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by misaki80sw

カテゴリ:韓国・北朝鮮関連( 72 )

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「竹島の日」条例が成立 島根県議会、賛成多数で

 日韓両国が領有権を主張している竹島をめぐり、
 島根県議会に議員提案された「竹島の日」条例案は16日、
 本会議で大差で可決された。
 条例案をめぐっては、対韓関係悪化への懸念から、
 制定先送りを求める声もあったが、
 「竹島問題を風化させてはならない」とし
 て賛意を示す議員が大多数を占めた。
 25日の県報に掲載、公布される見通し。

 県は国に対し、
 竹島の領土権確立を繰り返し要望してきたが、
 政府は韓国を刺激することを避け、
 事実上、竹島問題は棚上げ状態にしてきた。
 こうした状況を踏まえ、
 告示100年の節目に世論を盛り上げようと、
 竹島領土権確立県議会議員連盟(細田重雄会長)の
 35人が連名で条例案を提出した。

 この日の本会議では、ほとんどの議員は、
 竹島問題への国民の関心が薄れつつあることなどを懸念、
 賛成に回った。

   (産経新聞)


ようやく可決されました。

よくぞ決断しました、島根県。
韓国マスコミの狂気じみた反島根報道にも屈せず、
外務省の余計な「指導」にも動きを止めることなく、
出雲人の肝っ玉を見せていただきました。

ここ2週間ほどの
韓国国内の反日キャンペーンは凄まじい。
この竹島問題や歴史教科書問題、
さらに過日の日韓基本条約文書公開と
盧武鉉政権の「親日究明法」がからみ、
韓国世論は加熱しつつある。

この竹島問題について言えば、
普通の領土紛争として
国際司法裁判所に下駄を預ければいいだけのこと。
それを韓国が嫌がって拒否している。
よほど己の論拠に自信が無いんだろう。

だいたい他国が
「この島はうちの領有」と言うこと自体が
ケシカランという発想は、
この国の小児病的ナショナリズムを表している。

まともな国同士ならば
お互いに領有権の摩擦はあっても、
相手が「自国領土云々」と言うこと自体を
非難したりはしない。
要するに「ガキ」なんだよ。

それにしても盧武鉉大統領は馬鹿な人。
日本とは亀裂を深め、
米国とは対北朝鮮政策でぎくしゃくしている。
今日も北朝鮮との経済協力事業の開城工業団地に
韓国が送電を開始したというニュースが入ってきた。
この明確な利敵行為に米国は怒るだろうね。

韓国電力 南北分断後初の送電 開城工業団地に供給へ

「北朝鮮始末記」その3・・「開城団地」という踏み絵。

結局、韓国に残った「友好国」は、
破産寸前の北の同胞と
大陸で虎視眈々と半島を見つめる覇権国家中国のみ。

君らはいつから統制国家陣営になった?
いったいこの状況でどうやって
外交戦略を構築するつもりなんだろう?


さて、この竹島問題にからみ、
産経の黒田勝弘記者が面白い記事を書いていた。

韓国マスコミ「竹島問題」連日報道 対日強硬論扇動
 一方的報道の独り相撲


 韓国では竹島問題がマスコミの反日キャンペーンで
 異様な雰囲気になっている。
 マスコミは島根県での「竹島の日」制定の動きと
 それに対する韓国内の抗議や反対の動きを
 連日、大々的に報じ、対日強硬論をあおっている。
 とくにテレビは毎時のトップ・ニュースで
 日本非難を続けており、
 島根県議会の条例採択がまるで
 韓国に対する“宣戦布告”ででもあるかのような
 興奮ぶりだ。

 ただ島根県で
 「竹島の日」制定の条例ができたからといって
 韓国が実力支配している島の現状に
 変化があるわけではないため、
 韓国政府も日本に対する、
 「断固たる対応措置」に困っている。

 韓国マスコミはこの問題で
 日本の世論が静かなことに
 どこか失望感(?)をにじませている。
 日本に向かって絶えず
 「独島は韓国のモノだぞ!」と叫ぶことによって
 「日本何するものぞ」という愛国心と
 民族主義感情を満足させたい韓国としては、
 日本世論がもっと騒がしくなることを
 期待しているようでもある。


さすが産経の名物記者黒田さん。
面白い点を突いてますね。

 韓国マスコミはこの問題で
 日本の世論が静かなことに
 どこか失望感をにじませている。

 日本世論がもっと騒がしくなることを
 期待しているようでもある。

まさにこれぞ半島人根性。
自己中心的熱狂。
態度が「かまってほしい」子供そのもの。

日本はこれに対して、
竹島問題や歴史教科書問題などで
いかなる態度を取るべきか?

譲歩はもはや意味がない。
これは戦後60年の経験で、
譲れば押してくる、
謝っても、すぐに次の謝罪を求めてくる。
キリがない。

仮に、国家の原則や主権などを脇に置いといて
実利のみで考えるとしても
これ以上の譲歩はマイナスの方が大きい。
短期的には韓国の歓心をかっても、
中長期的には次なる謝罪と補償を求めてくるのは必定。

日本は己の原則をハッキリと表明すべき。
是は是、非は非。
言うべき事は明確に言い、
相手がくだらないことを言えば、
猛然と反論を全世界に表明すべき。

要するに相手は「ガキ」なんですよ。
ガキ相手に熱くなるのも馬鹿馬鹿しい。
ガキは対馬海峡の彼方で勝手に騒いでろ。

日本は理路整然と自らの主張を述べ、
淡々と己の原則を貫けばいい。



娘通信♪関連過去記事
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「北朝鮮始末記」その3・・「開城団地」という踏み絵。
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by misaki80sw | 2005-03-16 18:14 | 韓国・北朝鮮関連

海保機が韓国防空識別圏に接近?海保は否定

 韓国軍合同参謀本部は10日、
 日本の竹島(韓国名・独島)付近で9日午前11時半ごろ、
 海上保安庁所属の航空機が韓国の防空識別圏に接近し、
 韓国軍戦闘機10機が出動したことを明らかにした。

 韓国側は8回にわたって警告を行い、
 航空機は1時間10分後に引き返したというが、
 海上保安庁は「該当する時間に飛行した事実はない」と
 否定している。

 竹島付近では8日、
 朝日新聞社の軽飛行機が防空識別圏に入るための許可を
 韓国当局から得ずに接近し、
 韓国政府が駐韓日本大使館に抗議した。
 潘基文(パン・ギムン)外交通商相は10日、
 韓国人記者団に
 「付近で(日本が)通常行っている活動と認識している」とし、
 問題視しない意向を明らかにした。

   (読売新聞)


先日の朝日機突入に引き続き、
韓国が何やら騒いでますが。

  海上保安庁所属の航空機が
  韓国の防空識別圏に接近し

しかし、海保はこれを否定。

  該当する時間に飛行した事実はない

う~ん、韓国の言いがかりか。
海保が隠してるのか?
いや、海保が隠さなきゃならん理由はないだろう (-_-;ウーン
などと思っていろいろ調べてたら、
やっとこの「哨戒機」の機種が分かりまして、

日本の哨戒機が独島接近 空軍戦闘機、緊急出動

 政府関係者は
 「日本のAC-95哨戒機1機が、昨日12時40分頃、
 独島南東側40マイル上空まで接近したが、
 韓国側の戦闘機編隊が出撃すると帰った」と
 明らかにした。

AC-95哨戒機?
海保にそんなもんあったっけ?

ますます混迷が深まりましたが、
rx178さんとこの記事で謎が解けました。

rx178の最近気になる朝鮮半島:
 竹島近海がバタバタしているようですが。


水産庁の「ガルフストリームコマンダー」だそうです。

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こいつの型番が「AC95」。

・・・ったく、型番なんかで報道流すなよ、朝鮮日報!
おかげでグーグル検索しまくったじゃないか (>_<)

それに韓国軍合同参謀本部。
水産庁と海保をごっちゃにするな!
プロの軍人が恥だと思わんか?

たぶん水産庁は韓国の漁船取り締まりかなんかで
飛んでたんだろうね。
お勤めご苦労様です m(__)m
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by misaki80sw | 2005-03-11 19:45 | 韓国・北朝鮮関連

私の読んでるメルマガに
「モーニング・コリア」ってのがあって、

モーニング・コリア

毎朝、韓国関係のニュース速報を3~4個載せてるんですが、
こいつの3月5日号に面白いニュースが載っていた。

おそらく、情報のソースはここだと思う。
Yahoo!コリア - 連合ニュース

なかなか興味深い内容なので
一部、引用します。


☆中国、韓半島統一させ、日本牽制せねば

 中国は韓半島の統一を促進して、
 統一韓半島が日本を牽制する、
 「以韓制日」(韓を以て日を制する)戦略を
 推進するべきだという主張が出てきている。

 香港で軍事評論家として有名な、
 馬鼎盛中国広東省社会科学院客員研究員は4日、
 「亜洲週刊」最新号に掲載した論評でこのように主張した。

 彼は、「米国と日本が2月19日、共同声明で、
 中国を仮想敵としたことに対応するためには、
 南北韓の統一を促進することしかない」と述べた。

 「韓国は最近、独島(竹島)問題をめぐって
 日本と対立している」とし、
 「韓国でもって日本を制圧することが有用だ」と述べた。

   (モーニング・コリア)


う~ん、中国側から見ると
こういう発想もありえるわけか。
・・・ちょっと不意を突かれたね。

  「以韓制日」 韓を以て日を制する

戦略的な発想としては妥当だと思う。
日韓の感情的対立は世界周知の話しだし、
いくら両国が「日韓友情年」とか言って上辺を取り繕っても
感情の根っこの部分では
ちっとも仲睦まじい国家関係ではない。

韓国の抜きがたい反日感情と嫉妬心、
そして日本のそれに対する反発。
これは先日の盧武鉉大統領の「賠償・謝罪」発言で
今さらながら明らかになったばかり。
この調子じゃ百年経っても真の友好なんて無さそう。

そこで上記の「以韓制日」。
この両国間の憎悪を利用しようと言うわけか。

ただし、東アジアでは
日中韓の三カ国のみだけではなく、
米国という強大なプレーヤーが存在する。
韓国の感情面はともかくとして
現実の政略面においては
米国主導の政治・経済・軍事の体制に組み込まれている。

そこで中国が韓国による統一を後押ししても
出来上がった「統一韓国」が
必ずしも中国にすり寄ってくれるとは限らない。
むしろ米国の同盟国と鴨緑江を接して睨らみ合うという、
馬鹿馬鹿しい結果に終わってしまうかもしれない。

ここらへんは情勢判断だけど、
私は2つの状況下では
中国がこのパターンを選ぶことはありえると思う。

1,韓国の左傾化、韓国の米国離れ

2,米国勢力のアジアからの撤退

1は見ての通り。
ある意味、今の盧武鉉政権の指向している方向でもある。

2は、米国の戦略変更、又は米国の国力衰退。

韓国が米国から距離を取り始めれば
中国はボロボロになった北朝鮮を冷然と見捨てて、
韓国に歩み寄る。

また、米国が東アジアから手を引けば、
残るのは日中韓の三国志状態。
日本という海洋勢力と中国という大陸勢力による、
半島国家韓国の奪い合いが始まる。
ここらへんは日清・日露の頃の構図の再現。

この「馬鼎盛中国広東省社会科学院客員研究員」って人が
中国政府に対してどれだけ影響力があるのかは知らないけど
少なくともニュースになるってことは
それなりに注目された発言なんでしょう。

こういう選択肢が中国に存在するということを
日本人は念頭に置いておいた方がいいでしょうね。



娘通信♪関連過去記事
「北朝鮮始末記」その4・・日本の経済制裁。
「北朝鮮始末記」その3・・「開城団地」という踏み絵。
「北朝鮮始末記」その2・・中朝の間隙。
「北朝鮮始末記」その1・・米国・中国・韓国の思惑。
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by misaki80sw | 2005-03-07 20:29 | 韓国・北朝鮮関連

「北朝鮮は国家ぐるみで麻薬製造」米報告書が批判

 米国務省は4日、世界各国の
 麻薬取り締まりに関する2005年版報告書を発表し、
 外交官が麻薬密売に従事するなど
 北朝鮮が国家ぐるみで麻薬の製造、取引に
 関与している疑いが濃いと強く批判した。

 報告書は、昨年6月にエジプト当局が
 大量の薬物取引を企てた北朝鮮の外交官2人を逮捕し、
 同12月にはトルコ当局が
 合成麻薬を同国からアラブ諸国に
 密輸しようとした外交官2人を拘束したケースを列挙。

 トルコ当局が2人から押収した合成麻薬は
 末端価格で700万ドル(約7億3000万円)に上った。
 また、海外に駐在する北朝鮮当局者の
 関与が表面化したのは「ここ数年では初めて」と指摘した。

 これらの例が「北朝鮮政府の
 指示に基づくと断言はできない」としながらも、
 本国に強制送還された4人が個人的な犯罪として
 「処罰されたとの情報はない」とも記述。

 アジアやオーストラリアで発覚した事例も取り上げ、
 北朝鮮が「取引だけではなく、
 国内で製造していると信じる強固な理由がある」とした。

   (共同通信)


北朝鮮の麻薬栽培。
まあ、今に始まったことじゃないけどね。
同国と麻薬の関係は前々から取りざたされていた。

1976年、エジプトにおいて、
シリアに向かう北朝鮮外交官の所持品の中から
麻薬400kgが発見され、
2人の外交官が国外追放処分となった。
これが北朝鮮の世界に対する麻薬デビューの始まり。

以後、北朝鮮絡みの麻薬密輸事件は
20カ国以上で50件余り摘発され、
多くのケースで北朝鮮外交官が逮捕された。

北朝鮮は1970年代半ばから
アヘン原料のケシ栽培を国家政策として始めた。
外国への運搬には外交官などを使った。
だが、この外交特権を使った麻薬売買は
世界各国からの猛批判を受け、
一時期、北朝鮮の麻薬絡みの動きは止まっていた。

しかし、80年代の社会主義圏の崩壊で、
北朝鮮の経済事情は急速に悪化。
ここで麻薬による外貨獲得を積極的に行う方針に切り替える。

過去の米国の報告書や
北からの亡命者などの発言によれば
80年代末にはケシ裁培面積拡張事業を展開、
開城と平安北道寧辺、平壌市サンウォン郡まで
栽培の範囲を拡大した
これらの地域で運営中のアヘン裁培農場は、
多くは7千ヘクタール規模に達すると伝えられる。

また93年には、北朝鮮の代表的な製薬工場の
ナナム製薬工場(咸境北道清津市ナナム区域)を、
年間100トン規模のアヘン精製工場として稼動し、
95年にはアヘン40トンを生産したことが伝えられている。

95・96の両年に北朝鮮では記録的な豪雨が発生。
これでケシ栽培が大幅に減ったため、
アヘン一辺倒から、
覚醒剤のメタンフェタミンを大規模に生産して、
東南アジアなどに密輸出するように方針を転換した。

2003年、米上院政府活動委員会の小委員会は、
北朝鮮の元技師や元高官らを招いて公聴会を開いた。
この中で、麻薬の密売に関与したという元高官は

 「北朝鮮は世界で唯一、
 麻薬の生産と密輸を国策事業にしている国家」

 「北朝鮮が国家ぐるみで
 ケシの栽培に乗り出したのは70年代後半」

 「(その理由は)金日成が現金を必要としたからだ」

 「90年代は麻薬と日本の中古車の密輸だけが、
 外貨を稼げる手段だった」

 「(北朝鮮の)外交官やビジネスマンも
 麻薬の密輸に動員された」

 「ケシは山岳地帯で栽培され、
 厳重に警備された施設でアヘンに精製後、
 政府の直轄工場でヘロインが生産された」

さらに、この元高官は亡命前、
麻薬は中国との国境で1キロあたり1万ドル(約117万円)、
黄海や日本海での洋上取引では
1万5000ドルで売買したとも証言した。

2004年7月、
チャールズ米国務次官補(麻薬取締り担当)は、
米政府当局者として始めて
北朝鮮の麻薬とミサイル開発との関連に言及し、

 「麻薬取引を国家が支援している痕跡がある」

 「麻薬取引がなければ弾道ミサイル開発のような規模の
 財政拠出はできない」

 「北朝鮮の正規の輸入額が
 輸出額の約2倍で収支が不自然」

北朝鮮の麻薬売買が武器の開発・購入、
特に弾道ミサイルの
開発資金になっている可能性を指摘した。

一方、99年1月、ロシアのイズベスチヤ紙は、
北朝鮮がロシア極東地方において、
麻薬密輸により稼いだ外貨で
戦闘ヘリ等のロシア製軍事装備を購入していると暴露した。

イズベスチヤ紙は、98年10月に
ロシア製戦闘ヘリが北朝鮮に密輸されようとして
ロシアの税関で摘発された事件に関して、
腐敗した一部のロシア軍高官が
戦闘ヘリを犯罪組織を経由し、北朝鮮に売却。
北朝鮮はその代金をアヘンとヘロインで支払ったという。
この時、密輸されそうになったロシア製ヘリは15機。

北朝鮮では麻薬は
「ペクトラジ(白桔梗)」という「隠語」で呼ばれている。
北朝鮮の麻薬裁培及び密売は
金正日の秘密資金管理所である「労働党39号室」で総括している。
労働党39号室は形式上、労働党の外貨を専担管理する部署。
別名「ペクトラジ農場」と呼ばれるケシ裁培農場は
「39号室」傘下の「5号管理部」で受け持っている。

ところが最近では
食糧難・資金難に陥った北朝鮮軍が
軍の管理地内で独自にケシの栽培を始め、
北朝鮮での麻薬栽培は一層盛んになった。

2004年の米国議会調査局の報告書によると
北朝鮮の麻薬密輸による外貨収入は
数年前の年間1億ドルから、最近では年間5億ドルに達した。
北朝鮮の一般輸出は2000年時点で
年間7億ドル程度とされるため、
麻薬密輸の収入額はその7割ほどまでに達したことになる。

同報告書によると、
最近では国際的な取り締まりが強化されたため、
北朝鮮側は麻薬の売りさばきに
ロシア、中国、日本、韓国の犯罪組織と共謀せざるを得なくなり、
麻薬密売の利益も折半となるため、
98年レベルの利益を保つには
麻薬密輸の分量を従来の二倍にすることを迫られた、とのこと。

日本国内では99年から01年までに
約3300キロの覚醒剤が押収されたが、
そのうちの34%が北朝鮮からの密輸品だった。

日本では暴力団との関係がかねてより指摘されており、
奄美沖で撃沈された工作船の船内からは
暴力団関係者の電話番号の入った携帯電話が発見された。
また、朝鮮総連を通じた取引もかねがね噂されている。

ロシアでは治安の悪化に乗じて
現地のマフィアと盛大に麻薬の売買を行っており、
この手の現地記事がネット上で多く引っかかってくる。
また、中朝国境での麻薬ビジネスでは
中国政府の神経を苛立たせている。

こういう麻薬の売買って、人倫の中でも最悪の部類。
これを歴とした国家が行い、
それを元手に武器を買い、核を開発する。
こういう悪鬼のような国は
改心うんぬんよりも地上から消え去ってほしいね。



RENK第17号:ペクトラジ(白桔梗)
 北朝鮮におけるアヘン栽培の実態


西日本新聞ワードボックス:北朝鮮の麻薬取引

北朝鮮の元技師「ミサイル部品、日本から」米上院で証言

佐久間 哲 ニッポンリポート:
 覚せい剤密輸北朝鮮ルート事件



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by misaki80sw | 2005-03-05 23:10 | 韓国・北朝鮮関連
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<韓国大統領>日本の「賠償」検討要請
 3・1独立運動演説


 韓国の盧武鉉(ノムヒョン)大統領は1日、
 日本による植民地支配に抵抗する「3・1独立運動」の
 86周年記念式典で演説した。
 盧大統領は、日韓国交正常化40周年にあたり1月、
 戦後補償責任は韓国政府にあるとの
 政府見解を示す日韓条約関連文書の一部を公開したことに関連、
 「被害者としては、国家が国民の個人請求権を
 一方的に処分したことは納得しがたいだろう」と述べ、
 当時の朴正煕(パクチョンヒ)大統領の姿勢は
 過ちとの認識を示した。
 
 そのうえで被害者補償を補完する対応策について
 積極的に努力する韓国政府の姿勢を強調し、
 日本に対しても「法的問題以前の人類社会の普遍的倫理、
 隣国間の信頼問題との認識を持って
 積極的な姿勢を見せてほしい」と協力を求めた。
 
 また、盧大統領は
 「過去の歴史問題を外交的な争点にしないと
 公言してきた考えは今も変わりない」とする一方、
 歴史問題の克服には
 「日本政府と国民の真摯(しんし)な努力が必要」と訴え、
 「過去を真相究明して謝罪、反省し、
 賠償することがあれば賠償し、和解すべきだ」と述べ、
 日本の追加措置を求めた。

  (毎日新聞)


問 ! 題 ! 外 !

また、韓国の大統領が馬鹿なことを言っています。
ナンセンスです。

1965年6月に締結された「日韓基本条約」で
当時としては巨額な金を
すでに「補償」という名目で支払ってます。
全く問題外です。

もうさあ~ 
いい加減、日本人も怒るよ。
毎回毎回「賠償」「謝罪」と同じことを言って。
あんたら、反復人形かって。

だいたい、一個の人間でも
過去の事をぐちゃぐちゃと
ああでもないこうでもないと
ガタガタと言いふらして歳を取るようなやつは
ろくでなしに決まってるんだから。

韓国人の日本に対する歴史観は
古代の新羅や百済にまでさかのぼって恩をきせ、
仏教伝来・儒教伝来
まるで我が手柄のように威張りくさり、
己が発明したのかと突っ込みを入れれば、
半島経由で伝播しただけ。
偉いのは釈迦と孔子で、あんたらは道を貸したのみ。
百済の遺民を受け入れば 剣道武士道ウリナラ起源
半島由来の文物で 日本を教化したと威張りまくり
元寇属国兵を連れ 押し寄せたる博多湾
神風吹いて壊滅で 唯一日本征伐大失敗
秀吉侵攻入明借道 戦国精兵に蹴散らされ
清正虎狩り朝鮮八道 遙か満州まで攻め入られ
泣きっ面の明国救援 一進一退秀吉死去
日本撤退春霞 島津活躍李舜臣戦死
江戸開府の国交回復 使者往来通信使
大君将軍呼称でもめて 宗氏改竄釜山和館
ガチガチ儒教の朱子学で 仏教追放小中華
宋学名分観念論 現実無視の大韓気質
両班階級党派相克 粛正処刑の国家衰亡
文明開化の風の音 国書拒絶征韓論
東学農民国土争乱 日清両国両天秤 
清国敗退朝野呆然 ソウル入城日本軍
日露両国両天秤 露国敗退朝野呆然
伊藤公爵壮士暗殺 併合万国異議もなく
国土開発農地解放 生産向上人口増加
ダム立て道敷き開墾教育
帝国敗戦米軍進駐 戦勝気取りの何もせず
三国人の我が物顔 駅前一等不法占拠
朝鮮戦争南北相克 釜山危うしマッカーサー
仁川上陸戦局逆転 金日成蒼白総撤退
中国援軍毛沢東 38度の膠着線
停戦分断東西冷戦 米軍駐屯事大主義
李承晩ラインの漁民拿捕 横暴反日竹島占拠 
国交回復日韓条約 個人補償は棚に上げ
頬っかむりの産業優先
朴大統領経済発展 漢江奇跡の陸士卒
ベトナム出兵虎師団 ベトコン殺戮遺児激増 
朴暗殺軍部暗闘 米軍黙認クーデター
軍部政権財閥繁殖 発展経済四昇竜
技術協力日本持ち出し 製鉄協力忘恩後悔
コピー氾濫何でも有り 剽窃猿真似韓国製品
民主化進展左派復活 ノーベル賞の金大中
訪朝握手独裁者 軟弱親朝太陽政策
経済失速IMF 財閥壊滅禿鷹外資
ネット繁殖ネチズン造語 盧武鉉登場右派没落
左派にあらずんば人にあらず
親朝反米基地反対 米軍強姦朝野憤激
親日究明父親憲兵 過去糾弾東海捏造
竹島防衛実行支配 島根万歳知事マンセー
慰安婦捏造強制労働 教科書干渉近隣条項
在日要求参政権 ウラン圧縮IAEA
知らぬ存ぜぬ科学者一存 歴史歪曲顔面整形
北の核は僕の核 未来志向の条約見直し
謝罪賠償過去反省内政干渉援助要求・・・・・。


あ~、のどが渇いた ( -_-)旦~ フゥ...  
  
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by misaki80sw | 2005-03-01 16:45 | 韓国・北朝鮮関連
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日本による北朝鮮への経済制裁。
なんだか膠着状態ですね~

やるのかやらないのか
ハッキリせいって感じですが、
今日は、この対北経済制裁について
書いてみたいと思います。


経済制裁、経済制裁と言いつつ、
対北朝鮮経済制裁の目的とはいったい何でしょうか?
目的は2つです。

 「国家意志の表明」

 「北朝鮮を崩壊させる手段」

この2つです。
それぞれ個別に解説します。


<国家意志の表明>

日本の経済制裁に関して
保守層の間で共通の認識と成りつつあるのが、

 「効果があるか否かにかかわらず、
 日本の国家意志の表明として
 経済制裁行うべき」

これが主流になりつつあるように感じます。
私もこの考えには全面同意です。

首相は「対話と圧力」と言いいつつ、
圧力の方はおざなりになってますが、
ああいう北朝鮮のような力を信奉する実利国家は
本来ならば、圧力8:対話2ぐらいの配分が適当です。

現実は、対話8:圧力2ぐらいでしょう。
これだと北朝鮮が日本の意志をなめてかかるのも
当然だと思います。
だから「遺骨偽造問題」でも、
ああでもないこうでもない、と
適当に誤魔化そうとしてるわけでしょう。

「拉致」によって主権を侵害され、
「核」によって安全を脅かされている日本。
この状況下では経済制裁を発動することで
日本の確固たる意志を見せるのが
外交手段として当然のことだと思います。

この際に「関係各国と協調して経済制裁を」
という意見がありますが、
そんなものは意味がありません。

まず、各国の協調は成功しません。
呉越同舟の米・中・韓・露が
まともに経済制裁で協調するとは考えられません。
協調など待っていてはキリがありません。

仮に協調に成功しても、
それは北朝鮮を巡る状況が最後の沸騰した段階、
つまり「北朝鮮制裁」「北朝鮮討伐」へ
各国が合意した段階であって、
そうなれば日本は否が応でも
米国や中国などと協調せざるを得ない状態になります。
国家意志の表明どころの騒ぎではありません。
むしろ米国あたりから
突き上げられることになるでしょう。
日本は主導権を失い、時機を失した状態となります。


<北朝鮮を崩壊させる手段>

国益の観点から考えますと、
結局、かの国の問題は
直接的には2つなわけです。

 「核」と「拉致」

それ以外は、どうでもいいといえばどうでもいい。
もちろん日本がアジアの大国として
「朝鮮半島の安定」というところまで
心配りをするというならば別ですが、
今のところ、この日本という「引きこもり国家」は
そこまでの大きな料簡を見せていません。
直接的な要解決事項は「核」と「拉致」。
この2つです。

ではこれをどうやったら解決すべきか?
「拉致」に関しては
外交又は経済的な圧力を加えることによって
突破口が切り開かれる可能性があります。
何故ならば「拉致」は
北朝鮮の金体制の根幹に抵触しないからです。

金正日が再び頭を下げて
「スイマセン、まだ多くの人を拉致してました。
再調査したら判明しました。
全て部下の責任です。銃殺刑にしておきました」
と言っても、別に彼の体制が
致命的な打撃を受けるわけではない。

しかし、「核」は別です。
これは彼の体制の根幹に関わる問題。
核兵器を増産し、弾道ミサイルに搭載してこそ、
「無敵」になれると彼は信じている。

金正日の心理は、

 「世界から孤立した北朝鮮にとって
 核ミサイルの開発こそ、
 自国を存立させる唯一の保証となる。」

こういう発想でしょうね。

「拉致」と「核」。
どちらも日本にとって由々しき問題ですが、
「拉致」は外交と経済の圧力で解決する可能性がある。
しかし、「核」は容易には解決しない。
彼らは亡国の直前にならなければ
核の開発を止めないでしょうね。

あの狂犬国家が核ミサイルを持つことは
日本の安全を揺るがす大事態であり、
これを容認するわけにはいかない。
ここらへん日本の納税者は大人しいですね。
他国なら内閣が突き上げられてますよ。

じゃあ、どうすればいいか?
彼らが核を手放さないと言うならば
いっそのこと国ごと滅んでもらうしかないでしょう。

では、どうやって滅ぼすか?
日本は軍事的手段によって、
かの国を滅ぼすことは残念ながら不可能です。
そういう軍事力を持ってませんし、
そういう軍事戦略自体を持ち合わせていません。

米国頼み、中国頼みという手法がありますが、
他人の力をアテにしてもしょうがありません。
唯一の残されたオプションが経済制裁です。
これで金体制を揺さぶるしかない。


経済制裁の2つの目的に触れましたが、
では、経済制裁とは実際に効果があるのか否か?
これは制裁の中身次第です。
中途半端な制裁ならば効果がありません。

一応、前記の通り、
経済制裁を国家意志の表明の手段として行使するならば
北朝鮮に与えるダメージが少なかろうと
それはそれでやるべきですが、
でも、やる以上は効果がある方がいいにきまってます。
さらに「北朝鮮の崩壊」まで視野に入れるならば
実質的に効果が無ければ意味がありません。

自民党などが検討している送金と交易の停止。
私はこれでもダメージが大きいと見てます。

北朝鮮GDPが最大7%減
 自民、経済制裁発動で試算


<町村外相>北朝鮮への送金報告下限額を
 引き下げ検討


制裁のオプションとしては
具体的に以下のような
法律を駆使したパターンが考えられています。

◇改正外為法
 1,財務相、経済産業相の判断で、
   資金送金、貨物の輸出入、
   技術移転、仲介貿易などを禁止
 2,北朝鮮への出国者の手荷物検査の強化(従来からの措置)

◇特定船舶入港禁止特措法
 日本の平和と安全の維持に必要な時、
 万景峰号など北朝鮮船の日本入港を禁止

◇改正油濁損害賠償保障法(3月1日施行)
 国土交通相が指定する36社の船主責任保険か、
 国交相が証明書を発行した船主責任保険に加入していない、
 100トン以上の船舶の入港禁止

◇日本農林規格法
 北朝鮮産アサリの原産地表示を厳格化し、
 国内産のように装った販売の取り締まり強化

◇協同組合金融事業法など
 朝銀系信用組合への監督強化

◇地方税法、各自治体条例など
 固定資産税が減免されている朝鮮総連施設の
 使用状況の監視強化

私が、これにもう一つ付け加えてほしいのが

 「朝鮮総連に対する全面捜査」

これをやってほしものです。

捜査の口実は何でもいいです。
疑惑は山のようにあるでしょう。
公安調査庁にでも聞けば
総連の悪行の資料なんていくらでも出てきます。

総連を全面捜査し、必要資料を全て押収し、
取りあえず「拉致」「朝銀の不正融資」「不正送金」。
ここらへんに関連する人間を
全て逮捕すればいいでしょう。

後は捜査によって
過去と現在の彼らの非合法活動の状況を
白日の下に晒せばいい。
全世界に公開すればいい。

このインパクトはかなり大きいと見ます。
経済制裁そのものよりも大きなダメージを
北朝鮮に与えるでしょう。
それは世界、特に米国世論を動かすことにつながり、
さらに北朝鮮指導層に心理的ダメージを与えます。


結論として言えることは、
日本政府は日本国民の安全保障に対して
もっと真剣に取り組むべきです。

国民が拉致されても見過ごし、
ようやく動き出したと思っても、
腰がふらつき、定見がない。

また、ああいう犯罪国家が
核開発と核ミサイルの実戦配備に狂奔しているのに、
手を出しかね、半ば放り出してる状況。
あくまでも米国頼みで
己の力量で打開しようという意志が見えません。
不誠実な政府だと思います。

本来ならば日本国政府はこの危機的状況に対して、
いかなる手段を用いても、
ありとあらゆる手法を行使してでも
国民の安全を確保すべくかけずり回るべきでしょう。

あのイスラエルを見れば分かります。
極端な例かもそれませんが
彼らの、国家と民族の生き残りにかける執念は
凄まじいものがあります。

現在、イランの核開発問題が起きて、
米国は力の比重を北朝鮮よりイランに
移してるように感じられます。
その原因の一つは、
いざとなればイスラエルが自国の安全にために
イランの核施設を攻撃することを米国は恐れているからです。
これをやられれば中東の大混乱は必至です。
イスラエルはいざとなれば必ずやります。
米国もそれを承知しているからこそ、
イランの核問題の位置づけを上げているわけです。

歴史上の国家の興亡、民族の攻防は
数え切れないほどありましたが、
国が滅びる時は自らを守る意志を失った時です。
外敵の存在よりも、内面の気概の喪失こそ問題です。

自国民を保護できない国家は
この地上に存在する値打ちがありません。



娘通信♪関連過去記事
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北朝鮮:金体制崩壊とシミュレーション Part,2
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by misaki80sw | 2005-02-28 01:02 | 韓国・北朝鮮関連
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韓国、北朝鮮の工業団地に電力供給へ
 分断後初めて


 韓国統一省は18日、
 北朝鮮の開城工業団地に電力を供給するため、
 韓国電力を協力事業者として承認したと発表した。
 早ければ来月上旬に南北分断以来初めて、
 韓国の電力が北朝鮮に提供されることになる。

 開城工業団地は、韓国土地公社や現代グループが
 南北協力事業として開発を進めている。

 北朝鮮が核兵器保有と
 6カ国協議参加の「無期限中断」を宣言した厳しい状況の中、
 韓国政府は、核問題とは直接関連付けず、
 工業団地建設を推進する姿勢を示したといえる。

 韓国電力は514億ウォン(約53億円)を投資、
 現在一部が稼働しているテスト団地地域に
 1万5000キロワットを、
 本団地に10万キロワットを供給する。

 また、韓国政府は来月中に電話やファクスなど
 南北を直接結ぶ通信回線(150回線)も開通させる予定。
 現在は現地で発電し、通信は国際電話を利用している。

   (日経新聞)


開城は北朝鮮の直轄都市であり、
38度線に面した国境の町。
朝鮮半島の主要都市の中では最も板門店に近い位置にある。
古くから高麗の王都として栄え、
朝鮮八道では京畿道に属する。
この開城の地に、
韓国・北朝鮮共同による「開城工業団地」が建設中である。

2000年8月、北朝鮮の金正日総書記と
韓国現代グループの鄭夢憲会長の合意を受け、
2002年11月、北朝鮮は開城周辺の
開発区域約66平方キロを経済特区に指定。
以後、南北間協議を経て
両国の共同開発団地として03年6月に本格着工した。

約2600ヘクタールの工業団地などを建設する計画で、
第1期として07年までに330ヘクタールの造成を完了、
早ければ06年に300企業が生産に入る。
最終的には2012年に完工する予定で、
1000社以上が入居し、
10万人以上の北朝鮮労働者が働くと見込まれている。

先行稼働する約10ヘクタールのパイロット団地には
すでにいくつかの韓国の中小企業が進出し、
去年の12月には
最初の製品である鍋1000セットが生産され、
その日のうちにソウルのデパートに並んだ。

韓国側からの道路も開通している。
いずれは南北を結ぶ鉄道京義線・東海線が結ばれ、
並走道路が完全に連結されれば、
釜山~仁川~ソウル~開城~平壌~新義州と、
南北の主要都市を結ぶことが可能となる。
これにより、北朝鮮は工業団地建設段階から
年平均10億ドル以上の経済効果が
得られるという試算もある。

工業団地の開発、団地に隣接するベットタウンの建設、
さらにインフラの整備。
これらの費用は全て韓国持ち。
そこに韓国企業が進出し、北朝鮮の労働者を雇う。

ソウルから2時間の絶好の立地条件で、
韓国は、同じ言語の安い労働力で製品を生産し、
北朝鮮はその対価として賃金を得る。
安価な中国製品に押されて焦慮の韓国と
外貨がほしくて身悶えしている北朝鮮にとって
まさに双方両得のウハウハ工業団地。

ちなみに北朝鮮人の賃金は中国よりも安く、
日本円にして月給約6千円。
ぶっ飛びの安値だね。
このうち800円分は北朝鮮当局の取り分となる。
まあ、実際はもっとピンハネすると思うけどさ(笑)。

両国の合意から最初の製品生産まで
いろいろと紆余曲折があったものの、
万事、硬直的官僚主義の北朝鮮が
韓国側が驚くほどこの計画に熱意を示し、
途中で他の分野の南北対話を中断した時でも、
北朝鮮は工業団地開発協議を特別扱いで推進してきた。


さ~て、ざっと開城工業団地の概要を見てきましたが、
これがここにきて、北朝鮮の核保有宣言で揺れている。
まあ、当然だわね。
このプロジェクトは日米両国にとって利敵行為に等しい。
工業団地が軌道に乗れば
北朝鮮にじゃらじゃらと外貨が流れ込む。

当然の如く米国内では、北朝鮮の核保有宣言後、
この工業団地の是非をめぐって議論が沸騰している。
2月18日には米下院の委員会でこの件が取り上げられ、
韓国の太陽政策への批判と
工業団地プロジェクトの中止を求める声が相次いだ。

  「対北朝鮮太陽政策は、
  金政権を支えただけに過ぎなかったし、
  北側からは持続的な軽蔑と
  非協調だけが帰ってきただけ」

  「盧武鉉大統領が本心から
  北朝鮮の核を容認しないというなら、
  開城工業団地事業など、南北間すべての経済交流を
  直ちに打ち切ると宣言しなければならない」

しかし、これに対して韓国は、

北への経済協力、予定通り実施へ=韓国

  韓国外交通商省当局者は18日、
  核兵器の製造などを宣言した北朝鮮外務省声明と関連して
  「状況が悪化しない限り、進行中の南北経済協力事業は
  予定通りに行うというのが、
  韓国政府の立場と理解してほしい」と語った。


韓米間の言葉に差がある背景は

  (潘基文外交通商部長官は)「開城工団についても、
  推進速度と規模をめぐり韓米間で意見の差はあるが、
  韓国政府は「予定通り推進する」という立場を
  明らかにしている。


というわけで韓国は「いや続けるよ」と。
従来通りの南北経済協力の推進と
開城工業団地開発の継続を表明している。

韓国政府のこの件に対する説明は
ほとんど詭弁みたいなもので、

核解決まで大規模協力なし 韓国外相
 肥料支援も慎重


  韓国の潘基文外交通商相は16日の定例会見で、
  北朝鮮の核問題が解決しない限り、
  大規模な南北経済協力事業を行う考えはないと述べ、
  北朝鮮から要請を受けた、
  50万トンの肥料支援についても
  「状況を見て検討する」と慎重な構えを見せた。
 
  潘外交通商相は
  ただ「人道的な経済協力は推進する」とし、
  開城工業団地も「南北協力と和平の象徴」と強調。
  進行中の協力事業に
  大きな変更はないとの意向も示した。

なんだよそれ。
無茶苦茶矛盾してるじゃないですか。

何故、韓国はこのプロジェクトを
こうまでして必死で守ろうとするのか?
所詮、単なる経済協力の一つに過ぎないではないか?
しかし、韓国はそうは思っていない。
それはこのプロジェクトが
彼らの国家戦略の象徴のような存在だから。

私は、この工業団地プロジェクトは
ただの南北の経済協力だとは思っていない。
北朝鮮側の思惑はどうであれ、
韓国はこの事業を
半島統一後の南北の経済システム統合への
テストパターンと認識してると思う。

彼らはドイツの統一から多くを学んだでしょう。
「人権」と「平等」の名の下で
東西を急進的に合体させることが
結果的に後進地域の発展を妨げることを学んだと思う。

急激な統一と経済の統合は
韓国の財政と経済を破滅させる。
ではどうしたらいいか?
南北を緩やかに分断させたまま、
韓国の資本と北朝鮮の安い労働力を合体させ、
北の後進地域を徐々に発展させる。
その上で南北の完全な統合を行う。

おそらくこれが彼らの戦略で
その意味でこの「開城工業団地」は
韓国的には今後の半島経済のモデルケースであり、
「北を経済成長させ、徐々に体制変換を促し、
ゆるやかに南北を統一する。」という太陽政策の理念そのもの。
単なる経済協力プロジェクトではない。
韓国の国家戦略そのものを体現している。


さて、逆に日本などにしてみれば
北朝鮮に経済制裁を加えたところで、
この工業団地プロジェクトで
韓国からザクザクと外貨が北に流れ込む状況は、
なんとも馬鹿馬鹿しい話し。

実は韓国は、
昨年11月に正式合意したシンガポールとのFTA交渉で
この工業団地で生産された製品が
「北朝鮮製」ではなく、「韓国製」と表示されることを
シンガポールに認めさせている。

今、進行中の日韓のFTA交渉でも
いずれ、韓国側は
この件を俎上に上げてくるのは間違いなく、
その時に日本が明確に「NO!」と言えるかな?

「北朝鮮の工業団地製品も韓国産」 日韓FTA交渉

この「産地表示」が韓国となれば
開城工業団地で生産された物品は対北経済制裁に関わりなく、
韓国製品として大手をふるって
日本や全世界で売ることが可能となる。
皆様、この件は要注目ですぜ。


日米両政府は公式的には
いまだ、この工業団地プロジェクトの
中止を要請してない。
今は韓国の動きを注視してる段階なんでしょうね。

しかし、状況がこのまま推移すれば
米国が圧力をかけるのは必至で、
韓国の対応が注目される。

これは韓国にとって言わば「踏み絵」。
開城工業団地プロジェクトは
彼らの国家戦略「太陽政策」の象徴的存在であり、
これを踏むか、踏まぬか。
米国につくか、北と融和するか、
盧武鉉政権にとって決断を迫られることになる。

以降、米国は北朝鮮に対して、

◇六カ国協議への復帰と核廃棄の働きかけ
    ↓  
◇経済制裁等の圧力
    ↓
◇軍事力行使

三段階に事を進めてくるのは間違いなく、
この流れに乗るか、逸れるか、反するかの選択を
韓国は選ばなければならない。

これは苦渋の決断となるだろうね。



ニュース用語集:開城工業団地

開城工業団地の発展と核問題

【北の核保有声明】開城工団入居企業が緊張

北の開城工団で初生産された鍋セット、ソウルで販売


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by misaki80sw | 2005-02-22 14:34 | 韓国・北朝鮮関連
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核保有宣言をした北朝鮮ですが、
親分格であり、朝鮮戦争以来の
「血で打ち固めた友誼」である中国との関係は
日増しに悪化しています。
今日はこの両国の関係について。


私の愛読メルマガ「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」に
以下の記事が載っていた。

☆「きちがいに刃物を持たせるな!」と
 中国のチャット・ルーム

 中国は北朝鮮の六カ国無期中断を
 最初特筆して報道したが、
 核保有宣言を報じなかった。
 ようやく核保有も報じたものの、
 扱いは小さく、テレビなどは批判していない。
 ところが中国国内のインターネット世論に
 微妙な変化が出てきた事実を
 ニューヨークタイムズが見逃さなかった。
 
 舞台は2月13日の「SINA.COM」である。
 通常、中国のインターネットのチャット・ルームは
 二十四時間監視されており、国家公安部の検閲が厳しく、
 政府の方針いがいの投書は削除される。
 すべてがモニターされている状況に
 次のような投書が載ること事態が異常である。
 中国は北朝鮮の態度を腹に据えかねている証拠でもある。

 「台所のナイフは料理用であり、
 子供やきちがいが持てば、
 それ以外の目的に使用される懼れがある。
 われわれは北朝鮮が核保有することを許せない」

 むろん、北朝鮮を擁護する投書も
 SINA.COMには散見されたが、
 「敵の敵は味方であり、
 米国に挑戦する北朝鮮を我々は支援しよう」
 といった程度の感情的反米的な投書が多かった。
 
 中国の北朝鮮支援は食糧が90%、石油が50%、
 それでも金正日体制をかろうじて支援してきたが、
 最近は金体制崩壊の軍事クーデタがおこっても、
 中国は金王朝擁護に廻らないだろう、
 とする観測が強くなっていた。
 中国人の心理の変化、これは定量化できないが、
 巨大な変化への要因になりうる。

   (2月15日:通巻 第1038号)


ここで両国の関係史をおさらいしときます。

1950年の朝鮮戦争。
中国義勇軍の支援を得て、
マッカーサー率いる国連軍を
38度線までかろうじて押し返した北朝鮮。
古来からの宗主国中国と「藩国」の関係そのものだが、
この後、北朝鮮は中国一辺倒に傾斜することなく、
ソ連と中国に二股をかけ、したたかな外交を展開していく。

両者を天秤にかけ、際どいバランスを保ちながら、
中国にはソ連カードを、ソ連には中国カードをちらつかせ、
双方から援助と支援を引き出す。
ここらへんの芸当は半島国家の宿命とはいえ
見事なお手並み。

しかし、中国が文革期に突入し、長い停滞期に入ると、
ソ連に対する傾斜を深めていった。
これが逆転するのがゴルバチョフ登場以降で、
「ソ連は修正主義に堕した」と路線を転換し始める。

そしてソ連邦の崩壊。
北朝鮮は中国一辺倒となる。
いや、ならざるをえないよね。
頼れる旦那は貴方お一人よ、と。

しかし、すり寄られた中国も、
改革開放路線によって「疑似資本主義化」していく。
そして1992年、中国は韓国と国交樹立。
「この浮気者!」と怒った北朝鮮だが、
他に頼れる旦那がいるわけでもなく、
やはり中国に頼らざるをえない状態が続いている。

さて、いまだに表面上は「血の締盟」と称する両国だが、
腹の中は全く別。
特に中国の北朝鮮に対する醒めっぷりが激しい。

上記の宮崎メルマガ。
これを見ていると中国の北朝鮮に対する冷えた感情が
よく分かるね。

中国にとって北朝鮮の核開発は
飼い犬に手を噛まれた心境でしょう。
米国は中国のその種の感情を見透かした上で、
「北朝鮮の不始末は貴国の責任」と圧力をかける。

2003年2月。
中国は北朝鮮への石油パイプラインを
「事故」と称して3日間遮断して圧力をかけた。

そして2004年4月。
北朝鮮北西部の竜川駅で、
中国訪問から帰途の
金正日が乗る列車が通過してから九時間後に
謎の大爆発が起きた。

北朝鮮当局の公式発表によると、
事故で燃料タンク列車と
肥料となる硝酸アンモニウムを積んだ列車が衝突、
横倒しとなった電柱の電線がショートして火災が起き、
大爆発が起きたということだけど、
果たして本当かね?

あれの衛星写真を見たけど
大型爆弾が落ちたようなもの凄い爆発が
そういう都合のいい偶然で起きうるか?
すくなくとも金正日にしてみれば、
首のあたりがヒヤっとしたでしょう。
そして中国と自国軍部の関係を疑ったでしょうね。

結局、あの事件の真相は闇の中だけど、
私は中国が仕組んだ可能性が高いと見ている。

今、中国のネットや言論界では、
従来の北朝鮮との関係を見直す発言が盛んだとのこと。
特に両国の「血の締盟」の元となった朝鮮戦争、
これに対する中国参戦の是非をめぐり、
論戦が巻き起こっているとのこと。

参戦懐疑派の主張。

 「朝鮮戦争への参戦によって、
 中国は国連から20年にわたって排除され、
 世界との交流に重大な影響を受けた。
 中国の経済や社会進歩は著しく阻害された。」

 「朝鮮戦争以降、
 米国は戦略方針を変えて台湾擁護の姿勢を取り、
 台湾統一の目標は無期限に延期された」

要するに北朝鮮を守るために、
経済成長と台湾を捨ててしまった、ということ。

これに対して保守派は、
従来の「抗米延朝」の共産党公式見解で反撃している。

ただ、ネット上では懐疑派の意見が大勢を占めている。
特に文革期に苦難の青少年時代を過ごした世代が、
あの北朝鮮の重苦しい国家体制を嫌悪している。


さてさて、実は中国と北朝鮮は、
「中朝友好協力相互援助条約」という、
長ったらしい名前の条約を1961年に調印している。

この第2条。

 中国と北朝鮮、
 いずれかの一方の国が武力攻撃を受けた場合、
 他方の国が全力を挙げて
 軍事上その他の支援を与える。

すなわち軍事援助条項。

この条約の存在によって
北朝鮮は米韓両国に睨みをきかせてきたわけだが、
1992年の中韓の国交正常化の際に、
中国は一方的に
「北朝鮮との関係は一般的な国家関係である」と宣言し、
事実上、この第2条を死文化させてしまった。

慌てた北朝鮮は何度も繰り返し繰り返し、
この軍事援助条項の確認を求めているが、
中国は明確な回答を避け、うやむやの状態にしている。

今後、半島情勢の激変によっては、
この条項を中国は最大限利用するでしょう。
米国に対して。
韓国に対して。
そして北朝鮮に対して。

それは共通の敵に対する防衛条約でもあり、
北朝鮮に軍事介入する絶好の口実ともなる。
中国がこの条約を廃棄するわけでもなく、
死文化状態の冷凍漬けのまま放っているのも、
己の都合のいい局面で、
これを利用しようという思惑の表れでしょうね。

血の締盟から打算と制圧へ。
かつての隋や唐、そして元と清。
大陸の王朝は半島に干渉と侵入を繰り返す。
それが歴史のパターン。
今、大陸国家は半島国家に冷厳な目を向けつつある。



宮崎正弘の国際ニュース・早読み

中国「新富人」支配―呑みこまれる共産党国家
 清水 美和 (著)



娘通信♪関連過去記事
「北朝鮮始末記」その1・・米国・中国・韓国の思惑。

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by misaki80sw | 2005-02-17 21:45 | 韓国・北朝鮮関連
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北朝鮮の核保有発言で世界は揺れてますが、
久々に北朝鮮のシリーズものでいきます。

今日は米国・中国・韓国の思惑の分析です。
シビアにサラリと書きます。


<米国>

米国の対北戦略の目標は2つ。

 「金体制の崩壊」

 「北朝鮮の核廃絶」

この目標を追求する過程で、米国には2つの不覚があった。

◇イラクの泥沼

◇同盟国韓国の軟化

イラクに兵員を取られている現状では、
地上兵力による北朝鮮侵攻は不可能に近い。

私はいずれ米国はイラクから撤兵すると見てるけど、
それがいつの日になるのか。
少なくともここ半年の期間では不可能でしょうね。

この現状では米国は中国を頼りにするしかなく、
この「六カ国協議」の枠組み自体も、米国の中国頼みの現れ。
もしパワー全開の自信満々であれば
六カ国協議などまどろっこしいことはやらずに、
北とサシで交渉し、サシで圧力をかけたでしょう。
イラク戦争の時のようにね。

さらに米国の誤算というか心外なことは、
同盟国である韓国のヘタレぶり。
軟弱もきわまりで、民族統一の大義もどこへやら。
自身の経済繁栄を守ることに汲々としている。
北朝鮮に対しては「太陽政策」という名の
現状維持・思考停止路線で相対している。

もし、韓国に民族統一・半島統一の気概があるなら、
米国もここまで中国頼りにならずに済んだでしょう。
彼らの統一路線を後押しする形で
自身の対北戦略を構築したでしょうね。
今の韓国の軟弱ぶりを見ていると
米国のみが突出するのは馬鹿馬鹿しく感じるでしょう。

本来、米国が韓国に望んでいたのは以下の3つ。

◇米国の対北強硬政策への支持

◇朝鮮半島全域の主権が韓国に有ることを強硬に主張する。
  ・北崩壊後はすみやかに「領土回復」を行う。
  ・韓国の同意もなく、北に外国軍の進駐は認めない。

◇韓国軍50万の北方侵攻体制

今の盧武鉉政権では到底無理ですな。
かつての朴政権時代や
全斗煥・盧泰愚政権時なら当たり前だった「統一指向」が、
現政権では全く期待できない。
下手をすると、半島情勢がさらに悪化して
米軍が北に空爆を行おうとしても韓国は拒否しかねない。

米国はイラクに足を取られ、
さらに韓国は頼りにできない。
となれば、中国頼みに傾斜せざるをえない。

まあ、余談になるけど、
米政権内での韓国の評価は低下する一方でしょうね。
彼らが男性的気概でもって反米を叫び、
戦略的思考の結果、親北朝鮮へ傾斜してるのなら、
まだ理解も出来なくはない。
でも、現在の韓国の状態は現実逃避と思考停止。
大局的観点で国家百年の計を立てるというより、
明日の我が身の安寧のみに汲々としている。
米国のみならず、日本人の私から見ても、
彼らの姿は実に情けない限り。

さて、「金体制の崩壊」には、
以下の4つの選択肢が考えられる。

1、北朝鮮内部での民衆の暴動・軍部のクーデター
  他国の息がかかってない自然発生的なもの

2、米国と同盟軍の侵攻

3、北朝鮮内部での民衆の暴動・軍部のクーデター
  中国が後押しするパターン

4、中国の侵攻

米国にとって望ましいのは1。
次善が2。
最悪が4。
次悪が3。
順番的には、1→2→3→4。

でも、2は現状では無理。
イラク撤兵後なら可能。

さらに、1はそうなれば良しの単なる希望に過ぎない。
成るとも成らないとも保証の限りではない。
現状では3か4の選択しかない。

これは「北朝鮮始末記」をいつの時期に行うのか、
いつの段階で行うのか、それによっても違ってくる。
撤兵後なら2が可能となる。

現状でいけば3か4。
この場合は、中国に頼るということで、
米国はその内容に関して中国と談合しなければならない。
「北の始末は貴国にお任せしますよ」
「空爆ぐらいは加勢してもかまいません」
「その後、どうするかは応相談ということで。」
「ただし、核は廃絶させてくださいね」

一例をあげれば
米軍の空爆+中国軍の地上侵攻。
このパターンもありうるね。

イラク撤退と米国の新軍事戦略は?

米軍が散々に空爆して北朝鮮軍と指揮・通信網を破壊した後、
「秩序の回復」と称して中国軍が越境する。
問題は米国が韓国の面子にどこまで配慮するかでしょうね。
全く「韓国なんか知ったこっちゃないよ」とは言えない。
一応、同盟国だし、
米国自身、世界の秩序の中心国としての建前ってものがある。
ここらへんをどう調整するか?
平たく言えば、韓国の建前論をどう黙らせ、
世界に対して事態をどう美化するか。
米国のお手並み次第でしょう。


<中国>

中国にとって、
今回の北朝鮮の核保有と六カ国協議離脱は
得であるか、損であるか?
北朝鮮の保護者を自任する中国は、
勝手な北の核保有宣言に怒ったか?

建前的には「怒った」。
六カ国協議のホスト国たる中国の面子を潰し、
自滅の道をひた走る北朝鮮。
もはや中国たりとも救いがたく、
国際社会の強硬論の高鳴りに反論も出来ない。

でも、腹の中じゃどうなんだろうね?
好機到来とベロを出したかもよ。
米国がフリーハンドで軍事力を行使できる状況なら別だけど、
イラクの泥沼であえいでいる状態では
先に触れたように、
米国の信任のもと、北朝鮮をいいように料理できるチャンス。
これを好機と言わず何であろうか。

今後の半島情勢の見取り図は、

1、韓国による半島の統一

2、金体制崩壊後、中国の傀儡国家の誕生

3、北が中国に併合される

この3つが選択肢として考えられる。

米国が自らの力で北を崩壊させた場合、
1で落ち着くと思う。
ただし、当の韓国が不安要素だけど・・。
問題は、米国が力の行使を中国に頼った場合だね。
この時にどうなるか?

その場合は両者の談合次第でしょう。
米国がどこまで譲り、
中国がどこまで要求するのか?
ここが今後の「北朝鮮始末記」の最大のポイント。

米国は1を望み、中国は2か3を望む。
この両者が協議した場合の妥協点はどこになるのかね?
おそらく2で落ち着くでしょう。
1は中国がウンとは言わない。
だってメリットが無いから。
3は米国が認めない。
あんたら図に乗るなよと。

この談合のゴーサインが出次第、
中国は猛然と目標に向って前進を始める。
なんせ米国のお墨付きで北を料理できる。
こんな美味い話があるかいな。


<韓国>

韓国については<米国>の項目で書いた。
現状維持のその日暮らし願望。
こうも覇気が無ければどうにもならない。

さらにドイツ統合時のコールのような役者が不足している。
戦略的発想で統一を構想できる人物がいない。
これは痛いね。

その韓国民だが、
北朝鮮が中国に料理され、
半島の分断が固定しそうな状況になれば、
彼らのナショナリズムは燃え上がるだろう。

現金といえば現金な話しだけど、
突如、民族愛が燃え上がり、
統一へのエネルギーが沸き起こる。
まあ、人間なんてそんなもんでしょう。
そしてここが「北朝鮮始末記」の
後半部分のキーポイントとなるでしょうね。



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北朝鮮:金体制崩壊とシミュレーション Part,3
北朝鮮:金体制崩壊とシミュレーション Part,2
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by misaki80sw | 2005-02-14 22:23 | 韓国・北朝鮮関連

北朝鮮人権法案、自民・民主案出そろう 調整は難航か

 北朝鮮の人権状況の改善に向けた「北朝鮮人権法案」の
 自民、民主両党案の骨格が出そろった。
 自民党は今国会で成立をめざしているが、
 日本国内に受け入れる脱北者の範囲や
 拉致問題の扱いなどについて、両党案には隔たりもある。

 自民党は今月初め、北朝鮮人権法案の骨子素案を発表。
 民主党は、9日の「次の内閣」で
 北朝鮮人権侵害救済法案の要綱を決めた。

 両党案の最も大きな違いは、
 脱北者にどの程度門戸を開くかという考え方だ。
 民主党案は、脱北者は北朝鮮に戻れば
 迫害される可能性が高いとして、
 国連難民条約に基づく「条約難民」に準じて
 幅広く保護の対象とすべきだとしている。

 そのため、脱北者保護を「国の責務」と位置づけ、
 法相が脱北者を「認定」する制度を設け、
 在留資格の取得や永住許可などの要件を
 比較的緩やかにしている。

 これに対し、自民党案は、
 脱北者の身元確認が難しいことなどから、
 治安対策への配慮を求める法務省などの意見を踏まえ、
 在外公館での保護は「努力義務」にとどめ、
 国内への受け入れも
 「一定の要件を満たす場合」と条件をつけている。

   (アサヒ・コム)


この両党の法案の元ダネになっているのが
米国の北朝鮮人権法。
2004年3月アメリカ下院に提出され、
6か月の審議の後に上下院を満場一致で通過、
同年10月にブッシュ大統領の署名で発効した。
法律の要旨は以下。

1、北朝鮮に対して「基本的人権の尊重と保護」を求める。

2、日本人や韓国人の拉致問題の解決など、
  北朝鮮の人権状況が改善されない限り、
  米国から北朝鮮への人道支援以外の援助を禁止。

3、北朝鮮と人権問題を協議する大統領特使のポストを新設。

4、北朝鮮から米国への亡命者に門戸を開く。

5、北朝鮮人の人権状況改善に向けて
  脱北者の保護や支援活動にあたる団体・個人に対して、
  年間最大2400万ドルを05年から4年間、
  計約1億ドルの資金援助を行う。

6、北朝鮮向けのラジオ放送を1日12時間まで増大する。

この中で一番重要なのは、3と4だね。
特に4が大きいと思う。

3の「米国への亡命者受け入れ」。
実質的な意味より、象徴的な意味が大きい。
現実問題、北朝鮮を脱して
第三国経由で北米大陸まで達するのは困難だし、
脱北者の多くは韓国行きを望むそうだ。
そりゃそうですな。
言葉は通じるし、同じ民族の国だしね。

4の「脱北者支援者・団体への資金援助」
これは大きいよ。
これをやれば当然の如く、脱北の流れが加速する。
脱北者が向う韓国や中国は災難だろうけどさ(笑)。

もともとこの法は
法案提出の段階では「北朝鮮自由化法案」と呼ばれていた。
東欧共産圏が難民の流出で崩壊した先例を念頭に置き、
国民流出によって北の崩壊と自由化を促そうというもの。
あまりも刺激的過ぎる名称なので「人権法」に変えられたが、
内容の趣旨自体に変化は無い。

これに対して、自民党の日本版「北朝鮮人権法案」。
報道によれば趣旨は以下。

a,在外公館に保護を求めてきた脱北者は
  日本または第三国に出国させる

b,脱北者が一定の要件を満たす場合、
  入管法上の在留資格により受け入れ、定住を支援

c,北朝鮮の人権状況改善に向けた活動を行うNGOに
  財政上やその他の支援を行う

d,問題解決の進展状況を国会に報告、国民に公表

焦点になってるのは「b」ですね。
日本定住を許可するか否か?
許可するとしてその範囲は?

おそらくね、法案作成者の本音としては、
「脱北支援団体に資金援助する」
「でも、日本定住はお断りだよ」
このワンセットを望んでいるでしょう。

ただ、それをやっちゃうと、
脱北は支援するけど日本には入れません。
結果的に「韓国にでも行ってください」
あるいは「中国でさまよってください」となってしまう。

当然、脱北者の受け入れに消極的になっている韓国、
そして脱北者を単なる越境犯罪者として
北朝鮮に追い返している中国は、
猛然と反発するだろうね。
さらに世界の世論に顔向けも出来ない。
「脱北を促しておいて、後は知らないよとは身勝手」と。

これじゃあ、まずいってんで

 「脱北者が一定の要件を満たす場合、
 入管法上の在留資格により受け入れ、定住を支援」

を、一種の「免罪符」項目として入れたんでしょう。

この法案の目的はズバリ、北の体制崩壊。
あるいは、それを視野に入れた圧力手段の確保。
この2つにある。
これを追求することが良いことなのか否かの議論は
とりあえず脇に置いておくとして、
「北崩壊」という目的達成の観点から
この法案の良否を検証してみましょう。

検証の柱は2つです。

◇この法案の成立が「北崩壊」を促すか?

◇この法案成立のメリット・デメリットは?


<この法案の成立が「北崩壊」を促すか?>

元ダネとなった米国の人権法もそうだけど、
法案の原点は「脱北者の増大による金体制崩壊」。
じゃあ、具体的にどのくらいの数の脱北者が出れば、
北の体制は崩壊するのか?

90年代から200万人以上と言われる餓死者を出しながら、
いまだに体制が崩壊してないことを考えるならば、
数万から数十万人程度の脱北では効果はないでしょうね。
少数では、むしろ体制不満分子の追い出しにつながり、
逆効果になるかもしれない。
やっぱり数百万人のレベルじゃないと意味が無いでしょう。
ここらへん、東欧諸国自由化の際の難民流失とは
ちと状況が違いますな。
ああいう国だしね。

脱北者が国外脱出を計れるのは、
今のところ北方の中国との国境しかない。
韓国との南の国境は38度線の軍事の壁に阻まれている。
この北方国境から今後数ヶ月から数年の間に
数百万の脱北者が越境するような事態になるか否か?
正直、難しいと思うね。
だって中国が国境の軍を増大させて
絶対にこれを防ごうとするでしょう。

私はむしろ、米国の人権法の場合、
法案作成者の意図とは別にして、
「脱北者の増大による国家体制の崩壊」よりも、

◇脱北者の増大
   ↓
◇中国が苛立つ。
   ↓
◇さらに脱北者の増大
   ↓
◇中国が金体制を見限る
   ↓
◇さらに脱北者が増大
   ↓
◇中国が金体制崩壊へ画策
   
この意味の方が大きいと考える。
おそらく米政権担当者たちは
この観点から人権法を利用しようと考えてるんじゃないかな?
直接的に北崩壊を促進させるというより、
間接的に中国に圧力をかける意味の方が大きいでしょう。

よって、日本版「人権法案」。
日本への定住許可と脱北支援団体への資金援助で
脱北者を増大させ、
金体制を崩壊させるという図式は成り立たない。
中途半端な数では北は崩壊しないしね。
むしろ米国と同じように脱北者を増やすことによって
中国にプレッシャーをかける意味ならば効果がある。

まあ、どちらにしても
日本の門戸開放自体はさほど意味が無いでしょう。
特に自民党案のように
定住許可範囲を元在日+日本人妻のように限定するならば、
あまり大量脱北への誘因効果はない。
単なる人道上の「免罪符」に過ぎない。

結局、支援団体に援助する金額次第ですな。
これが巨額であれば金体制崩壊への間接的な効果はあるし、
逆に、ケチれば法案自体の意味が無い。


<法案成立のメリット・デメリットは?>

メリット

 ◇中国への「脱北圧力」を増大させることで
  うまくいけば金体制崩壊へとつながる

 ◇北朝鮮へ外交的圧力をかけられる。

デメリット

 ◇日本流入脱北者による諸問題。
  a,生活保護等の国費の増大。
  b,治安の悪化
  c,一緒に北朝鮮が工作員を潜入させる可能性大。
  d,少数民族問題の抱え込み・悪化。

 ◇韓国の反発

 ◇中国の反発

まあ、こんなとこでしょうか。

結局、この法案の良否っていうものは
このメリットとデメリットの足し算・引き算ですね。

デメリットの「国内流入脱北者による諸問題」。
これについて触れておくと、
仮に法案を通すとして、その場合のポイントは

◇いかに多くの脱北者を誘引できるか

◇いかに日本流入者を少数に限定できるか

これにかかってるわけですな。
「ごっそり脱北させて、受ける者は少数限定」と。
矛盾する言い方ですけど、この両立が必要。

シビアな言い方だし、非人道的な発想かもしれませんが、
逆に、脱北者の数は増えず、
日本流入者の割合だけが増大したとなっては
法案成立のメリット無し。

この意味では民主党案は甘いね。
門戸を開放しすぎた場合の
国内混乱の観点が欠けすぎている。
米国と日本の国情は違う。
為政者として失格です。


さて、まだまだこの法律は自民党内でも議論の途上だし、
民主党案とのすり合わせの問題などがあって、
内容がどう変化するのかも定かではないけど、
私の、この法案に対する賛否の基準は、

◇脱北者支援団体への巨額の資金援助。
  ケチるぐらいなら意味はない。
  やる以上は一気に資金投入。
  この法案のメインはここ。

◇国内流入者を「日本人妻」単身に限定。
  「元在日」の範囲は駄目。
  数的にいえば数百~数千人規模にまで絞る。
  
この2つを両立できるならば賛成します。

もちろんこれにより、
韓国・中国との摩擦は避けられないでしょうが、
これで北が崩壊しちゃえば、
彼らに四の五の言われる筋合いもない。

要は「北朝鮮人の人権を守るべし!」
これを全面に掲げること。
人道・人権保護の表カンバンを前に押しだし、
韓国と中国の反論を封じることだね。



米国:北朝鮮人権法

Yahoo!辞書:北朝鮮人権法

持田直武 国際ニュース分析:
 米制定の北朝鮮人権法をめぐる確執



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by misaki80sw | 2005-02-12 20:39 | 韓国・北朝鮮関連