misakiのオールジャンル時事評論!


by misaki80sw

カテゴリ:マスコミ・ネット・媒体関連( 22 )


私の愛読メルマガ、
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」の第1110号に
面白い投稿が載っかってました。

宮崎メルマガは
後半に読者からの投稿を掲載してるのですが
今号の投稿文には大笑いしました。

以下、転載します。
*ちなみに宮崎メルマガは転載自由です。 


 (読者の声3)
 4月23日付け産經新聞に載せられた、
 堀江貴文氏と同社記者の一問一答の
 以下部分(メディア論)に注目しました。
 
 記者 
 『メディア論を聞きたい。
 「既存のメディアを殺す」とか、
 「産經新聞に正論路線はいらないといった、
 発言があったが真意は何か?』

 ゛ほりえもん゛
 『正論路線がおかしいといっているのではなくて、
 利益に結び付かない言論活動をしている機関が
 株式会社であることが非常におかしい、と私は思う。
 正論路線が利益に結び付いていないのなら、
 産經新聞はNPOや日本放送協会のような組織になって、
 (正論路線)を支持している人たちから
 会費を集めて経営すればいい。
 現在の新聞社が株主に
 どれだけリターンしているかを考えれば、
 商法や会社法でいう株式会社として
 成立していること自体がわからない』

 ほりえもんの理屈がまるでわからない。
 理解できるのは、ほりえもんが稚拙な
 未発達の神経シナプスの持ち主であること。
 ならば教えてあげようと思うのです。
  硬い「正論」「諸君」では、無理でしょうが、
 諧謔の効いた「WiLL」なら
 こんな調子の『ほりえもん』批判特集はいかがかと思います。

 題して
 《”ほりえもん”のための教養基礎講座再入門》
 サンプル文は以下の通り。

 ほりえもん君、
 商法や会社法の何処に株主へのリターンがないと駄目だ、
 リターンがないと処罰するぞと書かれているの?

 例えば民主主義は、ひとつじゃないんだ。
 長谷川三千子氏の『民主主義とは何なのか』を
 ひもといてみなさい。
 国毎に民主主義の生い立ちが異なることがわかる。
 それがわかれば、頭のいいほりえもん君は、
 国毎に株式会社も異なることが類推できるね。
 会社も国毎に違う代物なんだ。
 国毎どころか、ステイク・ホルダー、
 つまり利害関係者が別々な会社毎に違うものなんだ。
 人格が人毎に異なるように、
 法人格を持つ会社も千差万別なんだ。

 利益の出ない会社もある。
 例えば子供を産めない女性がいるね。
 だからってその女性を駄目な女、
 石女(ちゃんと読めるね!)と云って差別したら、
 それは江戸時代の陋習だ。
 だから君は、
 ゛ほりえもん゛なんて呼ばれているんだな(憫笑)。

 ほりえもん君がナイス・バディの女性を好きになっても、
 その女性は君のしゃべり方が許容できない、
 あるいは君のお金儲けや贅沢暮らしに
 興味がないことも有り得る。
 ほりえもん君の女性ならいいけれど、
 アカの他人の女性に、違う服のほうが似合うじゃないか、
 これを着たらいいと
 強要するのは失礼だということはわかるね。
 女性が生物分類学上ホモサピエンスの♀だと言って、
 十把一絡にしたら的外れだということはわかるね。
 でも君はそういうことを
 アカの他人の会社にしていたんだ。

 元々株式会社は、
 知恵や馬力があってもお金が足りない者が、
 お金を余す者から助けられて起こしたものなんだ。
 信用を付けたら株を上場し公開して
 もっとお金を集めて実業経営を進めていったんだ。
 会社の儲けより従業員や社会や
 取引先の利益も大切に思うこともある。
 これを「企業の公共性」と云うんだ。
 君はいつもお金儲け自体を追い求めていて
 実業から遠く離れているから、
 狭い了見で物を見ているんだ。
 「企業は株主のもの」と云うのは間違った考え方だ。
 多額のストック・オプションを享受している、
 米国公開企業のCEOに好都合な理屈だから
 罷り通っているだけなんだ。

 株主といっても、株を長期で持っていて
 その企業を支えようという株主と、
 短期で株価を吊り上げて
 高値で売り抜けようとする株主もいる。
 両者とも「株主」だが企業にとってその中味はまるっきり違う。
 米の経営大学院仕込みのROEを
 日本の企業が経営指標に見立てることがけっこう流行ったが、
 借金すればROEの数字は
 上げることが出来るからザルの指標なんだ 。
 中途半端な時価会計の導入は
 マクロ経済の振り子の幅を大きくするし、
 製造業を苦しめることになるだけだ。
 DCFを振りかざしたら
 ベンチャーへの投資は掻き消えてしまう。
 つまり、アメリカ式の経営思想を
 君が絶対視し信奉して追求しても、
 それは完全なものじゃないし、
 日本にそぐわないことが殆どなんだ。
 判るね、ほりえもん君!
     
 (HN生、丸の内)


面白いなあ (^◇^)
着眼点がいいよね。

これ、シリーズで投稿してくれないかなあ。
大笑いだし、勉強になるんだけど。
私が続編でも作っちゃおうか(笑)。



宮崎正弘の国際ニュース・早読み
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by misaki80sw | 2005-04-26 19:14 | マスコミ・ネット・媒体関連

ソフトバンク、フジテレビの事実上の筆頭株主に

 ソフトバンク系の投資会社、
 ソフトバンク・インベストメント(SBI)、
 フジテレビジョン、ニッポン放送の3社は24日、
 ニッポン放送が保有するフジテレビ株約35万株
 (発行済み株式の13・88%)について、
 株券消費貸借により
 SBIに貸し出すことで合意したと発表した。

 2010年4月1日までの消費貸借期間中は、
 フジテレビ株の議決権はSBIに移転し、
 SBIがフジテレビの筆頭株主となる。

   (読売新聞)


で、でました!!
なんじゃそりゃ~

ぶっ飛びの展開だなあ。
果たしてこれがフジにとって吉とでるか凶とでるか?

ソフトバンク:プレスリリース

ビジネス的にみるならば
ライブドアみたいな2流ポータルと組むよりは
よっぽど妥当な選択でしょう。
要するに、フジの持つ「お宝コンテンツ」を、
ソフトバンクの通信事業で流すと。
で、儲けましょうと。
従来のコマーシャル収益を基盤とした放送の形態は
もはや古いよと。
そういう意味でしょ。
まあ、これはホリエモンが言ってるのと
同じことだけどね。

笠原一輝のユビキタス情報局:
 ライブドアショックは放送と
 ITの融合を進める起爆剤となるか?


で、問題はですね、
政治的側面、又は思想的な側面。
無茶苦茶大雑把に言うならば
ソフトバンクって親中、親半島でしょ。

孫正義さんて、
半島に行けば「自分は韓国人です」
中国に行けば「自分は中国人です」
アメリカに行けば「自分は中国系で妻は日本人です」
って言ってるのは有名な話しだし、
確か傘下の日本テレコムには
香港系の資本が入ってるんじゃなかったかなあ。

それと、朝鮮総連との関係とか。

朝鮮総連とYahoo!BB

Yahoo!ジオシティーズの行っている
 言論隠蔽工作に断固抗議します!


私的にはフジテレビ云々よりも
要は産経と扶桑社が防衛できればいいわけですが、
ここらへんの影響が心配です。

まあ、この件は
ガンガン情報なり資料なりを集めて私なりに吟味して
おいおいカッチリした記事を書くつもりですが、
ただ、フジテレビにとって

  泥棒を追い払おうとして
  山賊を引き入れた

って結果にならなきゃいいけどね。


<おまけ1>

今日発売の今週号の新潮に
こんな記事が載るそうです。

週刊新潮3月31日号:
 「ホリエモン退治!」に乗り出すソフトバンク「孫正義」


後で本屋に買いに行ってこよう。


<おまけ2>

この2つの「新語辞書」、
無茶苦茶皮肉なんですが (^^;)

Yahoo!辞書「ホワイトナイト」

livedoor 辞書:「ホワイトナイト」


<おまけ3>

ここの記事の予測が見事にあたりましたね。

放送と通信の融合:
 シリーズ「砕氷船ライブドア」(2)

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by misaki80sw | 2005-03-24 20:13 | マスコミ・ネット・媒体関連

竹島取材 韓国軍機が緊急出撃
 朝日新聞、警告受け帰還


 韓国の通信社・聯合ニュースによると、
 八日午前九時五十分すぎ、
 日韓が領有権を主張する日本海の竹島近くで、
 韓国側が防空識別圏とする空域に
 朝日新聞社の軽飛行機(C―560型)が接近、
 韓国空軍の戦闘機四機が緊急出撃した。
 これを受け、軽飛行機は本土へ戻った。
 韓国領空に接近した民間航空機に向けて
 同空軍戦闘機が出撃したのは初めて。

 韓国外交通商省は同日、
 在韓日本大使館に抗議するとともに再発防止を要請。
 大使館側は「政府に伝える」と答えたが、
 竹島問題が再燃した渦中で起きた事態だけに、
 新たな外交問題に発展しかねない。

   (西日本新聞)


いやあ、アッパレアッパレ。
壮士の心意気ですな。
見上げた敢闘精神です。
不肖misaki、その心根に感動いたしました。
・・・え、違うって(笑)?

朝日、笑わしてくれます。
よりによって竹島に突入するとは。
日本全国の保守系人士は大笑いしたでしょうね。

朝日も無茶するなあ。
今、その空域がどれだけ緊張状態にあるのか、
分かってんのかね?
防空識別圏に入ってたら有無を言わさず
撃墜されてたでしょう。
日本国内での強引な取材方法が
竹島上空でも通用すると思っている。
これぞ朝日クオリティ。
軽挙妄動韓国緊張、空軍迎撃朝日退去。

これが産経の社機だったら、
すごいシリアスな問題になるんだろうね。
「意図的か?」みたいな感じで。

でも、朝日がやると
単なるノー天気に過ぎないと誰もが分かっているのが
妙に可笑しいね。

でも、これは後々尾を引く問題かもよ。
韓国人は喧嘩を売られたと認識するでしょう。
売ったのが朝日というのが
コントみたいなオチで大笑いだけどさ。

朝日の社機って、
例の海軍旗みたいな社旗が塗装されてるのかな?
そうだったら、ますます爆笑なんだけど (^◇^)
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by misaki80sw | 2005-03-09 13:34 | マスコミ・ネット・媒体関連
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さて、週刊:ホリエモン考察の3です。

前回の2から状況は一変しました。

膠着状態かと思われてましたが、
突如、ニッポン放送が
大量の新株予約権をフジテレビに発行した。

対するライブドアは24日夜、
予約権発行差し止めの仮処分を東京地裁に申し立てた。
両者の争いは司法の判断に持ち込まれ、
早ければ1~2週間で地裁の決定が出る。

この二転三転の流れを横目で見つつ、
いくつかの章立てでホリエモンとフジを語りましょう。


<善悪論の観点から・・法律と社会>

さて、発端となったライブドアの時間外取引による株買収。
そして今回のフジによる新株予約権の発行。
これは手法的にどうなんでしょうか?
善悪、どんなもんでしょうか?

法律論で言うならば、
当初のライブドアの時間外取引によるニッポン放送株の買取。
私は、これは法そのものには反してないと思う。
違法行為だとは思わない。
むしろ、そういう抜け穴があるトンマな法律を作った官僚と
承認した政治家に文句を言いたい。
この点において、ホリエモンにどうこう言うつもりはない。
「抜け目のないやっちゃ」ぐらいかな。

逆にフジの新株予約券大量発行。
これは法的にどうなのだろう?
違法か?順法か?
・・・よく分かりません。
ライブドアによる東京地裁への発行差し止めの仮処分申請。
これの結果しだいでしょうね。
地裁が判断を下してくれるでしょう。

法的な部分以上に私が重要視したいのが法の理念。
あるいは社会通念。
これを両者守ってるか?

ライブドアの時間外取引の大量買取。
これは明確に法の理念に反している。
証券取引法におけるTOB(公開買付)の発想は、
多くの株主に株売買の平等性を保障するため、
他企業の買収に際しては公開買付を原則としている。
ホリエモンはこの制度の裏をかいくぐり、
法の理念と原則を破った。

一方の、フジの新株予約券大量発行。
これを法の理念から見ればどうなるか?
違反ですな。
彼らも明確に違反している。

企業の所有者は株主であり、
株価を下落させるような予約券大量発行は
株主に対する背信行為である。
それが真っ当な発想だと思う。

ただ、フジの行為を
法の理念よりも社会通念の観点から見たらどうなるか?
相手が法の理念に反する行為で自社を乗っ取ろうとしている。
そういう状況の中で、
目の前に「トリッキー」な有効防御策がぶら下がっている。
これを使うか否か?
座して乗っ取られるか、トリッキーに走るか?
難しいところですな。

私は、法の理念に反してでも防御すべきだと思う。
その意味では今回のフジの手法には賛成です。
他に有効な手段が無いのなら仕方が無い。
相手がそういう手法を使って乗っ取りにくるなら、
こっちもそれ相応の手法で反撃するのもやむをえない。
座して乗っ取られ、「ハイ降参します」
こういうのを「小善人」という。
で、法の理念を犯して攻撃してきた人間が
勝利の凱歌をあげ、富とマスメディアを握ると。
こういうのを許容すべきではない。

自社の経営理念や経営哲学を
誇るべきものと考えるならば
大いに防御すべきでしょう。
世評のちゃちな善悪論に怯む必要など無い。


<戦略・戦術の観点から>

このまま状況が推移していけばどうなるのか?

すでにフジに軍配が挙がったという人もいれば、
法廷闘争となり、どちらが勝つかは見えないという人もいる。
焦点は、ニッポン放送による新株予約券の発行が、
法的に正当なものと認めらるか否かでしょう。

この新株予約券の発行を巡る攻防は
これは兵法でいえば「戦術論」の次元なんでしょうが、
より高次な「戦略論」の観点から言うならば、
フジの方が優位だと思う。
何故ならば彼らは
泥沼の長期戦に耐えられる財力をもっているから。
長期戦になってもぜんぜん構わない。
ライブドアにはそれが無い。

ライブドアは短期決戦でカタをつけるしかない。
膨大な条件付転換社債を発行して
己の体力に見合わぬ金を一発勝負で注ぎこんでるわけです。
彼らは長期戦には耐えられない。

フジはそれを見越したうえで、
新株予約券の発行という戦術に出たのでしょう。
この戦術自体が局面打開の手法であり、
仮にこれが失敗して泥沼の法廷闘争・長期戦になっても、
それはそれでフジ側の有利である。
おそらく、そういう判断が根底にあると思う。

戦術的にフジが局面打開の必殺技を繰り出し、
戦略的にもフジが優位に立っている。
総合的に見るならばフジの勝利は揺るがないと思うね。


<ホリエモンの失敗>

さて、もっと別な観点から
この争いを眺めてみます。
フジサンケイグループ全体よりも
産経新聞と正論路線に限った話をします。

仮に、ライブドアが予想もつかない手法で
このジリ貧の状況をひっくり返し、再逆転したとする。
そしてニッポン放送の経営を手中に収め、
フジサンケイグループ全体と産経新聞に対して
当初の目論見どおり、影響力を行使したとする。
しかし、私は予想します。
最終的に彼らは敗れるだろうね。

産経の今回の事態に対する見方はハッキリしている。
この「主張」を見ればわかるでしょう。

【主張】堀江氏発言 産経を支配するって? 
 少し考えて言ったらどうか


要するに「冗談じゃねえよ!」と。
「あんたみたいな金儲けの亡者に
正論路線を否定されてたまるか」と。
論理よりも感情が面に出ている文章だけど、
彼らの心情をよく表していると思う。

ホリエモンが雑誌「アエラ」上で
得々と語った産経新聞の改造計画と正論路線の否定は、
おそらく産経内部では憤激の対象となったでしょう。
この人物の愚かな点は、
買収の前段階から買収先の社員を敵に回したこと。

ホリエモンが言ったことは
企業哲学・企業理念の否定。
別な言葉で言うならば「志」の否定。
彼が言ったことは、
どうやったら儲かるか、
どうやったら世の需要にマッチするか、
どうやったら世の利便性に供して
利益をあげることが出来るか。
その方法論を語ったに過ぎない。

私はことさら産経を神聖視する気はないけど、
戦後の左翼史観全盛のマスメディアや国民世論の中で、
一人自らの主張を貫いた点は偉観だと思うし、
他の大手紙に比べ部数も少ない状態で
毅然とした姿勢を維持してこれたのは
この新聞社が内面において
よほど硬骨なものを持っているからだろう。

ホリエモンが産経新聞の経営を左右できる状況になって、
この硬骨な新聞社に乗り込んでいって
果たして何が出来るでしょうか?
おそらく何も出来ないだろうね。

要するに、企業理念と歴史を全否定し、
社員を敵に回すような買収は、必ず頓挫するということ。
それは企業を一から解体して新たに作るのと何ら変わりない。
コスト的にはむしろ高くつくだけ。
信用などの無形の部分で損害を負うのがオチだと思う。
ホリエモンは
彼らを説得しうる代替の企業理念を持ってないからね。

また、ホリエモンは産経新聞のみならず、
別な者も敵に回した。
日本の保守層。

産経の経済新聞化。
正論路線を改めエンタメ路線に切り替える。
これが保守層の中で憤激を呼んだ。

現在の日本の屋台骨を支えてるのが保守層。
これを全てでないにしろ、
そのうちの多くを敵に回したことは
ホリエモンにとって大きな失敗だったと思う。

私は産経読者というものは
一種独特なものがあるように感じている。
発行部数も少なく、販売店も限られており、
入ってる広告やチラシも少なく、
どこかの新聞と違って入試に出るわけでもない。
そういう新聞を読みつづけるのは
内容が良いからでしょう。
内容の主張に共鳴しているからでしょう。
もちろんそうじゃない人もいるだろうけど、
全体の傾向性としてはそういうことだと思う。

ホリエモンはこの人たちを敵に回したに等しい。
仮にこの買収劇がライブドア有利で進行すれば、
この層の反発は避けられないでしょう。

これは政界・官界・財界においても同一で、
ホリエモンは、この政官財の産経読者層を
ハッキリと敵に回してしまった。
この買収劇の行方のみならず、
今後のライブドアの社業の伸張に対して、
この人たちからの有形無形のプレッシャーを
受け続けることになるでしょうね。

富裕の町人が小判を懐に武士の魂を買収しようとし、
「無礼者!」と叩っ斬られる。
多少、産経贔屓が過ぎるかもしれないけど(笑)、
構図としてはこんなとこでしょうか。



ライブドアVSフジテレビ


娘通信♪関連過去記事
週刊「ホリエモン考察」vol,02・・情報の重要性とは?
週刊「ホリエモン考察」vol,01・・市場という神。

ホリエモン「産経新聞を経済誌に変える」 (-_-#)
ライブドア社長、進取と饒舌と野心と。
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by misaki80sw | 2005-03-01 21:36 | マスコミ・ネット・媒体関連

ライブドア世論操作? HP「世論調査」突如削除
 「フジ策に賛成」票増えたら


 ライブドアの世論調査は世論操作?
 ライブドアのホームページ上で行われていた、
 新株予約権の是非についての公開世論調査が24日午後、
 突如削除されたことが分かった。
 ネット上では「都合の悪い結果になり、
 危機感を抱いて削除したのでは」と
 同社の世論操作の可能性を指摘する声が飛び交っている。

 世論調査は24日未明に開始され、
 「新株予約権の発行についてどう思いますか?」の質問に、
 賛成と反対どちらかにだれでも何度でも投票が可能だった。
 賛成票と反対票の累計がリアルタイムで表示されていた。

 当初はライブドア側を支持する反対票がリードしていたが、
 関係者によると、24日昼前ごろからその差が詰まり始め、
 同日正午すぎ、突如として世論調査そのものが消滅した。
 別のテーマの世論調査「テレビとネット、連携は?」
 という項目も同時に消え去った。

 ライブドアの身勝手な行動に
 同ページのまったく関係ない世論調査、
 「新東京タワーの場所はどこがいい?」の意見欄に
 「アンケートの項目が削除されているのは
 どうしたわけですか?」
 「堀江ヤバイよ」などネットユーザーの抗議の声が
 次々と書き込まれている。

 ライブドア広報は「某大型掲示板にリンクを張られ、
 誹謗中傷が多くなり、
 調査のバランスがおかしくなったため中止した。
 対策を取り次第再開する」と話している。

   (ZAKZAK)


ここです↓

livedoor ニュース フォーラム:世論調査

替わって、以前からあった「読者が選ぶ『新東京タワー』」が
トップの質問事項となっている。

でも、怒った連中が
この新東京タワーの項目に
「新株予約権の投票はどこにいった?」
「ほりえもんがいらない」
とか書き込んでいるね。
ZAKZAKの該当記事のリンクも貼られてるし(笑)。

読者が選ぶ『新東京タワー』:意見を見る

なんだか、この企業が
マスコミを手中におさめた時に未来図みたいだなあ。

 「某大型掲示板にリンクを張られ」

たぶん2ちゃんだろうね。

格好の意見表明の場だもん。
そりゃ、反ホリエモン派が好機とばかりに殺到するさ。

まあ、ZAKZAKも
敵失を見つけたと大はしゃぎなわけだけど (^◇^)
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by misaki80sw | 2005-02-24 20:12 | マスコミ・ネット・媒体関連
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第二弾です。

ホリエモン対フジのニッポン放送株攻防戦も
一段落をむかえたみたいで、
昨日あたりから関連ニュースがぐっと減りました。

今、焦点となっているのは
フジの25%超の株集め。
そして村上ファンド保有株の行方でしょう。

フジの25%超集めは、商法の規定によって
ニッポン放送によるフジへの議決権を消滅させる狙い。
取りあえず、いろいろ報道を見てる限りでは
これは成功しそうな雲行き。

さらにフジが各株主からかき集めれば、
上位10位の大株主だけで80%以上の保有率となる。
すると規定でニッポン放送株は上場廃止となり、
おそらくそれを見越して株価は下落、
大株主ホリエモンは大打撃を受けるというわけ。

問題は村上ファンドの所有株ですな。
2月8日のライブドアによる大量買い占めの際に、
この村上ファンド所有の18%の株が
流れたのではないかとも言われていた。

ところが下記のニュース↓

<ニッポン放送株>村上ファンド売らず
 ライブドア大購入日


村上氏は売ってなかったそうですね。

で、ここからが
フジとホリエモンによる村上ファンド株の争奪戦。
どっちに売るかで局面がガラリと変わってくる。

いろんなニュースを読んでると
「長期戦に入った」という表現が多いけど、
こういう世界は一寸先が闇。
明日にでも劇的な展開があるかもしれません。
しばらくはハラハラドキドキものです。


さて、ここからが本論です。
いくつかの章立てで話しを進めていきます。


<ホリエモンの言動>

ここでフジサンケイグループ傘下の
各会社に対するホリエモンの言動を
報道・媒体からまとめておきます。

まず、フジテレビについて。

 「今やっている方々が一番良い方法を知っていて、
 考えていると思う。」
 
 「見ている人が喜ぶような番組を作ればいい。
 我々がこういう番組を作れ、というものではない。」

 「視聴者の意見を聞いて、視聴者が役に立つと感じる、
 視聴者本位でやっていけばいいと思う。」

ここは割に殊勝ですな。
ただ、この「視聴者本位」の取り方が、
前々から書いてるように
彼の市場本位、需給本位に通じるように思う。

次に、スワローズとベイスターズ。

 「会社の経営というものを考えると、
 同業他社が親会社の球団の株を
 持つと言うことについては
 考え直した方が良いのではないかと考える。」

 「どっちかに統一した方が良い。
 グループでマイナーシェアな野球球団を
 2つ持っている件については
 考え直した方が良いと思う。」

両球団のファンはたまったもんじゃないでしょうが。

ポニーキャニオン。

 「単体で持っていてもしょうがない。
 それを核にして他のレコード会社や
 音楽出版社をM&Aで増やしていく。」

 「ポニーキャニオンを大きくしたら、
 僕らは音楽配信のところで関わっていく」

さらに、フジサンケイグループの資産。

 「一等地の不動産を持ってる必要はない。
 東京大手町のビルやフジテレビの社屋などは
 売り払えばいい。
 家賃を払うことにすればいい。
 売却によって得た資金は、
 M&Aなどの事業投資に回す」

お台場の華麗なビルも賃貸になるわけね。

そして、産経新聞及び扶桑社。

 「夕刊フジ・サンスポ・SPA!、
 そういうのを合わせてエンタメ系の
 強力な新聞・出版社にしたい」

 「(産経は)金融・経済情報の
 ニュース配信というビジネスが考えられます」

 「あのグループにオピニオンは異色でしょう。」

 「新聞がワーワーいったり、
 新しい教科書を作ったりしても、
 世の中変わりませんよ」
 

まあ、あれこれ言ってますが
私は別に彼の発言の全てを否定する気はない。
経営的に合理的な判断もあると思うし、
それについてはとやかく言う気はない。

問題は産経の部分です。
「正論」路線の否定です。
これが大問題です。


<ニュースの情報収集について>

ニュース報道ってものは
単純に言うと二段階に分かれる。

1,情報の収集
    ↓
2,情報の加工(分析・解説・批評)

もちろん、1どまりのものもある。

 「A県B市の車道で、車が衝突しました。
 死者は無し。怪我人一名」

こういう単純な情報は1次情報のみの解説無し。

情報の収集には一定の組織力がいる。
日本の新聞社のほんとんどが
大なり小なり通信社配信の記事に依存しているのも、
情報網が全世界に及ばないため。

おそらくホリエモンが
「産経を経済紙に」と言うのは、
この情報網を一から整備するのが難しいからでしょうね。

前々からライブドアは
「東京産業新聞」という商標を登録しているから、
経済紙を作ろうという意図は
以前から持っていたのだろう。
でも、自前の情報網構築は金がかかる。
既存の情報網をそのまま使った方が早い。
だから、産経を経済紙にしたいのでしょう。

もちろん、ライブドアは
自前の「記者」というのを採用して
あれこれとニュースを書かせちゃいるけど、
この連中は要するに「情報加工」が主。
身近な地域の情報とかは別だけど、
世界的な諸問題・世界中の情報に関しては、
記者個人でバリバリ収集できるものではない。

ライブドアの記者は投稿に対する投稿料をもらうだけ。
それ以上は何も無し。
やはり情報収集には一定の組織力が必要となる。
そこで既存の産経を改造する狙いなんだね。


<情報の重要性とは?>

ここで前回紹介したジャーナリスト江川紹子さんの
ホリエモン・インタビューを一部再掲する。

*江川紹子ジャーナル:
 「新聞・テレビを殺します」~ライブドアのメディア戦略


  「市民記者」を募集したりして、
  新しいメディア作りに乗り出しているが、
  何をやろうとしているのかを伺いたい

   「あんまりそんな、肩肘張ってないんですけどね」

  編集方針とかはどうするのか。
 
  「そんなもん、何もないですよ。」

  事実が確認されれば、あとはどんな話も載せる、と?
 
  「紙面が許す限りですけどね。
  あとは人気ランキングだけですよ。」

  人気?

  「注目度が高い記事はアクセス数が多くなる。
  それを紙にする時に、見出しを大きくする。」

  ある程度の方向性がないと、
  何でも載せますというわけにはいかない。
 
  「世の中の意向は
  アクセスランキングという形で出てくるんですから、
  その通りに順番並べればいいだけでしょ。」

  例えば、イラクのこととか、
  新聞ではもうあまり載らない。でも……
 
  「いいんですよ、
  (そういうことは)みんな興味ないんですから。」

  ランキングは低くてもいいから入れていこうとか、
  そういうことはないのか?

  「ゴミみたいな記事を
  無理矢理載せたってしょうがない」

  フリージャーナリストで
  イラクなどを取材している人がいても、
  今ではなかなか大きなメディアには載らない。
  そういうのを入れていこうとは思わないのか
 
  「(この話は)重要だといって、
  あえて能動的に吸い上げようと?
  それって、メディアの意思が入っているじゃないですか。
  人気がなければ消えていく、
  人気が上がれば大きく扱われる。
  完全に市場原理。
  我々は、操作をせずに、
  読み手と書き手をマッチングさせるだけだから。」


これを再読して思うんだけど、
この人は情報の値打ちってものが分かってない。

 「人気優先」
 「ランキング優先」

これを記事の掲載順位にしたらどうなるか?

ハッキリ言えるのは、
世間が好む情報が取り上げられ、
好まない情報は取り上げられない。
世間が注目する情報は取り上げられ、
世間が軽視する情報は日の目を見ない。

この観点から言うならば、
2流の情報と3流の情報の選別にはつながるでしょう。
だれがどう見てもしょうもないアホらしいニュースは
掲載されなくなってくる。
まあ、これはいいでしょう。
問題は1流の情報までが掲載されなくなること。

では、1流の情報とは何か?
それはある時点においては
その重要性が分かる人間には分かるが、
多くの人々には理解されない希少性を持った情報。

たとえば、2001年9月11日以前に、
アルカイダの組織力と戦略性を見抜いた人間がどれだけいたか?
その種のニュースが流れても
どれだけの人間がそれに振り向いたか?
少数の人間がビン・ラディンとアルカイダについて
悲鳴のような警鐘を鳴らしていたが、多くの人間は無視した。
つまり需要が無かった。

北朝鮮の核問題・拉致問題。
70年代から80年代・90年代にかけて、
この件に問題意識を持ってる人間がどれだけいたか?

中国の軍拡・覇権の伸張。
かつて日中友好の雰囲気の中で、
警鐘を鳴らす情報は無視され続けた。
そして今になって中国の脅威に怯えている。

日本のバブル崩壊と経済の低迷。
かつての80年代の絶頂期。
ハードの効率的生産と日本式経営。
貿易で稼いだ膨大な富が
行く先を失って土地になだれ込み、地価は上昇し続けた。
誰もが繁栄に酔っていたあの頃に、
警鐘鳴らすニュースや明日の停滞を予測する情報を
人々はどれだけ受け入れられたか?

例を挙げればきりがないよ。
人は往々にして現在の延長線上で未来を計る。
しかし、時として歴史は大きく転換する。
今日の常識は明日になれば
単なる固定概念に過ぎなかったと気づく。

未来への種子はあちこちに転がっている。
しかし、それは種子ゆえに
大輪の花を咲かすのか、
道ばたの雑草に過ぎないかは
なかなか分からない。
眼力を持った人間でなければ分からない。

未来の怪物は卵に潜んでるかも知れない。
それは外見だけでは分からない。
卵から孵化し、幼獣が成長し、
社会と国家を暗澹たる結末に陥れなければ、
人々はそれに気づかない。

宝石の如き1流の情報は
それを見抜ける認識力がある人間でなければ
その価値は分からない。
千人の好む情報と十人が好む情報の
どちらが価値があるか?
情報の価値とは人気で決まるものではない。

ホリエモンの言うとおり、
人気の高い情報は金銭を生む。
しかし、それが真の意味において
重要な情報とは限らない。
この人物の欠点は、
「金銭的に価値が高い=重要度が高い」
と思っていること。
私は、この人物の不明さを嗤う。

ホリエモン流でいくと
最もジャーナリズムにとって重要な役割である、

 「先覚者としての警鐘」
 「時代への警鐘」

というものが顧みられなくなってしまう。

ホリエモンが人気とランキングで
2流の情報をかき集め、
自前のマスメディアを作り上げるのなら
それはそれでかまわない。
勝手にすればいい。
そういうマスコミの選択肢もあっていい。

だが、それをやりたければ
新たに報道組織を作ってやってくれ。
自前で一から作ってくれ。
産経を2流マスメディアに変えるなどと
阿呆なことはやめてほしい。
質を劣化させ、金銭を生んで
あんたの懐は増えるかもしれないが、
日本のメディアは貧しくなる。

金を銀に変えるなかれ。
玉を河原の石に変えるなかれ。
黄金に銀メッキをして
劣化を喜ぶなんて馬鹿なことはやめてくれ。



読売新聞:ライブドアVSフジテレビ

ニッポン放送の株式買付け記者会見レポート! 
 ライブドア、放送業界への展望を発表



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週刊「ホリエモン考察」vol,01・・市場という神。

ホリエモン「産経新聞を経済誌に変える」 (-_-#)
ライブドア社長、進取と饒舌と野心と。
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by misaki80sw | 2005-02-18 03:35 | マスコミ・ネット・媒体関連
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早速、メディアとホリエモンについて書きます。

今回のホリエモンのニッポン放送買収劇ですが、
経営上の観点や株の動きは
以下が分かりやすいと思います。

ライブドア、ニッポン放送株35%取得 フジテレビ照準

フジサンケイグループ : Wikipedia

13Hz!:
 ライブドアのニッポン放送株買収資金源
 「転換社債」って何ですか?


13Hz!:
 ニッポン放送、株価急落までの流れを整理しました


私もざっと目を通しましたが、
なんとなくおぼろげに理解できてきました。

興味深いのは、ホリエモンが
この大量のニッポン放送株を誰から買ったかってこと。

2月8日の午前8時に、
わずか30分で30%近い株、約1000万株を買い占めた。
誰が売ったんだろうね?

まあ、こういう株などに関しては
私は素人なので論評は避けますが、
こういう段取りを見ていると、
ホリエモンって実に巧妙な、商機に聡い男だなと思うね。


さて、ここからが本論ですが、
彼のメディア戦略に関しては
いろんなサイトやブログに書かれてますが、
私が見て一番興味深かったのは、
ジャーナリスト江川紹子さんの記事です。

江川紹子ジャーナル:
 「新聞・テレビを殺します」~ライブドアのメディア戦略


この中で江川さんによる、
ホリエモンへのインタビューが載っています。

以下、一部引用させてもらいます。


  堀江貴文・ライブドア社長インタビュー要旨
  2004.12.6 am11:00 ライブドア本社にて 

  「市民記者」を募集したりして、
  新しいメディア作りに乗り出しているが、
  何をやろうとしているのかを伺いたい

   「あんまりそんな、肩肘張ってないんですけどね」

  政治や社会、文化のニュースも扱う?
 
  「まあ、おまけなんですけどね。
  別にそこで儲けようとは思っていない。
  トントンでやれればいいな、と。」

  せっかく新しいメディアを作るのだから、
  今までにないものをと思わない?

  「思わないですね」

  堀江さんの日記には、
  「メディアのあり方が変わる」と書いていたが、
  そういう意図はないのか。
 
  「そうやって煽った方が、
  みんな期待感を生むじゃないですか。
  僕はどっちでも……」

  今のメディアではあまり報道されていないことも、
  インターネットを通じて伝えていこうと
  いうのだと思っていたが。

  「それは副産物的にそうなるかもしれないですけど、
  それはどうでもいい。
  僕にとってはどうでもいい。」

  メディアを持つということは、
  情報を通じて人の考え方を左右する可能性がある。
  そういうことに関心は?

  「全然ないですね。
  今の記者の人は、大マスコミ的な意識っていうか、
  悪く言うと思い上がって、
  自意識過剰なところがありますね。
  それを新聞に書かれたから本当なのかっていうと、
  別に本当ではないかもしれない。
  ある意味、歪曲して、
  脚色して記事にしているわけだから。」

  歪曲?
 
  「そうじゃないですか。
  私は自分自身にストーリーがない人間なのに、
  何か無理矢理ストーリーを作ろうとする。
  ライブドアはこういう会社なんだ、と記者が思い込んだら、
  事実を書きながら、
  そこに思いを込めることが可能じゃないですか。」

  編集方針とかはどうするのか。
 
  「そんなもん、何もないですよ。」

  何もないと……
 
  「そう思うのが既成概念。
  ありのままを出せばいいんじゃないですか。」

  でも、デスクがチェックをするでしょう?
 
  「チェックするといっても
  それはウソを書いてないかとか、
  そういうレベルのチェックですから。」

  事実が確認されれば、あとはどんな話も載せる、と?
 
  「紙面が許す限りですけどね。
  あとは人気ランキングだけですよ。」

  人気?

  「注目度が高い記事はアクセス数が多くなる。
  それを紙にする時に、見出しを大きくする。」

  規制の媒体やフリージャーナリストなどとの連携は?

  「やっかいですね、
  大マスコミ意識があるので構えちゃう。
  悪く言うと思い上がり、自意識過剰なんですね。
  報道の使命とか言っちゃったりしますものね。」

  ある程度の方向性がないと、
  何でも載せますというわけにはいかない。
 
  「世の中の意向は
  アクセスランキングという形で出てくるんですから、
  その通りに順番並べればいいだけでしょ。」

  例えば、イラクのこととか、
  新聞ではもうあまり載らない。でも……
 
  「いいんですよ、
  (そういうことは)みんな興味ないんですから。」

  でも、提供されなければ興味もわかないのでは?

  「そうじゃないと思う。
  興味がないことを無理矢理教えてもらって
  どうするんですか? 
  何の価値があるんですか、そこに。
  気づかせたら、何かいいことあるんですか」

  情報を提供しなければ、興味を持つきっかけにもない。
 
  「いいんじゃないですか、別に興味を持たなくても。
  興味持たないと、いけないんですか?」

  ランキングは低くてもいいから入れていこうとか、
  そういうことはないのか?

  「ゴミみたいな記事を
  無理矢理載せたってしょうがない」

  フリージャーナリストで
  イラクなどを取材している人がいても、
  今ではなかなか大きなメディアには載らない。
  そういうのを入れていこうとは思わないのか
 
  「(この話は)重要だといって、
  あえて能動的に吸い上げようと?
  それって、メディアの意思が入っているじゃないですか。
  人気がなければ消えていく、
  人気が上がれば大きく扱われる。
  完全に市場原理。
  我々は、操作をせずに、
  読み手と書き手をマッチングさせるだけだから。」


以上です。

これを見ていて思ったけど
ホリエモンっていうのは新たな「人種」だね。
平成とITと市場が生んだ新人種とでもいうか。

私がこの記事を見ていて頭に浮かんだ言葉は、

  「奇矯」

この文字。

市場原理と需要と供給のみで世の中を計っている。
変わり者だし、計算高い。
非常にシビアで冷厳にものを見る。

  堀江さんの日記には、
  「メディアのあり方が変わる」と書いていたが、
  そういう意図はないのか。
 
  「そうやって煽った方が、
  みんな期待感を生むじゃないですか。
  僕はどっちでも……」

この人は同時に演出家でもある。
自分を演出する。
一見、率直そうに見えて自分を演出している。
これも彼独特の「需要に応じた」態度なんだろうね。

世の中や社会のあり方に「理念」を持たない。
あるのは分析と予想、そして商機と実行力。
「世の中はかくあるべし」
「かくあってほしい」
こういう発想が皆無だね。
それだけに私的な心理傾向が
予想・分析に妙なバイアスをかけない。
客観的な目で物事を分析できる。

己の経済活動が
何によって守られてるのかも理解できない。
国家の安寧と
良き社会を維持しようという多くの人の努力によって、
現在の己の繁栄があるのが理解できない。

江戸時代の堂島の米商人みたいな人。
世界で初の先物取引市場を作った大坂の米商人たち。
「相場で世の中は決まる」
「公方様も相場には勝てない」
そう嘯いていた彼らも、
維新の変動期と共に没落を余儀なくされる。

無償の善意と公に対する無私な精神こそが
良き社会と健全な国家を維持させる。
市場原理、「神の見えざる手」のみが全てではない。
この人の発想は軽薄。
いや、知と智の違いだね。
知恵と智慧の違い。
面白い男ではあるが物事の本質が理解できない。
哀れなやつ。

先の記事で、
彼が産経新聞を経済系・エンタメ系に特化した新聞に
転換させようと考えている、ということを書きました。

ホリエモン「産経新聞を経済誌に変える」 (-_-#)

私は産経を手放しで賛美する者ではないし、
神聖化するつもりなどない。
かの新聞には、社内やグループ内に
ドロドロした確執があるのも承知してまいす。

でも、あの新聞が戦後の左翼全盛のマスメディアにおいて
孤軍奮闘して「日本の正気」を守り続けたのも事実。
私はそこを大きく評価していますし、
こういう戦後日本の生んだ化け物のような市場主義者に
かの良き新聞がコントロールされるのは
看過することは出来ない。

ホリエモンっていうのは、
要するに物神主義なんですな。
市場という神を拝み、
需要と供給という信仰のもとに生きている。

それにしても、
私、エキサイトブログを選んで良かった。
これ、ライブドアブログを使ってたら、
速効で削除の対象だろうね。
いや、市場原理に適ってれば大丈夫なのかな(笑)?



ニッポン放送の株式買付け記者会見レポート! 
 ライブドア、放送業界への展望を発表


娘通信♪関連過去記事
ホリエモン「産経新聞を経済誌に変える」 (-_-#)
ライブドア社長、進取と饒舌と野心と。
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by misaki80sw | 2005-02-15 01:55 | マスコミ・ネット・媒体関連

先日、こういう記事を書いて

ホリエモン、ニッポン放送株取得・・儲かってんのか?

ホリエモンを「面白いやつ」と書きましたが
これを見てるとそれどころじゃなくなりました↓

雑誌アエラ:堀江フジサンケイ支配

  堀江貴文社長は、アエラの取材に対し、
  フジサンケイグループの
  抜本的な「改造計画」を語り始めた

  フジサンケイグループの看板の一つが
  雑誌「正論」に代表されるオピニオン路線だが、
  堀江氏は、あまりそういう路線に
  お金をかけたくない、という。

  「サンケイスポーツの地位が低く、
  現場の人たちのフラストレーションが高い
  とも聞いています。
  ボクだったら、夕刊フジ、サンスポ、
  ボクらの世代の愛読誌である扶桑社の雑誌「SPA!」。
  そういうのを合わせて
  エンタメ系の強力な新聞・出版社にしたい」

  産経新聞本紙は原点に戻って
  日経新聞に対抗しうる経済誌に転換させる。


ざけんなよ、ホリエモン! (-_-#)

このニッポン放送株買収の件に関しては
私はどっちかというと無関心でしたが、
これから早速、資料等をバリバリ調べます。

株とかに関しては素人で
あれこれ論評は出来ませんが
ホリエモンのメディア戦略等を調べたいと思います

すでにホリエモンはライブドア(株)を通じて
「東京経済新聞」という商標を
出願してるそうですね(登録4819507)。

私、この件は後発ですが
ちょいとマジになって調べさせてもらいます。
そして続々と記事にします。

あ~無関心てのは恐いね。
我ながら先日の記事は呑気すぎた。
反省です。
こういう動きが始まっているとはね。
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by misaki80sw | 2005-02-14 19:26 | マスコミ・ネット・媒体関連
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海老沢氏ら顧問を辞退 抗議殺到、顧問制廃止も
 
 NHKの橋本元一会長(61)は28日夜、緊急会見し、
 不祥事に伴う受信料不払いの急増で引責辞任した、
 海老沢勝二・前会長(70)ら元首脳3人が、
 26日付で就任したばかりの顧問を辞退したと明らかにした。
 
 橋本会長は辞退の理由について
 「本人からの辞退としか申し上げようがない」と語った。
 海老沢氏に顧問を委嘱したことについては
 「反省している。視聴者のクレームが増加し、
 状況を大変悪化させている」と述べたうえで、
 今回問題になった顧問制度について
 「廃止する方向で検討する」と語った。

 NHK内外からの批判を受け、
 委嘱からわずか3日で辞退に至った異例の展開。
 「NHK再生」に向けスタートしたばかりの
 橋本新体制にとって大きな痛手となった。

 海老沢氏と笠井鉄夫・前副会長(63)と
 関根昭義・前専務理事(62)の3人は
 「豊富な知識と実績」を理由に26日、
 橋本会長に顧問を委嘱され、同日付で就任していた。

  (共同通信)


んなもん、当たり前だっちゅうの!

「反省しますm(__)m」と会長を辞めて、
「で、顧問になります」では国民が怒るのも当然だよ。
あんたら、コントじゃないんだから。

何を考えてるんでしょうか?
思慮が浅いとしかいいようがないね。

日本的慣行の悪い部分だね。
猫も杓子も、社長の次は会長、
会長の次は顧問。
エスカレーター式給与泥棒。
世間の倫理より、組織内論理を優先する。
こういうのは端から見てると醜悪そのもの。

エビよ、そんなに就任したければ
受信料の徴収係でもやりなさい。
あんたのおかげで多大な苦労を背負わされ、
行く先々で居留守と罵倒を受けている彼らのつらさを
体験してみてはいかがでしょうか?

己の権力と名誉が、
いかに多くの人に労苦から成り立ってきたかを
身を持って知りなさいよ。
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by misaki80sw | 2005-01-28 22:31 | マスコミ・ネット・媒体関連

昨日、巷をにぎわすNHK偏向番組改変問題について
あれやこれやと書きましたが、

NHK偏向番組問題・・政治家の圧力?上等だよ。

それなりに反響がありまして
いろいろコメントとメールをいただきました。

今日は前回私の書き足りなかったことを
コメントとメールへの返事も兼ねて書いてみたいと思います。


<NHKの偏向について>

この番組改編問題の本質は2つ。

1,NHKの偏向問題

2,朝日の記事は捏造か?

この2つがワンセットだと思う。

この問題はネット上でもかなりの話題となっており、
いろんなサイトやブログで取り上げている。
私も複数のブログの論調を毎日追っかけているけど、
当初こそ、例のNHKの番組内容にぶっ飛んだ皆さんは
その偏向ぶりを怒りと共に取り上げていたけど、
次第に論調が「朝日vsNHK」のバトルにシフトしつつある。
つまり、2の「朝日の記事は捏造か?」。
これに重点が移りつつある。

確かに2も重要だと思うよ。
これを機会にあの売国新聞が部数を減らせば
天下の慶事だとは思うけど、
ただし、1の「NHKの偏向」。
こいつの視点を忘れるべきではないと思う。
もっともっとメスを入れるべき。

前回の記事において
政治家の「圧力」について書きましたが、
朝日に言いがかりをつけられた安倍・中川両氏も、
今のところ「圧力なんかかけてない」と
防戦の構えを見せてるだけ。

だけど私は、政治家は単なる防御に留まらず
もっともっとNHKの偏向ぶりに対して
攻めの姿勢を見せてほしいと思う。

同じマスコミでも民放の場合は、
スポンサーの宣伝・広告料金で運営しており、
極端な偏向番組はスポンサーが付かない。
馬鹿番組じゃ旦那に逃げられてしまうというわけで、
不完全ながらも市場原理が働き、
市民感情から見て度が過ぎる偏向は淘汰される。

ところが天下のNHK。
公営放送で、放送法の規定の下に
国民から受信料を半強制的に徴収している。
この仕組みは、世の時流や人気に流されずに、
視聴率に影響されることなく、
腰の据わった番組を作れるという利点がある。

ところがこれが裏目に出ると、
偏向しようがどうしようが、
NHK自身が暴走を始めたら
誰も止められないという結果を招く。
だって視聴率なんか気にしなくていいもんね。

NHK自身の自浄能力が働かないのなら、
彼らが暴走したら誰が止めるんだ?
政治家しかいないでしょう。
NHKの予算は国会で審議するものだからね。

NHKの偏向ぶりは今に始まったこっちゃない。
過去数十年の年季の入った偏向ベテラン。
件の「女性国際法廷なんとかかんとか」などは
氷山の一角に過ぎない。

一過性のものではなくて、
構造的な「偏向」に対しては、
政治家はメスを入れるべき。
君らは国民の代表でしょ。
相手は国民の受信料で運営している公営放送。
政治家がもっとこの問題に乗り出さなきゃ駄目。
キャシャーンじゃないけど、
君らがやらなきゃ誰がやるんだ!

もちろん私は、公営放送の番組に対して
政治家が軽々しく口を突っ込むことは
弊害の部分があることも承知している。
ただ、もうそういう段階じゃないと思うね。
かの公営放送の偏向ぶりは
船底にびっしりとくっついた貝殻のようで、
限度を超えてると思うよ。

あの「女性なんたら法廷」という番組。
あれを見れば分かるでしょ。
ああいう極左の番組を平気で流す。
彼らの自浄能力なんか期待できない。

政治家だってそれは分かっているでしょう。
だけど「言論の自由に対する侵害」と
どこぞの馬鹿新聞に叩かれるのを恐れてるだけでしょ。

もう、政治の段階の問題だと思う。
政治家が腰をあげるべき。
朝日の記者が偉そうに言ったところで、
所詮、彼らなんて採用試験に受かった、
単なる一私企業の社員に過ぎないでしょ。
NHKの職員もしかり。
また、NHKを監督する総務省の役人もしかり。
だけど、政治家は選挙によって
国民の信託を得ている存在。
我らが代表でしょ。
偏向公営放送にメスを入れる資格は充分持っているし、
その責務も負っている。


<NHKの政治的公平・中立とは何か?>

以下、放送法の第3条の2です。
 
  放送事業者は、
  国内放送の放送番組の編集に当たつては、
  次の各号の定めるところに
  よらなければならない。

  1.公安及び善良な風俗を害しないこと。

  2.政治的に公平であること。

  3.報道は事実をまげないですること。

  4.意見が対立している問題については、
   できるだけ多くの角度から
   論点を明らかにすること。


NHKは政治的に公平・中立であるべきと言われる。
でも現実は、左にバイアスのかかった偏向番組を
世間に垂れ流している。

ここで問題提起ですが
「政治的公平・中立」とはいったい何でしょうか?
また、NHKの幹部は
この言葉をどう理解してるんでしょうか?

私は思うんですが、
「政治的公平・中立」とは
完全に相対的なものじゃない。

世の中いろいろ意見はあるでしょう。
それに対して相対的に、

 「あれもいい、これもいい」

 「全ての意見を尊重しよう」

な~んてやってたら、
それこそ極左から極右まで
全て網羅しなければいけなくなる。

だから「公平・中立」ってのは、
全てのあらゆる意見に対してではない。
それを言ってたらキリがなくなる。
たぶんここらへんが、
NHK幹部が一番頭を悩ます問題でしょう。

結局ね、結論から言いますと、
「正しさの基準」が分からん人間に
「公平・中立」なんて無理です。
正しさの基準が無い人間の公平・中立は
玉石混淆の意見を
相対的に取り上げる結果になるだけ。

要は「正しさの基準」をどこに置くかです。
そしてその基準周辺の意見に対して
「公平・中立」であるべきで、
極左から極右まで全方位に公平である必要はない。

じゃあ、具体的にどこに基準を置くか?

◇自由主義、民主主義を良しとする。

◇圧政と独裁を不義とする。

◇権利と義務のバランスを取る。

◇日本の歴史を尊重する。

◇国益を尊重する。

ここを基準とすべきでしょう。
即ち、日本の世論の大半を占めるようになった、
保守的価値観を基準とすればいい。

その上で、いろいろな意見に対して
公平・中立のスタンスを取ればいい。
たとえば、
◇反米VS親米
◇小泉派VS反小泉派
等々等。

今後のNHKの「政治的公平・中立」は
こうあるべきだと思います。

もちろん、極左や極右の皆さんは
不満かもしれませんが
まあ、しょうがないやね。
諦めてもらうしかないね(笑)。
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by misaki80sw | 2005-01-22 23:40 | マスコミ・ネット・媒体関連