misakiのオールジャンル時事評論!


by misaki80sw

カテゴリ:日本(政治経済)( 81 )

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北朝鮮が横田めぐみさんの偽の遺骨を送ってきて、
国民は激怒し、世論は沸騰。
「経済制裁」を求める声がわき上がっている。
ネット上でも、多くのブログがこの問題を取り上げていた。

私はいろんな保守系ブログを見たけど、
結局、この問題って、
小泉派VS反小泉派に収斂されるんだよね。

曰く、

 「首相はさっさと経済制裁せんかい!」

 「いや、首相には深い読みがあるはず。
 すでに手はうってあるのさ。フフフ・・」

小泉さんてホント不思議な人で、
保守系人士の間でも評価が真っ二つに分かれる。
こういうところは
かつての小沢一郎にも似てるよなあ。

外交分野に限って話しをすすめると、
首相の対北朝鮮や対中国の言動は、
最初の頃の金正日に拉致を認めさせた件は別として、
それ以降に関しては、報道の字面だけで見るならば、
単なる「ヘタレ総理大臣」。
軟弱、媚中、弱腰、曖昧、原則無しのヘタレ外交。
まあ、マスコミ報道の字面だけ見ると
そうとしか解釈しようがない。
ここらへんが反小泉派の感覚でしょう。

ところが、ところが。
これが小泉派にかかると、

 「・・・と、表向きはそう言いつつも、
 首相は深謀遠慮の読みの深さで、
 着々と奇手を打ちつつあるのさ」

となるんだな(笑)。

まあ、私はよく分かりません。
どっちが正解やら何やら。
首相自身の胸中を覗いてみないことにはなんともね。
実際、洞察の深い策士なのかもしれないし、
単なる買いかぶりかもしれないし。

たとえば、私の愛読保守系サイト兼メルマガの
クライン孝子の日記」を見てみると、
絵に書いたような小泉派ですよね。
クラインさんにかかると
首相は諸葛孔明みたいな知謀の持ち主。

で、このクラインさんを批判するサイトやブログは
ネット上のあちこちにある。
ほとんどが同じ保守系なのが特徴で、
結局、小泉VS反小泉って、
保守派同士の論争なんだよね。

ちなみに、私はどっちとも愛読者だったりする。
なんかコウモリみたいなやつだな(笑)。


さて、なんでこういう風に
評価が真っ二つになるのか考えてみたんだけど、
理由は3つだな。

1,政策・施策に利権が絡まないこと。

2,周囲に有能な若手を抜擢したこと。

3,個人的にいい人。

1に関して言うと、
かつての田中角栄氏と比べてみたら分かるけど、
政策に小泉さん自身の利権が絡まない。
彼も政治家である以上、清廉潔白だとは思わないけど、
利害や利権のドロドロ風味が無い。

だから彼の政策の評価にしても、
政策自身を分析し、価値づければいい。
「裏では利権の大金が動いていた」
なんて部分が感じられないから、
小泉VS反小泉も純粋な政策論議となる。

2の有能若手抜擢。
安倍たんもそうだし、
今をときめくマッチー外相もそうだし、
中川大臣や小池百合子ちゃん。

首相個人の意見と有能若手の意見が、
オーバーラップするんだよね。
全く別な意見とも取れるし、
いや、実は首相は表向き慎重論を唱えつつも、
陰では町村さんに言わせてるんだよ、とかね。

う~ん、難しいですな。
私は人間が単純だから、
複雑に裏読みしない方が無難だと思うんですがね(笑)。

で、3の個人的にいい人。
まあ、実際にいい人なんじゃないの?
反対派でも「小泉は性格が悪い」という人は、
あんまりいないんじゃないかなあ。

こういう性格と照り映えの良さが、
裏読み・深読みを誘発するんじゃないの(笑)?
あ、スイマセン、小泉派の皆様 (^◇^)


まあ、この「小泉派VS反小泉派」の現象って、
妙に面白いよね。
同じことやっても解釈が極端に二分するんだから。

あなたは罪な人ですよ、首相殿(笑)。
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by misaki80sw | 2004-12-12 23:28 | 日本(政治経済)
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MD(ミサイル防衛システム)を基点に、
日本の軍事戦略を見つめてみたいと思います。


防衛費削減のニュースが世間を騒がしてます。
正面装備もバッサリ削られ、
虎の子の護衛艦・戦闘機・戦車も削減の嵐。

さて、今回の正面装備削減の原因は2つ。

1、財政自体が厳しい状況であり、
  予算をケチらざるをえない。

2、MD費をひねり出すため。

1の財政の厳しさは理解できる。
これだけ国が借金を抱えてれば、
ケチる気持も分からんではない。

で、2の「MD費」。
いわゆるミサイル防衛システム。
弾道ミサイルが飛んできたら、
これを迎撃ミサイルにより空中で撃ち落とす。
米国生まれのシステム。
米国がレーガン政権時代から巨額の国費を投じて開発。
2004年から本格的な実戦配備に入る。

敵の弾道ミサイルをレーダーなどで探知し、

1,発射直後の上昇時(ブースト段階)
2,大気圏外を飛行中(ミッドコース段階)
3,大気圏に再突入後(ターミナル段階)

の、3段階で迎撃する。

日本では98年の「テポドン・ショック」以来、
こいつを導入するか否かで激論が繰り広げられ、
ついに小泉・石破コンビのゴーサインで導入開始と相成った。

日本のMDは本家米国の簡素バージョンで、
敵弾道ミサイルの軌道を確認後、
大気圏外を飛行中(ミッドコース段階)に
海自のイージス艦がSM3ミサイルで迎撃する。
これを撃ち漏らした場合は、
大気圏に再突入後の着弾前(ターミナル段階)に
空自の高射部隊がパトリオットPAC3ミサイルが迎え撃つ。
二段構えの戦法。

なんだか面白そうなMDシステムだが、
これがべらぼうに金を食う。
米国の本格バージョンが10兆円。
一方、日本の簡素バージョンが1兆円である。

このうち、05年度の予算には1068億円が計上された。
で、05年の防衛費全体は4兆9028億円。
このうち武器等の正面装備が約8100億円。

つまり8100億のうち、
約1000億円がMD費に消えるわけね。
もともと少ない正面装備費のうちの
15%程度をMDに使うわけだから、
これじゃあ、
「戦闘機削れ!」「戦車削減!」ってなるよな~。

このMDはカタログデータだけ見れば、
なかなかけっこうなミサイルシステムだけど、
実際にどれだけ使えるのか疑問視されている。
MDの開発の特徴は、
言わば「研究しつつ実戦配備」という感じで、
前のめりに導入を急いでいること。
本場の米国でも「MDは使えないのではないか」
との識者のコメントが何度もニュースで流れた。
まあ、こういうシステムなんですよ、MDって。

これを巨額の歳費を使って導入するのは
一種の博打だと思うし、
私は、仮にMDが100%保証付きで、
カタログデータどおりに性能が発揮できるとしても、
こういう形での導入には反対なんです。


第一次大戦後、フランスは莫大な国費を投じて、
ドイツとの国境沿いに要塞群を構築した。
これぞ世に名高い「マジノライン」。

第一次大戦において大激戦地となった独仏国境地帯。
熾烈な塹壕戦の果てに多くの若年層を失ったフランスは、
ドイツの脅威に対抗していくには、
国境線をハリネズミのように固めるのが上策と考え、
当時の陸相マジノの名前をとって
要塞群マジノラインを建設した。

マジノラインはフランスの東部国境線760キロのうち、
独仏国境沿いの140キロを覆う長大なもので、
分厚いコンクリートの保塁が立ち並び、地下は鉄道で結ばれ、
その正面は対戦車用の鉄骨障害物が配置されていた。
108の主要塞が15kmごとに配置され、
小さな要塞と防御火点がその隙間を埋めた。

当時、マジノラインは難攻不落とされ、
正面からの攻撃には無敵を誇っていたが、
唯一の欠点は、東部国境のうちドイツ国境のみに張り巡らされ、
ベルギーとの国境には構築されなかったこと。
これは中立国ベルギーを刺激しないという政治的配慮と、
財政面からの理由だった。

1940年、ドイツ軍はフランスに雪崩れ込んだ。
一部の囮部隊をマジノラインの正面に貼り付けて、
大部分はベルギー国境を突破し、
アルデンヌの森林地帯を踏破してフランス領土内に侵入した。
ドイツ軍はそのまま首都パリを陥落させ、
フランスを降伏に追い込んだ。

この間、5月10日のドイツ軍侵攻から
フランス降伏までがわずかに一ヶ月間。
結局、難攻不落の要塞は全く役に立たなかった。
そればかりか要塞守備用に配置された8個師団は遊兵と化した。

他の兵器生産や配備までをも犠牲に建設したこの要塞線は、
莫大な国費を無意味に費やし、
後世、マジノラインといえば「無用の長物」の代名詞となった。


私は、一国の軍備体系・軍事費の中で、
一つのハードウェアや
単一のハードウェア体系への過度の傾斜は危険だと思う。

それは一種の博打に似ている。
博打を賭してまで
他国と張り合わなければならない小国ならいざしらず、
日本がこういう予算配分をする必要があるのか?

戦争とは、当たり前だけど相手がいるわけであって、
相手がまともな思考能力を持った人間ならば、
MDが待ちかまえているところに、
ミサイルを突っ込ませるような馬鹿馬鹿しいことはやらない。
逆に敵の軍備体系の裏をかこうとするでしょう。

戦略の原則の一つに、
「敵の主戦力を遊兵化させる」というものがある。
将棋で言うならば「遊び駒」を作るということ。
相手の主要な装備なり、主部隊なりを
全くの役立たず状態にしてしまえばいい。
敵国が営々と国費を投入し続けた軍備が、
そこでパァとなってしまう。


じゃあ私がMDに反対かというと
そうじゃないんですよ。
MDの必要性は認めます。
あれがカタログデータどおりの威力を発揮するのならば、
これほど頼もしい存在はない。

「対ミサイル防衛」は、
これからますます重要性が増してくる分野だと思っている。
「弾道ミサイル+核兵器」のセット装備が
北朝鮮・イラン・パキスタンなどをはじめとして、
世界各国に広がりつつあるためで、
米国はこれに神経を尖らせているが、
この流れは止まらないと思う。

まあ、上記のマジノラインに関して言えば、
あれをMDと対比させるのは、
いささか強引だというのは私も分かってます。
マジノラインは建設の時点で、
すでに旧弊の軍事思想に過ぎず、
「要塞固守」という発想自体が時代遅れだった。

要は予算配分の問題です。
単一の装備体系への過度の傾斜は危険だということ。

自衛隊の陸海空の予算配分は
陸:37%
海:23%
空:24%
残りが防衛施設庁その他の防衛庁予算。
冷戦期からずっとこの状態が続いてきた。

いかにも硬直した予算配分の見本のような話しだが、
ここにMDという金食いの要素が新たに加わった。

◇MDは必要である。
◇でも、防衛費は増やしたくない

じゃあ、どうしたかと言うと、
正面装備費の15%前後をMD費として捻出し、
その減った分を
陸海空、それぞれが均衡縮小するというやり方を取った。

戦車を944台から約600台に削減。
護衛艦を54隻から47隻に削減。
戦闘機を300機から250~260機に削減。

で、日本を取り巻く国際環境は、
平和で呑気かと言えばそうではない。
自衛隊の「業務量」自体には変化はない。
でも、装備は均等に縮小させるとのこと。

嗚呼、見事なまでの硬直配分。
陸の三割五分、海と空は二割五分。
これは不動の黄金比なんでしょうかね?
これの合理的根拠を伺いたいですな。

結局、MDを導入するならば、

1,その分の防衛費を別途増額する。

2,増額が無理ならば、
  陸海空三軍の装備や組織体系を、
  もっと日本の国家戦略や国際環境に
  合致したものに改変していく。
  費用対効果のスリムダウン。

3,1と2ともに無理ならばMDを諦めろ。

これが私の結論。

ところが現実は、

◇MDという単一のシステムに予算を傾斜させる。

◇他の分野は、重要度は変化してないのに、
 単なる均衡縮小。

この二重の愚を犯している。


MDを見つめていると、
日本の防衛戦略の愚劣な一面が見えてくる

石破前防衛庁長官が、
周囲の反対を押し切ってMDを導入したのは、
卓見だったと思うよ。
これは重要な分野だから。

でも、組織や装備体系の変更をせずに
MDだけを在来の防衛費に押し込んで、
他分野を安直にグッと圧縮したのは明らかに愚策。

防衛費が増大している時は、
総花的に組織と装備を拡張させ、
防衛費が減少するや、総花的に縮小させる。

結局、日本の問題点は、
軍事組織・装備体系というものを、
国家戦略と財政状況に合致したしたものに
改変できる人間が不在であること。
グランドデザインを描く人間の不在。
優れた軍政家の不在。
本来、ここの部分は政治家の仕事なんだけどね。


さて、次回以降に、
この「軍政のグランドデザイン」の問題を書きます。



<新防衛大綱>決定 ミサイル攻撃に弾力対応
 安保政策転換


弾道ミサイル防衛システム
 (Ballistic Missile Defence)


日本のミサイル防衛システム(BMD)

マジノ線


娘通信♪関連過去記事
防衛費大幅削減!? Part,1・・財務省VS防衛庁。
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by misaki80sw | 2004-12-10 19:34 | 日本(政治経済)
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元ミス東大主計官「災害派遣は自衛隊の仕事じゃない」
 舛添要一氏の元夫人


 政府が9年ぶりに改定する「防衛計画の大綱」の
 策定作業が大詰めを迎え、難航している。
 陸上自衛隊の削減をめぐり、財務省と防衛庁が
 異例のガチンコ対決を繰り広げているからだ。
 主役は、財務省初の女性主計官に抜擢された、
 “元ミス東大”の片山さつき氏(45)で、
 「災害派遣は自衛隊の仕事じゃない」と
 防衛庁を仰天させる論理を展開しているという。
 同庁関係者が「暴走する美人主計官」と、
 その剛腕に震撼している壮絶な舞台裏は-。

 財政再建を掲げる小泉首相の方針を追い風に、
 財務省は「聖域」扱いされてきた防衛予算に
 大ナタをふるう方針を固めていた。

 独裁国家・北朝鮮などから発射された、
 弾道ミサイルを撃ち落とすミサイル防衛(MD)システムの
 整備には1兆円が必要で、
 「MDのコストをひねり出すためにも、
 自衛隊のリストラは必要」(財務省関係者)。

 その“刺客”として白羽の矢が立てられたのが片山氏。
 防衛政策の大転換期を迎えた今年7月、
 防衛担当の主計官に就任した。

 片山氏は東大法学部在学中、“ミス東大”となり、
 ファッション誌のモデルとしても活躍。
 昭和57年に入省後、
 「主計、証券、銀行の各局など
 日の当たるポストで実績を積んだ」(同)。

 着任後、大綱改定に向け、
 片山氏は防衛庁に“宣戦布告”した。

 《陸上自衛隊の編成定数12万人(現大綱16万人)、
 護衛艦38隻(同54隻)、
 戦闘機216機(同300機)…》

 片山氏は、
 こうした自衛隊の編成に関する削減方針を
 列挙したペーパーを逆提案。
 防衛庁案は陸自の編成16万2000人、
 護衛艦50隻、戦闘機282機で、
 両者には大きな開きがあった。

 防衛庁との折衝では居並ぶ背広組(内局)、
 制服組(自衛官)の幹部を前に、
 「強気一本で押してくる」(防衛庁筋)という片山氏だが、
 防衛庁担当者が耳を疑うような発言もあったという。

 「災害派遣は警察と消防に任せればいい」
 「昔も航空自衛隊は新田原基地(宮崎)の飛行隊を減らした。
 三沢(青森)の飛行隊も減らせる」
 「潜水艦なんて時代遅れなものは必要ないわ」

 片山ペーパーで、
 特に防衛庁側が神経をとがらせたのが陸自定員の削減。
 旧ソ連の脅威が低下したのを受け、
 北海道の4個師団・旅団を1個師団に縮小するなど、
 陸自定員を今後10年間で16万人から
 12万人に削減するよう要求していた。

 防衛庁も「最後は政治決着になる」とみて、
 対立することも多い背広組と制服組が結束し、
 与党幹部への“空中戦”に躍起だ。

 当初、政府は先月末、
 大綱の改定を閣議決定する方針だったが、
 財務省と防衛庁の対立から今月にずれ込んだ。

 最大の焦点となった陸自定員は
 14万~15万人を軸に調整が進んでいる。
 最終的には大臣折衝による「政治決着」となりそうだが、
 政府関係者からは「迷走状態のまま、
 防衛政策の方向性が決まると思うと背筋が寒くなる」
 との嘆きも漏れる。

   (ZAKZAK)


財務省VS防衛庁。
新「防衛計画の大綱」及び
「次期中期防衛力整備計画」を巡って大バトル。

ここ数ヶ月ほど世間をにぎわしているこのニュース。
財務省は上記の片山氏を防衛担当主計官として、
防衛費をザックリ削減するため、
新防衛大綱の「別表」に盛り込む主要装備を
大幅に減らすことを狙っている。

上記ニュース中の片山発言、

 「災害派遣は自衛隊の仕事じゃない」

 「潜水艦なんて時代遅れなものは必要ないわ」

まあ、これが本当かどうか知らないが、
本当ならよほどの大ボケ主計官。
無知そのもの。

この「暴走する美人主計官」が
ああだこうだなどとアホらしくて書く気はない。
防衛費削減案は、この一主計官の発想じゃなくて、
財務省全体の意志でしょう。
この主計官個人のことをあれこれ言っても始まらない。

新防衛大綱記載の主要装備に関しては、
ほぼ落着の方向らしい。
3日付けで読売にこんな記事が載っている↓

新防衛大綱、戦車35%減など合意…防衛長官と財務相

これによると、
3日、財務大臣と防衛庁長官の折衝が行われ、
大綱記載の主要装備に関しては大幅削減で合意した。

戦車:約35%減の約600両(現大綱944両)
戦闘機:13―17%減の250―260機(同300機)
護衛艦:13%減の47隻。
P3C哨戒機:15機減の65機。

ただし、焦点の陸自の編成定数に関しては、
調整を持ち越し、
最終的には9日の臨時閣議で決定とのこと。

結局、削減案で決まりですか・・。


この問題は国家にとって重要な問題。
私から言わせれば大幅削減案なぞは、
まさに「亡国」の事態。
非常に危機感を感じているので、
これから何回かに分けて、
この問題を取り上げていきたいと思います。

今日は本論に入る前に、
序論として予算編成のシステムについて
書きたいと思います。


この問題に関する各種報道をいろいろ見たけど、
私がいまいち理解できないのは、
「何故、財務省が国家の防衛戦略を定めるのか?」
これが分からない。

私は日本の予算編成システムに詳しくないから
あれこれと詳細な解説はできないけど、
ハッキリ言えるのは、
この官僚主導の編成システムは
国家の一大欠陥だということ。

官僚が大枠を決めて、
最後は大臣あたりが折衝して細かい詰めを行う。
なんだそりゃ。
本末転倒じゃないか。

政治家と行政官僚の守備範囲は

◇政治家・・大枠を定め、方向性を示す。

◇官僚・・細かい詰めを行い、執行する。

これが本来のあり方でしょ。

それが全く逆になっている。
日本風ボトムアップ型意志決定の悪しき典型だよ。

ここで、政治と軍事と国家戦略の関係を具体的に書くと、

1,国家理念
   ↓
2,国家戦略
   ↓
3,軍事戦略
   ↓
4,軍事費及び組織編成の策定

国家理念の追求のために国家戦略を構想し、
国家戦略の一部として軍事戦略を策定し、
軍事戦略に準拠した軍事費と組織編成を定める。

これが正しい流れ。

1から3までは政治家の守備範囲。
4は大枠の部分は政治家で、細かい詰めが官僚。

この観点から「財務省VS防衛庁」の報道を見てると、
この国はまともじゃないね。
1~3をスッ飛ばして、
4をいきなり財務官僚が草案を作って、
防衛官僚と喧々囂々の大激論。
政治家はどこに行っちまったんだ?
それ以前に1~3はどうなってるんだ?
で、結局は大幅削減ですか・・。

ハッキリ言って嘆かわしいです。
国家の体を成してません。
防衛費や大綱そのものよりも、
意志決定システム自体が歪んでます。


さて、なんか暗い気分になったところで(笑)、
次回から国家戦略と自衛隊の組織、
そして防衛費について本論に入るとします。



Web東奥・特集/断面2004:
 装備費削減めぐり過熱/攻める財務省、守る防衛庁


安全保障と防衛力に関する懇談会

安全保障と防衛力に関する懇談会:報告書
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by misaki80sw | 2004-12-04 23:45 | 日本(政治経済)

東アジア首脳会議に懸念 「米国外し」と国務省高官

 来日中のミッチェル・リース米国務省政策企画局長は30日、
 東京都内で講演し、
 来年末にマレーシアで初めて開催されることが決まった、
 東南アジア諸国連合(ASEAN)と
 日本、中国、韓国の13カ国による、
 「東アジア首脳会議」について「懸念」を表明、
 米国抜きで東アジアの秩序づくりを進める動きをけん制した。
 
 リース局長は私見と断りながらも、
 「米国は東アジアに権益がある」とした上で
 「米国を外して話を進めようとする機構づくりや
 新たな協力(の枠組み)」がアジアで進行していると指摘。
 東アジア首脳会議は「そうした構想の一つだ」と批判し、
 米国関与の必要性を力説した。

   (共同通信)


1991年、マレーシアのマハティール首相は、
当時のEC(ヨーロッパ共同体)を念頭に置きつつ、
東アジア経済協議体(EAEC)を提唱した。

アジア諸国による経済・貿易の共同体。
当時のASEAN6カ国と
日本、韓国、中国、インドシナ諸国を加えた連合構想。
これに真っ向から反対したのは米国。
まさに逆鱗に触れるという感じで、
米国は猛烈な圧力をかけ、
この構想を潰してしまった。

さらに1997年のアジア金融危機。
日本は「アジア通貨基金構想」を提唱し、
アジア諸国による通貨と金融の防衛を訴えた。
だがこの時も、IMFを隠れ蓑とする米国によって、
この構想もあっさりと潰された。

で、上記ニュースの「東アジア首脳会議」への反対。
米国も敏感だね。
EUのような地域間ブロックを
アジアに作られるのを極度に恐れている。
中国史の故事で言えば、
強大国秦に対抗する六カ国同盟の「合従」策を、
秦が個別同盟の「連衡」策で潰したようなものか。

「東アジア首脳会議」については
以下のニュースでご覧あれ。

ASEAN、日中韓を入れた東アジア首脳会議の開催で合意

私がこのニュースを取り上げたのは、
米国の圧力に負けずに
「東アジア首脳会議」を推進せよ!
と言いたいためではない。

米国のいらざる圧力は不愉快だけど、
それ以上に不気味に感じていることがある。
それは、最近「東アジア共同体」なる構想が、
やたらと具体化しつつあること。

日本・中国・韓国・ASEAN諸国。
これら諸国の政治・経済ブロック。
まあ、EUを念頭に置いてるのは間違いない。

試みに「東アジア共同体」を
グーグルで検索してみればいい。
いろいろな情報が飛び込んでくる。

上記ニュースの「東アジア首脳会議」は、
この「東アジア共同体」の第一歩と
明確に位置づけられている。

おいおい、国民的な議論も無しに、
この種の国家戦略を何故進めていくのか?
いつのまにか急速に進んでいる動きに
唖然とせざるをえない。

東アジア共同体に向けて、予想外に早い動き

韓中日3国、通貨統合問題を論議中 日本大使が明かす

私は、国民的議論うんぬん以前に、
この構想自体に危機感を感じている。
それは中国の存在。

あの富国強兵国家・大陸国家と共同体化することが、
果たして日本にプラスになるのか?
自国の利害優先に覇権を拡張しつつある中国に、
日本の命運の一端を握られていいのか?

私は、組むならば大陸の利害関係に囚われない、
海洋国家同士の組み合わせがベストだと思っている。
日本・韓国・ASEAN・台湾、
オーストラリア・ニュージーランド等々。

ちなみに、日本でこの構想推進の中核となっているのは
この団体です↓

東アジア共同体評議会

2004年5月に結成。
ざっと見る限りは政界・財界・言論界を
巻き込んだものらしいね。

私が思うに、この構想の進展速度の速さは、
おそらく中国が賛成をしてるからでしょう。
国策として推進しているのではないかな?
もちろん「リーダーは俺だよ」と
思ってるんでしょうね。

それに日本の政界・財界人、
そして官僚の一部が乗っかるという格好でしょう。
おそらく最近の対中関係の悪化で、
すっかり勢力を弱めた親中・媚中派が、
この構想を新たな理念として動いてるのでしょう。
外務省のチャイナ・スクールとかね。

さらに昔から、
連綿と日本の言論人の心情に抜きがたく潜んでいる、
「アジア諸国の連合」という麗しき理念に触発されて
この動きに同調している保守系人士もいるでしょう。


さて、この「東アジア共同体」への動きに関しては
これからも取り上げていくつもりです。
今日は取りあえずジャブ程度で。



JOG Wing:『東アジア共同体』という悪夢

「東アジア共同体」構想 戦略面依存続く
 金融基軸ない・中国が圧倒


東アジア共同体とASEAN 関連タイムテーブル
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by misaki80sw | 2004-11-30 21:13 | 日本(政治経済)

靖国参拝「次のリーダーも」 安倍氏が見直し論に反論

 自民党の安倍晋三幹事長代理は27日、
 小泉首相の靖国神社参拝に対し、
 財界から日中間の経済活動への影響を懸念する立場から
 見直し論が出ていることについて
 「国のために殉じた英霊に尊崇の念をささげることは当然だ。
 それを否定すれば根本が崩れ、
 この国の企業も成り立たない。
 いかに売り上げを増やすかということと
 引き換えにしていいのか」と反論。
 「小泉首相の意志を次のリーダーも
 その次のリーダーも受け継ぐことが大切だ」と述べた。
 東京都内での講演で語った。

   (アサヒ・コム)


安倍ちゃんのこの発言は至極もっともな正論で、
いまさらあれこれ論評する気はないけど、
問題はこの部分だね。

 財界から日中間の経済活動への
 影響を懸念する立場から
 見直し論が出ていることについて

で、これを誰が言ってるかというと、
この人なんですな。

北城恪太郎氏。
経済同友会代表幹事
日本IBM代表取締役会長

略歴はここで。

北城氏は経済同友会の24日の記者会見で
先日の日中首脳会談について以下の発言をした。
経済同友会:記者会見発言要旨11月24日


 今回の会談の中で、日中の協力が重要であること、
 経済を含めて日中の協力関係が進展することの
 重要性は認識されたと思う。
 その一方で、靖国問題に関して
 中国側から批判が出たということだが、
 (靖国問題は)日本の国内問題であると同時に、
 中国には、日本の首相がA級戦犯を合祀している靖国神社に
 参拝することを快く思っていないという国民感情がある。

 最近のインターネットの普及もあって、
 中国政府が一方的に国民の意識を制御できる状況でもない。
 小泉総理が靖国神社に参拝することで、
 日本に対する否定的な見方、
 ひいては日系企業の活動にも
 悪い影響が出るということが懸念される。
 経済界の意見の大勢だと思うが、
 総理に今のような形で
 靖国神社に参拝することは控えて頂いた方がいいと思う。


私がこの人に質問するとするならば、
「首相の靖国神社参拝は善ですか?悪ですか?」
と問いたい。

「善」と答えるならば、
何故、その善行を控えなければいけないのか?

「悪」と答えるならば、
中国がどうのこうのなんか関係なく、
首相の「悪行」そのものを批判すべき。
日中うんぬんなんてその後の話しでしょ。

発想が極めて日本的機会主義だね。

まあ、ハッキリ言えばいいんだよ。
「商売に差し支えます」と。
文脈から言えばそうとしか取りようがない。

財界も落ちたもんだな。
自らの出身企業や経済界の個々の利害から離れて、
大所高所から天下国家にもの申すのが
この手の「財界活動」の意義じゃないの。

それを商売の観点からしか発言できないなんて、
財界など死んだも同然。

北城氏、さっさと母体のIBMに戻りなさいよ。
そろばん片手にパソコン売ってるのが、
貴方の器量相応だよ。

中国はほくそ笑んだでしょうね。
台湾なんかも中国に企業を進出させてるけど、
ある意味、あれは中国の人質同然。
何かの機会があるごとに進出企業のお偉い方は、
大陸の意向を代弁しようとする。
過日の総統選なんかでも
進出企業の従業員票が大量に国民党に流れた。

恐いよね。
経済交流が盛んになって利害が密接になると、
こういう現象が起きる。
日本も気をつけないと。



小泉首相の靖国参拝、自重を
 経済関係への影響懸念-北城経済同友会代表幹事

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by misaki80sw | 2004-11-28 17:21 | 日本(政治経済)
 
一週間もたてば重大事件ですら忘却の彼方の日本ですが、
さすがに中国原潜事件だけは事が事だけに、
いまだ皆様の記憶も生々しいでしょう。
 
生々しさが消えぬうちに、
あの事件の詳細を公的機関が公表してくれぬかと、
そして公表したら早速ネタにしてやろうと
待ちかまえていたのですが、
未だ海自や防衛庁のサイトも
あの事件に関してはほとんどダンマリ状態です。

あ~、プロの見解が聞きたい。
その道の専門家の見解が知りたいと思っていたら、
私の愛読メルマガ「軍事情報」11月27日号外に、
「中国潜水艦領海侵犯に関する専門家の見解」と題して、
元海自幹部の見解が載っていました。

軍事情報号外041127:
 中国潜水艦領海侵犯に関する専門家の見解


詳しくは本文を読んでいただくとして、
興味深い部分のみ一部引用させてもらいます。


まずは、何故、漢級原潜が
深度の浅い海域を逃げ回ったかの部分。


 逃げ回っていた海域には
 深さ60m程度の浅いところもあったようですが、
 この水深を全く露頂(潜望鏡などを水面上に出すこと)
 することなく逃げ回るのはスゴイことです。

 シナ潜艦長の立場では絶対浮上できないでしょう。
 きっと死に物狂いで追跡をかわして
 逃げようとしたに違いありません。
 海域の状況もよく把握していたのでしょうが、
 海底に艦の底が擦れるぐらいのことは
 あったかも知れません。

 一般に浅海の対潜戦は難しいものです。
 音の伝わり方が複雑になるうえ、
 海底の起伏や岩礁なども探知を邪魔するからです。
 シナ潜艦長が島の間の浅海を抜けて
 逃げようとした気持も分からないではありません。

 しかし、今回は海自の方が一枚上手でした。
 発足以来50年余、営々として訓練してきた、
 世界一の表芸の実力が発揮されました。

 10ノットでノロノロ逃げているのは
 故障ではないか、という報道がありましたが、
 高速航行は放射雑音で自艦の居場所を
 知らせているようなもので、
 逃げるには適していません。


なるほどね。
事件後の護衛艦艦長のコメントで、
「潜水艦は当該海域を熟知していた」
との発言があったけど、
かなり念入りに事前調査していて、
逃げ切りに自信を持っていたのでしょうね。
ただ、海自の対潜技術の方が一歩上だったと。


さらには、シビリアンコントロールに関する記述。

 
 今回、海上警備行動の発令が遅れて
 シナ潜が既に領海を出た後になったと言われていますね。
 これもシビリアン・コントロールの問題の一つです。

 おそらく(官邸の)担当した側近は
 潜水艦の領海侵入の軍事的・政治的意味が
 理解できなかったのではないでしょうか。

 欧米のシビリアン・コントロールの実態は
 側近に軍事専門家がいるか、
 又はトップ自体が軍事に明るいのが普通です。
 
 日本人のシビリアン・コントロールには
 「軍事に素人であることが良いことだ」
 とでも言うような誤解があるようですが、
 これはトンでもない大間違いです。

 トップは充分な専門的助言を受けて尚その上に、
 政治的配慮を加えて
 軍事的意志決定がなされるべきです。
 

大いに同感でございます。
官邸と自衛隊制服組の間に
距離がありすぎるんですよね。

本来、政治家は軍事に通暁すべきだと思います。
こういう当たり前のことが
当たり前に思われてないことが日本の寂しさ。

まあ、普通に暮らしていたら、
軍事に関わるなんて事もないしね。
大学に軍事に関する講座もないから、
政治家志望者は独学で学ばなきゃいけない。
これは日本の不幸だね。

軍事戦略の能力って、
基本的には天賦の才だと思うけど、
これを磨くにはやはり専門知識の習得が不可欠。
日本の政治家の中で
この能力を腐らせている人は多いと思うよ。


最後に財務省の防衛費削減案について。


 およそ冷戦終結後、我が国の安全保障が
 今ほど危機にさらされているときはなかったのでは、
 と思われるこの時期に
 大軍縮を提案する無神経さは一体何なんでしょう?
 防衛庁も舐められたものですが、
 軍事について素人という意味では
 防衛庁内局の官僚達も似たり寄ったりです。

 (原潜事件で)どうやら財務省案は
 ケシ飛びそうな情勢になってきました。
 中国や北鮮はさぞガッカリしたことでしょうね。
 相手国がほくそ笑むような政策を立案する、
 我が国の官僚達には呆れますが、
 反対にこのシナ潜艦長には
 日本から勲章を差し上げたい程です。

 我が国は冷戦時代を通じて
 日米安保体制に安住してノー天気に暮らしてきましたが、
 いろいろの事件が起こる度ごとに
 少しづつは防衛上の体制整備が進んできました。

 例えば、函館にMIG25戦闘機が亡命してきて
 初めて防衛庁に指揮所が作られました。
 信じられないことに、防衛庁にはそれまで
 長官の座る作戦室が皆無だったのです。
 また、北鮮のミサイルの列島飛び越え事件の後、
 弾道ミサイル防衛の体制が育ち始めましたし、
 偵察衛星も導入されました。
 今回の事件でも様々な教訓が得られ、
 改善がなされることでしょう。


まあ、前にも書いたけど、
中国や北朝鮮のこの種の小出しの「悪」は、
日本にとって結果的には吉。

もともと日本は、
良き人材が揃い、教育の程度が高く、
経済力もトップクラスで、
倫理も高水準を維持してる国だもん。
外交や軍事に関しては今まで眠っていただけで、
これからどんどんレベルを上げていけばいい。

漢級艦長よ、ありがとう。
黒船は日本の眠りを覚ましてくれた。
あんたとサッカー・アジア杯の中国観衆は、
日本の転機を促す大功労者だよ。

上記の文章じゃないけど、
私からも君らに粗茶でも進呈するよ ( ^‐^)_且~~



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娘通信♪関連過去記事
「追尾したお前が悪い」中国遁走原潜問題続報。
中国遁走原潜事件・・「軍事の巻」「外交の巻」
日本、潜水艦事件で中国に抗議・・遁走原潜は母国へ
東シナ海某国潜水艦事件、自衛隊「海上警備行動」。
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by misaki80sw | 2004-11-28 14:27 | 日本(政治経済)

え~、サクッと流すつもりだった日中首脳会談ですが、
一枚の漫画を見てから考えが変わりました。
くどいようですが「番外編」です。

まずはこれをご覧あれ。
23日朝日新聞掲載の風刺漫画です。

小泉首相が遺族会の票を思い浮かべて靖国参拝をし、
後ろから胡錦涛氏が肩を叩いている。

・・・朝日ってどうしようもないね。
言葉が悪くても申し訳ないけど、
「クズ以下」の新聞だな。
さすがにこれは頭にきたよ。

人は自らの尺度で他人と社会を測るというけれど、
これを書いた漫画家と載せた朝日新聞、
彼らの人物の程度が分かるな。
みみっちい精神。


次に、自民党の安倍幹事長代理と
民主党の岡田代表の発言の対比を載せておきます。


<安倍氏>

自民党の安倍氏、中国首脳の公式訪日先送りを批判

 自民党の安倍晋三幹事長代理は23日、
 岐阜市内で講演し、
 小泉純一郎首相の靖国神社参拝で
 中国首脳の訪日が先送りされていることについて
 「日本が中国側の意に沿わない行動を取っているから
 公式の訪問をしないのは、
 成熟した国の取るべき態度ではない。
 会わないことをもって相手を屈服させるのは、
 まさに覇権主義だ」と述べ、
 中国の外交姿勢を厳しく批判した。

 日中首脳会談で胡錦濤国家主席が
 小泉首相の参拝中止を求めたことに関しては
 「小泉首相が国のために殉じた方に弔意を表するため、
 靖国神社にお参りするのは、
 一国のリーダーとして当然のことだ。
 外国から『行くな』と
 言われる筋合いのものではない」と反論した。

   (日経新聞)


<岡田氏>

靖国参拝で「首相責任」を追及

 民主、共産、社民の野党3党は22日、
 日中首脳会談で
 関係改善の糸口が見いだせなかったのは、
 靖国神社参拝にこだわる小泉純一郎首相に
 責任があるとの認識をそろって表明した。
 首相に参拝中止を求めるとともに、
 国会審議を通じ首相の姿勢を追及していく構えだ。

 民主党の岡田克也代表は山口県での記者会見で
 「(両国関係は)抜き差しならない時期にきている。
 日本に責任がある」と指摘した。

   (共同通信)


この対比はなんでしょう。
まともな政治家と、たわけ政治家の対比か?

日本の保守層は、
ここ最近の岡田氏の言動で、
民主党を見放し始めてるんじゃないかな。

逆に、安倍氏の言説を見て、
自民党の将来に希望を抱いたでしょう。
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by misaki80sw | 2004-11-23 23:49 | 日本(政治経済)

日中首脳会談が行われまして
マスコミも一斉にニュースを流してます。
泣けてくるような内容です。
保守系ブログの皆様たちも
この件を論評し、悲憤慷慨してます。
まあ、当然ですな。

私、アマノジャクだから、
面倒くさいんでスルーしようかと思ったけど(笑)、
さすがにそれはまずいな。
時事系ブログの看板が泣いちゃう。

で、サクッと書くことにします。


日中首脳会談 胡主席、靖国参拝の中止要求
 首相「継続…言わぬ」


 二十一日夜(日本時間二十二日午前)に
 サンティアゴ市内のホテルで行われた、
 小泉首相と中国の胡主席との会談は
 予定を大幅に上回り約一時間に及んだ。
 
 日中双方の説明を総合すると、
 会談で胡主席は「(日中間の)障害は、
 日本の指導者が靖国神社を参拝していることだ」と指摘。
 さらに「歴史を避けては通れない。適切に対処してほしい。
 来年は反ファシスト勝利六十年の敏感な年だ」
 という表現まで使って参拝中止を迫った。
 
 小泉首相は「誠意をもって受け止める」としながらも
 「心ならずも戦場に行かざるを得なかった方々へ
 哀悼の誠をささげ、
 二度と戦争を起こしてはならないという決意で
 参拝している」と参拝の趣旨を説明した。
 
 一方、首相は中国原子力潜水艦の領海侵犯事件に言及し、
 「今後、再発防止が特に重要だ」と要請したが、
 胡主席は事件そのものについて言及を避け、
 再発防止の確約はとれなかった。
 
 ただ、双方は
 経済的交流の増大を踏まえた関係発展の重要性と、
 北朝鮮問題をめぐる六カ国協議の
 早期再開の必要性では一致。
 胡主席は台湾問題で
 「独立をもくろんでおり座視できない」と強調、
 首相は「独立は支持しない」との従来の見解を示した。

 政府内での事前の予想に反して
 胡主席が靖国問題で強硬な主張を展開したことで、
 首相が来年も参拝を続けるかどうかが
 日中関係の今後を占う焦点となる。
 これについて首相は二十二日朝(日本時間同日夜)、
 同行記者団と懇談し、「首脳会談では
 (来年の参拝について)一切触れなかった。
 これからはどんな質問にも触れないことにした」と述べ、
 靖国問題に言及することで
 関係をこじらせないようにしたいとの配慮は示した。

   (産経新聞)


会談の内容をまとめると、

<靖国参拝>

◇胡主席
  「靖国参拝問題は日中間の障害」
◇小泉首相
  「戦死者に哀悼の誠をささげ、
   二度と戦争を起こしてはならないという決意で
   参拝している。」
 会談後の記者会見で、
  (来年の靖国参拝について)
  「これからはどんな質問にも触れない」

<中国潜水艦領海侵犯>

◇小泉首相
  「再発防止が特に重要だ」
◇胡主席 
  事件そのものについて言及を避け、
  再発防止の約束もせず、謝罪も無し。


こんな感じですか。

まあ、誰がどう見ても押されてますな。
人の良い日本と、タフな中国という構図。

靖国参拝問題に関して言うと、
中国の主張をのむ必要はない。
理由は2つ。

1,これは内政干渉。

2,過去の歴史をどう総括するか、
  国家の原則論の問題。
  この部分は絶対に譲るべきじゃない。

2に関してもっと書くと、

結局ね、単純に言うと、
日本の屋台骨を支えているのは保守系の価値観。
決して左翼的論理じゃない。

「靖国」の問題は、
いまや、保守系VS左翼系のシンボル的紛争。
この左翼系の後ろに中国や韓国がくっついている。

保守系人士の中にも、
首相の靖国参拝には賛成だけど、
ただ「旧A級戦犯の合祀」に関しては、
「分祀せい」という人もいる。

だけど、ことがここまで
「保守VS左翼」
「日本VS中国+韓国」
の象徴的な問題にまで発展した以上は、
政略の見地から小細工は不要。
一つの譲歩が日本の敗北と喧伝されるでしょう。

日本の国家理念を支える保守的価値観が、
ああいう馬鹿左翼的論理に屈しちゃ駄目だ。
靖国の問題はもうシンボルになっている。
ここまで来たら、下手な譲歩は不要。
一種の「立国の理念」の戦争なんだから。

乱暴な言い方かもしれないけど、
この問題の本質はそこにあると思う。


さて、この日中首脳会談。
いろいろなブログが取り上げている。
だいたい傾向は2つで、

 「日本は弱腰だ。首相は毅然とせよ!」

 「日本は譲るとこ譲らないと
 日中関係を悪化させて国益的に損になるよ」

の、どちらか。

対中譲歩派の論拠は、
朝日流の「理念ガチガチ左翼」よりも、
日経や一部財界流の
「実利的に損するから譲りましょうよ」が主流だね。

で、私は思うんですが、
本当に日本が譲らなければ損するんですかね?
逆に、譲ったら何か得するんでしょうか?

彼らの論拠は露骨に言うならば、
「商売に差し支える」
これに尽きるでしょう。

まあ、私はこういう実利的発想を軽視する気はないよ。
でも、日中の力関係って、
そこまで中国の方が上なんでしょうか?
そうは思わないけどなあ。

百歩譲って中国の方が上だとして、
かの国がそういう国家原則を譲ってまでしないと
まともに商売してくれないような相手なら、
逆に、そういう厄介な国の拡張・発展を
封じ込めていく努力が必要なんじゃないでしょうか。


なんか、サクッと書こうと思っていたら、
意外にも重い内容になってしまった(笑)。

まあ、いずれにせよ、
泣けてくるような会談であったことは確かですな。

同感の方に一服の清涼剤として
読売新聞のコラムを贈ります。

読売新聞:編集手帳

お口直しにどうぞ~ ( ^‐^)_且~~
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by misaki80sw | 2004-11-23 19:35 | 日本(政治経済)
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退役艦艇の輸出も 新防衛大綱 3原則見直し原案判明

 政府が十二月上旬に策定する、
 新たな「防衛計画の大綱」のなかで、
 武器輸出三原則の見直しに関する原案の内容
 が十八日、分かった。
 政府が同日、
 与党安全保障プロジェクトチームに提示したもので、
 武器輸出については、
 米国および米国中心の多国間の共同開発・生産に加え、
 退役した艦艇を東南アジア諸国に輸出するなどの
 テロ・海賊対策支援に関しても
 輸出を認めるよう盛り込んだ。
 
 また、輸出を解禁する一方、
 国際紛争などの助長を回避するという、
 平和国家としての基本理念を堅持すると強調。
 (1)政府による厳格な判断
 (2)輸出相手国以外の第三国への移転を制限するなど
    国際約束による担保
 (3)実際の武器の供与にあたっては個別具体的に判断
 という政府による管理方針も盛り込んだ。
 
 また、武器輸出三原則を見直す方法については
 新大綱に明記するか、新大綱の閣議決定に伴う、
 官房長官談話を出すかのいずれかで、
 武器輸出三原則の緩和を打ち出すことを想定している。
 
 この日の与党PTでは
 三原則の緩和に慎重な公明党が
 「厳格な歯止めが必要」と難色を示し、
 自民党と意見がまとまらず、
 来週以降に結論を持ち越した。

   (産経新聞)


大いにやるべし!

だいたい「武器輸出三原則」なんて言ってるけど、
本来の意味から外れてるじゃない。

そもそも「武器輸出三原則」とは、
1967年に佐藤内閣が表明した方針で、

1,共産国
2,国連決議により武器等の輪出を禁止されている国
3,国際紛争の当事国又はそのおそれのある国

この3パターンに対して、
武器輸出を禁止するとしたもの。

ところが三木内閣の時に、
海外への武器輸出を全て禁止してしまった。

だから「三原則」なんて言ってるけど、
実態は三原則もへったくれもないわけで、
単なる言葉の上だけの政策。

それにこれは法律ではなく、
単なる政府の「見解」に過ぎない。
変えようと思えばいつでも変えられるわけ。


さて、この武器輸出に関して、
政略面と倫理面の二つの観点から書きます。


<政略面>

現在の兵器は開発や生産にコストがかかる。
一国の経済力ではとてもまかなえるものではない。
特に航空機とかね。
だから共同開発がどうしても必要だし、
一定量の輸出をすることで、
一個あたりの単価も抑えられる。

日本があれだけの防衛費を使っておきながら、
この規模の軍隊しか維持できないのは、
一つは人件費が高いこと。
もう一つは国産兵器のコストが高いこと。
このコスト高を武器を輸出することで解消できる。

そして、自主開発した国産兵器を使うということは、
他国産兵器への過度な依存を避け、
他国からのコントロールを防ぐことが出来る。
まあ、自前でいいやつを開発して使うのが一番だよ。

さらに上記ニュースにもあるように、
海自の中古の艦船なども、
ASEAN諸国などから引き合いがある。
でも、輸出が禁止されているために出来ない。
インドネシアやマレーシアなどは
海賊対策などは切実な問題なのにね。

案として、
武器の輸出先は同盟国・友好国に限定すればいい。
たとえば、ASEAN・オーストラリア・
ニュージーランド・韓国・台湾・インド・ECなど。
米国相手の輸出は無理だろうけど、
技術提携は積極的に行えばいい。

これは自国および自国と価値観を共有する、
自由主義陣営の防御力を強化する方策。
単なる「もうけ話し」とか考えてるようじゃ、
発想が貧弱だと思う。

結局、武器輸出とは、

◇国産兵器による自主防衛体制の充実
◇自由主義陣営の強化

この2つと不可分なのさ。


<倫理面>

もちろん、武器輸出を解禁することは
人によっては抵抗はあるでしょう。
「死の商人」「人殺しの道具の売買」
そういう発想が浮かぶでしょう。

話しは少し飛んじゃうけど、
ちょい昔に、インドの民俗か何かの本を読んでいて、
とあるインドの地方の
厳格な教義の宗教のことが書いてあった。

その宗教は一切の殺生を禁じていて、
道を歩く時に蟻や草花を踏みつぶすのも罪悪としていた。
だから、そこのお坊さんたちは、
ろくに外出もままならず、
瞑想にふける日々を送っているそうな。

私はこれを読んで、
「こういう生き方もあるんだな」と思ったが、
同時に感じたのは、
「窮屈な生き方だな~」
「積極的に社会に貢献するとかの発想がないなあ」
ということ。

外出したら、蟻や草花を踏みつぶして
殺生をしてしまうかもしれないけど、
その分、積極的に生きることで
もっと大きな善を社会にもたらせばいいじゃないか、と。

まあ余談に流れてしまったけど、
武器輸出も同じだよ。
確かに輸出すれば、
それによって死ぬ人は出てくるでしょう。

「だから輸出はしません」も一つの論法だけど、
逆に、現在の世界の状況の中で、
あの暴力国家北朝鮮や覇権国家中国などが
武器を売って外貨を稼ぎ、
他国に輸出を行うことで影響力を行使している。
ロシアもしかり。

であるならば、日本は同盟国や友好国、
自由と民主主義の理念を共有する諸国に
優れた武器を輸出し、
この陣営の未来を守ることは大切だと思う。

考えてみるがいい。
中国やロシアが覇権を握った世界を。
私はそういう世界はゴメンだな。
わけの分からぬ覇権国家の増長を横目で見つつ、
「僕は人殺しの武器を売るのは嫌です」
なんて言ってるのは、
小善を得んとして大義を捨てるも同じ。

要は、「武器の輸出」を
国家としていかなる理念で行うかでしょう。
単なる金儲けならやめときなさい。
でも、自国と自由主義陣営の未来、
大きな理念を構想してやるのなら、
大いにやるべし!

私はそう思うよ。



武器輸出3原則
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by misaki80sw | 2004-11-22 00:44 | 日本(政治経済)
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領海内に国籍不明潜水艦 海自に警備行動発令

 国籍不明の潜水艦が十日早朝、
 石垣島と宮古島の間の日本の領海内を、
 南から北に潜水したまま通過していることが判明し、
 大野功統防衛庁長官は同日午前八時四十五分、
 自衛隊法八二条に基づき、小泉純一郎首相の承認を得て、
 「海上における警備行動」(海警行動)を発令した。
 この事態が「治安の維持のため、特別の必要がある」
 (同法)と判断した。
 
 その後、「潜水艦は領海内を脱出した」
 (細田博之官房長官)というが、
 中国の潜水艦との見方も出ており、
 防衛庁は追跡して、国籍などの確認を急いでいる。 
 海警行動発令は平成十一年三月の能登半島沖で
 北朝鮮の工作船とみられる不審船が
 領海侵犯した際に発令されて以来二度目となる。

 小泉純一郎首相は十日昼、首相官邸で記者団に
 「遺憾だ。わが国の領海内に国籍不明の潜水艦が
 入っているということはいいことではない」と述べた。
 
 政府筋によると、発見された海域付近に支援船も航行しており、
 「国籍不明の潜水艦は中国潜水艦とみられる」としている。
 日米軍事筋は、ハン級SSN(攻撃型原子力潜水艦)の
 可能性があるとの見方を示している。

   (産経新聞)


この潜水艦、この関連らしいね↓

種子島沖に中国の潜水艦救難艦
海上自衛隊:中国海軍艦艇の動向について

時系列的にまとめると、

◇8日昼頃、
 鹿児島県種子島の日本の排他的経済水域で、
 中国海軍の潜水艦救難艦「861」と
 航洋曳船「トゥーヂョン830」を
 海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」が確認。
 両艦艇は5日から同海域で針路や速度の変更を繰り返した。

◇10日04:40頃、
 石垣島の南西地点にて海自のP3C(対潜哨戒機)が
 不審な潜水艦を発見、追跡を開始。

◇06:00過ぎ、
 潜水艦は陸地から
 12マイルの領海と公海の“線上”に達する。
 
◇06:25、
 海上保安庁は監視のため航空機を派遣。

◇06:30過ぎ、
 海上自衛隊は潜水艦が
 「完全に領海内を航行中」であることを確認。

◇海上自衛隊はP3Cのほか、
 護衛艦「くらま」も対潜哨戒ヘリにより、
 不審潜水艦の追跡を行う。

◇08:00頃、
 不審潜水艦、潜航したまま領海外へ。

◇08:45、
 大野功統防衛庁長官は自衛隊法八二条に基づき、
 小泉純一郎首相の承認を得て、
 「海上における警備行動」(海警行動)を発令。

◇引き続き、P3C哨戒機による追尾続行。


こういう流れみたい。

「海上警備行動」っていうのは、
普通、不審船や武装工作員などによる不法行為への対処は、
警察や海上保安庁などの任務。
しかし、警察・海保で対処が困難な場合、
「海上における人命もしくは財産の保護
または治安の維持のため特別の必要がある場合」、
自衛隊法八二条(海上における警備行動)に基づき、
防衛庁長官は首相の承認を得て、
自衛隊に必要な行動をとることを命じることができる。

内容的には威嚇射撃や
正当防衛・緊急避難による射撃程度だね。
有無を言わさず撃沈しちゃえってことじゃない。

今回、日本政府は
この不審潜水艦が中国海軍のものであるとは、
明言していない。

領海内潜航した潜水艦の国籍など判明せず
 引き続き追尾=官房長官


いろいろなニュースでは「中国艦」と言ってるけど、
あくまでも「防衛庁筋」とか
「政府関係者によると」という言い回しで
政府が言明しているわけじゃない。

ちなみに、潜水艦のスクリュー音は
人間の指紋と同様に固定の「音紋」を持っている。
つまり音の固有のパターンであり、
この音紋をデータとして収集、分析、
音源を特定しておくことが対潜作戦の基礎となる。

今回、海自は不審潜水艦の音紋を探知しているだろうから、
政府もどこの国のかはハッキリと分かっているだろう。
まあ、実際のところ中国艦なんだろうけど
明確には言わないね。
ここらへん慎重なのか、ビビってるんだか・・。

読売新聞の記事によると
中国?の潜水艦が領海侵犯
 政府が海上警備行動発令

海上自衛隊は8日からこの潜水艦を追跡していたとのこと。

おそらく8日に、
中国海軍の潜水艦救難艦と航洋曳船が出てきた時点で
あれこれと追跡・情報収集を始めてたんでしょう。
あるいはそれ以前からかも。


さて、この事件に関する毎日新聞の記事をご覧あれ。


<不審潜水艦>中国の潜水艦か
 海上警備行動発令に疑問符も


 今回、海上警備行動を発令した政府の対応には、
 説明不足を指摘する専門家もいる。 
 東京国際大学の前田哲男教授(軍縮安全保障論)は
 「天然ガス田開発を巡り、
 日中が緊張している海域でもあるので、
 過剰に反応したのかもしれないが、
 より抑制的に対応すべきだったのではないか」と指摘。
 そのうえで、
 「仮に故障した船を潜水艦が助けにいっただけだとしたら、
 海上保安庁で十分対処できるはず。
 情報不足で判断できないが、
 法的な要件を満たしているかどうか疑問を感じる」と話した。

   (毎日新聞)


馬鹿言ってんじゃないよ。

 仮に故障した船を
 潜水艦が助けにいっただけだとしたら、
 海上保安庁で十分対処できるはず。

国際海洋法の「領海内の無害通行権」を主張するには、
潜水艦は国旗を掲げ浮上航行する必要がある。
それをやらずに潜水したままで勝手に通ってるわけだから、
海保の巡視船で対応出来るわけないでしょう。

ちなみに一番上の潜水艦の画像は
去年11月に大隅海峡を浮上航行していた、
中国海軍のミン級攻撃型潜水艦(2113トン)の写真。
これが本来の他国領海の通過の仕方。
国旗を掲げてるのが分かるでしょ?

自分とこの領海を勝手に潜水通航されて、

 日中が緊張している海域でもあるので、
 過剰に反応したのかもしれないが、
 より抑制的に対応すべきだったのではないか

などと言っている。
さすが毎日、アホかとしか言いようがない。

ちなみに、この東京国際大学の前田哲男教授なる人物。
左翼系媒体で軍事評論などでよく登場する人物。
大学教授兼軍事評論家。

東京でイラク派遣差し止め訴訟(3月17日)
 軍事評論家の前田哲男さんら
 毎日一人ずつ100人以上の提訴運動


憲法を守ろう!ヒロシマ集会:
 前田哲男先生講演会


いかにも、その筋の人だよね(笑)。


先日、防衛庁の「防衛力のあり方検討会議」の
最終報告がマスコミにリークされたけど、

防衛庁、中国の対日攻撃想定
 資源対立など3ケース


その中で、中国の対日攻撃を3パターンに分けて想定している

1,中台紛争が起きた場合、
 在日米軍に対する支援を日本に行わせないため、
 局地的に対日攻撃。

2,尖閣領有権問題で
 中国の国内世論の批判が中国共産党に向かい、
 指導力を脅かすほど拡大すれば、
 世論の矛先を国外に向けるため尖閣諸島に武力行使。

3,日本が断固とした対応を取らないと中国が判断した場合、
  海洋権益で不法な行動に出る。

今回の事件は、この3に関係してくる。

事件一報を受けた政府首脳の頭に
この「3」がよぎったと思うよ。

今や、東シナ海は「一触触発」の海だな。



平成16年版防衛白書:
 不審船・武装工作員などへの対応


国際派日本人養成講座:
 北朝鮮工作船を逃がした理由

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by misaki80sw | 2004-11-10 20:22 | 日本(政治経済)