで
たぶん彼は、ほとぼりが冷めた頃に
また再投票をしようと思ってるだろうね。


さて、取りあえず、統合化の流れが
いったん頓挫してしまったEUですが、
今度は国際情勢の観点から見てみましょう。

まず、EU自体は統合が遅れるか、
あるいはこのまま中途半端な状態で固定してしまうか、
どっちかだね。

仏での国民投票による否決だけでなく、
隣国のドイツでは、シラク大統領と二人三脚で
EU統合を進めてきたシュレーダー首相が、
今、支持率が急落し、政権存亡の危機に襲われている。
これなんかもEU統合へのマイナス要因となるでしょう。

意外に、各国の国民にとって統合ってのは
国家主権制限への危機意識が強いみたいね。

私は、EUと各国のエネルギーの方向性からすると、
分裂するか中途半端に固定する可能性が半分だと思うし、、
これ以上の統合が進捗するならば
かなり中央集権的な超国家が現出すると予想します。

結局ね、各国の主権意識が強いわけです。
だから失敗する可能性も高いし、
逆に統合化に進むならば
この主権意識や各国の利害を統制しないといけなくなるから、
極端な中央集権国家が出来上がると思うよ。
案外、戦慄の強権ヨーロッパが
誕生するような気がします。

次に各国の思惑ですが、
米国とロシアはニヤリ、中国ガッカリ、
ってとこでしょうか。

米国は、EU統合化に伴い、
欧州に対して自分のコントロールが
効きづらくなることを恐れている。
イラク戦争あたりから独仏がでかい顔してるのも
このEUをバックにしてるわけで
EUの拡大・統合は米国にとってはマイナス。
さらにドルの基軸通貨の座を
ユーロに取られかねないとう恐れもあるもんね。

ロシアは自分の版図であった東欧やCIS諸国が
次々とEUに加盟していき、
自分の勢力圏が浸食されていくのを恐れている。
ロシアは自分が一方の雄だと思ってるからね。
他人の軍門に下るという発想はない。

中国は、EUの台頭により米国を牽制し、
世界を多極化の方向に持って行こうと思ってたわけで、
今回の投票結果はショックだったでしょう。
ことに武器と宇宙では
この両者は盟友の関係ですから。

EU、対中武器輸出解禁の動き・・仏独枢軸と日米台。

中国、EU「ガリレオ計画」に参入・・天空の欧中同盟。

では、日本はどうか?
う~ん、難しいですね。
米国の衰退に備えて
ユーロという一時避難場所があることは望ましいけど、
EUがあんまり強力になるのも困る。
ことにEUの中枢たる仏独は
中国と密接な関係にあるわけで、
今回の投票は痛し痒しといったとこでしょうか。



欧州連合 - Wikipedia

外務省サイト:欧州連合

駐日欧州委員会代表部

EU(欧州連合)の基礎知識:All About

EU憲法草案と「小国」の懸念:
国際貿易投資研究所


EU憲法:日本国際問題研究所

ニュースにみる21世紀のヨーロッパ:
 EU憲法案の全貌



娘通信♪関連過去記事
EU、中国への武器輸出を解除へ・・「雄藩」の台頭。
EU、対中武器輸出解禁の動き・・仏独枢軸と日米台。
イラク戦争の様々な観点:大量破壊兵器とユーロ建て決済
中国、EU「ガリレオ計画」に参入・・天空の欧中同盟。

「ベルリンの壁復活を望む」・・ドイツ、東西統合の蹉跌
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by misaki80sw | 2005-05-31 00:08 | その他諸国・国連

<昨日と今日の更新>

民主党の妄言と東京裁判・・「戦犯」とは何か?

外務省次官「韓国は仲間外れ」・・本当のこと言っちゃった

日本海海戦から百年・・完勝と世界史の転換


夜も更けて参りました。
っていうか、ほとんど朝ですが。

今週は忙しかったです。
とにかく多忙でした。
仕事ね、仕事。遊びじゃありませんよ。

毎日、MSオフィスと格闘して
いい加減にうんざりしましたね。
そもそも私は一太郎派なんだから。

おかげで今月の更新は40記事を切りそうですね。
去年の10月が最高で95記事ですから、
その4割しかいきませんでした。
まあ、95なんていう数字の方が異常だけど (^^;)

コメントのレスも遅れてます。
明日は日曜でゆっくりできるので
記事を書くかどうかは分かりませんが、
コメントのレスは書きたいと思います。


さて、先日、
「国家と情報機関」シリーズの3を書きました。

国家と情報機関 その3・・防衛庁情報本部

次回はいよいよ公安警察に突入です。
ラインナップとしては3回に分けて、

1,公安警察の概要

2,スパイ養成・潜入等の工作の手口

3,北朝鮮との死闘

この3本柱でいこうかと考えてます。

ただ、あくまでも予定ですから、
実際にそのとおりに成るかは保証の限りにあらず。
特に3に関しては資料集めに難航してまして
書けるか否かは微妙な状況です。


今日は最後に「日本海海戦」について書きました。
私自身のコメントはできるだけ省いて
史実のみを追っかけてみました。

最初は、日本海海戦と日露戦争の意義を
政治的・軍事的に滔々と語ろうと思いましたが、
そんなもん他のブログで
見たらいくらでも書いてたので
うちは史実勝負で書きました。

ここで少しコメントするならば
日本海海戦百周年という事で
それなりに催しとかあったみたいですが、
ちょっと、あの程度じゃ寂しいですね。

あの海戦が世界史と日本史に
どれだけのインパクトを与えたか、
そして軍事的にどれだけ希有な偉業であるか。
それを考えた時に
本来ならば首相以下が参列して
百周年のイベントを行うべきです。
海自の船は全部揃って
海上でパレードでもやるべきです。
君らの先輩でしょ。

あの戦史は国家の財産です。
あの戦いで日本が負けていれば
間違いなく日本はロシアの半属国状態となったでしょう。
対馬・壱岐はロシアに割譲されたでしょうね。
韓国は間違いなくロシア領となり、
中国はロシアと英国の角逐の場となったでしょう。

世界史的には、
日本の戦勝によって白人勢力の膨張が止まりました。
それ以上に、欧米国家は
有色人種の国が世界史のプレーヤーとして
台頭しつつある現実を、
世界最大の陸軍国家ロシアの敗北という、
衝撃をもって味あわされました。

確かエジプトのナセルだったと思うけど
彼が少年時代に
バルチック艦隊の支隊が
スエズ運河を通って極東に向かいました。
ネボガトフ少将の第三太平洋艦隊で、
旧式戦艦を中心とした艦隊です。

それが日本海海戦で完膚無きまでに叩かれ、
ボロボロになった敗残の船がヨロヨロと
スエズ運河を通ってロシアに帰っていったそうです。
ナセルは少年の頃のその記憶が
一生、脳裏から離れなかったそうですね。

彼は後にエジプトを英国の支配から脱し、
スエズ運河の国有化を断行しましたが、
彼の如く、日露戦争での日本の戦勝は
世界各地で多くの人々の心に火をつけました。


さて、本日の補欠ニュースです。
今日はちょっと短めに。

<国際>

米大統領、脱北者体験記に心痛める…北へ妥協なし
北の拉致、米超党派議員が「テロ」と非難の決議案

  ブッシュ米大統領が、脱北者の体験記を読み、
  北朝鮮の人権問題の惨状に心を痛め、
  側近にも同書に目を通すよう促していることが分かった。

  北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の再開問題を巡り、
  中国がブッシュ政権にも
  北朝鮮へ歩みよるよう求めているが、
  「脱北者の本に胸を痛めるブッシュ大統領が
  独裁者の金正日総書記に大きく譲ることなどない」
  (外交筋)との見方が強まっている。

 この情報を流した人間の意図は何か?
 ズバリ、雰囲気づくりですよ、雰囲気作り。

 米国は戦争前には
 必ずこういう世論相手の雰囲気作りを行う。
 シレっとした顔をして奇襲をかけるより、
 雰囲気を高めに高めてから戦争に突入する。

 これぞ米国の常套手段。


韓国向かうステルス戦闘機

  米国防部が26日、
  F-117ステルス戦闘機15機を
  韓国に配備すると明らかにした中、
  F-117Aナイトホークステルス戦闘機1機が
  ニューメキシコ州の空軍基地を離陸し、
  韓国に向かっている。

 準備着々。


北の工業団地でファッションショー 韓国人気女優も出演

  韓国の衣料品大手、信元は25日、
  韓国土地公社や現代グループが
  建設を進めている北朝鮮の開城工業団地で
  26日に同社製品のファッションショーを
  行うと明らかにした。

 嗚呼、呑気だね。


北の食糧価格が急騰

 一方の北朝鮮では食料価格が急騰中。


イラク・米軍5万人動員、近くバグダッドで大掃討作戦

 ここのところの治安悪化に
 ようやく米軍が本腰。

 イラク軍4万人+米軍1万人の混成部隊。
 ようやくイラク軍も数個師団を動かすだけの
 実力を身につけたわけね。


<中国>副首相帰国問題での日本側対応を一定評価

 にゃ~にが評価じゃ!
 
 その口で言うか バキッ!!( -_-)=○()゚O゚)アウッ!


<国内・政経>

F15戦闘機 沖縄配転 平成20年度 対中抑止力を強化

 西方シフトはいいけど
 3年後じゃ遅すぎるよ。

 ホント、悠長だよな~。


<IT系>

『iTunes』を使わずに『iPod』を管理
 パソコンへのコピーも


 「iTunes」はいいソフトだと思うけど、
 重すぎるのが玉に瑕。

 これ、日本語版がでないかなあ。


「優勝者はビル・ゲイツに会える」コンテスト

 ゲイツもいい気なもんだよ。


あおぐと光る“発電うちわ”

 圧電発電技術を応用し、
 うちわをあおぐ力で発電して
 LEDを発光させるとのこと。

 これを扇ぐと、

a0018138_5572726.jpg


 こう光る。

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 で、こっちがメーカーサイトね。

 *日新電機株式会社:イベント&ニュース

 これ、洋風ものとかも作れるだろうし、
 案外、応用パターンが多いかもよ。


<仰天・面白系>

ダース・ベイダー、女性に股間の「暗黒面」を見せつける
ダース・ベイダー、各地で現金を奪う
ダース・ベイダー、シートベルトをせず注意される

 Tokyo Fuku-blogの帝国の逆襲3連発。

 あまりの馬鹿馬鹿しさに大笑いしてしまった。


<他のサイト・ブログ紹介>

軍事情報:『「インテリジェンス」を一匙
 情報と情報組織への招待』


 元内閣情報調査室長の大森義夫氏が
 情報機関関係の本を出したとのこと。
 買ってみようかしら。

 この人、いろいろ資料でも見たけど、
 評価が二分してるね。
 辣腕と言う人もいれば、
 内調の任務をいたずらに拡張し、
 政治家に密着しすぎた、と悪く言う人もいる。


依存症の独り言:中国は、いつ崩壊するのか?:

 中国崩壊を経済の側面から論じている。

 う~ん、私にここまでの
 経済の知識があればなあ。


「思いつきブログ」 hit on!:靖国神社 首相参拝問題の解説

 hiroさんのブログ。
 靖国神社と首相の参拝に関して。
 よくまとまっています。

 この人のブログは
 文章がやさしくて読みやすいです。


<今日のAA>

【日台】断交後初、台湾人に叙勲
 「日本語教育に尽力してきた台湾人全体の受章だ」その1


【日台】断交後初、台湾人に叙勲
 「日本語教育に尽力してきた台湾人全体の受章だ」その2


「韓国の植民地支配につながった」
 日本海海戦百周年行事に異論-長崎


【日韓】「誤解招いたのであれば遺憾」
 谷内外務次官 その1


【日韓】「誤解招いたのであれば遺憾」
 谷内外務次官 その2


【日韓】「誤解招いたのであれば遺憾」
 谷内外務次官 その3


町村外相、「中国人も幼稚園できちんと礼儀を学んだ方がよい」
 政府は帰国問題沈静化の方向★2 その1


町村外相、「中国人も幼稚園できちんと礼儀を学んだ方がよい」
 政府は帰国問題沈静化の方向★2 その2

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by misaki80sw | 2005-05-29 05:56 | 補欠ニュース
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対馬沖で海上慰霊祭 日本海海戦100年

 日露戦争(一九〇四-〇五年)の
 勝利を決定付けた日本海海戦から百年を迎えた二十七日、
 海戦の舞台となった長崎県対馬沖で海上慰霊祭が行われ、
 日露両国関係者ら約三百人が参加。
 海に献花するなどした。
 海上には地元の漁船約八十隻も集まり、
 隊列を組んで沖まで伴走した。
 また、神奈川県横須賀市でも関連の式典が行われた。
 
 海上慰霊祭は、対馬市や、地元の有志でつくる、
 「対馬・歴史顕彰事業推進委員会」(武末裕雄委員長)
 などで構成する実行委員会が主催。
 漁業関係者も有志として参加した。
 
 一方、神奈川県横須賀市ではこの日、
 ロシアのバルチック艦隊を撃破した記念艦、
 「三笠」の前で記念式典が行われた。
 日本海海戦百周年記念大会名誉会長の
 中曽根康弘元首相や
 ロシアのガルーチン駐日公使、
 米英の政府高官ら約七百人が出席。
 日露両国の国歌に続き、黙祷し、戦没者を追悼した。
 「三笠」は二十八日から二日間、無料開放する。

   (産経新聞)


明治37年(1904年)2月6日、
日露両国は戦端を開いた。
陸軍は満州の荒野で
ロシアの大軍と数度にわたる会戦を行い、
明治38年3月の奉天会戦において
ロシア軍に決定的な打撃を与え、
以後、戦線は膠着した。

この陸軍の補給線を守るべく、
日本海軍は黄海海戦でロシア太平洋艦隊を撃破した。

しかし、ロシアは欧州方面の艦艇を集め、
第二太平洋艦隊を編成、これを極東に送り込んだ。
これがバルチック艦隊である。

日本海軍は
大陸に派兵した陸軍を孤立させないためにも
バルチック艦隊を撃滅し、
海上補給線を維持する必要があった。
海軍に課せられたのは完璧なる勝利、
敵艦隊の撃滅であった。

世界各国はこの戦いの行く末を見つめていた。
大陸帝国のロシアが勝つか、海洋国家の日本が勝つか。
日本と同盟中の英国、日本寄りの姿勢を示す米国。
そしてロシアと同盟を結ぶフランスとドイツ。
さらに列強の下で呻吟していたアジア・アフリカ。
この戦争の帰趨は、極東に接近中のバルチック艦隊と
東郷平八郎大将率いる連合艦隊の戦闘に委ねられた。

明治38年(1905年)5月27日午前9時40分、
対馬海峡を哨戒中の哨戒艦信濃丸から
朝鮮南東岸の鎮海湾に停泊中の連合艦隊旗艦「三笠」に
「敵艦隊見ゆ」の無電が飛び込んだ。
ロシア・バルチック艦隊の来襲である。
 
三笠の連合艦隊参謀秋山真之中佐は
東京の海軍軍令部あてに1通の電文を送った。

  敵艦見ユトノ警報ニ接シ、
  連合艦隊ハ直ニ出動、之ヲ撃滅セントス
  本日天気晴朗ナレドモ波高シ

鎮海湾を発した艦隊は、
東郷平八郎大将直率の第一戦隊と
上村彦之丞中将の第二戦隊が単縦陣を組み、
対馬海峡隠岐島西方へと向かった。

日本側は戦艦4隻、装甲巡洋艦2隻、
一等巡洋艦6隻を中心とする91隻。
ロシア側は戦艦8隻、装甲巡洋艦3隻、
装甲海防艦3隻を中心とする38隻。

日本は小型の水雷挺までを含めた隻数であり、
海戦の主力たる戦艦の隻数はロシアに劣り、
世界各国の軍事関係者も
ロシアの勝利を予想した者が多かった。

13時39分、連合艦隊は敵主力を艦首方向に視認、
東郷大将は戦闘開始を命令。

13時55分、旗艦三笠はZ旗を掲揚。

  皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ
  各員一層奮励努力セヨ

14時05分、敵艦隊との距離8千メートル。
ここで東郷は取舵一杯を命令。
敵前における大回頭を開始した。
戦史に名高い「東郷ターン」である。

14時10分、敵との距離6千4百メートル、
回頭を終えた三笠は射撃を開始。

東郷は幕僚の薦めにも従わず、
装甲に囲まれた司令塔に入ることを断り、
三笠の吹きさらしの艦橋上にあって
泰然と眼前の敵艦隊を凝視しつづけていた。

この小柄な薩摩出身の老将は
幕末の争乱期、薩英戦争で初陣を飾り、
日本で最初の海戦となった阿波沖海戦では
砲手として幕府海軍と戦った。
彼はトラフォルガーにおけるネルソンの如く、
この海戦で死ぬつもりであった。

激烈な砲撃が両艦隊を交叉した。
戦艦同士がうなりをあげて砲撃し、
巨弾を相手の装甲にたたき込む。
海上には濛々たる黒煙があがり、
砲撃を食らった艦では死者の血が甲板を濡らした。

戦いは最初の30分で決まった。
ロシアの主力艦は皆、炎につつまれ、
ことに旗艦スワロフと戦艦オスラービアは
日本艦隊の砲弾が集中し、艦上は廃墟と化した。

東郷は日本艦隊の優速を生かして、
小刻みな変針を行うことで
常に敵の頭を押さえつけていた。
いわゆる「T字戦法」である。

当時、世界の軍艦は
攻撃力よりも防御力が優れており、
分厚い装甲を持った戦艦は容易に沈まぬと信じられていた。
しかし、15時10分、
戦艦オスラービアが大きく腹をさらして
海底に没していった。
19時3分には
ロシア艦隊二番艦アレクサンドルⅢ世も沈没。

19時10分、三笠は日没により射撃を中止。
翌日の戦闘に備え、鬱陵島を合流地点として
北進を開始した。

バルチック艦隊の損害は凄まじく、
戦闘組織としてはすでに崩壊状態に達しており、
各個艦がそれぞれの僚艦と共に、
ウラジオストックへの遁走を意図し、
バラバラに北走していた。

しかし、夜間に入ると
日本側の小型巡洋艦・水雷艇を中心とした水雷戦隊が
快速を利用して
落ち武者を狩るようにロシア艦を襲撃した。

翌28日、連合艦隊は鬱陵島の南方に集結。
9時30分、残存艦隊を発見。
ネボガトフ少将指揮下の小艦隊である。

急接近した連合艦隊にネボガトフは戦意を喪失。
全艦の砲撃を中止し、
機関を停止させて降伏を表明した。
ここに海戦は終結した。

日本側の損害は、水雷艇3隻の沈没のみ。
ロシア側は、38隻のうち、
沈没21隻、降伏・拿捕7隻、
中立国に逃げ込み武装解除されたもの7隻、
残り3隻の小艦艇のみが
ウラジオストック港に逃げ込んだ。

バルチック艦隊の司令長官、
ロジェストヴェンスキー中将は負傷し、
海上で捕虜となった。

世界中が騒然となった。
完璧なる勝利。
パーフェクトゲームの海戦。
そして世界史における白人優位の歴史に
ストップがかかった瞬間であった。
明治維新から、わずかに30年後の壮挙である。

海戦終結後、
ロジェストヴェンスキー中将は
佐世保の海軍病院に入院し、
それを東郷大将は見舞った。

東郷は言った。

  閣下、
  はるばるロシアの遠いところから
  回航して来られましたのに、
  武運は閣下に利あらず、ご奮戦の甲斐なく、
  非常な重傷を負われました。
  今日ここでお会い申すことについて
  心からご同情つかまつります

  われら武人はもとより
  祖国のために生命を賭けますが、
  私怨などあるべきはずがありませぬ。
  願わくば十二分にご療養くだされ、
  一日もはやくご全癒くだされることを祈ります。

ロジェストヴェンスキーは、

  私は閣下のごとき人に敗れたことで、
  わずかにみずからを慰めます。

と答えた。

いまだ武士道と騎士道の余韻の残る時代であった。



坂の上の雲:司馬 遼太郎 (著)

Z旗:日本海海戦

日本海海戦時の連合艦隊主力

日露戦争 - Wikipedia

日本海海戦 - Wikipedia

東郷平八郎 - Wikipedia
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by misaki80sw | 2005-05-29 01:23 | 日本(政治経済)

外務次官発言、韓国外交通商省が駐韓大使に抗議

 韓国外交通商省の李泰植(イ・テシク)次官は26日、
 高野紀元駐韓日本大使を同省に呼び、
 谷内外務事務次官が韓国の与野党国会議員団に
 「米国は韓国に不信感を抱いている」
 「日韓の情報共有は困難」
 などと発言したとされることに抗議し、
 日本政府に公開の謝罪と再発防止策をとるよう求めた。

 高野大使は「発言には韓米関係を
 傷つける意図は全くなかった」としながら、
 韓国側の要求を本国に伝えると述べた。

 これより先、韓国外務省報道官は声明を通じ、
 発言が「韓日首脳会談を前にした重要な時点」
 で行われたとし、
 「韓日関係はもちろん、韓米関係も傷つける、
 外交慣例上極めて不適切な発言」と批判した。

   (読売新聞)


最近、この種の中韓絡みの問題ばっかりで
うんざりと言えばうんざりだけど、
今の朝鮮半島情勢の一面がもろに出たニュースなので
取り上げておきます。

さて、この件の経緯を書いておきますと、

◎5月11日

 外務省の谷内正太郎事務次官が
 訪日した韓国・国会国防委員会の与野党議員団と
 非公式に会談した際に、

  「北朝鮮の核問題について
  米国と日本が情報を共有しているが、
  米国が韓国を信頼しないため、
  日本が入手する北核関連情報を
  韓国と共有するのは非常にむずかしい」

  「(6カ国協議で)米国・日本は右側にあり、
  中国・北朝鮮は左側にあるが、
  韓国は今、中間から左へ進んでいるようだ」

  「北朝鮮の核問題を解決するためには、
  日韓米3国の団結が肝要だが、
  最近、韓国が韓米同盟から抜け出しつつある」

 と発言。

 その直後、
 駐日韓国大使館から報告を受けた韓国外交部は、
 駐韓日本公使を呼び、抗議の意を伝えた。
 駐日韓国大使館も遺憾を表明した。

◎5月24日

 複数の韓国の新聞が谷内次官の発言を報道。
 さらに25・26日に多くの韓国メディアがこの件を報道。
 
◎5月26日

 韓国大統領府の金晩洙報道官が
 
  「谷内次官の発言は事実と異なるだけでなく、
  外交慣例上ありえない無礼なものだ」

  「今後の韓日関係のためにも、
  日本政府は官僚の無責任な言動に対し、
  応分の措置を取るべきだ」

  「ひとまず日本側の措置を見て判断する」

 と発言。

 さらに、韓国外交通商部の李揆亨報道官は

  「最高位の外交実務責任者が
  韓米両国の信頼について言及するのは、
  韓日関係はもちろん、韓米関係をも傷つけうるという点で、
  外交慣例上、不適切なことだ」

  「これは、従来の韓米日3カ国協調を
  正面から否定する態度」

  「日本政府は谷内次官の発言について公開謝罪し、
  再発の防止に必要な適切な措置を
  取るべきだということを明確にしておく」

 と発言。

 韓国外交通商省部の李泰植次官は
 高野紀元駐韓日本大使を同省に呼び、
 谷内次官の発言に抗議し、
 日本政府に公開の謝罪と再発防止策をとるよう求めた。

 一方、外務省首脳は読売新聞に対して、
 
  「非公式な会談の話を公にしてどうこうしろ、
  というなら、
  およそ非公式で率直な会談など一切成り立たなくなる」
 
 と不快感を表明。

◎5月27日

 谷内次官は都内で韓国の羅鍾一駐日大使に対し、

  「発言の真意は日韓、日米韓の連携を
  さらに強化していくことの重要性を
  強調することにあったが、
  様々な形で韓国国内で議論を呼び、
  誤解も招いたのであれば遺憾だ」

  「非公式な意見交換の場での発言が
  対外的に明らかにされたことに当惑している」

 と述べた。


これがザッとした経緯ですね。

まあ、見て分かると思いますが
5月11日の時点で
谷内次官の発言は言い過ぎだ!ということで
韓国は日本公使に抗議し、
駐日韓国大使館が遺憾を表明している。

非公式な発言に対して、
韓国は非公式に抗議し、それで収まっていた。

ところがところが・・
24日になって誰のリークか知らないけど
韓国のマスコミがこの件を報道。

すると、韓国政府は急に怒り始めて
謝罪と再発防止を要求。
で、日本は「遺憾の意」を表明。

もうね、アホかと。
さすが盧武鉉氏はマスメディアに敏感ですな。
マスコミ報道があってから再度怒り出すこの偽善ぶり。
人気で政権を維持してる人だけに
こういうことを放っておけないんでしょうね。


さて、この問題に関しては、
まず、谷内次官に非があるか否かですが、
非なんかこれっぽっちも無いね。

会談は非公式であったわけで
非公式の会談の内容までガタガタ言われる筋合いは無いよ。
もちろん言い方の問題とかはあるでしょう。
必要以上に他国を罵ったらまずいでしょう。
でも、報道内容を見る限り、
韓国側が「無礼」と言ってるのは
喋り方のニュアンスじゃなくて
「米韓同盟の危機」「米国は韓国を信用していない」
「日韓・米韓の情報共有ができない」
この論理そのものを問題にしている。

非公式な会談ってのは
お互いにマスコミとかを気にせずに
率直に意見交換するためにあるわけで
非公式な場でも、公式並の体面を気にしたり
相手のマスコミリークを恐れたら、
以後、日韓の間でまともな意見交換が出来なくなる。

ハッキリ言って、韓国政府は馬鹿だよ。
二重の意味で馬鹿。
非公式の段階で抗議して、
マスコミが騒いで公式に抗議して、
結果的に、日韓の意見交換を塞いでしまった。
まさに谷内次官の発言、
「日韓の間で情報の共有が出来ない」
これそのものじゃないの。

次に、この問題の本質についてですが、
結局ね、単純に言うのなら、

 本当の事を言われた盧武鉉の怒り

これに尽きるんじゃないですか?

なんで、本当の事を言うんだ、と。
日本は友邦ならば
本当の事を言って僕を傷つけないでくれ、と。

これには、日頃、
反日的な妄言が多い韓国マスコミも呆れているようで、
珍しく韓国の三大紙の社説が、
「問題の本質は谷内次官の発言ではなく、
盧武鉉氏の反米指向にある」
ということで論調が一致している。

朝鮮日報:「信頼できない韓国」を直視せよ

東亜日報:対北情報「仲間はずれ」の盧政府

東亜日報:盧大統領、謝った情報に囲まれてはいないか

中央日報:「韓国とは北核情報を共有できない」


さてさて、北朝鮮の核をめぐる、
日米韓の意図について付言しておきますと、
この三カ国の思惑は、

1,北朝鮮の核保有は困る

2,朝鮮半島で戦争が起きるのは困る

この両点から見ると面白い。

三カ国とも1と2両方とも困るわけだけど、

◇韓国は1軽視、2重視

◇米国は1重視、2軽視

◇日本は半々

こんな感じでしょうか。

ただし、日本も北朝鮮の核開発が進み、
弾道ミサイルへの核弾頭搭載が迫りつつある中で、
米国的な方向、即ち、
「北の核開発阻止、そのためには戦争もやむなし」へと、
戦略をシフトさせていくでしょうね。

もちろん日本としては
戦争が起きても、米軍の一方的な爆撃・攻撃で終わり、
日本国内に被害が出ないのが望ましいわけだけど。

三カ国とも利害は共通している。
問題はその温度差だよね。


さて、6月10日に予定されている、
ワシントンでの米韓首脳会談が楽しみですな。
ブッシュ氏が盧武鉉氏に何を言うやら。



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by misaki80sw | 2005-05-28 12:33 | 韓国・北朝鮮関連

民主国対委員長、靖国発言で森岡厚労政務官の辞職要求

 民主党の鉢呂吉雄国会対策委員長は
 27日午前の記者会見で、森岡正宏厚生労働政務官が
 靖国神社に合祀(ごうし)されているA級戦犯を
 「罪人ではない」などと述べたことについて
 「断じて許されない」と批判した。
 そのうえで「辞職に値する。
 内閣として速やかな処置をとるべきだ」と
 森岡氏の更迭を要求した。

   (日経新聞)


この「森岡正宏厚生労働政務官の発言」とは、

「A級戦犯はもう罪人でない」自民代議士会で森岡政務官

 「極東国際軍事裁判は、平和や人道に対する罪を
 勝手に占領軍が作った一方的な裁判だ。
 A級戦犯の遺族には年金をもらっていただいており、
 日本国内ではその人たち(A級戦犯)はもう罪人ではない」

 「中国に気遣いして、
 A級戦犯がいかにも悪い存在だという、
 処理のされ方をしているのは残念だ。
 日中、日韓関係が大事というだけで、
 靖国神社にA級戦犯がまつられているのは悪いがごとく言う。
 こういう片づけ方をするのは後世に禍根を残す」

これですね。

まあ、私から見ると当たり前の発言であり、
これを批判して「辞職に値する」なんて言っている、
民主党の鉢呂なる小僧こそよっぽど頭がおかしい。

ちなみにこの人ですが↓

鉢呂吉雄ウェブサイト

口だけでなく重大決意を 鉢呂氏が公明党に注文

鉢呂君よ、君に聞くが
君は「A級戦犯、A級戦犯!」とわめいてるが
A級とB級の違いが分かってるのかね?

◇A級戦犯 = 「平和に対する罪」:戦争を遂行したこと。

◇B級戦犯 = 「通例の戦争犯罪」:捕虜の虐待など
  
◇C級戦犯 = 「人道に対する罪」:一般民衆の虐殺など

つまり、A・B・Cたって
別に階級じゃないんだよ。
Cが軽くて、Aが重いとかそういう区分けじゃない。
種類ごとの分類に過ぎない。

君が東京裁判を妥当とし、
「A級戦犯は罪人だ」と思うのなら、
AもBもCも同等のはずだよ。

まあ、最もこの裁判の判決は
あまりにもいい加減で冤罪が多いし、
そもそも事後法で人を裁くという発想自体が
文明人の発想ではない。
あの裁判自体が壮大な私刑であり、間違っている。

君は私刑を容認するのかね?
事後法による裁きを容認するのかね?
罪刑法定主義とは何だか分かってるのか?
いっそ、君と民主党を私刑と事後法で裁いてやろうか?

そもそも戦犯とは何だ?
「平和に対する罪」「戦争を遂行した罪」とは何だ?
誰が何の根拠で、何の権威を持って
戦犯なるものを選び出すのか?

さて、サンフランシスコ講和条約で
日本は東京裁判を受諾している以上、
首相はA級戦犯を合祀している靖国神社に
参拝すべきでないという意見がある。
鉢呂君、君なんかその党派だろ?
でもね、それは勉強不足の証拠なんだよ。

かつて私は過去記事にも書いたけど、

加藤紘一氏、「靖国参拝」を批判 in 北京

確かに、サンフランシスコ講和条約の
第11条にはこう書いてある。

 日本国は、極東国際軍事裁判所並びに
 日本国内及び国外の
 他の連合国戦争犯罪法廷の裁判を受諾し

この「裁判を受諾し」の文言。
実は英語の原文では受諾したのは「Judgements」。
つまり「判決」ということ。
日本国政府が判決にしたがって、
刑の執行を継続するということ。

裁判そのものを認めるという意味じゃなく、
「裁判」そのものや、その判決理由についてまで
同意したという意味ではない。

ここらへんは当時の日本人のギリギリの抵抗ラインであり、
気骨そのものだね。

さらに、

 これらの拘禁されている者を赦免し、減刑し、
 及び仮出獄させる権限は、
 各事件について刑を課した一又は二以上の
 政府の決定及び日本国の勧告に基くの外、
 行使することができない。
 極東国際軍事裁判所が刑を宣告した者については、
 この権限は、裁判所に
 代表者を出した政府の過半数の決定及び
 日本国の勧告に基くの外、行使することができない。

この条文に従い、日本政府は1950年代に
国民4千万人にものぼる釈放請願署名を集め、
社会党を含めた圧倒的多数による、
国会決議をもとに各国と交渉し、
巣鴨に収監されていた戦犯の方々を釈放した。

もうこの段階で、
講和条約の手続きに従い赦免してるわけで
戦犯だなんだとガタガタ言われる筋合いは無い。
結果、条約の観点から見て、
彼らの靖国合祀は何の問題は無く、
さらに首相の参拝も問題はない。

分かったかね、鉢呂君?
君は東京裁判自体を受け入れ、
受け入れるが故にA級戦犯を合祀した靖国神社に
首相が参拝することに反対し、
それに異論をとなえる厚生労働政務官を
「断じて許されない」などと妄言を吐いている。
いい歳して恥ずかしく思わんか?

君が君自身の歴史観に基づいて言ってるなら
まだ分からないではない。
ただ、法的観点・条約的観点で言ってるのなら
勉強不足もはなただしい。

まあ、民主党ってのは
党首以下、視野狭窄症と政治音痴が揃ってるから、
君のような存在は当たり前なのかもしれないけどね。

首相の対応「日中の溝深める」=岡田民主代表

民主党政調会長、小泉首相の対応「小児病的」
 =日中関係悪化


聞くところによると、この森岡正宏氏は
自民党内で人権擁護法反対の論陣を張っている人で、
硬骨の主であるとか。

なめ猫♪:森岡正宏先生に激励を

森岡正宏サイト

まっこうから正論を唱えるのは勇気がいること。
ことに鉢呂君の如き軽薄者が跋扈する政界で
こういう硬派なことを言えば
たちまち叩かれてしまう。

森岡氏は勇気があると思う。
鉢呂君よ、君も少しは見習え。



サンフランシスコ平和条約

国際派日本人養成講座:サンフランシスコ講和条約

国際派日本人養成講座:パール博士の戦い


娘通信♪関連過去記事
加藤紘一氏、「靖国参拝」を批判 in 北京
日中首脳会談・・泣ける内容ですな。
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by misaki80sw | 2005-05-27 22:05 | 日本(政治経済)
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防衛庁情報本部。
人員は約2000名。
6個の部と通信所から構成されている。
英語名は
「DEFENSE INTELLIGENCE HEADQUARTERS」
略称は「DIH」。

設立は1997年1月。
対外情報収集とその分析を主な任務とする。
防衛庁・自衛隊内の複数の情報組織を統合し、
防衛庁設置法第28条に基づき、
統合幕僚会議の下に設置された。

本部長は、自衛隊の将官クラスが任命され、
副本部長に防衛庁内局のシビリアンがつく。
その下に4名の情報官が補佐役として配置され、

1,各国保安・国防政策情報担当

2,周辺国情報担当

3,周辺国以外の他国情報担当

4,電波情報担当

それぞれの分野を担当する。
1と4が防衛庁キャリアの文官で
2と3が自衛官から選抜される。

組織構成は以下。

◇総務部

◇計画部:情報の配付の計画、業務計画の作成。
     情報伝達。

◇分析部:収集した情報の分析・評価。
     地域別の5つの課に分かれる。

◇緊急・動態部:緊急事態時の情報収集と分析。
        24時間体制での勤務。

◇画像・地理部:衛星画像の解析

◇電波部:電波情報の収集と解析


まあ、ざっと見れば分かると思いますが
「画像・地理部」と「電波部」が情報を収集し、
「分析部」が情報を分析する。
「緊急・動態部」が24時間年中無休で突発事態に備える。
「計画部」は情報本部の全体計画の策定を行い、
「総務部」は事務・庶務担当。

情報本部自体の情報収集ルートは、
公刊情報、電波情報、画像情報の3つしかないが、
防衛庁や自衛隊内の他情報組織からも
情報本部に情報が上がってくる。

たとえば中央調査隊。
全国の各師団の傘下にある調査隊から
情報が集められ、ここで集約される。
任務は情報収集と防諜で、
1973年の金大中拉致事件の際には
ここの部員が関係してるのではないかと
騒ぎになったこともある。

あと、中央資料隊。
内外の公開情報を集めて翻訳・分析を行う
他にも幾つかの情報収集機関が存在する。

さて、防衛庁情報本部の情報収集において
メインになっているのが
電波情報(SIGINT)の電波部と
画像情報(IMINT)の画像・地理部。
以下、この2つを詳しく解説しましょう。


<電波部>

情報本部の定員は2千名。
このうちの半分の千名が電波部の所属。
どれだけ電波情報をこの組織が重視してるかが分かる。

電波部は傘下に6つの通信所を持っている。

◇東千歳通信所(北海道)

◇小舟渡通信所(新潟県)

◇大井通信所(埼玉県)

◇美保通信所(鳥取県)

◇大刀洗通信所(福岡県)

◇喜界島通信所(鹿児島県)

さらに、それぞれの通信所が分遣隊を持っている。

これらの通信所には
「ゾウの檻」と呼ばれる巨大な電波収集アンテナが設置され、
飛び交う電波情報を収集している。

ここから得た情報が電波部に集約され、
地域別に分かれた各セクションの中で
情報の解析、暗号通信の解読などを行っている。

たとえば北朝鮮は第三課の担当であり、
北朝鮮全土で発信される北朝鮮軍の部隊同士の無線交信は
わずか数秒程度で位置を特定する精度を持つ。

1994年6月の金日成死去の際には、
急死が発表されて間もなく、
防衛庁から五十嵐官房長官のもとに
「北朝鮮軍に動き無し。
全土が静まりかえっている」との情報をもたらした。

もともと電波情報の収集と解析は
旧軍以来のお家芸であり、
前大戦中は埼玉県大井町の通信所などを中枢として
米軍の艦船や航空機の動きを
かなり正確に把握していた。

防衛庁電波部の前身は
陸上自衛隊調査部第二課別室、通称「調別」。
さらに、その前は調査第二課二部別室、
通称「二別」と呼ばれていた。

その二別時代に
この電波傍受組織がにわかに世間の脚光を浴びた。
1983年9月1日午前3時26分、
サハリン近辺、ソ連領空にて一機の旅客機が撃墜された。
大韓航空機撃墜事件である。

日本は中曽根内閣の時代で、
官房長官は後藤田正晴。
彼のもとに事件の情報が入ったのは午前8時。
内閣調査室長の鎌倉節からの情報で
鎌倉は後藤田に「大韓機は撃墜されました」と断定した。

内閣調査室(内閣情報調査室の前称)は
前の記事で書いたとおり、

国家と情報機関 その2・・内閣情報調査室

かつて「二別」を実質上傘下においており、
ここから情報がダイレクトに入ってきていた。

自衛隊の稚内の電波傍受基地は
大韓航空機撃墜に至るソ連戦闘機と空軍司令部の
双方の無線のやり取りを完全に傍受していた。

事件発生から5日後、
日米両政府はこの傍受記録の一部を公開し、
国連においても、この生々しい交信のやり取りが
米代表によって公開され、
ソ連は自国の非を認めざるをえなくなった。

この大韓航空機撃墜事件は
自衛隊の電波情報収集力の凄さを見せつけたが、
一方で、この電波傍受組織の持つ致命的な弱点が
浮き彫りにされた。
それは過度の米軍との一体化である。

内調室長から後藤田のもとに
撃墜の情報が上がったのが午前8時だが、
実は米国は撃墜直後に
この自衛隊の傍受無線情報を入手していた。

後藤田の回想録には以下のように書かれている。

  僕はこの情報経路がけしからんと思ったね。
  東京より先にワシントンに報告が行ってるんだ。
  ただ、無理もない面もあってね。
  傍受施設には米軍の担当者もいたからね。

東京より先にワシントンに報告が行ってる?
傍受施設には米軍の担当者がいた?
これはどういうことなのか?

稚内の「二別」傘下の電波傍受基地は、
ソ連関係の無線傍受の専門基地として設置された。
正式名称は東千歳通信所稚内分遣部隊。

実は、この稚内基地には
米軍の通信情報部隊が同居していた。
この通信部隊の名は「プロジェクト・クレフ(CLEF)」。
米空軍電子保安司令部、海軍保安群、
陸軍情報保安司令部の三者によって
1982年に創設された極めて特殊な機関であり、
米国家安全保障局(NSA)の管轄下にあった。

プロジェクト・クレフは三沢の米軍基地や
メリーランド州フォート・ミードの基地と
密接に連絡を取り合っており、
この大韓航空機撃墜の電波情報は
日本の官房長官に届くよりも先に
米国のNSAに流れていた。

後藤田は当時を振り返ってこう語る。

  情報のルートが間違っているんでは
  日本の危機管理体制不足ということになる。
  官邸に情報が上がってくるのが遅いしね。
  日本の国というものはね、本当の意味で
  独立しているのかといったような気がしましたね。

当時の防衛庁の夏目事務次官は
この事件を振り返り語っている。

  プロジェクト・クレフの存在は知っていましたよ。
  存在そのものは事件が起こる前から知っていた。

  防衛庁でも、ごくひとにぎりの人しか知らなかった。
  知らせないようにしてたんです、事実。
  大臣も次官も知らないでおられた方が
  いっぱいいるとおもいますね。

  日本の傍受したものも
  米軍三沢基地に入ってたわけですね。
  みんな入るんです。
  そのシステムが問題であったわけです。後で考えると。
  ただし、そのころは、
  そういうことが問題になるという認識がなかった。
  なぜそういうことがなかったのか。

  ご承知のように、
  日本の防衛のいちばん大事な点というのは、
  アメリカが日本占領中、朝鮮動乱あるいは
  平和条約が発効し引き揚げていったその過程で、
  アメリカが核として残したものを
  日本がそのまま引き継ぎ、
  それが基本になっていることです。
  そのいきさつからアメリカに情報が行くことというのは
  当然みたいに思っていたんですね。

後藤田は後にこの件について夏目を叱責している。

夏目は語る。

  こんなものが生で
  ストレートにいっちゃうとは思わなかった。
  どっかにクッションがあっていくんだろうと
  思っていたんです。それがなかった。
  ある意味では情報管理が
  まだ確立されていなかったことは否めない。
  私が後藤田さんに叱られたのは
  そのことだったとおもいますね。

日本の国家機密そのものの電波傍受基地に、
何故か米軍部隊が同居し、
その得た情報を米国にダイレクトに伝えてしまう。
凄い現実です。

2005年の今、
この「プロジェクト・クレフ」が存在してるのか、
基地内に未だに米軍人が同居しているのかは分からない。

ただ、あれから日米同盟はさらに密接になり、
情報のリンクは当たり前になってきた。
あの時以上の、この種の「情報同居状態」が
行われている可能性は高いね。

同盟国といえど、所詮は他国であり、
こうも情報の半植民地化状態が許されていいものか、
疑問に思ってしまう。


<画像・地理部>

画像・地理部の前身は
陸上自衛隊の中央地理隊。
人工衛星や偵察機から得た画像の解析を行う。

この衛星画像は
以前は米国の民間衛星会社から買っていた。
米国の商業衛星「イコノス」が
1メートルの分解能(識別能力)を持つため、
ここからの画像に依存していた。

しかし、いくら民間衛星と言えど、
そこは米国企業であり、
米国の国益に反する画像は売ってくれない。
米軍のアフガン侵攻やイラク戦争時には
米国は民間衛星会社のアフガン・イラク方面の
衛星画像を「独占契約」し、
他国に流さないようにした。

また、1998年の「テポドンショック」の際には、
米国からもたらされる情報が杜撰であったり、
政治的にねじ曲げられたものであったことから、
日本も独自の偵察衛星を持つべきだという意見が沸騰し、
ついに2003年3月、
2基の情報収集衛星の打ち上げた。
カメラを搭載した画像偵察衛星と
合成開口レーダーを搭載したレーダー偵察衛星である。

この情報収集衛星の画像情報は
内閣情報調査室の「内閣衛星情報センター」に入る。
そこから必要な画像が
防衛庁情報本部画像・地理部に回ってくる。

防衛庁の本音としては
自分らで偵察衛星を運用したかったのだろうが、
「宇宙の平和利用」という過去の国会決議のため、
それは断念せざるを得なかった。

現在、画像・地理部は
わずか三百名程度の人員で切り盛りしている。
米国防省の国家地理・空間情報庁(NGA)の1万人や、
英国の国防地理画像情報庁(DGIA)の千人にも及ばない。


さてさて、防衛庁情報本部について解説してきました。
ここは前回の内閣情報調査室の人員の少なさに比べれば
規模的にはましと言うべきか。
ただ、カウンターパートに当たる米国防省の
国防情報庁(DIA)の一万人以上に比べると
やはり小規模な組織だなと思う。

予算の問題もあるのだろうが
この人数はもっと増員しないとね。
専守防衛とか言って己の手足を縛ってるのだから、
情報には他国よりも敏感じゃなければ困るよ。

最後に一つ付け加えておくと、
防衛庁情報本部は
自衛隊の統合幕僚会議の下に置かれており、
統合幕僚長を経れば
防衛庁長官に報告を上げられる建前だが
実質はそうはなっていない。

あの防衛庁の悪しき内局優越制度によって、

 防衛庁情報本部
   ↓
 統合幕僚会議議長
   ↓
 防衛庁防衛局調査課
   ↓
 防衛局長
   ↓
 防衛庁次官
   ↓
 防衛庁長官

この過程を経なければならない。

この馬鹿馬鹿しいまでの
複雑ルートを通過しなければ情報は上げられず、
途中で防衛局調査課長が「こんなもんいらん」と言えば、
そこで報告が途絶えてしまう。
また、タイムリーに情報が上げられない。
緊急時にこの調子では困るでしょ。

これは前防衛庁情報本部長の太田文雄氏が
「情報と国家戦略」という著書の中で嘆いてることで、
まあ、ここで防衛庁の内局優越システムの是非や
背広組と制服組の争いについて書こうと思わないが、
この種の報告システムの欠陥を改めないと
せっかく情報本部を作って、
良き情報収集と良き分析を行っても、
これでは宝の持ち腐れになってしまうよ。
ここらへん改善を希望します。



防衛庁情報本部

情報、官邸に達せず:麻生 幾 (著)

公安アンダーワールド:宝島社文庫

「情報」と国家戦略:太田 文雄 (著)

誕生 国産スパイ衛星 独自情報網と日米同盟 
 春原 剛 (著)


法の男 後藤田正晴―21世紀への伝言

時代の証言者 (5):後藤田正晴


娘通信♪関連過去記事
国家と情報機関 その2・・内閣情報調査室
国家と情報機関 その1・・敵を知り、己れを知れば
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by misaki80sw | 2005-05-26 00:50 | 日本(政治経済)

中国「靖国が原因」副首相の会談キャンセル

 中国外務省の孔泉報道官は二十三日深夜、
 談話を発表し、呉儀副首相の訪日期間中に、
 日本の指導者が連続して靖国神社参拝問題で
 中日関係改善に不利になる言論を行ったとし、
 「中国側はこれに強い不満を感じている」と述べた。
 呉副首相が同日突然、
 小泉純一郎首相との会談をキャンセルして
 帰国した理由を強く示唆したものだ。
 
 報道官が「不満」を示した日本の指導者の発言とは、
 小泉首相が十六日の
 衆院予算委員会で靖国神社参拝について
 「どのような追悼がいいか
 他の国が干渉すべきでない」と答弁。
 さらに先に訪中した自民党の武部勤幹事長が
 中国共産党の王家瑞中央対外連絡部長との会談で、
 中国の靖国参拝中止要求は「内政干渉」と発言、
 激論になったことを指しているとみられる。
 
 武部氏は二十二日に
 胡錦濤国家主席とも予定通り会談したが、
 中国側はこの後、
 呉副首相の予定を繰り上げての帰国を決定、
 二十三日朝、「緊急の公務のため」との名目で
 日本側に首相との会談キャンセルと帰国を通告した。
 
 中国外務省は孔泉報道官談話に先立ち、
 呉副首相の帰国は
 「緊急な公務」のためとの談話を出していたが、
 副首相が北京ではなく大連に帰着し、
 二十四日からのモンゴル訪問も予定通りと判明、
 日本国内で中国側の名目に疑問や批判が相次いだ。
 このため改めて談話を出し、
 責任は日本側にあるとの立場を示したとみられる。

   (産経新聞)


今日は更新を休む予定でしたが
これを言われちゃ書くしかないでしょう。

まあ、想像どおり「靖国」絡みの帰国だったわけだけど
腹も立つし、許す気もないし、
非礼、無礼、傲岸不遜と罵倒もしたいけど、
ちょっと不可思議なのは
中国は何がしたいのかってことだよね。
こんなガキじみたやり方をして意味があるのかと。

前日の記事にも書きましたが、

中国副首相、会談をドタキャン・・何を考えてるのやら。

ああいうことをやられて
日本側から譲歩するはずはないし、
むしろ国民の反中感情に拍車がかかっただけ。
「効果論」の観点から見るならば
彼らのやり方は無意味としか思えない。

結局、ドタキャンの背景は2つだね。

1,日本の世論の動向を読み誤っている。

2,中国国内の対日強硬世論に押されている。


まず、1の「日本世論の読み誤り」からいくと、
我々日本人のおかれた情報環境と
胡錦涛氏がおかれた情報環境は違うわけです。

我々日本人がテレビでニュースを見たり、
ネット上でブログを見たり、掲示板で議論したり、
そういう情報環境の中で
「中国はどういうつもりだよ?
頭がおかしいんじゃないか?」とか思うけど、
胡錦涛氏はそう思ってないんじゃないか。
胡錦涛氏は「強く押せば日本は必ず譲歩する」と
思ってるんじゃないかな。

胡錦涛氏の情報環境ってのは
まず、中国の民間の情報は信用できないわけです。
なんせ、御用新聞に御用ネット。
言論をビシビシ取り締まった結果、
お上にへつらう言論に成り果てている。

だから胡錦涛氏は
そういう精度の低い民間の情報や、民間の情報分析に
自分の思考整理を委ねるわけにはいかないわけです。

日本の政治家みたいに、新聞やテレビや書籍や
はたまたネット上のサイトやブログから影響を受けることは
情報収集と情報分析の観点において
中国においては無意味なわけです。
だって言論自体が抑制されて歪んでるから。

じゃあどうするか?
どこから情報を得て、
誰の情報分析を参考にすべきなのか?
結局、公的組織の収集情報と
情報分析に身を委ねるしかないわけです。
要するに彼らの情報のパイプってのは
我々日本人が考えてる以上に
狭く細いものでしかないわけです。

この狭隘なパイプから得る情報と情報分析が
正しいうちは問題ありません。
だけど、これが狂えば国家の指導者の判断も狂う。

情報収集官と情報分析官に
日本に対する偏見と思考のバイアスの無い人間を
多数配置しとかないと、
当然、上がってくる情報と分析は狂ってくるわけ。

あの手の非自由主義国家の欠点は
言論の自由の欠如が、思考の幅の欠如につながること。
体制にとって望ましきタイプの人間のみが出世し、
そうじゃない人間は落後してしまう。
情報官と分析官も
型にはまった人間が選ばれがちでしょうね。

だから、我々日本人が見ている日本像と
胡錦涛氏の見ている日本像は
大きな食い違いが生じているのかもしれないね。

  「日本とはこういう国だ。
  日本人の国民性はこうであり、
  こういう傾向性を有している」

胡錦涛氏以下の中国政治指導者層の日本像は
かなり歪んでる可能性がある。
実像と食い違いが大きくなってる可能性がある。

だって、彼らの情報環境は貧しいから。
官の細いルートから上がってくる情報と分析に
依存してるから。

日本から見たら
どう考えても意味のない行動でも
彼らから見れば
「へっへっへ、してやったりだぜ!」って思ってるかもよ。

ここで中国が強硬論で押せば
日本の迎合世論は騒ぎ、政治家は折れて、
日本は譲歩せざるを得ないと大まじめに思ってるかも。

これは中国側の情報ルートの問題だけじゃなく、
日本にも原因がある。
つまり、他国なら
反日暴動などで中国から非礼な仕打ちを受ければ
「暴動での破壊行為を謝罪せよ、賠償せよ」と
首相以下、国民世論が強硬論で沸き立つものを、
日本人の場合、何故か100%怒ることをせずに、
原則論で強固に構えることをせずに、
柔らかく言い、一部に媚態をこめてしまう。

まあ、これは日本人の良さだけど、
他国から見れば、日本の弱気の表れと捉えるだろうね。
で、「じゃあ、もっと強硬に押せば
日本は譲歩するだろう」と計算してしまう。

具体的に言えば、反日暴動の後に、
首相自身が明確に謝罪と賠償を求めずに、
下手に出る発言を繰り返したこと。
ここらへんは日本的には謙虚の美徳だろうが
中国はそうは受け取ってないよ。
「弱さ」の表れと取ったでしょう。

また、先日の訪日ビザの中国全土への拡大と、
新幹線売り込みに際してODAをつけようとしたこと。
これなんか中国的感覚から見たら信じ難いでしょうね。
あれだけ暴動でいいようにやられてるのに
すぐに「関係正常化」を日本の方から行おうとする。
これも弱さの表れと受け取ったでしょう。

だから彼らは今回も強気に出た。
非礼・無礼、そんなことは百も承知。
これだけ我が国は靖国問題で激怒している。
責任は日本にあり。
日本は大胆な譲歩で日中関係を正常化させるべきだ、と。

彼らは日本の世論の動向を読み誤っている。
その原因は彼らの情報環境の貧困さと
日本の他国とは違う態度表明の仕方にある。
まあ、基本的には読み誤る彼らが馬鹿なんだけど、
日本も、国家の原則を前に打ち出して、
シグナルの送り方をもうちょっと考えないと、

 中国の誤解
   ↓
 中国の傲岸不遜な態度
   ↓
 日本世論の硬化

この連鎖を繰り返すでしょうね。

お互いが自己を正当化し、相手の非を声高に非難し、
その過程の中で双方の妥協点を見いだしていく。
これが万国風の交渉の流れであり、
はなっから手の内見せて、媚態をふくむ日本風は
やはり誤解の原因となって国益を損なうよ。


次に2の「中国内の対日強硬世論に押されている」。

これは最近の幾多の中国関係のニュースに接して
日本人もようやく分かってきたと思う。
あの国はバリバリの反日国家であると。

その反日世論を作り上げたのが他ならぬ中国共産党であり、
彼らは共産主義に変わる新たな統治の正統性として、
「反日」と「経済成長」と「対外覇権の拡張」を選んだ。

その自らが育成した反日世論に
自らが押され、怯え、自縄自縛されている。
まあ「ざまみろ」と言いたいとこだけど、
これは彼らにとって外交上の選択肢を狭めている。

外交の手段に柔軟性が無い。
これが最近の中国の対日戦略の特徴。
大胆な譲歩が出来ず、
国内の強硬世論に押されて
強気・強気の連続で突き進むしかない。

逆に言うと、日本にとっては
中国の対日戦略が読みやすくなった。
彼らの手持ちの選択肢が少ないから。
非常に読みやすいね。


さて、今回のドタキャンの背景を
2つ解説してきました。

1,日本の世論の動向を読み誤っている。

2,中国国内の対日強硬世論に押されている。

じゃあ、日本はどうすればいいか。

答えは簡単。
毅然として国家原則を貫けばいい。
単なる精神論・道義論じゃなくて、
実利的にもこれが最強でしょう。

これ以上の譲歩の必要性無し。
これ以上は、びた一文あげません。
で、首相は粛々と靖国に参拝し、
中国は反日暴動の嵐が吹き荒れ、
反日は反政府に転化し、共産党は弱体化する。

なんとも素敵な話しじゃないですか。



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by misaki80sw | 2005-05-24 22:46 | 中国・台湾関連

<昨日と今日の更新>

政府、中国への新幹線売り込みにODA供与 (-_-#)

イラク情勢再激化・・移行政権と米国の泥沼

中国副首相、会談をドタキャン・・何を考えてるのやら。


今日は本当は
「国家と情報機関」の3で
防衛庁情報本部について書こうと思ってたのですが、
昨日、書店で情報収集衛星に関する本を買いまして、
これを読み終わってから書こうと予定を変更しました。
たぶん、明後日あたりに上梓します。

防衛庁情報本部は
電波情報と画像情報がメインなんで、
衛星画像の知識も入れとかないとまずいかな、と。


さてさて、昨日から保守系の各ブログは
中国関係の話題で持ちきりですな。
ホント、ネタに困らなくていいよ(笑)

実際、今が戦後の日中関係の
巨大な転換期なんでしょうね。

昨日は久々にイラク情勢の記事を書きましたが、
イラク情勢も東アジア情勢と連動しています。
米国を通じての連動ですね。

即ち、米国の現国力から言えば
イラクと朝鮮半島の二正面作戦はきついから。
あっちの情勢が激化すれば
こっちは米国的に手薄と成らざるを得ない。
厳しい状況ですね。

こういうのを見てると、米国という国は
すでに単独覇権能力を失ったと思わざるを得ません。

せめて2正面か2.5正面ぐらいは
単独でこなせないと世界の覇者は難しいでしょうね。
今は1正面だけだもんね。

これから米国は
世界の各地域に同盟国を作り、
そこと提携し、地域の問題を収めようとするでしょう。
「米国+地域覇権国」連合による世界秩序です。

東アジアに関しては
一時期は中国に執心でしたが、
今は日本に傾いていますね。
中国は明確に仮想敵と思い定め始めたようです。


さて、本日の補欠ニュースです。
なんか久々な気がする (^^;)

<国際>

イラクでテロ相次ぎ、19人が死亡
  省庁幹部の暗殺続発


  イラク国務省によると、
  バグダッドの高級住宅街マンスール地区で同日朝、
  国家安全保障を受け持つ同省の
  作戦指令室所属担当官の車が銃撃され、
  同担当官と運転手の2人が死亡した。
  担当官は出勤のため、自宅を出た直後だった。

 このニュースを見てると
 政権内、あるいは軍や治安機関の内部から
 情報が漏れてるんだろうね。
 反政府武装組織のスパイが入り込んでるんでしょう。 

 イラクの治安機関の育成は
 米CIAが担当してるそうだけど、
 同時並行でスパイの割り出しをやらないと
 要人暗殺は止まらないでしょうね。

シーア派権威シスタニ師、スンニ派への報復攻撃禁ずる

 シスタニ師はイラク・シーア派の最高権威。

 スンニ派との確執の中で、彼が報復を禁じたのは、
 暴力の連鎖を嫌ったこともあるけど、
 それと同時に第三者が漁夫の利を得るのを恐れたから。

 シーア派とスンニ派の争いで漁夫の利を得るのは、

 1,アルカイダ等の外国系武装組織

 2,シリア等の近隣諸国

 3,クルド人

 この3つ。


<露参謀総長>北朝鮮の核実験許さず

 ロシア軍としては北朝鮮の核武装は利害に反する。
 ただ、問題は政治の領域で
 プーチン君が何を思うかだね。

 彼としては
 この問題で米国の力が消耗されるのはプラスだし、
 痛し痒しと考えてるんじゃないかな。


靖国に代わる追悼の場を
 金大中・前韓国大統領が講演


 他国人にそんなことを言われる筋合いはない。

 金大中氏、あんた無礼だよ。


<カザフスタン>言論の自由訴え約2000人が集会
カザフなどで反政府デモ=勢いづく旧ソ連諸国の野党
TV放映中止など妨害続く ウズベクで強まる言論統制

 中央アジアは変革の嵐。

 当の中央アジア諸国だけじゃなくて
 ロシアと中国は気が気じゃないだろうね。

 一連の民衆革命で米国はホクホク顔。
 だって武力を使わずに政権を転覆した。
 しかもロシアと中国の裏庭で。
 コストパフォーマンスの観点からいえば
 米国にとって最上の流れでしょう。

 この件、どこかでもう一回記事にします。


<国内・政経>

自民党総裁としてメッセージ送付へ…首相が朝鮮総連に

 人さらいの出先機関にメッセージですか・・。


日本は成熟した国なのか?

 朝日の電波な文章をご覧あれ。

 そりゃ部数も減るさ (^◇^)


個人の判断と国益は違う 奥田会長が小泉首相に苦言

  日本経団連の奥田碩会長は23日、
  放送各社のインタビューで、
  小泉純一郎首相の靖国参拝に関して
  「個人の判断と国益を見ての判断は違うから、
  是非、両方の判断でうまく調整していただきたい」と苦言、
  参拝について慎重な対応を促した。

 君こそ、私情のバイアスのかかった発言はやめなさい。

 この人は三河で自動車売ってるのが一番似合ってるよ。


慎太郎都知事10月国政復帰か

 あり得そうで、あり得ない。
 あり得なさそうで、意外にあり得るかもしれない。

 実現したら嬉しいんだけどね。


外相、中国の対応を批判 異例の会談キャンセル

  町村信孝外相は23日夕、
  中国の呉儀副首相が「緊急の公務」を理由に
  小泉純一郎首相との会談をキャンセルし
  予定を早めて帰国したことについて
  「理由を説明すべきだ。
  最低限の国際マナーは守ってもらいたい。
  先の大使館への破壊活動と一脈通ずるものがある」と述べ、
  中国側の対応を厳しく批判した。

 マッチー、正論ありがとう。

 戦後日本の政界で一番欠けていたのは
 外交での硬骨な正論ですよ。


幹事長が発言撤回 内政干渉批判に中国激怒

 これ見てたら情けなくなってきた。

 感想?
 涙が出てきますよ (>_<)


<国内・社会>

ネットで「香り」配信 NTTコムが実用化

  香りをデータ化し、ネットを通じて
  パソコンに接続された「香り発生装置」に送る。
  香り発生装置の内部には液体香料が入っており、
  データ情報を基に液体香料を調合し、
  香りを発散する仕組みで、
  「ほぼ無限の香りが出せる」(NTTコム)という。

 科学の進歩ってここまで来てるのね。
 香りをデータ化するんだとさ。
 凄いな~!

a0018138_3384854.jpg


 皆様、文明開化でございますなあ (^^*)


100円ショップ1000店展開へ ローソンが新規参入

  コンビニ大手のローソンは23日、
  100円ショップを新たに出店し、
  今後3年で最大1000店程度を展開する計画を発表した。
  ローソンの商品開発のノウハウや物流網を生かし、
  生鮮食品や日用雑貨を消費税別で100円で販売する。

 インフレなんて
 しばらく起きそうもないね(笑)。


<IT系>

アップル社がインテル製MPU採用検討 米紙報道

 えっ、マジですか?

 長年の相棒のIBMはどうなる?
 モトローラは?

 でも、過去にもやろうとしたことがあるんだよね。
 インテルのチップでマックOSを走らせようと
 両社が極秘に研究したことが。

 あともう一歩のところで中止になったけど。


ネットスケープ、「Netscape 8」の正式版をリリース

 日本語版は出るのかね?

 取りあえず、
 IEエンジンとGeckoエンジンの切換えは
 「Lunascape2」があるからいいや

 *タブブラウザ Lunascape

 Lunascape 2.1が公開されましたよ~


<仰天・面白系>

ショッピングカートを押す古代人の絵見つかる

  大英博物館の
  ローマ時代の美術品を展示したコーナーに、
  石器時代人がショッピングカートを押している絵が
  展示されているのが見つかり、
  博物館側を困惑させている。

 イタズラの絵が気づかれないまま
 数年間も置かれていたとのこと。

 タイトルは「市場に行く古代人」

a0018138_3392115.jpg


 普通、気づくだろって (ーー;)


遠隔ニワトリ愛撫システム――触感を伝える技術の現在

 ペットを遠隔で愛撫する装置の試作品。
 取りあえず、ニワトリ版で作ったとのこと。

 *概念図
     ↓
 *愛撫装置
     ↓
 *ニワトリには触覚ジャケットを着せる
     ↓
 *で、遠隔で撫でる

 まあ、凄いと言えば凄いんでしょうが (^◇^;)


<その他>

『スター・ウォーズ』に身をささげるファンたち

  シェイン・タージョンさんは、
  愛してやまないこの映画シリーズへの敬意を
  永遠に消えないかたちで残そうと、
  何時間もかけて刺青を入れた。
  タージョンさんのふくらはぎには今、
  ダース・ベイダーとストームトルーパー部隊の
  絵柄が刻み込まれている。

  「この27年間というもの、『スター・ウォーズ』は
  私の人生にとって大きな存在であり続けた。
  これから何があってもそれは変わらないだろう。
  たとえいつかこの映画を見なくなったとしても、
  かつて私という人間と切り離せない存在だったことは
  永遠に変わらない」とタージョンさんは話す。

 ファン魂、恐るべし!


<他のサイト・ブログ紹介>

マリードフットノート:祝辞御礼/文庫版出版のことなど

 まずはこちらのニュースをどうぞ↓

 *宮崎学氏などに賠償命令
  「同和利権の真相」反論本で虚偽記述-大阪地裁


   同和問題を題材にした共著、
   「同和利権の真相」(宝島社)シリーズへの反論本で
   うそを書かれ、名誉を傷つけられたとして、
   フリーライター寺園敦史氏が、
   反論本出版元の解放出版社と作家宮崎学氏を相手取り、
   1100万円の損害賠償と出版差し止めなどを
   求めた訴訟の判決が19日、大阪地裁であった。
   塚本伊平裁判長は虚偽の記述と認定し、
   宮崎氏と解放出版社に110万円の賠償を命じた。

 というけで、この裁判は
 「同和利権の真相」の共著者、
 寺園敦史さんの勝訴となった。

 その寺園さんのブログ。
 最近、更新が止まってたので心配してたけど、
 その意味からもホッとしました。

 解同相手じゃ、
 何があってもおかしくないもんね。


アジアの真実:
 靖国問題 ~日本が中韓に対してとるべき行動~


 更新再開と言えば、こちらもブログもそう。

 産経の「正論」に載った屋山太郎氏の論文の紹介。

 *日本外交を「海洋国家連合」に転換せよ

 この種の構想が公論と成りつつあるね。
 東アジア共同体構想が
 危ういものであることがハッキリと認識されてきた。
 
 中国の敵失に万歳だ \(^-^)/

 
log:5月22日は屈辱の日

 5月22日は、あの小泉再訪朝から一年目。

 logさんの怒りがにじみ出てます。


川崎市の教育を考える会(仮):オーストラリアの性教育

 Bruckner04さんが
 オーストラリアの性教育について考察。

 日本と比較すればよほど健全な印象。


中岡望の目からウロコのアメリカ:
 米財務省の「国際経済と為替政策に関する議会への報告」
 アメリカは中国人民元の切上げ問題を
 "本音"でどう考えているのか


 内容も小難しいが
 相変わらずタイトルが長い(笑)。

 でも、勉強になります m(__)m


<今日のAA>

中国副首相の小泉首相との会談中止
 国民は非礼の気持ちに・自民安倍氏


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【朝日】「相手の国家主義を非難しながら
 自分の国家主義を鼓舞している」と日本を非難 その1


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<追記>:コメント欄のレスはちょっと待ってくださいね。
       もう遅いんで寝ますわ (^^;)
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by misaki80sw | 2005-05-24 03:52 | 補欠ニュース
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中国副首相が会談中止 小泉首相不快感

 来日中の中国の呉儀副首相が、
 二十三日午後に予定されていた小泉純一郎首相との会談を
 急遽(きゅうきょ)取りやめ、帰国することになった。
 細田博之官房長官が同日午前の記者会見で明らかにした。
 首相との会談が当日になって
 キャンセルされるのは極めて異例だ。
 
 小泉首相は同日昼、首相官邸で記者団に対し、
 「別に会いたくない(と相手が言う)のを会う必要はない。
 会いたいと(相手が)言えば会う」と不快感を示した。
 
 これに先立ち、細田官房長官は記者会見で、
 会談が中止になった経緯について、中国政府から同日朝、
 「国内で(呉副首相に)緊急の公務が生じたため、
 本日(二十三日)午後に帰国せざるを得なくなった」と
 首相サイドに連絡が入ったと説明。
 公務の内容は「承知していない」とした。
 外務省筋も「こちらから中国側に
 『靖国問題と関係があるか』と聞いたところ、
 『ない』ということだった」と述べた。
 
 首相との会談後に予定されていた、
 民主党の岡田克也代表との会談も
 中国側の申し入れで中止された。
 呉副首相は愛知万博に参加するため、今月十七日に来日。
 二十四日に帰国する予定だった。

   (産経新聞)


( ゚Д゚)ポカーン・・・

何でしょうか、この人は?
子供ですか?

  「国内で緊急の公務が生じたため」

そんなもん理由になるか、馬鹿馬鹿しい。
国家の副首相として会いに来て
「今、忙しいから」でキャンセルするやつがあるかよ。

そもそも、この人物は
次の予定に関してはスケジュールどおりこなすわけで、

小泉会談中止の呉儀副首相、モンゴル訪問は変更なし

意図的にやったのがミエミエ。

  外務省筋も「こちらから中国側に
  『靖国問題と関係があるか』と聞いたところ、
  『ない』ということだった」と述べた。

外務省もそんなこと、こっちから聞くなよ。
担任の先生じゃあるまいし、
欠席児童の欠席理由なんか、お伺いしてどうするよ。

首相も
「会いたいと(相手が)言えば会う」なんて言わずに、

  もうこんな非礼な人とは会いたくありませんね。

って言ってほしいもの。

でも何故、中国は
こういう傍目から見ても
馬鹿げたことをやるんだろうね?
無礼云々以前の問題として何の意味がある?

外交ってのは一定の目的をもってやるわけで、
このドタキャンの目的って何?
中国の靖国参拝に対する不快感を日本に伝えるため?
発想としては分からんでもないけど、
そんなことして日本側が折れるとでも思ってるのかね?
むしろ、日本でいっそう反中感情が高まって
逆効果でしょう。

先日の、訪日ビザを中国全土に開放する件と
ODA付きの新幹線技術輸出の件、

訪日観光ビザ、中国全土への拡大を恒久化
 首相が伝達へ


中国新幹線にODA 政府、採用なら供与方針

これを中国は日本の弱気の表れと受け取ったか?

で、「もう一押しすれば日本は譲歩する」
とか思ったのかな?

まさかあれが、
日本的な「脈絡のない外交戦略」から生じてるとは
中国も思わないだろうから、
意図を読み間違ったのかもね。

中国は「へっへっへ、譲歩しろ!」
日本は「( ゚Д゚)ポカーン・・・」

こんな構図かね(笑)。
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by misaki80sw | 2005-05-23 20:53 | 中国・台湾関連