娘通信♪
2005-06-15T01:07:34+09:00
misaki80sw
misakiのオールジャンル時事評論!
Excite Blog
ブログ停止のお知らせ m(__)m 2005/06/12
http://musume80.exblog.jp/2014228/
2005-06-12T17:21:22+09:00
2005-06-15T01:07:34+09:00
2005-06-12T17:21:05+09:00
misaki80sw
ブログ運営あれこれ
皆様、突然ではありますが、
ホント、突然で申し訳ないのですが、
「娘通信♪」の更新を停止させていただきます。
無期限停止です。
理由はもろに私事なので
あまりはっきりしたことは書けないのですが、
ちょっと、ネット接続が厳しい環境に
しばらく身を置くことになりそうだからです。
全く急な話で私自身が困惑している最中ですが
昨日からいろいろと考えた末に
そういう結論を出しました。
「一時休止」ということも考えましたが、
最近はプライベートや仕事の方で多忙さも増しており、
わりと睡眠不足の中でフラフラ書いてることもあり、
停止が妥当と判断しました。
別にK同に糾弾されたわけでもなく
J論者に脅迫されたわけでもありませんので
そこらへんはご心配なく (^◇^)
記事自体はこれで打ち切りです。
コメント欄は明後日の14日(火曜日)いっぱいで停止します。
ブログ自体は削除せずにそのままにしておきますが、
更新が停止してから数ヶ月後ぐらいで
たぶんエキサイトの方が削除するでしょう。
今まで読んでくれた多くの方々、
どうもありがとうございました m(__)m
やっぱり一定のアクセスがあってこそ、
書く側も身が引き締まるってもので
多くの方が読んでくれてることを励みに
なんとか頑張って書いてきました。
また、コメント欄などで
親しく声をかけてくれていた常連の皆様、
貴方達の叱咤激励は良い思考の刺激となりました。
ありがとうございました m(__)m
同じように時事系のブログを書いているブログ主の皆様。
散歩道さん、柏原日記さん、ログさん、徒桜さん、
西村さん、amacchiさん、おもちゃさん、軍事情報さん、
とんぼ返りベイビーさん、すいか泥棒さん、ともにゃんさん、
yodaway2さん、BRUC05さん、ko-bar-berさん、
なめ猫さん、hiroさん、坂眞さん、yasukichiさん、
その他多くの皆様、いろいろ勉強させていただきました。
皆様方も頑張ってくださいね (^_^)V
同じブログを書いている人間として
日々更新することがいかに大変か
皆様の労苦はよく分かります。
さらにメールをくれた多くの方々、
どうもありがとうござました m(__)m
ろくに返事も書けずにすいませんでした。
ただ、全て読ませていただいてます。
この国家多難な折りに終わっちゃうのは
ひたすら忸怩たるものがあります。
また、最後の記事が
中国と南米の地味記事になってしまい、
どうせ終わるなら派手に終わりたかったけど (^^;)
まあ、これもしょうがないでしょう。
心残りなのは
進行中の「国家と情報機関」シリーズを
完遂できなかったことです。
これから公安警察について
バリバリ書こうという矢先だったので
そこらへんが残念です。
せっかく、あの公安の無線通信所「ヤマ」を
現地の日野市まで見に行ったというのにね・・。
資料だって古本屋で買いまくったのに (>_<)
今後、半年後から一年後ぐらいに
またどこかで、ネット上で、
皆様方にお目にかかることがあるかもしれません。
その時は別なHNで
またバリバリ書くかもしれません。
ではでは、一年間ありがとうございました。
我らの祖国日本が良き国でありますように。
自由な社会が維持されますように。
この苦難の時期を乗り越えて
再び国家が繁栄の時を迎えますように。
娘通信♪:misaki
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中国の中南米進出・・反米同盟とベネズエラ
http://musume80.exblog.jp/2010407/
2005-06-11T01:15:15+09:00
2005-06-15T01:07:34+09:00
2005-06-11T01:12:10+09:00
misaki80sw
中国・台湾関連
☆中国が中南米進出で米国に脅威―米議会調査局報告
米議会調査局がこのほどまとめた報告によると、
中国が中南米の石油や銅、鉄鉱石などの資源確保に動き、
経済的関係を強化していることから、
「将来的に米国の脅威になる」
との専門家の見方を示している。
一部専門家が
「中国の影響力は限られている」との見方をする一方で、
他の専門家は「中国の同地域への投資は
歓迎されている側面があるものの、
同地域の国内産業が中国の安価な製品の流入で
ダメージを受け、
対米輸出の能力が損なわれると懸念する向きもある」
との見方をしている。
こうした中国の進出は
将来的には米国にとり脅威となるとし、
「中国が反米的第三世界の連帯を築くことで、
米国の優位性に挑戦する」
可能性についても言及している。
(世界日報)
今年の1月に、中国の曽慶紅国家副主席が
ラテンアメリカ五ヶ国を訪問した。
*曽慶紅副主席、ラテンアメリカ5カ国を訪問へ
訪問先は、メキシコ、ペルー、ベネズエラ、
トリニダード・トバゴ、ジャマイカ。
訪問目的は
「中国とこれらラテンアメリカ諸国との
広範囲な分野におけるより深い友好互恵協力の推進」
主な随行員は、国家質量監督検査検疫総局の李長江局長、
外交部の周文重副部長、商務部の馬秀紅副部長、
中国輸出入銀行の羊子林頭取。
計125名の政府高官やビジネスマンが同行していた。
この五ヶ国の顔ぶれと随行員の肩書きを見てると
これが資源外交であるのは明々白々だね。
最近の中国の
資源・エネルギー獲得にかける情熱は凄まじい。
いや、凄まじいというよりも
あの国の外交戦略の一端は
「資源の獲得」これのみで解析できるんじゃないかな。
資源を獲得し、
↓
経済成長を遂げ、
↓
国力を増大し、
↓
覇権を拡張し、
このローテーションで
中国外交ってのは読み切れるような気がする。
さて、南米への中国の進出です。
メインターゲットはベネズエラ。
世界第五位の産油国。
ここが中国の南米資源外交の拠点となっている。
ベネズエラの大統領はチャベス。
「反米主義者」を自称する。
ベネズエラ陸軍空挺隊出身。
1992年にクーデターを決行したが失敗。
しかし、彼の「反米・反裕福層」の主張は
多くの貧困層の共感を呼び、
6年後の98年12月の選挙で大統領に就任。
チャベスは大幅な政治改革を行い、
大統領権限の強化、国会の一院制への移行、
国家主義的経済運営の実施、
さらに自国の石油産業を米国の傘下から脱出させ、
石油収入を国民に分配した。
外交面では反米路線を貫き、
2000年8月、湾岸戦争以来、
外国の指導者として初めてイラクを訪問した。
また、キューバやリビアなど、
米国がが敵視する他の国々も次々と訪れるとともに、
キューバには石油の供給を始めた。
さらに911事件の後は
米軍のアフガニスタン攻撃やイラク侵攻を非難した。
これに対して米国は
自らの「庭」である南米に
こういう政権が存在するのは許さないと
2001年11月、
国務省、国防総省、国家安全保障局が
「ベネズエラ問題」について3日間の日程で会議を開き、
対ベネズエラ戦略をかためた。
これ以降、米国はチャベスの追い落としに
政策の舵を切っていく。
2002年4月、
ベネズエラで軍によるクーデターが発生し、
軍主導による暫定政権が発足。
この背後には米CIAがいたとされる。
しかし、チャベスは巻き返し、
軍主力の支持を再び得た上で
2日後に大統領職への復帰に成功した。
だが、国内は不安定であり、
米州機構(OAS)などの仲介により、
大統領罷免国民投票が実施された。
この選挙は事前の予想を裏切り、
チャベスの圧勝に終わった。
米国とそれに連なる富裕層への反感から、
多くの貧困層がチャベスに投票したとされる。
現在、チャベスは
「ボリバル主義」というものを
外交のスローガンに掲げている。
「ボリバル主義」とは
中南米をスペインから独立させた、
シモン・ボリバルの名前に由来するもので
中南米諸国の、米国からの政治経済上の自立と
その統合体創設を目標としている。
昨年12月9日、南米の12カ国の代表が
ペルーのクスコとアヤクーチョに集まって
「南米サミット」を開いた。
その内容は、互いの政治経済を統合していき、
EUのような「南米共同体」を創るというもの。
この計画は、
ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイの
4カ国で構成される自由貿易圏「メルコスール」と、
ベネズエラ、コロンビア、ペルー、ボリビア、エクアドルの
5カ国からなる「アンデス共同体」を
2007年までに合体させ、
さらにチリ、スリナム、
ギアナという残りの3カ国も加わって、
新たな南米の広域共同体に発展させようというもの。
当初は互いの貿易に課す関税を下げる努力を行い、
いずれはEU議会に相当する南米全体の議会を作り、
政治統合まで行おうという計画。
この「南米共同体」を
熱心に推進しているのがチャベスで
彼の反米指向と、この共同体計画に
米国は神経を尖らせている。
チャベスとベネズエラの武器は
やはり世界第五位の産出量を誇る石油。
現在、石油は
1バーレル55ドルにまで達しており、
ベネズエラの財政は潤っている。
これがあるから米国も迂闊に手は出せない。
なんせ、米国自身が自国の石油の12%程度を
ベネズエラからの輸入に頼ってる状況だもんね。
ガソリン代の値上がりにより、
支持率が下がっているブッシュ政権としては
チャベス率いるベネズエラを刺激しすぎると
原油の輸出を停止されかねない。
そこらへんが米国の弱み。
さて、この中南米の地に
もう一つのプレーヤーが割り込んできます。
そう、中国です。
近年、中国は猛烈にベネズエラに接近している。
中国がベネズエラに近づく動機は、
1,石油
2,反米の提携
この2つ。
上述の曽慶紅国家副主席の訪問時には、
両国は、石油、農業、技術等の
19の協力協定に調印した。
これらのプロジェクトのなかには
月産12万バーレルの発電用重油を
中国向けに生産する工場の建設も含まれている。
中国は七億ドルの借款を今後ベネズエラに供与し、
農業および通信事業への協力を表明した。
逆にベネズエラ側は
中国向けの石油輸出に対して
長距離輸送で生じる割高の船賃を相殺するために
割り引き価格を適用している。
首都カラカスの外交筋は
「石油の対中国輸出は経済的には成立しないかもしれないが、
チャベス大統領の動機は必ずしも経済的なものとは限らない」
と述べ、政治的判断での
取引であることを示唆しているとのこと。
また、中国とベネズエラ両国は
揃ってキューバを熱心に援助している。
ベネズエラはキューバに
日量5万3千バレルの原油を輸出しており、
その見返りとして数千人規模のキューバ医師が
ベネズエラに派遣されて
貧困者向けの医療プログラムを支えている。
一方の中国は
軍事面・資金面でキューバを援助している。
今年の5月2日、ワシントンで
「中国の中南米への戦略的着手」と題するシンポジウムが
ブッシュ政権に近い研究機関、
「国際評価戦略センター」の主催で米国議会内で開かれた。
*中南米諸国に中国が急接近「軍事提携強化」米の脅威
同センターの会長アル・サントリ氏は
「中国のここ数年の中南米諸国とのきずなの強化は、
サイバー戦争の能力強化や遠洋海軍の建設、
さらには大陸間弾道ミサイルの増強などと呼応しており、
中国の軍事面での米国をにらんでの野望を印象づけている」
と報告し、
その具体例として、
◇中国はキューバと軍事交流を強め、
キューバ内で旧ソ連が米国に対し電子情報収集の
拠点としていた通信基地などの使用を始めた
◇中国はキューバ北東部の基地で
米軍の衛星通信を捕捉し、
東部の基地では米国の電話の傍受を続けている
◇中国はアルゼンチンに
中国製の戦闘爆撃機を売る交渉をひそかに進めている
◇中国はベネズエラに特殊部隊を送り、
左派の現政権を支持している
◇中国はブラジルと偵察衛星打ち上げの合意を結び、
米国の宇宙での軍事関連情報活動を
妨害できる立場を得ようとしている
などをあげた。
まあ、これを見れば分かると思うけど、
中国はキューバと
軍事面で密接な関係を構築している。
今年の2月、キューバのカストロ議長は、
「キューバは不死鳥のように再生した。」
「今、新しい動力が現われた。
それは中国とベネズエラだ。」
と述べ、
中国、ベネズエラとの通商関係に謝意を表した。
キューバはソ連邦の崩壊により、
ソ連と東欧諸国との通商関係が消滅し、
1990年から1993年の間に
経済規模が40%縮小したと推定される。
しかし、中国とベネズエラという、
反米仲間の援助によって
今やキューバは息を吹き返した。
さて、最初のニュースに戻ります。
米国は、この中国の中南米進出に
脅威を抱き始めた。
なんせ、自分のシマだと思ってた中南米に
中国が土足で入り込んでくる。
米国は不快だろうね~
さらに中国と組んで
反米国家たるベネズエラが蠢動。
この両国は反米コンビで
ついにはあのキューバの蘇生に手を貸し始めている。
ここのところの
米国の反中路線への傾斜には
中国の軍事力増強や反日暴動、
さらに対中貿易赤字の増大、
こういう要素があることは確かだけど、
それ以外に中国の中南米進出が
そうとう米国の神経を苛立たせているのは間違いないね。
*外務省サイト:ベネズエラ・ボリバル共和国
*ラテンアメリカから見ると:
「不死鳥のように再生」カストロ、中国とベネズエラを評価:
*ベネズエラとアメリカ
*南米のアメリカ離れ
*ベネズエラ大統領、暗殺企てれば
対米石油輸出停止を示唆
*米潜入の大物テロリスト身柄拘束
対キューバで事件次々
娘通信♪関連過去記事
*中国、反日と「人口圧力」・・富国強兵の背景
*中国、人民元問題・・チャイナ・バッシングは止まらず
*安倍幹事長代理インド訪問・・遠交近攻、中国包囲網
*中国、連年の大幅軍事費増加・・今年も増えるんだって
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中国と靖国問題・・内政干渉と党派相克
http://musume80.exblog.jp/2004545/
2005-06-08T23:03:30+09:00
2005-06-15T01:07:34+09:00
2005-06-08T23:05:24+09:00
misaki80sw
中国・台湾関連
☆中国メディア:A級戦犯断罪キャンペーンか
中国のメディアが、
極東国際軍事裁判で死刑判決を受けたA級戦犯14人の
「罪歴」を詳解する記事を、改めて連載している。
日中戦争や太平洋戦争時の
日本の指導者を断罪する記事は、
これまでも頻繁に紹介されてきたが、
「小泉首相など、日本の政府要人の
靖国神社参拝は容認できない」という、
中国政府の意志を改めて強調する意図があると思われる。
新華社の場合には、
「靖国神社に祀られているA級戦犯」という通しタイトルで。
6月6日から1日に一人づつ、「罪歴」を掲載。
初日は木村兵太郎・元陸軍大将、
二日目は武藤章・元陸軍中将、
三日目の8日は広田弘毅・元首相となっている。
(サーチナ・中国情報局)
中国の「靖国参拝阻止キャンペーン」。
これに日本の一部マスコミと
政治家連中が呼応し、
「世論の圧力」を作り上げようとしている。
*大局的判断で参拝中止を 野田氏、首相に要請
*靖国参拝「慎重の上にも慎重に」
河野衆院議長が小泉首相に異例の申し入れ
*A級戦犯の分祀か参拝中止を…中曽根元首相が講演
*参拝継続なら連立に悪影響 神崎公明代表
*橋本、野田・親中派2氏 対中改善へ議員外交
存在感発揮?/問題複雑化?
*<靖国参拝>首相の「内政干渉」発言をけん制
自民・古賀氏
まあ、これを見ると揃いも揃ったりだね。
あの保守の一翼、読売新聞も
「分祀」派、「代替施設建設」派に転向した。
*[靖国参拝問題]「国立追悼施設の建立を急げ」
これに対して産経が猛然と反論、
*靖国神社問題 国立追悼施設に反対する
首相の靖国参拝について
「他国の干渉によって決めることではない」
とした読売の論調は、
どこへ行ってしまったのだろうか。
と、その変節を怒っている。
私はこの靖国参拝問題と
中国の干渉を見ていて思うのだけど、
もはや問題の焦点は
靖国神社の歴史的沿革とか、
国家神道がどうのこうのとか、
政教分離の観点が云々とか、
東京裁判を認めるだの認めないだの
A級戦犯を合祀だの分祀だの
そんな次元を通り越している。
この問題はすでに
日中間の争闘の象徴的存在であり、
去年の東シナ海海底ガス田問題から
潜水艦の領海侵入事件、中国の反日暴動、
過去からの一連の日本に対する内政干渉の
シンボル的存在にまでなっている。
事態はすでに
中国が日本を屈服させるか
日本がこれをはねつけるか
こういうレベルですよ。
ちゃらちゃらした枝葉の論議の段階は過ぎ去った。
中国はこの件を
単なる歴史認識の問題だとは思ってはいない。
彼らが公式的に何を言おうと、
その本音は
「日本を従属させる」
この一点のみ。
靖国問題なんてその道具に過ぎない。
東アジアの覇権闘争の一環と位置づけているでしょう。
分祀を主張し、
参拝自粛を唱える政治家達は、
それぞれに思惑や政治理念はあるのだろうけど、
彼らは意図してなくとも
結果的に中国の走狗と成っている。
今の時期に中国政府の主張に与し、
それに迎合するかのように声をあげている政治家は
知ってか知らずか、
中国政府の代理人に成り果てている。
己の無様な姿を鏡で見つめてみればいいよ。
「外交は水際まで」という言葉がある。
日本の政治家はこれを理解しているのか?
政治家個々人の信条や政治理念から
「靖国参拝反対」や「分祀論」を唱える人もいるでしょう。
でも、この時期にそれを声高に言うことは
中国の内政干渉に力を与えるだけ。
意図的にそういう立場を選んでる連中は
まだ理解ができなくはない。
悪党には悪党の論理ってものがあるでしょう。
私が一番嫌いなのは、
この種の国際政治や外交の感覚が欠如して、
結果的に中国のエージェントに成り下がってる連中。
本人は「日中友好のため」と思ってるのだろうが、
結果的には日中友好にはならない。
中国の驕慢・日本の自虐、
こういういびつな二国間系を持続させるていると
どこかで日本人は爆発するでしょう。
日本人は「空気」に引っ張られる国民性だから
いったん、爆発してしまえば
もはや誰も止められなくなる。
理も非も論理も無くなる。
暴発に歯止めが効かない状態になるでしょう。
前大戦の開戦への突入の経緯なんかは
そんな感じだしね。
今回の件で
「靖国参拝反対」や「分祀論」を唱える政治家に
私は言いたいのだけど
外交は水際までにしていただきたい。
結果的に他国の内政干渉の
手先になってはいけない。
たとえば、中曽根元首相。
私はこの人の在任中の業績には敬意を払ってきたけど、
今回の件は失望しました。
中曽根氏は今回の件を
「中国と必要以上に摩擦を起こすのは
国益的に得策ではない」と認識し、
そのための政治的譲歩と思ってるんだろうけど、
たとえば、この人が在任中に
米国に対して行った政治的譲歩、
「FSX問題」などとは、もののレベルが違うよ。
*三菱/ロッキード・マーチンF-2
FSX(次期支援戦闘機)の国産開発も
日本の国防や航空産業の育成の観点からは
とても大きな問題ではあったけど、
ただ、割り切ってしまえば
国家の施策の一つに過ぎず、
それ以上のレベルの国益が絡むならば
譲歩することがあっても間違いではない。
一方の靖国問題はFSXとはレベルが違う。
この問題は、上記に書いたとおりに
中国の内政干渉の象徴的な問題になってしまったし、
また、単なる国政の一施策ではない。
これは歴史や文化、価値観、
日本の内面に関わる問題であり、
他国に素手を突っ込まれて
かき回されるような問題じゃない。
これは日本の価値観の問題であり、デリケートな問題。
譲歩すべき性質の事柄ではない。
靖国の分祀や首相の参拝反対を主張する人は、
中国の干渉を排した上で
日本の中で議論し、日本人同士で整理すべきであって
他国の内政干渉に結果的に迎合するかのような動きは
謹んでもらいたいね。
他国から干渉があると
内部で分裂し、党派で相争い、
外国勢力を引き入れるのは
歴史の観点で見るならば亡国の兆しだよ。
政治家であるならば
そこらへんの最低限の外交感覚を身につけてもらいたい。
*靖国神社 - Wikipedia
娘通信♪関連過去記事
*中国副首相のドタキャン・・傲岸不遜と情報音痴
*国副首相、会談をドタキャン・・何を考えてるのやら。
*政府、中国への新幹線売り込みにODA供与 (-_-#)
*中国、反日と「人口圧力」・・富国強兵の背景
*中国、人民元問題・・チャイナ・バッシングは止まらず
*小泉首相「謝罪」演説・・道義無く、戦略性無く
*中国「反日」という名の公理・・攘夷と倒幕
*中国反日暴動・・対中外交の失敗と国家戦略の転換
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本日の補欠ニュース 2005/06/06
http://musume80.exblog.jp/1999491/
2005-06-07T04:18:03+09:00
2005-06-15T01:07:34+09:00
2005-06-07T04:19:54+09:00
misaki80sw
補欠ニュース
<本日の更新>
◇プーチン政権の謀略・・ロシア版紅衛兵と中央アジア
今日も雑談抜きでいきます。
<国際>
◆オーストラリア:中国領事が亡命申請
本国の抑圧に反発
この人物、シドニー総領事館の政務担当として、
「法輪功」のメンバーや民主活動家らの
豪州国内での動向などを監視してきたとのこと。
その縁で法輪功系のメディア「大紀元」の
共産党脱党運動に共鳴し、亡命を決意したらしい。
亡命の発端はこれ↓
*在シドニー中国領事館の外交官が
天安門事件記念集会に出席
中国政府は衝撃を受けたでしょうね。
特に機密が漏れるのが痛い。
*中国が否定=豪州内の大規模スパイ網と拉致活動説
必死になって否定しています(笑)。
「ざまあみろ」って感じ。
誰も中国政府の言うことなんて信用しないよ。
長年培った悪評のおかげだね。
一方、亡命の舞台となった豪州は
当初、この人物の亡命を渋っていた。
*中国側に直ちに通報か=外交官亡命申請で豪州当局
豪州政府が中国との外交関係が
悪化するのを恐れたとのことだが
まるでどこかのヘタレ政府と同じですなあ。
◆統一コストは最大で6700億ドル
米民間シンクタンクが試算
北朝鮮政権が韓国の吸収統一や
武力紛争などで崩壊する可能性があり、
その場合の南北統一費用は
北朝鮮の経済規模に応じて最低500億ドルから
最大で6700億ドルに達するという分析結果が出た。
この程度で済むのかね。
私はその数倍はかかると思うよ。
統一のコストとシステム整備について。
ネバーの面白いスレッド↓
*もし韓国と北朝鮮が統一したら・・・
日本の援助は必要ですか?
非常に分かりやすいです。
シャレも効いてるし(笑)。
◆「すさまじい飢餓」脱北者の榊原さん 高知市で講演
脱北者の日本人妻、榊原さんの証言。
93年からは配給も止まりがちになり、
周囲のあちこちで餓死者が見られるようになった。
工場で家で道で、
アパートでもたくさん、次々に死にました。
97年(の飢餓は)は思い出したくもない
死なずに生き残れたのは「日本に夫の親類がいたから」。
銀行や万景峰の乗客を通じて
2、3年に1度、現金や衣類を送ってもらった。
それでも飢餓はすさまじく、
ひとさじだけのトウモロコシの粉を水で薄め、
食べられるかどうかも分からない、
山や道の草を煮て食べた。
食べられる草は、もう残っていませんでした
農場に配属されていた父親は体を壊して精神も病み、
母親は78年に病没。
夫も98年に病死した。
現地では「公開処刑」も日常的にあった、という。
特に95年以降増え、
1週間に1度くらいのペースになった。
処刑を見に来るように張り紙までされ、
この工場は何人が参加しなさいと動員までされる。
長女は実際、処刑を見た。
こういう政治体制はさっさと滅亡すべき。
地球上に存在する価値がない。
◆文化部「韓流・・・・寒流への対策作り」
韓流が衰えかかり、
寒流に変わりつつあるとのこと。
慶賀、慶賀。
◆米国防総省の年次報告 中国の軍事力、最警戒
急激な増強 テロの脅威と並列
米国防総省が近く公表する予定の
「中国の軍事力の年次報告書」で、
中国の急激な軍事力の増強について、
「通常脅威」の中で最も警戒すべき存在と
位置づけていることが分かった。
米軍筋が明らかにした。
米中枢同時テロ以降、反テロ戦に
大部分の軍事力を傾注してきた米戦略だが、
軍事力増強に突き進む中国を
テロの脅威と並列して
警戒し始めたことがうかがえる。
ついに中国の脅威がテロ並の扱いに。
これに田中宇さんが
メルマガで何と論評するか?
非常に楽しみ。
ちょっと意地悪だけど (^◇^)
◆天皇の肖像を商標登録申請-北京
これ、国辱もんですよ。
ふざけてるとしか言いようがない。
日本大使館は即刻抗議せよ。
放置しては駄目!
<国内・政経>
◆オウム 信徒倍増計画 「サリン」正当化
公安当局分析
だから破防法を適用しとけばよかったのに・・。
大量殺人を犯した団体が
いまだに合法的に活動を継続中ですか。
村山内閣なんてヌエのような政権を作るから
こういう馬鹿馬鹿しいことが起きる。
◆夏に中央アジアと外相会合、ODAで政情安定を支援
日本政府も遅まきながら
中央アジア諸国対策に乗り出した。
やっと重要性に気づきましたか。
◆EEZ内での外国人の探査制限法案
民主がまとめる
民主党が珍しくまともな事を言っている。
◆人権擁護法案:国籍条項は「当面容認」与謝野氏が私案
しばらくは注視が必要ですな。
◆軍国主義批判とんでもない 外相、国際貢献を強調
町村信孝外相は6日、
外務省での会合であいさつし、
「靖国神社に行ったから、
日本は軍国主義だとか批判もあるが、
とんでもないことで、
赤字国債を出してまで
政府開発援助(ODA)を一生懸命出し続け、
90年代は世界一の供与額だったことは
胸を張って国際社会に言える」と強調した。
マッチー、いいね~
事実は最強。
中韓の意味のない増上慢とは違うよ。
<IT系>
◆アップル、IBMを見限る
Macにインテル製プロセッサを採用へ
◆驚嘆、懐疑、興奮、悲しみ
「アップル、IBMと決別」にさまざまな反応
いやあ、本当にアップルは
インテルのチップに切り替えるらしい。
ソフトの互換性とかどうなるんだろう?
それ以上に、インテルのチップを搭載したPCに
マックOSを入れられるわけ?
それが可能ならば
私、マックに鞍替えしてもいいな。
まあ、そこらへんを
ジョブスは狙ってるんだろうけど。
◆無料メルマガ、9割は開封するが目を通すのは
「1分以内」が75%
メルマガ作者にとってはシビアな現実だね。
でも、面白くなければ
やはり読まれないでしょうね。
私が購読しているメルマガは
30~40種類はあるけど、
毎回きっちりと読むのは7~8個程度だね。
メルマガはブログと違って、
基本的にお届けものだから、
いったん送ってしまったら訂正がきかない。
私も前に発行してたから分かるけど、
送る瞬間はいつもドキドキものだったよ。
◆前国王のブログが密かな人気
カンボジアのシアヌーク前国王が、
自分でブログを書いてて、
その軽妙な文章が好評とのこと。
ブログもここまで浸透したか。
<仰天・面白系>
◆玄関先の段差が規定より10cm高いため
手紙を配達してくれないカナダの郵便局
どこでもお役所仕事ってあるわけね。
◆サンフランシスコの植物園で「死体ユリ」に来園者殺到
サンフランシスコのある植物園に、
巨大で汚臭のする花を見ようと
見物人が押しかけた。
この花は、スマトラが原産のユリで、
2年に一度しか花咲かないが、
花が咲くとその汚臭を放ち
「死体ユリ」と呼ばれている。
花を開くと腐臭を放つ。
・・・進化って何なんだろうね?
◆不明アリクイ、
ペンギンにかくまわれているところを発見
ペンギンも鷹揚な連中だなあ (^^;)
◆第1回「全日本史上最悪トイレコンテスト」
住宅リフォームの「HINOTA」という会社が
史上最悪のトイレコンテストを開催。
入賞したトイレは
無料でリフォームしてくれるとのこと。
自信のある人は
応募してみてはいかが(笑)?
でも、審査員は大変だろうなあ (>_<)
<他のサイト・ブログ紹介>
川崎市の教育を考える会(仮)
◆怒りの男女混合騎馬戦(上)
◆怒りの男女混合騎馬戦(中)
◆怒りの男女混合騎馬戦(下)
ジェンフリに洗脳された川崎市の小学校で
男女混合騎馬戦が行われている。
そのリポート。
そのルールは、
乗り手が90度以上に傾いたらアウト。
騎馬が大きく崩れたらアウト。
円形の土俵の周囲を
何人もの教員で囲んでブロックしています。
騎馬が大きく傾けば、
教員が支え、倒れないように、
ほんの僅かの怪我もしないように、
守ってやります。
とのこと。
こんなしょうもない騎馬戦なら
はなっからやらなきゃいいんだよ。
男女を意地でも混合にさせたいがために
こういうつまらない運営にしてしまう。
騎馬戦は、騎馬同士がどっと激突して
相手を地面に叩きつけるまでは勝負は分からない。
これがこの競技の醍醐味。
こんな薄味でやるぐらいなら
とっととやめちゃえ。
それ以前に
なんでも男女混合にしようとするなよ。
<今日のAA>
◆中国軍、キルギス駐留検討 独立運動の国内波及阻む
実現なら初の外国駐留
◆「すさまじい飢餓」脱北者の榊原さん 高知市で講演
◆【朝鮮半島】 統一コストは 最大で6700億ドル
米民間シンクタンクが試算★2 その1
◆【朝鮮半島】 統一コストは 最大で6700億ドル
米民間シンクタンクが試算★2 その2
◆【朝鮮半島】 統一コストは 最大で6700億ドル
米民間シンクタンクが試算★2 その3
◆【朝鮮半島】 統一コストは 最大で6700億ドル
米民間シンクタンクが試算★2 その4
]]>
プーチン政権の謀略・・ロシア版紅衛兵と中央アジア
http://musume80.exblog.jp/1999152/
2005-06-07T00:49:55+09:00
2005-06-15T01:07:34+09:00
2005-06-07T00:51:46+09:00
misaki80sw
その他諸国・国連
☆プーチン“紅衛兵”6万人集め旗揚げ、野党勢力を敵視
ロシアで、プーチン大統領への忠誠を誓う、
官製青少年組織「ナーシ(友軍)」が本格始動した。
厳格な規律を保ち、
ほぼすべての左右野党勢力を敵視するこの組織を、
一部メディアは、文化大革命期の中国の大衆運動に例え、
クレムリンの“紅衛兵”と呼ぶ。
「ナーシ」は先月15日、全国30支部から、
高校生ら約6万人のメンバーをモスクワに集めて
“旗揚げ興行”の街頭行動を決行、
圧倒的な動員力を誇示した。
イズベスチヤ紙によると、
さらに総帥ワシリー・ヤケメンコ連邦委員らは
先月30日、クレムリンで
プーチン大統領との異例の接見を許され、
大統領自身が後見人であることを示した。
「ファシズムからの祖国防衛」と不可解な目標を掲げ、
極左「国民ボリシェビキ党」から、
民主派の日系女性政治家イリーナ・ハカマダ氏まで、
ほぼすべての反大統領勢力を敵視する。
20歳以下の青少年が主体だが、総員数など詳細は不明。
一部で既に
「クレムリンの紅衛兵」の呼び名を付けられた。
だが、紅衛兵運動が当時の毛沢東を崇拝する学生の間で
自発的に広がったのに対し、
こちらは、ウラジスラフ・スルコフ大統領府副長官が
ひそかに作り上げた官製組織だ。
狙いの一つは、グルジアなど
旧ソ連圏で民衆蜂起による体制交代が相次いだ状況を踏まえ、
ロシアで同様事態が起こった時に、
「ナーシ」を「政権側デモ隊」としてぶつけ、
反政府蜂起をつぶす点にある模様だ。
消息筋は、「批判能力を持たない若年の“紅衛兵”で
権力を守ろうとしている」と読む。
(読売新聞)
今日は、プーチン政権の動きを中心に
ロシアと中央アジア情勢について書きます。
キーワードは「謀略」。
「謀略」つながりで話しを進めていきます。
さて、上記ニュースですが、
なんとも強烈ですよね~
ロシア版紅衛兵「ナーシ」。
これがいかなる組織であるか、
検索をかけてみたけど全く不明。
実態がいまいちわからない。
ニュースによるとこの組織を作ったのは
ロシア大統領府副長官のウラジスラフ・スルコフ。
大統領府内の序列は上から4番目。
プーチンの側近は
エリツィンから引き継いだ、
新興財閥を背景とするグループと、
旧KGB人脈の2派に分かれる。
現在、プーチン政権の大統領府副長官は2人いて、
イーゴリ・セチンとウラジスラフ・スルコフで
セチンは旧KGB人脈で
「シロビキ」と呼ばれる軍・治安関係派閥の代表格。
ウラジスラフ・スルコフは
エリツィン政権から引き継いだ人材。
*ロシア:大統領府を大幅に改変
このウラジスラフ・スルコフは
政権与党である「統一ロシア」の発起人の一人であり、
主にプーチン政権の選挙・議会対策など
国内対策を職務としている。
いわば政権の権力維持担当の補佐官である。
その彼が創設した「ナーシ」。
ここまで言えばこの組織が何に使われるか
理解できると思います。
そうです、権力維持の道具です。
プーチンが大好きな謀略の道具。
紅衛兵?
紅衛兵であり、ヒットラーユーゲント。
あるいはナチスの突撃隊。
過日、ロシア全土で吹き荒れた恩典廃止反対デモ。
ロシア政府が旧ソ連時代の各種恩典を
現金支給に切り替えたことをきっかけに
今年の初頭からデモや集会がロシア全土で頻発。
野党勢力が政府不信任案を提出する事態に発展、
プーチン政権はこれにより窮地に陥った。
*ロシア、全土で恩典廃止抗議の25万人デモ・現政権最大
しかし、プーチンは
この反政府運動を切り崩していく。
プーチンは恩典制度廃止の方針を変えず、
恩典に代わる現金支給制度の予算を地方に移管することにより、
地方政府を抗議運動の矢面に立たせた。
混乱拡大を恐れる地方政府は
公共交通の無料乗車制度を復活させ、
年金生活者らの運賃を大幅に割り引くことを決定した。
が、地方政府予算はすでに決定しており、
これら緊急の費用負担を現行予算だけで賄うことはできない。
このため各地の地方首長は、
エリツィン時代からため込んでいる「裏金」を
恩典復活のための緊急支出に充て当座をしのいだ。
ソ連崩壊後、支持率が低迷するエリツィン前大統領は、
地方首長の支持を得る代償として、
地方政府の権限を大幅に拡大させた。
地方首長は警察幹部の任免権なども握り、
「小皇帝」と称されるほどの権勢を誇り、
中央からの統制を形骸化させた。
これに対しプーチンは就任後、
地方首長が上院議員を兼任し国政に影響を与える制度を廃止し、
さらに大統領連邦管区制などの中央集権化政策を推し進め、
地方首長の封じ込めに動いてきた。
彼は恩典廃止に対する抗議運動を利用し、
地方首長がため込んできた「裏金」を吐き出させ、
その力を大幅に削ぐことに成功した。
さらに、当初は
年金生活者がほとんどだった恩典廃止に対する抗議集会に、
徐々に若者らの参加が目立つようになっていった。
これらの若者は揃って
「オリガルヒ(新興財閥)と、
政府内にいるその手先を一掃しよう」
とのプラカードを掲げていた。
これもプーチンの謀略であり、
彼は与党「統一ロシア」の青年組織を動員し、
抗議運動の矛先を新興財閥に向けさせようとした。
恩典廃止に対する抗議デモの反政府エネルギーを、
地方首長と新興財閥に対する攻撃に転化し、
その隠然たる影響力を削ごうとする。
嗚呼プーチン、お見事ですな。
上記ニュースの「ナーシ」は
この手のプーチン流謀略の
道具として使われていくのだろうね。
さて、ロシア国外に目を向けてみましょう。
国内では神業の如き威力を発揮しているプーチンの謀略術も
国外では連戦連敗の有様。
今、ロシアの友好国家群が
次々と米国の謀略により親ロシアから脱落しつつある。
グルジア、ウクライナ、キルギス。
この経緯は以前に書きました。
*激動のウクライナ情勢:その陰には・・・。
*キルギス革命とロシアの憂鬱・・米民主化謀略戦。
さらには先日、
ウズベキスタンでも反政府暴動が勃発、
ウズベキスタン政府はこれを武力弾圧し、
数百人の死者が出た。
*無差別発砲を正当化 ウズベク暴動で大統領
この背後にも米国がいたかは不明だけど、
一連の民衆革命が、
ロシアの与党たる中央アジアの独裁国家群を揺るがしている。
最初に革命が起きたグルジアでは
今、次々にロシアの影響力が排除されつつある。
5月30日、ロシアのラブロフ外相と
グルジアのズラビシビリ外相がモスクワで会談し、
グルジア領内に残るロシア軍が
2008年中に撤退を完了することで合意した。
*グルジアからのロシア軍撤退、2008年中で合意
この撤退に関しては、
グルジアが再三要望していたにもかかわらず、
ロシアは「費用が無い」などと
無茶苦茶な理由で撤退を拒んでいた。
これに怒ったグルジアが
ロシア軍将兵のグルジア国内での移動制限を行い、
ロシア軍基地を孤立化させるぞ、と脅したため、
やむなくロシアも撤退に同意した。
かつてのロシアならこうも簡単に同意しないだろうね。
「お前が撤退費用を払え」とか
あれこれ難癖をつけるでしょうね。
でも、今のグルジアの背後には米国がいる。
ロシアもこれ以上のいちゃもんは無理と
諦めて撤退を決意した。
さらにウクライナ。
革命に成功したユーシェンコ政権は
EUとNATO加盟に向けて着々と布石を打ちつつある。
現在のウクライナのバックには
米国とEUがついており、
ここにもロシアは手出しができない。
なんせ、ユーシェンコ大統領自身の奥さんが
実は元米政府職員。
シカゴで生まれ、シカゴ大学大学院を卒業後、
レーガン政権下のホワイトハウスや国務省に勤務した。
91年にソ連が解体すると、彼女は米政府を去り、
民間団体「米・ウクライナ基金」の指導者になった。
この組織はウクライナの民主化や市場経済移行を促進する機関で、
米国務省やCIAなどから資金供与を受けていた。
その後、ユーシェンコ氏と結婚。
で、先日のウクライナ革命でユーシェンコは
米国などの西側諸国の支援を受けて大統領になった。
ここらへんの米国の謀略の手口は
先日の記事にも書きましたが、
いかにもあからさまなのが笑える。
次にキルギス。
ここも米国発の民衆革命が成功したが、
今、キルギスは非常に困難な立場にある。
革命が成功したのはいいが、
その余波でイスラム急進派が勢力を伸ばし、
さらに隣国のウズベキスタンでも
イスラム急進派と政権が激突し、
難民が流入、非常に不安定な状態に置かれている。
キルギスの首都ビシケクには米軍の基地がある。
しかし、在留米軍の規模は小さく、
このイスラム急進派と共に戦ってくれるわけではない。
革命を支援した米国だが、
そこまでの面倒は見てくれない。
窮したキルギスは、
「上海協力機構(SCO)」に泣きついた。
「上海協力機構」は
ロシア・中国・中央アジア諸国の六ヶ国からなる、
政治・軍事・経済の協力機構。
イスラム急進派の排除は
上海協力機構の組織目的の一つ。
*ウズベキスタン暴動・・上海シックスの衝撃!
キルギス政府は上海協力機構に出兵と駐留を要請した。
キルギス共和国のバキエフ大統領代行は25日、
「ウズベキスタンの反政府暴動で生まれた大量の難民が
キルギス南部に流入しているため、
上海協力機構の加盟国の部隊による駐留に
同意する用意がある」と表明した。
これに対して中国は
現在、出兵を検討しているとのこと。
*中国軍、キルギス駐留検討 独立運動の国内波及阻む
中国としては、米国による革命謀略や
イスラム急進派勢力の浸透を防ぐため、
これを受ける可能性は高いと思うね。
実現すれば人民解放軍の外国駐留は初めてとなり、
中国の中央アジアでの権威は増すでしょう。
一方のロシアは出兵するか?
これに関しては報道が伝わってこないので
何とも言えないけど、
中国が出せば、バランス上、さらに沽券上、
ロシアも出さざるを得ないでしょう。
ロシアにしてみれば
米国の謀略で次々と勢力圏を浸食され、
なんだかんだ言いつつ、
中国が漁夫の利を得るのは実にくだらない。
彼らも対抗上、軍を出すことになるんじゃないかな。
さて、「謀略」をキーワードに
プーチン政権をめぐる、
ロシア国内と国外の情勢を見てきました。
国内ではヒットラーユーゲント顔負けの
青少年団体「ナーシ」を組織し、
そのKGB譲りの謀略術で
着々と権力強化の道を歩むプーチン。
この調子でいけば、数年後には終身大統領、
さらには「執政官」などという名の
皇帝もどきになりかねない。
しかし、国外に目を転じれば
ロシアの柔らかい脇腹である中央アジアに
米国の剣が突きつけられ、
さらにイスラム急進勢力の浸透と
中国の覇権拡張に頭を悩ます。
私は中央アジアでは
謀略の時期は過ぎ去ったと思う。
ウズベキスタンの暴動と武力鎮圧、
さらには上海協力機構軍の出兵と駐留で、
軍事力が事を決する時期が来たと思う。
ロシアや中国にしてみれば
米国の謀略に自らも謀略で抗しようとしても
米国の資金や情報力、
さらには民主主義と自由主義経済の理念には勝てず、
「軍事」という手段で対抗するしかない。
中央アジアでの謀略の季節は終わり、
軍事の季節がやってきた。
*在ロシア日本国大使館サイト
*ユーラシア新世紀:ユシチェンコ夫人にCIAの影
*世界日報サポートセンター:
ロシア地方首長らの裏金の行き先とは?
娘通信♪関連過去記事
*ウズベキスタン暴動・・上海シックスの衝撃!
*キルギス革命とロシアの憂鬱・・米民主化謀略戦。
*激動のウクライナ情勢:その陰には・・・。
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天安門事件から16年・・1989年6月4日
http://musume80.exblog.jp/1993286/
2005-06-05T01:31:59+09:00
2005-06-15T01:07:34+09:00
2005-06-05T01:31:46+09:00
misaki80sw
中国・台湾関連
☆天安門事件から16年、厳戒態勢で追悼活動封じ
中国が民主化運動を武力弾圧した天安門事件から
16年を迎えた4日、北京では、事件で失脚し、
今年1月に死去した趙紫陽・元共産党総書記の追悼活動や、
4月の反日デモのような民衆デモの封じ込めを目指す、
中国当局が厳戒態勢を敷いた。
事件の舞台となった天安門広場は4日、
通常通り一般開放されたが、多数の私服警官が巡回し、
不審者がいないか、目を光らせた。
広場の周辺には、制服警官や警察車両が配備され、
にらみをきかせた。
民主化運動を武力弾圧した事件について、
中国外務省の孔泉報道局長は2日の定例会見で
「16年間の中国の発展が証明する通り、
(政権の対応は)正しかった」と述べ、
事件の評価見直しは行わない方針を改めて確認していた。
(読売新聞)
今日は天安門事件を振り返り、
その経緯を時系列で解説しようかと思ったけど、
あれこれ資料を調べれば調べるほど
こいつは一筋縄でいくような
ヤワな事件ではないなと思いまして、
記述のスタイルをガラリと変えました。
雑談考察系スタイルで語ってみたいと思います。
何故、一筋縄じゃいかんと思ったかというと、
◇天安門に集まった民主派学生と群衆
◇武力弾圧した共産党
この2者を単純に「悲劇の民主派」と
「権力バリバリの共産党幹部」という対立図式で捉えると
あの事件の本質を見誤ると思いました。
天安門事件の簡単な経緯をまず載せておきます。
1981年に中国共産党主席に就任した胡耀邦は、
思想解放を掲げ、改革を推進したが、
党内守旧派の反発を受け、1987年に失脚し、
1989年4月15日急死した。
胡耀邦の死を契機に、
彼の名誉回復を求める学生たちは天安門広場に集まり、
民主化要求を掲げ始めた。
この年の5月4日は五四運動の70周年記念でもあり、
全国からも学生が集まり始めるなど、
民主化運動は盛り上がった。
こうした民主化運動に対して、
趙紫陽総書記が訪朝中の4月24日、
党政治局は「反党・反社会主義の政治闘争」「動乱」と規定。
鄧小平(中央軍事委主席)も同様の認識を示した。
4月26日には人民日報が
「旗幟鮮明に動乱に反対しよう」の社説を掲げる。
この社説に反発した学生は十万人デモで応じた。
折りしも5月15日から18日にかけて
中ソ首脳会談のための
ゴルバチョフソ連大統領の訪中が予定されており、
ペレストロイカの旗手への期待も高まって
民主化運動はいっそう膨れあがっていった。
5月13日、天安門広場でハンストに突入。
北京大学学生の王丹が宣言を読み上げた。
広場からの撤退を求める当局と学生との対立の中で、
事態打開を図ろうと知識人らによる、
仲介工作も行われたが不調に終わった。
こうした中で、ゴルバチョフが5月15日に訪中。
天安門広場は連日100万人を越える学生や
市民で埋め尽くされた。
知識人もデモに大挙して参加、
厳家祺は「独裁者は辞職せよ」と鄧小平打倒まで宣言した。
5月18日には趙紫陽、李鵬が
ハンストで入院中の学生を見舞った。
2人は翌19日にも天安門広場を訪れ学生と対話したが、
事態の打開には至らなかった。
懸命に学生を説得する趙紫陽と
渋面の李鵬の姿が対照的だった。
5月20日、北京に戒厳令が敷かれた。
戒厳令に抗議するため
23日には100万人デモが敢行された。
状況が緊迫する中で、
24日には広場防衛指揮部が発足。
総指揮は北京師範大学の女子院生だった柴玲が就いた。
31日には美術大学の学生によって作られた、
「民主の女神」も登場するなど
広場での座り込みは続けられた。
6月3日、
人民解放軍の戒厳部隊が北京中心部へ進行開始。
6月4日未明、武力鎮圧を開始。
天安門広場周辺の長安街などでは
軍と学生・市民が衝突する事態が発生、
多くの犠牲者が出た。
事件後、共産党は天安門事件を「反革命暴乱」と規定。
趙紫陽は総書記を解任された。
総書記の後任には事件に直接関与しなかった、
上海市党委員会書記の江沢民が抜擢された。
鄧小平の指示によるものだった。
*現代中国ライブラリィ:
天安門事件(6・4事件、第2次天安門事件)・・参照
これが、ざっとした経緯です。
この中で、まず、共産党内部の動きを書いておきます。
2001年に流失した通称「天安門文書」という、
共産党の極秘内部文書があります。
以下、当時の産経新聞から。
☆天安門事件 首脳部の暗闘暴露 米国で書籍刊行
議事録など生々しく
一九八九年六月四日に中国・北京で起きた、
天安門事件をめぐる当時の中国共産党首脳部の動きを
会議の議事録や報告書、通話記録などの
内部資料から再現したとされる書籍、
『天安門文書』が八日、米国で刊行された。
同書は、当時の最高実力者だった、
トウ小平中央軍事委主席や、
同氏を中心とした長老グループが、
党政治局常務委員会の上に立つ形で
五月二十日の戒厳令発令や六月四日の
学生らに対する武力行使などを指揮、
さらには戒厳令に強く反対した趙紫陽党総書記の失脚や、
江沢民・上海市書記の後任総書記就任への
道筋をつけたことを初めて明らかにしており、
事件に対する評価などに影響を与えることになりそうだ。
(産経新聞一月十日朝刊)
この文書は、発表当時かなり話題となりましたが
そこから共産党幹部の言動を抜粋します。
◎1989年5月13日
趙紫陽と楊尚昆が鄧小平宅を訪問。
◇鄧小平中央軍事委主席
「動乱は一カ月にもなり、老同志たちは心配している。
発展には安定が必要で、決心すべきだ。
ゴルバチョフ(ソ連共産党書記長)の訪中期間(15日~)
天安門広場の秩序を保たねば、
国際的イメージを守れない」
◇趙紫陽総書記
「広範な学生会は事の重要性を理解しており、
歓迎式で騒ぎを起こすことはないと思う。
対話を通 じて解決したい」
◇鄧小平
「動乱の根は単純ではない。
ブルジョワ自由化分子もいる。
われわれはプロレタリア独裁の原則を緩めず、
西側式の多党制を拒絶する」
◎5月16日
政治局常務委員会にて。
趙紫陽と李鵬の会話。
◇趙紫陽
「学生のハンストが四日目に入った。
彼らの要求の一つは
4月26日の人民日報社説の修正であり、
これに応じるべきだ」
◇李鵬首相
「それは違う。
社説の矛先は、学生運動を利用して騒ぎを拡大し
共産党と社会主義に反対しようとする、
ごく少数の下心を持つ連中に向けられている」
◇趙紫陽
「デモ参加者がますます増えているのは
『動乱』のレッテルが受け入れられないからだ」
◇李鵬
「社説の重要部分は
鄧小平同志の4月25日の談話であり、
それを動かすことはできない」
◎5月17日午前
政治局常務委員会(鄧小平宅にて)。
◇李鵬
「趙紫陽同志には
今日の事態を招いた最大の責任がある。
北朝鮮訪問中も4月30日の帰国後も、
人民日報社説を支持していたのに、
5月4日のアジア開銀総会の後、態度を変えた。
いまだに彼らはわれわれの基本制度に
反対してはいないなどと言っている」
◇姚依林副首相
「趙紫陽同志が昨日、ゴルバチョフに
『最高決定権は鄧小平にある』との秘密決議を話したのは
責任を鄧小平同志に転嫁しようとするものだ」
◇趙紫陽
「弁明させてほしい。
アジア開銀での演説は外国の投資家を安心させる目的で、
同席した楊尚昆、喬石、胡啓立同志らの感想も良かった。
鄧小平同志の件は、
これまでも外国の指導者に話してきたことだ」
◇鄧小平
「趙紫陽同志、
君の5月4日の演説は転換点だったな。
以来、学生運動は悪くなる一方だ。
われわれは当然、
社会主義民主制度を建設しなければならないが、
急いで事を進めるわけにはいかない。
これが動乱でなくて何なんだ。
事態が進めば、
われわれはみんな軟禁されてしまうだろう。
考えぬいた末、解放軍を入城させ、
戒厳令を実施する結論に達した」
◇趙紫陽
「私にとってそれは困難だ」
◇鄧小平
「少数は多数に従え!」
◎5月17日夜
政治局常務委員会(中南海)の会談内容。
◇趙紫陽
「戒厳令を敷くべきかどうか」
◇李鵬
「今朝の会議で鄧小平同志が決定している。
私は賛成だ」
(姚依林が賛成、趙紫陽、胡啓立が反対、
喬石が中立の立場を表明)
◇楊尚昆国家主席
「この結果を鄧小平同志や
他の長老に報告し決めてもらおう」
◇趙紫陽
「私の職務は今日で終わった。
鄧小平同志らとの観点が違い、
みんなに迷惑をかけた。辞職する」
◇楊尚昆
「君の態度は正しくない。団結すべき時だ」
◎5月18日
八大長老らが会合。
北京に戒厳令施行(20日)を決定。
欠席した趙紫陽に非難集中。
◎5月27日
八大長老が鄧小平宅で会合。
◇鄧小平
「子細に比較検討した結果、
江沢民同志は合格だと考える。
陳雲、李先念と私は
江沢民を総書記にすることで一致したが、
みんなの意見はどうか?」
(王震国家副主席らが賛成発言、
李瑞環天津市書記と宋平党中央組織部長を
政治局常務委員に昇格させることも決まる)
◎6月2日
政治局常務委員会と長老六人の会合。
◇李鵬
「北京市党委員会と国家安全部の報告では、
戒厳令施行後、今回の動乱を起こした学生らは
計画的、組織的に天安門広場占拠の
陰謀を立てていたことが分かった。
米中央情報局(CIA)を含む米大使館員が
学生らと接触しているほか、
台湾の情報員も紛れ込んでいる。
彼らの目的は共産党と社会主義の転覆だ」
◇王震
「くそったれどもめ!
軍を出して反革命分子をとっ捕まえろ」
◇鄧小平
「動乱の背後には国際勢力が関与している。
西側は人権がどうのと言っているが、
アヘン戦争で中国を侵略して以来、
中国人の人権をどんなに踏みにじってきたことか!」
◇李鵬
「一刻も早く行動に移り、
天安門広場から学生を一掃しなければいけない」
◇鄧小平
「今晩、広場の一掃を開始することを提案する。
二日以内に完了すればよい。
学生らに広場から立ち去るよう説得し、
彼らが拒絶したら、その結果 は彼らの責任だ」
以上です。
この後、6月3日午後から戒厳部隊が実力行使開始、
4日未明に天安門広場は制圧されました。
ここで補足しておきますが
当時の中国共産党は一種の集団指導体制で
この後の江沢民や胡錦涛の時と違って、
党総書記・軍事委主席・国家主席・首相などの職位は
一人の最高指導者が兼任する体制は取ってません。
さらに非公式な権威として
「八老体制」というものを作ってました。
これは鄧小平を中心とした八人の共産党の長老、
鄧小平・陳雲・李先念・彭真・鄧頴超・楊尚昆、
薄一波・王震によって構成されており、
党指導部に対するお目付役でした。
この集団体制は、
文革時に毛沢東に権力が集中し、
惨禍を招いたとの経験から
鄧小平が意図的に権力を分散させた結果です。
しかし、この天安門事件で
権力を分散をした結果、
速やかな対応ができなかったとの反省から、
また元の権力集中制に戻しています。
さて、上記の共産党幹部の言動を見ると、
実に生々しいものがあります。
武力制圧に傾く鄧小平。
それに反対する趙紫陽。
趙紫陽が失脚する過程がハッキリと分かります。
さらに、李鵬と鄧小平の発言の中に
「米中央情報局(CIA)を含む米大使館員が
学生らと接触しているほか、
台湾の情報員も紛れ込んでいる」
「動乱の背後には国際勢力が関与している。」
との言葉がありますが、
おそらく、これは事実でしょう。
米国のみならず、
他の西側諸国や台湾・ソ連などの諸国は
この天安門の民主派と一定の接触はもっていたでしょう。
特に一番の利害関係を持つ米国と台湾は
この運動を自国にとって有利な状況に
誘導しようとしていたでしょうね。
また、共産党幹部の中で
この事態を己の権力拡大に利用しようという動きも
当然の如くあったでしょうね。
文中でいろいろな幹部が
鄧小平の動きを支持する発言をしてますが、
これを奇貨として
自分を売り込む動きや打算があったでしょう。
さて、次に民主派の動きです。
あの事件が起こった時、
全世界は、
民主派=善、純真な自由希求勢力
共産党=悪
という図式で捉えていました。
そして、天安門において
数千人単位で学生や労働者が虐殺されたという情報が
流布していました。
しかし、それほど物事は
単純ではないことが分かってきました。
まず、虐殺された人数ですが、
諸説いろいろありまして正確なところは分かりません。
ただ事件直後に流れた数千人単位の死者説は
どうも誇張や風説が混ざっているようです。
虐殺が行われたとされる天安門広場は
事件当時に喧伝されたほど死者が出ておらず、
むしろ広場周辺の長安街で多くの死傷者が出たようです。
日本では「天安門広場での虐殺」が定説となってますが
それとは違う角度の意見を以下に記載しておきます。
あの時、天安門広場に最後まで残った西側マスコミは
スペインのTV局の記者でしたが
彼は後に「学生たちは安全に広場から退去し、
一人の死傷者も出なかった」と証拠のビデオを提出しました。
また、アメリカのABCテレビは事件後の6月27日夜に
「天安門の悲劇」という番組を放送しました。
この番組の中でABCの取材チームが撮った、
膨大なビデオを詳細に点検したところ、
天安門広場などでは、
中国軍兵士の銃口は群衆には向けられておらず、
もっと上方に向かって発射されていました。
このため、銃弾に当たって倒れたとみられる人は
だれ一人、ビデオには映っていなかったとのことです。
さらにアメリカの人権組織である
「アジア・ウォッチ」のメンバー1人が
最後まで学生と共に広場に残ってましたが
彼は後に香港紙に寄稿し、
「そこにはパニックを示すようなものはなく、
なにか虐殺が起こったことを示すような
微かな兆候さえもなかった」
と書いています。
これは当の学生運動のリーダー達も
事件2周年後の91年7月パリに集結して開催した、
「歴史的回顧と反趨セミナー」において、
「天安門広場へ続く長安街では
至るところで死傷者が出たが、
広場内部では大量虐殺を見た学生たちはいなかった。」
との認識で一致しています。
正直、諸説が分かれていて、
「幻派」から「大虐殺派」までいる構造は
南京大虐殺と全く同じで、
私としてはどれを信じていいのか分かりません。
ただ、事件直後に世界的に流布した、
「数千人単位の死者」「手当たり次第の虐殺」説は
どうも無条件では
信じられるようなものではないということです。
まあ、当の中国共産党が
「死者は三百数十人」と発表してますから
それ以上であることは間違いないようですが・・。
次に、民主派の指導層ですが、
これも「民主化の理想を追求する善なる学生達」と
一括りにはできないようです。
あの学生運動のリーダーであった、
ウーアルカイシや柴玲は
今や海外の中国民主化組織の中では
完全に信望を失っています。
彼らが、事件直前に天安門を脱出し、
他の学生を見捨てて米国に亡命したというのも一因でしょうが、
彼ら指導層について調べてみると
いろいろな思惑が渦巻いており、
ドロドロしたものがあるようです。
事件当時、西側諸国では
民主化運動のリーダー達は
持ち上げられ、賞賛されましたが
実は学生側に一貫した指針と戦略がなく、
デモの打ち切りのタイミングも考慮せず、
その人間関係の軋轢が
内部抗争までに発展しかねない状況に置かれてました。
たとえばリーダーの柴玲ですが、
事件後、世界に対して流血の惨事を涙ながらに訴えましたが、
彼女は事件前、天安門広場において
西側メディアのインタビューに答え、
「政府を追い詰めて人民を虐殺させなければ、
民衆は目覚めない。
だけれど、私は政府に殺されたくないので
広場から逃げます」
と語っています。
この映像はしっかりと残っています。
結局、彼女の言葉通り
人民は虐殺され、柴玲は逃げたわけですが
私は彼女の発想というか戦略を
無条件で非難する気はありません。
冷徹に考えれば同意できる部分もあります。
あの「天安門の虐殺」後、
西側は中国に対して硬化し、
一斉に経済制裁を行います。
中国は冬の時代を迎えます。
この対中経済制裁網に対して、
日本が「中国を孤立化させるな」とのスローガンのもと、
媚中派の政治家や外務省が動き、
天皇の訪中を行い、制裁緩和を他の諸国に働きかけます。
また、米国は米国で
当時は日米の経済戦争が熾烈で
米国は本気で「覇権の危機」を感じ、
日本を叩こうとしてましたから、
これに対抗する意味での「中国」に注目していました。
また、中国市場の魅力にも惹かれていました。
結局、日米両国が徐々に制裁緩和の方向に動き始め、
馬鹿馬鹿しくなった当時のEC(欧州経済共同体)は
この動きを追認し、
西側諸国の経済制裁はなし崩しに崩れます。
あれから十数年が経ち、
EUの対中武器輸出緩和に対して、
日米両国が「中国の強大化につながる」と
猛反対していることは
大いなる皮肉と言えるでしょう。
EUにしてみれば
「日米は身勝手な連中だ」となるでしょうね。
あの天安門事件後に
西側諸国が経済制裁と締め付けを持続していれば
窮した中国共産党は倒れた可能性があります。
この意味において柴玲の
「政府を追い詰めて人民を虐殺させなければ、
民衆は目覚めない」
このセリフは
「虐殺」の宣伝効果を狙ったもので怜悧そのものですが、
実際に、事件の惨劇に震撼した西側諸国が
経済制裁に走ったわけで、
うなずける部分はあると思います。
天安門広場に集った100万の群衆を
あえて人柱に仕立て上げ、犠牲の血祭りとすることで
共産党を追いつめていく。
ただ、リーダーである自分は
こんなとこで死ぬわけにはいかないので
さっさと逃げますよと。
この非情さには思わず引いてしまいそうですが、
あの強大な中国共産党を倒すには
そのぐらいのシビアな感覚は必要なのかもしれません。
時は過ぎゆき
かの事件から16年の歳月が流れました。
もし、天安門事件が民主派の勝利に終わり、
その民主化要求が入れられた場合、
いったい中国はどうなったか?
これを想像してみるのも一興だと思います。
鄧小平はあの事件を「権力抗争」と捉え、
このまま放っておけば「我々が軟禁される」と言いましたが、
私は民主派が勝つ道は
共産党内の改革派と手を結ぶことしか、
無かったと思います。
体制外の勢力が体制を倒すことは
なかなか難しいことです。
自前の武器と組織を持ってないからです。
これを補う方法は、
1,体制内の一派と結ぶ
2,外国勢力を引き入れる
この2つです。
民主派の学生達は
2の米国の支援を期待していたのでしょうが、
中国のような大国に対して
陸続きでもない米国が
素手を突っ込んでいくのは困難なことです。
事実、米国は事件に対して
直接の介入は行いませんでした。
民主派を見捨てました。
彼らは偵察衛星で全てを見ていたんでしょうけど。
あの場合、残る選択肢の1、
「体制内の一派と結ぶ」
これ以外に無いわけです。
特に軍の支持を得ることが必要でした。
彼らがこれに行い、革命に成功し、
民主化を中国にもたらしたとしたら、
中国はバラ色になったでしょうか?
難しいところですね。
私は民主主義という制度を
万能の理想的な制度だと思ってません。
打ち出の小槌のような
何でもかなえてくれる制度だとは思ってません。
他の諸制度と比較して
ベターな制度だと思ってますが、
完全無比な制度だとは思ってません。
あの事件で民主派勢力が勝利した場合、
私は数年から十数年、
中国は混沌と秩序の破壊の時代を迎えたと思います。
新たな王者が登場するまで
かの国は全土暴乱の時を迎えたと思います。
さて、民主派を弾圧したことで
権力の座を維持した中国共産党ですが、
私はこの強権政党は
すでに歴史的役割を終えたと見ています。
かの党の役割とは「統一」と「秩序の回復」でした。
中国を統一し、軍閥割拠の分裂状態を終わらせ、
外国勢力の侵入を防ぐ。
これが彼らの歴史的役割でした。
新中国誕生から半世紀を経て
彼らの役割は終わりました。
市場経済の進展と資本主義化により
古びたマルクス主義の綱領を抱えている彼らは、
すでに時代から取り残された存在です。
この状況に対するには、
滅ぶか、自己変革をするか、
どちらかしかありません。
市場経済に対して中途半端に同化し、
完全なる自己変革を拒否する彼らは
時代の中から退場していくでしょうね。
天安門事件で彼らは民主派を鎮圧して
十数年、命を長らえましたが、
この状況は長くは続かないと思います。
*六四天安門事件 - Wikipedia
*現代中国ライブラリィ
天安門事件(6・4事件、第2次天安門事件)
*趙紫陽と現代中国:All About
*天安門文書:張 良 (著)
*インターネット行政調査新聞:腐敗横行の中国内部
*89年天安門事件における「虐殺」説の再検討
*天安門:THE GATE OF HEAVENLY PEACE
*大紀元時報:六四天安門事件写真シリーズ(1)
*combat.ch ! 天安門事件
娘通信♪関連過去記事
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*中国の環境汚染、2つの事例・・貧困と経済至上主義
*中国、人身売買の実態・・無知と貧困と悪徳と。
*中国、直訴制度と土地強制収容。
*中国、農民暴動の頻発・・農村の実情は?
]]>
韓国漁船違法操業事件・・ゴネ得と節義
http://musume80.exblog.jp/1990160/
2005-06-03T23:16:46+09:00
2005-06-15T01:07:34+09:00
2005-06-03T23:16:32+09:00
misaki80sw
韓国・北朝鮮関連
☆<韓国漁船>漁業法違反認め、船長身柄は韓国に
日韓合意
長崎県対馬沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内で
韓国漁船が対馬海上保安部の検査を
拒否して逃走した事件で、
海上保安庁と韓国海洋警察庁は2日、
漁船側が漁業法違反(立ち入り検査忌避)容疑を
認めることを条件に、
漁船と船長の身柄を日本側に引き渡さないことで合意した。
日本側の船艇は同日午後6時過ぎに
現場海域から撤収を始めた。
両国の船艇が韓国のEEZ海域で
にらみあう異常な事態は
発生から約40時間を経て解消された。
第7管区海上保安本部(北九州市)によると、
対馬海上保安部の海上保安官を乗せたまま逃走した、
韓国のアナゴ漁船「シンプン」(77トン)の
鄭旭現(チョンウクヒョン)船長の事情聴取は
韓国海洋警察庁の係官が主に行った。
7管による聴取は鄭船長が同法違反に該当する事実が
あったことを認める書面を提出する際に実現したという。
鄭船長は担保金50万円の保証書を提出した。
担保金はEEZ漁業法で定められた制度で、
支払えば身柄拘束などを免れることができる。
対馬海上保安本部は今後、
鄭船長を長崎地検厳原支部に書類送検する。
船長が略式起訴され、これに出頭しない場合、
担保金は没収される。
海保側は当初、
鄭船長の身柄の引き渡しを主張したが、
方針を撤回した。
「政府、本庁の判断によるもの」(7管)としている。
一方、韓国の海洋警察庁は「漁船は侵犯したが
冷凍機の故障で操業できる状態ではなかった」
との調査結果を発表。
「日本の海上保安官が漁船乗組員に
暴行したことへの謝罪と漁船の損害賠償2000万ウオン、
(約213万円)の要求が合意文に盛り込まれた」
と明らかにした。
しかし、7管の桧垣幸策・企画調整官は
「まったくのでたらめ。文書でも口頭でも
そうした合意は取り交わしていない。
そんなことだったら合意していない」と断言した。
(毎日新聞)
まず、経緯から書いておきます。
◎31日23時半頃
対馬の北東約五十キロ、
日本の排他的経済水域(EEZ)内で
対馬海上保安部の巡視艇「たつぐも」が、
アナゴ漁をする韓国漁船「シンプン号」を発見。
たつぐもが停船命令を出したが、
シンプソン号は逃走。
たつぐもは船を併走させ強行接舷し、
海上保安官3名が「シンプソン号」に飛び移る。
この時、保安官1名が海上に落下。
後に巡視船によって救助される。
海上保安官2名は扉のガラスを割って操舵室に入り、
停船させるためにスロットルレバーを操作しようとしたが、
乗組員が抵抗して保安官2人を羽交い締めにしたり、
体当たりを加えたりして激しく抵抗。
シンプソン号は保安官2名を乗せたまま
そのまま逃走を続けた。
◎1日1時55分、
シンプン号は韓国EEZ内に逃げ込み、
韓国海洋警察庁の警備艦に横付けして停船。
たつぐもも現場海域に急行し、シンプン号に接舷。
シンプン号に乗っていた保安官2名はたつぐもに戻る。
日本側は日本EEZ内での不法操業を理由に
船長の現行犯逮捕と船体引き渡しを要求。
韓国側は「こちらで検査する」として拒否。
以後、この海域に日韓の巡視船・警備船が集結し
にらみ合いが続く。
◎1日午後、
韓国の潘基文外交通商相は
同国を訪問中の逢沢一郎外務副大臣との会談で、
韓国側が事実関係を調査するとし、
日本側に現場から離れるよう要請。
漁船に違法行為があった場合は必要な措置を講じると発言。
一方、外務省の谷内正太郎次官は
「この問題について韓国側と最終調整中だ」と述べた。
◎2日午前、
韓国の盧武鉉大統領は関係閣僚による会議を開き、
「双方の交渉過程で感情的な対立とならないよう調整し、
相互の主権と利害を尊重した上で、
合理的に解決してほしい」と指示。
細田博之官房長官は記者会見で、
「海上保安庁と韓国海洋警察庁は
これまでも協力しながら海洋の安全を守ってきた。
円満解決することを期待している。」と述べた。
◎2日午後
海上保安庁と韓国海洋警察庁は
漁船が漁業法違反(立ち入り検査忌避)容疑を
認めることなどを条件に、
船と船長の身柄を韓国側に引き渡すことで合意。
漁船の船長や乗務員に対しては
韓国側の警備艦の上で任意の事情聴取を実施。
船長は立ち入り検査忌避を認めた上で、
50万円の担保金を支払うとの保証書を提出。
◎2日17時、
双方の巡視船・警備艇が現場海域から引き揚げる。
ざっと、これが経緯ですね。
感想?
「情けない」の一言。
この問題のポイントは、
◎犯罪者とその母国のゴネ得を許したこと。
◎犯罪者とその母国がグルだということ。
この2点。
日本側の対応には全く問題はない。
海上保安庁は日本のEEZ内で立ち入り検査をしており、
その際、韓国漁船は一時的に保安官2人を「拉致」した。
国際法上から見ても捜査権は日本にあるのは明々白々。
そもそも、この海域は
韓国漁船の密漁がまかり通っており、
過去にも何度もトラブルが発生してきたが、
韓国はこれに対して有効な手を打ってきてない。
まあ、私がああだこうだ言うより
現場の海保の保安官や漁業関係者は
怒り心頭でしょうね。
私は巡視船から海保保安官が
漁船に飛び乗るテレビの映像を見たけど、
あれは命がけだよ。
実際、一人は海に落ちてるしね。
第7管区海上保安本部は
この「外交的手打ち」に落胆したという。
以下、7管幹部のコメント。
「今回のような行為がまかり通れば、
現場は混乱に陥る。残念だ。
韓国には、日本の主権を侵した船舶を
取り調べる根拠法令がないはずで、
どのような法律に基づいた行為なのか明示すべきだ」
「身柄の引き渡しを巡って紛糾するなど、
多くの課題を残した。
必ずしも前例とはしたくない結果であり、
今後、韓国側と協議したい」
彼らの怒りと落胆がよく分かるよ。
一方の韓国・蔚山海洋警察は取り調べの結果として
◇漁船は日本の排他的経済水域(EEZ)内で
操業していなかった。
◇漁船は当時冷凍機が故障した状態で
操業ができる状況ではなく、
漁具も格納庫にしまった状態だった。
◇日本側のEEZを1.5~3マイル侵犯したのは事実。
と発表。
そりゃ、捜査したのは韓国側なんだから
なんとでも言えるでしょうよ。
さらに
「事件発生当時に日本の保安官2人が
甲板長と船長の2人を殴打したほか、
日本の巡視艇が3回にわたり体当たりしたため
漁船側に2000万ウォン相当の財産損失が発生した。
日本側に謝罪と賠償を要求するとともに、
同様の事態が再発しないよう求めた」
とのコメントを出した。
これには海保も反論し、
「まったくのでたらめ。
文書でも口頭でもそうした合意は取り交わしていない。
そんなことだったら合意していない」
と断言。
さらに細田博之官房長官も暴行を否定し、
「海上保安官がエンジンを停止させようとした際、
抵抗した船員ともみ合いになった」
「停船措置はやむを得ない最低限の措置」
と述べ、
海保の対応に問題はなかったとの認識を示した。
韓国の世論は例によって
「韓国漁船を守れ!」と怪気炎をあげ、
戻ってきた漁船乗組員を英雄扱い。
単なる犯罪者だろ、こいつらは。
さらに漁船船長が、海保の保安官によって
頭をヘルメットと警棒などで5分間に渡って殴られ続けたと、
船長の写真を韓国マスコミが公開。
これが5分間に渡って
殴られ続けた顔なんですか?
単に気分が悪い人に見えますが?
嘘つくならもっとましな嘘をつけ!
だいたい、船員10名・海保保安官2名の状況で
どうやって五分も殴り続けられるわけよ?
むしろ、2名の保安官の方が
よほど恐怖を感じたでしょうね。
この船員連中は図にのったようで、
事件後、海保相手に
損害賠償請求訴訟を起こすことを決めたそうな。
さらに、これを擁護した蔚山海警所属の30名に対し、
韓国海洋警察庁長は表彰することを決めたそうな。
その表彰理由は、
「事態の初期、蔚山海警警備艇の速やかな対応により、
韓国漁民と船を守ることができた。
また、韓日間の長期間にわたる海上対置の状況の中、
国の自尊心を守った功労を認め
海洋警察庁長が表彰者選定を指示した」
だそうです。
・・・ちょっと私、
爆発しそうです。
こうやって全体の流れを見ていると、
問題が発生
↓
日本に非はなく、相手に非あり
↓
何故か、日本が譲歩して落着
このパターンは日本のお家芸となりましたね。
この事件もそうだし、
対韓外交・対中外交、全てが全て。
良く解釈するならば、
その根底に日本風の「和をもって尊しとなす」
という価値観があるのでしょう。
トラブルは避けて、穏便に仲良くしましょうね、と。
でも、こういうことを続けてたら
国家の原則はどうなるよ?
主権と国益はどうやって守るよ?
昨今、中国が
反日暴動や潜水艦の領海侵入事件などで
無法行為を繰り返し、
何故か日本は強硬に抗議しないというパターンが
まかり通っているけど、
これと全く同じ構図だよ。
根底は全く同じ。
さらに国益や国家を越えて
一個の人間として見ても、
こういう日本の態度は間違っているよ。
即ち、悪を増長させている。
今回の事件を見た多くの日本人が怒っていることは、
「日本人として情けない」
「政府は主権を守る気はあるのか!」
これもあるけど、
それ以外に、一個の人間としての正義感から
怒ってる部分があると思うよ。
つまり、日本とか韓国の立場を離れて
一個の人間として考えてみても、
犯罪者がゴネにゴネて、
それを片方の政府が擁護し、もう片方の政府が譲歩する。
なんだよ、悪いことをやっても違法操業をやっても
所詮ゴネて嘘をついた方が許されてしまうのか。
この構造自体が腹が立つじゃないか。
私は善悪二元論で物事を斬ることは好きじゃないけど、
あえて言わせてもらうならば、
悪を増長させては駄目なんです。
悪を増長させることは間違っている。
間違いを犯した者を許容し、
その行為に対して譲歩する。
これをやってると、以後、同じ事が相次ぐでしょうね。
「ゴネた方が得」だと。
間違った者はきっちりと裁いて、
善悪を明確にしなければ駄目です。
あんたの行為は間違ってるよ、と。
先日の中国の反日暴動にしても、
潜水艦の侵入や東シナ海のガス田の件にしても同じです。
副首相のドタキャン騒動にしてもそうです。
どう考えてもこちらに非はなく、相手に非があるならば、
「あんたの行為は間違っている」とハッキリと言わなきゃ。
相手に謝罪させなきゃ駄目です。
で、こっちはつまらない譲歩はせずに
最後まで原則を貫くことです。
日本政府はダッカの航空機ハイジャック事件で
この教訓は学んだはずでしょう?
間違った相手にエサを投げちゃ駄目だと。
悪を増長させては駄目だと。
該当案件に関して自らを振り返り、
全く自分に非が無く、相手に非があるにもかかわらず、
自分から譲歩して事を穏便に収めようとする発想は、
悪を増長させ、その発想自体が罪悪であることを知るべきです。
この手の小手先の事態収拾策を、
日本は戦後の対中外交・対韓外交で行ってきました。
結果はどうなったか?
連中を増長させただけ。
日本相手なら「ゴネ得」が有りだということを
認識させてしまっただけ。
非が非にならず、むしろ得になることを
覚えさせてしまっただけ。
この意味において、
戦後の日本外交に欠けているものは
「義」という理念です。
即ち、
正しき者は毅然とせねばならない。
悪に対して妥協せず、増長させない。
という発想です。
まあ、この種の善悪二元論的感覚は
確かに日本の精神風土では芽生えづらいでしょう。
キリスト教圏やイスラム教圏において
意識されやすい発想だと思います。
だけど、日本も、
江戸期の武士道においては
「節義」という概念が重要視されていました。
正しさを貫くという価値観です。
今回の韓国漁船違法操業事件において、
日本政府は節義を貫くことはできませんでした。
己が正しいにもかかわらず、
「外交的決着」という名の譲歩を
犯罪者とそれを擁護する隣国に対して行ってしまいました。
以後、同じ事は相次ぐでしょう。
漁船が違法操業をしても
韓国側EEZに逃げ込めばいいわけで、
抑止効果など全く無に帰すでしょう。
この決着の弊害は大きいと思います。
*海外漁業情報:日本の排他的経済水域における
外国漁船の操業および取り締まり状況について
*厳選!韓国情報:日韓違法漁船問題に迫る。
これが韓国という狂国の正体だ!Part1
*厳選!韓国情報:日韓違法漁船問題に迫る。
これが韓国という狂国の正体だ!Part2
*平沢「譲歩するな」海保2人“拉致”韓国漁船引き渡し
「国際法上も捜査権ある」
*「漁民に暴力行使とは…」憤怒するネチズン
*国際派日本人養成講座:マスコミに葬られた海難事故
*相次ぐ玄界灘海難事故と日本のマスコミ
娘通信♪関連過去記事
*外務省次官「韓国は仲間外れ」・・本当のこと言っちゃった
*韓国紙、呉善花女史を攻撃・・小児病的民族主義
*盧武鉉、外交転換発言の真意は?・・米経済と韓国軍部
*韓国、親日言論処罰法案・・隣国を見限る時。
*韓国、竹島問題・・亜細亜東方の悪友を謝絶する
*島根県「竹島の日」条例成立・・韓国狂乱反日火病
*盧武鉉、日本に謝罪と賠償要求・・漢文風日韓史。
]]>
本日の補欠ニュース 2005/06/01
http://musume80.exblog.jp/1985390/
2005-06-02T04:30:23+09:00
2005-06-15T01:07:34+09:00
2005-06-02T04:32:09+09:00
misaki80sw
補欠ニュース
<本日の更新>
◇歴代媚中派総理「靖国自粛を」・・失政のお歴々。
今日は雑談抜きでいきます。
<国際>
◆「抗日戦争」被害、体験談求む
人民日報が社告-中国
つまり、叩きネタ探しというわけですか。
で、新キャンペーンはいつからで?
◆<中国機関紙>「小泉首相が孔子の論語を曲解」と非難
中共に孔子を云々されたくないね。
「仁・義・礼・智・信」
一つたりとも貴国の政治に
該当する要素がありますか?
逆にいいことを教えてあげましょう。
「苛政は虎よりも暴なり」と。
◆北朝鮮「飢饉に備え農業に従事せよ」
食料および燃料不足が深刻な北朝鮮では、
最近、国家総動員令が発令され、
数百万人の都市住民を農業に動員させていると
現地の消息筋が31日、明らかにした。
この状況を見ていると、
日本の経済制裁はかなり効くと思うよ。
経済制裁の効果を考える際に
普通の国を前提に考えては駄目。
相手は腐食した朽木だよ。
◆対日の韓国「恥辱の歴史清算」
反民族行為究明委が発足
歴史法廷の開催で~す。
隣国の愚行を眺めつつ、
民族性や国民性の違いに関して
しみじみと感慨にふけりましょう。
◆学校内での兵士募集活動を拒否
米の市立高父母会
そろそろ厭戦気分が拡大する頃だろうね。
出口が見えない戦争ってつらいもの。
日中戦争なんかその典型だったし。
◆米国がウガンダでイラク要員募集か
地元紙の報道で波紋
例のPMC(民間軍事企業)でしょう。
もう一回、どこかで特集記事を書きたいですね。
現代軍事の諸相みたいな感じで。
◆北朝鮮が国境に電波遮断装置!?
中朝国境から携帯が持ち込まれて
北朝鮮国内の地下ルートで広まっている。
これを北の指導層は
かなり危険視してるみたいね。
<国内・政経>
◆来年3月に初の迎撃実験 ハワイ沖、模擬弾狙う
ミサイル防衛の
共同技術研究を進める日米両政府が、
イージス艦に搭載する海上配備型迎撃ミサイル(SM3)の
初の共同迎撃実験を来年3月、
ハワイ沖で模擬弾を標的に行うことで
大筋合意していることが分かった。
北の核問題があるから、
防衛庁は焦ってるでしょうね。
◆「北京五輪ボイコットを」石原都知事が英紙に
キタワァ━━━━━━(n‘∀‘)η━━━━━━ !!!!!
閣下、恐い者無しですな。
◆自民「親中派」相次ぎ訪中へ 橋本元首相や野田氏
一方、媚中派は北京詣で。
◆国産航空機、海外を開拓・新明和は欧州に飛行艇
もう一回、
キタ━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━━!!!!
日本の航空機メーカーが海外市場の開拓に乗り出す。
新明和工業は海上自衛隊の救難飛行艇を
消防用として欧州市場に売り込む。
川崎重工業など航空機各社は、
防衛庁が開発中の哨戒機・輸送機を
民間旅客機に転用する方向で検討に入った。
昨年末の武器輸出3原則の緩和で
海外販売の障壁が低くなったためで、
60年代に活躍したプロペラ機「YS―11」以来の
国産機の輸出再開を目指す。
慶賀、慶賀♪
良いことですよ。
新明和が売り込む飛行艇とは救難飛行艇「US―1A改」。
有名な「US―1A」の改良タイプ。
*水陸両用飛行艇「US-1A改」:
新明和工業株式会社
二式大艇以来、
飛行艇技術は日本が世界一でしょう。
自信を持って売ってちょうだいな。
<国内・社会>
◆クール・ビズ どこまで軽装広がるか
クール・ビズ。
発想は良いと思うけど、
どうして役人は英語が好きなんだ?
っていうか、安直に英語に頼りすぎ。
<IT系>
◆幻ではなかった――auシカ、沖縄で公式発表
一部で話題となった「auシカ」
これだそうです↓
沖縄限定のキャラ。
慶良間諸島の出身だそうです。
◆デル:問題Eメールに懸命の釈明も、抗議相次ぐ
米デル社のセールスマンが、
IBMパソコンのユーザーに対して
「中国政府の支持につながる」ことを理由に、
デル社製パソコンの購入を促す、
Eメールを送信した件について、デルは31日、
「会社として、そのように考えているわけではない」
との声明を発表した。
これ、デルの一部営業の暴走みたいですね。
確かに商道徳に反するかもしれないけど
実際、聯想に買収されたIBMなんか
もう買う気も起きないね。
◆サンコー、“レアモノショップ”で
EMS付き光学式マウス“筋肉マウス”を発売
珍品メーカーのサンコーレアモノショップ。
今度は「筋肉マウス」の発売。
“筋肉マウス”には、
USBケーブルの途中から分岐したケーブルの先に
EMS用の粘着パッド(2枚)が付けられており、
粘着パッドを肩や腰、腹部、大腿部などの
鍛えたい部分に貼り付け、
マウス本体のスイッチをオンにすると
電気刺激が粘着パッドに伝わるようになっている製品。
マウスとの関連性がよく分からん (^^;)
*サンコーレアモノショップ
<仰天・面白系>
◆拳銃を突きつけられ「テレビが直るまで帰さないわよ!」と
脅迫された悲惨な家電修理屋さん
銃を突きつけられながらも、
マイヤー氏は会社へ電話連絡を入れたという。
その電話で彼は店の担当から
「新品のテレビと交換することにしましょう」
との提案を受けた。
それをバンガルに伝えたところ、
その対応に彼女は大変喜び、
ようやくマイヤー氏は開放されたとのこと。
お疲れ様でした m(__)m
<その他>
◆<若貴亀裂>「理想の兄弟」もう戻れず…?
なんだか、この一家は分裂だね。
・・悲しいなあ。
◆ビートルズゆかりの孤児院閉鎖
レノンの遊び場、ヒット曲生む-英
ビートルズの名曲、
「ストロベリーフィールズ・フォーエバー」。
♪ Living is easy with eyes closed,
misunderstanding all you see ♪
なんか久々に聴きたくなったなあ。
<他のサイト・ブログ紹介>
◆軍事情報:制服が作った軍事用語英和辞典
この軍事用語辞典は凄い d(>_< )Good!!
早速、ダウンロードしてみたけど
用語が豊富だし、検索が無茶苦茶早いね。
純軍事用語以外でも
たとえば「NSA」と入れてみると、
National Security Agency
国家安全保障局;米国防総省機関、通信情報担当、
'52創設、SIGINT収集活動、暗号作成・解読等を実施、
エシュロンの中核機関、
所在地=9800 Savage Road,
Fort George G. Mead, Md. 20755
<情>(DoD MCTL'00/08/31)(DoD JTRS'00/07/31)
http://www.nsa.gov/
と、一秒もかからずに表示される。
これは重宝するぞ~
って、ミリオタ以外はいらないか (^^;)
◆西尾幹ニのインターネット日録:
日録が生まれ変わります
西尾幹二さんのブログ「日録」が
リニューアルするとのこと。
内容は西尾氏執筆以外にも
読者の方からの投稿もどしどし受け付けるとのこと。
我こそはと思う人は
文章書いて送ってみてはどうでしょうか?
◆桜 魂:男女参画基本法 法改正視野に検討
自民・安倍氏
安倍たんがジェンフリを痛烈批判!
「基本法そのものについても検討していきたい。
基本法と条例やジェンダーフリー教育の
因果関係も見ていきたい」
「基本法に暴走するDNAが
埋め込まれているのではないか」
よくぞ言ってくれました!
男女共同参画基本法をさっさと廃止してくれ~。
あの法は獅子身中の虫。
国が内から腐っていくのを見るのは
もう耐えきれない。
<今日のAA>
◆金総書記の息子・正哲氏の身体に変調?
胸部が膨らみ「女性的な状況」に
◆自民「親中派」、相次ぎ訪中へ 橋本元首相や野田氏
◆石原知事、英紙に「北京五輪ボイコット」
◆【韓国】「漁民に暴力行使とは…」憤怒するネチズン
]]>
歴代媚中派総理「靖国自粛を」・・失政のお歴々。
http://musume80.exblog.jp/1984236/
2005-06-01T21:35:15+09:00
2005-06-15T01:07:34+09:00
2005-06-01T21:37:01+09:00
misaki80sw
日本(政治経済)
☆首相経験者ら、靖国参拝自粛求める
河野洋平衆院議長は1日、
議長公邸で自民党の森喜朗氏ら首相経験者と懇談し、
小泉純一郎首相の靖国神社参拝について
「慎重の上にも慎重に対応すべきだ」との認識で一致した。
一方、公明党の神崎武法代表は同日の記者会見で、
首相が同党の反対を押し切る形で参拝した場合、
「連立の基盤に悪影響がある」と表明。
与党内で参拝自粛の声が強まり、
首相は一段と苦しい対応を迫られそうだ。
河野氏との懇談には、
森氏のほか橋本龍太郎、村山富市、宮沢喜一、
海部俊樹の各氏が出席。
河野氏が「昨今の近隣諸国との急速な関係悪化は
とても看過できない。
その大きな原因の1つに小泉首相の靖国神社参拝がある」
と指摘したのに対し、
森氏らも首相の参拝自粛が必要との考えを示した。
(時事通信)
森喜朗、橋本龍太郎、村山富市、宮沢喜一、
海部俊樹、そして河野洋平。
・・・こ、これは失政政治家のコレクションですか? (ーー;)
題して「媚中な僕ら」。
サブタイトルは
「紅の傭兵と歴代失政首相の愉快な仲間達。」
◆海部俊樹
1991年の湾岸戦争時、
時の内閣総理大臣海部俊樹は
サダム・フセインのクゥート侵攻と
湾岸情勢の悪化に右往左往し、
同盟国米国からの支援要請にもろくに応えられず、
人は出せないから金を出すと、
10億ドル単位の金を
事態の悪化と米国の苛立ちと共に小刻みに乱発し、
結果、合計130億ドルの巨額の拠出をしながら
米国はもとより、多国籍軍からも、
当事者のクウェートからも感謝されることはなかった。
*湾岸戦争から十年を経て
◆宮沢喜一
鈴木善幸内閣時の1982年6月。
「教科書が侵略を進出に改めた」との誤報事件が起き、
当時の宮沢喜一官房長官は誤報であるのもかかわらず、
中韓の圧力に屈して「宮沢談話」を発表し、
これが教科書検定の際の
「近隣諸国条項」をくっつけるもととなった。
総理大臣になった1993年には、
官房長官の河野洋平が
なんの証拠もないのに
政府と軍による「慰安婦の強制連行」を認めてしまった。
いわゆる「河野談話」。
*教科書問題の発端「世紀の大誤報」の真実
*宮沢喜一の略歴と教科書問題
*河野談話
◆村山富市
1995年1月、阪神大震災。
時の内閣総理大臣村山富市は
まともな対策を打ち出せず、後手後手にまわり、
劫火の炎の中で6千名以上が亡くなった。
同年3月、オウム真理教による地下鉄サリン事件。
首相としてろくなリーダーシップも発揮できず、
左翼論調にひっぱれてオウムに破防法を適用せず、
あれだけの大量殺戮テロをおこした団体が
いまだに「任意団体」として活動を継続中である。
同年8月、村山談話を発表。
「植民地支配と侵略によって、多くの国々、
とりわけアジア諸国の人々に対して
多大の損害と苦痛を与えた」
「痛切な反省の意を表し、
心からのおわびの気持ちを表明する」
と、戦後18回目の謝罪を行った。
*阪神・淡路大震災 - Wikipedia
*オウム真理教 - Wikipedia
*村山談話
*近聞遠見:「村山談話」は生きてるか
◆橋本龍太郎
海部内閣の大蔵大臣在職時、
あの悪名高い「総量規制」を行い、
バブル崩壊の幕を開いて引責辞任。
首相在任中は、
消費税率を5パーセントに上げて消費を冷え込ませ、
バブル経済崩壊後、緩やかに回復軌道に乗りつつあった、
日本経済の足を引っ張る結果になった。
1996年のペルー 大使館人質事件では、
ペルー政府側の強行突入を予測できず、
「人命第一」を呪文のように唱え、
世界の失笑を買った。
1997年には、
中国政府公安当局に在職していた、
中国人既婚女性との交際が発覚。
翌年の1月20日の衆院予算委員会で、
自由党の西村眞悟議員の質問に対して、
「彼女は衛生部通訳」
「人妻のプライバシーに配慮して欲しい」
などとシレっと答えた。
しかし、同年の「諸君」6月号で
「橋本首相『中国人女性』とODA26億円の闇」
と題するレポートが掲載され、
この女性と対中ODAをめぐる、
首相に対する中国側の工作が綿密に書かれている。
*永田町コンフィデンシャル:「諸君!」6月号がスクープ!
あ~もう、こういう羅列を見ると情けなくなるね。
森喜朗氏は短命内閣だったから
面倒くさいから書かないよ。
この連中に共通するのは
◇ヘタレ首相で媚中派
◇バブル崩壊後の日本経済再生に失敗した
この2点だな。
特に後者の場合、
この連中がリレーのように政権を受け継ぎ、
その都度、経済失策を繰り返して、
いよいよ日本経済は傷を深めていった。
この失政総理のお歴々を
あの「紅の傭兵」こと河野洋平が集めて、
小泉総理の靖国参拝を非難したという。
しかし、現在の中国の行状を見るに
君らのやってきた対中外交が
完全に失敗だったのは明々白々。
天安門で中国人が大量虐殺されても
「中国を孤立させるな」と天皇陛下に訪中させ、
莫大なODAをつぎ込み続け、
それから十数年の月日を経て
経済成長を遂げた中国は
日本に対して舐め放題のやり放題。
この連中はどの面下げて
いまだ国政に口を突っ込むつもりなのか?
己の失政と無能の数々を反省して
とっとと田舎に帰って隠棲しろ。
そろいも揃って皆、60歳を越えてるんでしょ?
いい歳して恥ずかしく思えよ。
見識もなく、能も無く、
気概も無く、節義もなく。
この馬鹿馬鹿しき面々が相集いて対中外交を語る。
無能政治家、議長公邸に集い、
媚中の怪気炎をあげる。
世人は皆失笑す
な~んて感じですか。
素敵な会合ですこと。
*海部俊樹 - Wikipedia
*宮澤喜一 - Wikipedia
*村山富市 - Wikipedia
*橋本龍太郎 - Wikipedia
*森喜朗 - Wikipedia
*河野洋平 - Wikipedia
*日本の戦争謝罪発言一覧 - Wikipedia
娘通信♪関連過去記事
*中国反日暴動・・対中外交の失敗と国家戦略の転換
]]>
本日の雑談&補欠ニュース 2005/05/30
http://musume80.exblog.jp/1979706/
2005-05-31T03:50:55+09:00
2005-06-15T01:07:34+09:00
2005-05-31T03:52:39+09:00
misaki80sw
補欠ニュース
<本日の更新>
◇仏国民、EU憲法を拒否・・統合化と国家主権
ブログの左にある写真欄ですが
多少飽きてきたので
←新しいやつに変えてみました。
これ、三国無双のお気に入りキャラ、
星彩ちゃんなんですね~。
思わず萌えてしまったので(笑)
しばらく、ここに載せておくことにしました。
不評だったら元に戻します (^^;)
さて、今日は早々に補欠ニュースに移ります。
<国際>
◆米軍、イラクのスンニ派穏健政党党首を誤認逮捕
イラクのイスラム教スンニ派政治勢力を代表する、
穏健派政党「イラク・イスラム党」の
モフセン・アブドルハミド党首が30日未明、
バグダッドの自宅で米軍に逮捕され、
同日午後までに釈放されるという騒ぎがあった。
イラク駐留米軍当局は同日、
誤認逮捕だったことを認め、遺憾の意を表明した。
米国、これはシャレになってないよ。
こんな微妙な時に、
ことあろうにスンニ派の大物を誤認逮捕するとは・・。
前に少し書きましたが、
*イラク情勢再激化・・移行政権と米国の泥沼
イラク・イスラム党のアブドルハミド氏は
スンニ派の代表的人物の一人。
ただでさえ、政権中枢に登用されてないと
スンニ派が不満たらたらの状況で、
こないだイラクに来たライス米国務長官も
ジャアファリ首相に
「スンニ派を政権に取り込むように」と
アドバイスしたばっかりなのにね。
誤認逮捕した相手と言い、
タイミングと言い、まさに最悪。
これ、思わず陰謀説が頭を駆けめぐりました。
◆首相候補に女性党首選出 総選挙で独野党
ドイツキリスト教民主同盟(CDU)女性党首の
アンゲラ・メルケル氏。
彼女はコール元首相の秘蔵っ子的存在で
もともとは東ドイツ出身の物理学者。
外交的には米国との同盟重視派で、
現シュレーダー首相とは対極的存在。
この人が首相になったら、
今回のフランスのEU憲法否決とあわせて、
EUの統合と政治化に
ますますストップがかかるでしょうね。
◆<ロシア>グルジア領内の軍基地撤収
08年中終了で合意
ロシアのラブロフ外相は30日、
モスクワでグルジアのズラビシビリ外相と
会談後の記者会見で
「グルジア領内の露軍基地撤去を
08年中に終える」と述べ、
各基地を撤収する合意内容を明らかにした。
やっと撤収ですか。
当初、ロシアは
「金が無いから撤退はできない」と
もの凄いことを言ってたんだよね (^^;)
◆【中国】外貨管理局:貿易名目ホットマネーへの規制強化
外貨管理局は27日付で、
貿易活動の支払いなどの名目で
中国に流入している国際ホットマネーに対する、
規制を強化することを発表した。
これ、ただでさえ元の切り上げと共に、
外資の投機資金が
一斉に引き上げのタイミングを狙ってるのに、
それに拍車をかけることにならないかな?
◆7世紀にロケット開発? 北朝鮮「世界最初」と主張
( ゚Д゚)ポカーン・・・
◆ジャカルタ米大使館の見取り図、サイトに掲載
ジャカルタの米国大使館が
爆弾テロの標的になる恐れがあるとして
26日から臨時閉館した問題で、
同大使館の見取り図と具体的な攻撃方法の手引きが
ウェブサイトに掲載されていることが分かった。
国家警察のダイ・バクティアル長官によると、
米大使館の閉館は、東南アジアのテロ組織、
ジェマア・イスラミア(JI)幹部の爆弾専門家、
ドクター・アズハリ容疑者が
大使館の見取り図を入手したためで、
同サイトの存在が閉館の直接の原因になったと見られる。
テロ組織の情報収集網は
案外、強力なんですな。
◆日中摩擦、Wストリート・ジャーナル紙論評
「対日要求は横柄」
同社説は、中国の対日戦略として
(1)政府が無力を装って大衆を動員する義和団方式
(2)道義的により高い立場を目指すアピール
を挙げ、「その二つとも失敗したため、
中国はいまや新しい策略を試みている」と指摘。
なるほど。
鋭い分析だなあ。
◆軍需産業を民間企業に開放
国防科学技術工業委が新規定
北京青年報によると、
条件を満たせば、外資系企業や合弁企業も
軍需分野に参入できることから、
対中武器輸出の解除をめぐって
米国から外交的圧力を受けている、
欧州連合(EU)域内の軍需産業が
合弁などの形で迂回的に武器や技術を
中国に売り込む道が開ける可能性も出てきた。
これは由々しき問題。
日本政府よ、
このニュースに注目すべし!
◆盧大統領「マスコミの権力乱用に制御装置が必要」
この盧武鉉氏って
けっこう恐るべき男かもね。
私は最初、
ヘタレの見識不足の政治家かと思ってたけど、
意外に意図的にやってる気がしてきた。
可能性としては五分五分ぐらいじゃないかな。
<国内・政経>
◆春暁ガス田を詳細説明=共同開発提案が焦点
日中の東シナ海協議始まる
どうせ中国は譲らない。
強硬路線しか今の中国はとれない。
国内のコントロールができないから。
彼らが譲らないことを前提にして
日本も言うだけ言って帰ってくればいいよ。
◆人権擁護法案:自民反対派が対案策定
委員に国籍条項
私としては対案なんか出さずに
廃案の方向で押し切ってほしかった。
妙な対案を出せば
またどこで利用されるか分かったもんじゃない。
◆A級戦犯の自発的分祀で解決を
靖国問題で中川国対委長
◆「靖国、中国は内政干渉でない」与謝野政調会長が見解
君らは相当のヘタレだな。
◆自民党チーム案:北朝鮮核実験なら
国連決議なくとも制裁
大いに賛成だけど、
問題は首相がこれを受けるかだね。
<国内・社会>
◆「安易にお金借りないで」ティッシュ配ってPR
消費者金融のCMは規制すべき。
あんなもん電波に乗せて流しちゃ駄目。
安易に借りたら後で死ぬほど苦労するよ。
◆カラス対策、目くらましで黄色いごみ袋
大分・臼杵市
黄色いゴミ袋というから、
東京の各地で使ってる、
有料用の茶色っぽい袋を連想したけど、
これ、写真で見たら、
もろに真っ黄色いやつなんだね。
ちょっとした工夫で
効果があるもんなんだなあ (^^*)
<IT系>
◆GMO メディア、Blog で育てるたまごキャラクタサービスを開始
Blog 管理者が自分の Blog に貼れる、
「ブログアクセサリー」として、
たまごから育てたキャラクタを
コレクションできる「ブログエッグ」サービスを開始した。
ちなみに、こっちが開発会社のサイト↓
*ブログエッグ:-mypop-
なんだか分からないけど、
オラ、わくわくしてきたぞ(笑)。
<仰天・面白系>
◆2億7千万年前の巨石に「中国共産党亡」の文字
これ、マジすか? (^^;)
<他のサイト・ブログ紹介>
◆遠藤浩一覚書:
再び言ふ、「細田サン、シツカリしてください」
◆拾い猫日記:
A級戦犯の事実を知らずして批判するなかれ
両者とも、
靖国とA級戦犯に対する論考。
非常に勉強になりました m(__)m
◆13Hz!:ホントにブログをやることに
メリットなんてないの?
実際、書かれてるとおり、
アクセス数ばかりがブログの値打ちじゃないですよ。
メリットで言えば
そりゃ金銭にはビタ一文つながりませんが、
書くということが良い刺激になるんですね。
人様に見せるものを書かなきゃいけないから
こっちも必死になって資料読んだり、
「う~む」と考え込んだりするわけで
それが自分にとっていい勉強になるんですよ。
モチベーションにつながるといいますかね。
自分の知識と見識を磨くには
ブログって絶好のツールだと思いますよ、ホント。
◆極東ブログ:EUが終わった
極東ブログがもの悲しく
EUへの弔歌を奏でています。
<今日のAA>
◆【北朝鮮】朝鮮中央通信
「ウリナラはロケット宗主国」 その1
◆【北朝鮮】朝鮮中央通信
「ウリナラはロケット宗主国」 その2
◆【北朝鮮】朝鮮中央通信
「ウリナラはロケット宗主国」 その3
◆日本政府が韓国被保険者に渡した保険補償金を
韓国政府が使い込み★2 その1
◆日本政府が韓国被保険者に渡した保険補償金を
韓国政府が使い込み★2 その2
◆【韓国】谷内発言問題で政府は強硬論と現実論を
上手く妥協させ、慎重を期した-中央日報
◆在韓米軍、第2師団3個大隊のうちの1個大隊を解体
戦車140台から55台へ その1
◆在韓米軍、第2師団3個大隊のうちの1個大隊を解体
戦車140台から55台へ その2
]]>
仏国民、EU憲法を拒否・・統合化と国家主権
http://musume80.exblog.jp/1979221/
2005-05-31T00:08:15+09:00
2005-06-15T01:07:34+09:00
2005-05-31T00:09:58+09:00
misaki80sw
その他諸国・国連
☆EU憲法、フランス国民がノン
欧州連合(EU)憲法の是非をめぐって
29日に行われたフランスの国民投票は即日開票の結果、
賛成45%、反対55%の大差で憲法批准を否決した。
同憲法の否決はEUで初めて。
EU憲法は全加盟国が批准しないと発効しないため、
憲法は見直しまたは破棄に追い込まれる可能性もある。
過去半世紀、
欧州統合をドイツとともにけん引したフランスが
国民投票で同憲法を否決した影響は大きく、
欧州統合の停滞でEUは政治危機に直面することになった。
30日未明(日本時間同日朝)に
内務省が発表した最終集計結果(確定)によると、
賛成は45・13%、反対は54・87%。
今回の国民投票では、
憲法の内容自体より、EUの行方が問題になり、
投票率はマーストリヒト条約をめぐる国民投票、
(1992年9月、70・51%)と
同程度の69・74%に達した。
有権者は、国際競争力向上のための構造改革で、
社会福祉制度の質が低下することを恐れたうえ、
EU拡大で中・東欧諸国からの安い労働力が流入すれば、
現在10%超の失業率がさらに高まる、と懸念。
特に工場労働者や農業関係者らが多数、反対に回った。
(読売新聞)
フランスでEU憲法否決。
これにはEU統合派の面々はショック大きいだろうね。
なんせフランスはEUの先駆けにあたる、
EUSU(欧州石炭鉄鋼共同体)の頃から、
欧州統合の牽引車として統合を引っ張ってきた存在。
そのフランス国民が否定しようとは・・。
EU=欧州連合 (European Union) は
欧州統合の中心的な役割を果たしている超国家機構。
加盟国は25ヶ国。
アイルランド、イギリス、イタリア、オーストリア、
オランダ、ギリシア、スウェーデン、スペイン、
デンマーク、ドイツ、フィンランド、フランス、ベルギー、
ポルトガル、ルクセンブルク、エストニア、キプロス、
スロバキア、スロベニア、チェコ、ハンガリー、
ポーランド、マルタ、ラトビア、リトアニア。
設立に至る経緯は以下。
◇1951年:欧州石炭鉄鋼共同体 (EUSC)
↓
◇1958年:欧州経済共同体 (EEU)
↓
◇1967年:欧州共同体 (EC)
↓
◇1992年:欧州連合 (EU) *マーストリヒト条約
この流れで拡大してきた。
その組織構成は、
◆欧州理事会(加盟国首脳会議):最高意志決定機関
◆欧州議会:立法
◆欧州委員会:行政
◆欧州裁判所:司法
さて、今回否決されたEUの新憲法。
そもそも、どういう内容なのか?
その骨子をあげておくと、
◇欧州理事会の政策決定方式の変更
◇ヨーロッパ大統領と外相を常時設置。
◇欧州議会に一定の立法権を与える。
◇EUと加盟各国の主権の範囲を規定
◇ヨーロッパ市民基本権憲章を付記。
この5つ。
それぞれ細かく解説します。
<欧州理事会の政策決定方式の変更>
欧州理事会ってのは
EU加盟各国首脳による会議。
EUの最高意思決定機関。
ここで、EUの
外交・軍事・司法・財務・教育等の
政策を決定する。
ここは今まで全会一致で物事を決定してきた。
しかし、EU憲法では
「二重多数決方式」と言うものに変わる。
◇加盟国数の55%の賛成
◇賛成国の人口がEU総人口の65%以上
この2つをクリアしないといけない。
今、EUは25ヶ国だから
55%ってことは14ヶ国以上の賛成が必要。
さらに、この賛成各国の総人口が
EU総人口の65%以上であること。
今のEUの総人口が約4.5億人。
つまり、約3億人は必要ってこと。
この人口加味の多数決方式がミソで
大国が有利になるということ。
<ヨーロッパ大統領と外相を常時設置>
今は各国輪番制の議長のみだが、
新憲法下では大統領と外相を設置。
大統領と外相は欧州理事会の多数決により、
2年半の任期で選ばれ、1回だけ再選が可能。
大統領たって
それほどの権限があるわけではないが
対外的な顔となるし、
欧州理事会の多数決で選ばれることから
EU内の大国(仏・独・英・伊など)の影響力が増す。
<欧州議会に一定の立法権を与える>
欧州議会はEU国民の直接選挙で
選ばれた議員によって構成されている。
732議席で、任期は5年。
今までは議会に予算承認権は与えられていたものの、
政策に関しては単なる諮問機関にすぎなかった。
これが新憲法下では、立法権が与えられる。
ただし、欧州理事会の同意が必要。
<EUと加盟各国の主権の範囲を規定>
1,EUの管轄分野
◎ユーロ圏の通貨政策
◎共通通商政策、国際通商協定
◎関税同盟
◎共通漁業政策の下での海洋生物資源保護
2,EUと各国政府の共同分野
◎城内市場政策
◎自由・安全・裁判の分野
◎農業および漁業政策(海洋生物資源保護を除く)
◎運輸政策、汎欧州ネットワーク
◎エネルギー政策
◎社会政策
◎経済・社会・地域結束政策
◎環境保護政策
◎消費者保護政策
◎公衆衛生
3,EUが各国の政策の支援、調整、
補足的な活動を行う分野
◎産業政策
◎健康保護・増進政策
◎教育、職業訓練、青少年保護、スポーツ
◎文化
◎市民保護
<ヨーロッパ市民基本権憲章を付記>
新憲法では、ヨーロッパ市民の基本的人権を定めた。
刑事上の適正な手続き、死刑の廃止、
プライバシー権、知的財産権の保護など。
ざっとこんなもんでしょうか。
まあ、見て分かると思うけど
この新憲法は、
「一層の統合を深めましょうね!」
「大国主導で運営するよ!」
という2つが眼目。
今、EUは25ヶ国に増えてしまって、
その意志決定に、いちいち全会一致でやってたら
それこそ決まるものも決まらない。
これに危機感を感じた仏・独あたりが
新憲法の制定に動いたわけだけど、
肝心のフランス国民がこれを拒否したわけね。
この後、オランダ・イギリス・チェコ、
さらにポーランドで国民投票が行われる。
ここらへんも要注目だけど、
この新憲法草案は、仮に拒否されたとしても
別に廃案になるわけではなく、
そういう規定があるわけではない。
一部を軽く修正した上で
シラクさんあたりが来年に
「もういっぺん投票やりましょう」と言っても
別段、法的には何の問題もないわけで
たぶん彼は、ほとぼりが冷めた頃に
また再投票をしようと思ってるだろうね。
さて、取りあえず、統合化の流れが
いったん頓挫してしまったEUですが、
今度は国際情勢の観点から見てみましょう。
まず、EU自体は統合が遅れるか、
あるいはこのまま中途半端な状態で固定してしまうか、
どっちかだね。
仏での国民投票による否決だけでなく、
隣国のドイツでは、シラク大統領と二人三脚で
EU統合を進めてきたシュレーダー首相が、
今、支持率が急落し、政権存亡の危機に襲われている。
これなんかもEU統合へのマイナス要因となるでしょう。
意外に、各国の国民にとって統合ってのは
国家主権制限への危機意識が強いみたいね。
私は、EUと各国のエネルギーの方向性からすると、
分裂するか中途半端に固定する可能性が半分だと思うし、、
これ以上の統合が進捗するならば
かなり中央集権的な超国家が現出すると予想します。
結局ね、各国の主権意識が強いわけです。
だから失敗する可能性も高いし、
逆に統合化に進むならば
この主権意識や各国の利害を統制しないといけなくなるから、
極端な中央集権国家が出来上がると思うよ。
案外、戦慄の強権ヨーロッパが
誕生するような気がします。
次に各国の思惑ですが、
米国とロシアはニヤリ、中国ガッカリ、
ってとこでしょうか。
米国は、EU統合化に伴い、
欧州に対して自分のコントロールが
効きづらくなることを恐れている。
イラク戦争あたりから独仏がでかい顔してるのも
このEUをバックにしてるわけで
EUの拡大・統合は米国にとってはマイナス。
さらにドルの基軸通貨の座を
ユーロに取られかねないとう恐れもあるもんね。
ロシアは自分の版図であった東欧やCIS諸国が
次々とEUに加盟していき、
自分の勢力圏が浸食されていくのを恐れている。
ロシアは自分が一方の雄だと思ってるからね。
他人の軍門に下るという発想はない。
中国は、EUの台頭により米国を牽制し、
世界を多極化の方向に持って行こうと思ってたわけで、
今回の投票結果はショックだったでしょう。
ことに武器と宇宙では
この両者は盟友の関係ですから。
*EU、対中武器輸出解禁の動き・・仏独枢軸と日米台。
*中国、EU「ガリレオ計画」に参入・・天空の欧中同盟。
では、日本はどうか?
う~ん、難しいですね。
米国の衰退に備えて
ユーロという一時避難場所があることは望ましいけど、
EUがあんまり強力になるのも困る。
ことにEUの中枢たる仏独は
中国と密接な関係にあるわけで、
今回の投票は痛し痒しといったとこでしょうか。
*欧州連合 - Wikipedia
*外務省サイト:欧州連合
*駐日欧州委員会代表部
*EU(欧州連合)の基礎知識:All About
*EU憲法草案と「小国」の懸念:
国際貿易投資研究所
*EU憲法:日本国際問題研究所
*ニュースにみる21世紀のヨーロッパ:
EU憲法案の全貌
娘通信♪関連過去記事
*EU、中国への武器輸出を解除へ・・「雄藩」の台頭。
*EU、対中武器輸出解禁の動き・・仏独枢軸と日米台。
*イラク戦争の様々な観点:大量破壊兵器とユーロ建て決済
*中国、EU「ガリレオ計画」に参入・・天空の欧中同盟。
*「ベルリンの壁復活を望む」・・ドイツ、東西統合の蹉跌
]]>
本日の雑談&補欠ニュース 2005/05/28
http://musume80.exblog.jp/1974022/
2005-05-29T05:56:27+09:00
2005-06-15T01:07:34+09:00
2005-05-29T05:53:45+09:00
misaki80sw
補欠ニュース
<昨日と今日の更新>
◇民主党の妄言と東京裁判・・「戦犯」とは何か?
◇外務省次官「韓国は仲間外れ」・・本当のこと言っちゃった
◇日本海海戦から百年・・完勝と世界史の転換
夜も更けて参りました。
っていうか、ほとんど朝ですが。
今週は忙しかったです。
とにかく多忙でした。
仕事ね、仕事。遊びじゃありませんよ。
毎日、MSオフィスと格闘して
いい加減にうんざりしましたね。
そもそも私は一太郎派なんだから。
おかげで今月の更新は40記事を切りそうですね。
去年の10月が最高で95記事ですから、
その4割しかいきませんでした。
まあ、95なんていう数字の方が異常だけど (^^;)
コメントのレスも遅れてます。
明日は日曜でゆっくりできるので
記事を書くかどうかは分かりませんが、
コメントのレスは書きたいと思います。
さて、先日、
「国家と情報機関」シリーズの3を書きました。
*国家と情報機関 その3・・防衛庁情報本部
次回はいよいよ公安警察に突入です。
ラインナップとしては3回に分けて、
1,公安警察の概要
2,スパイ養成・潜入等の工作の手口
3,北朝鮮との死闘
この3本柱でいこうかと考えてます。
ただ、あくまでも予定ですから、
実際にそのとおりに成るかは保証の限りにあらず。
特に3に関しては資料集めに難航してまして
書けるか否かは微妙な状況です。
今日は最後に「日本海海戦」について書きました。
私自身のコメントはできるだけ省いて
史実のみを追っかけてみました。
最初は、日本海海戦と日露戦争の意義を
政治的・軍事的に滔々と語ろうと思いましたが、
そんなもん他のブログで
見たらいくらでも書いてたので
うちは史実勝負で書きました。
ここで少しコメントするならば
日本海海戦百周年という事で
それなりに催しとかあったみたいですが、
ちょっと、あの程度じゃ寂しいですね。
あの海戦が世界史と日本史に
どれだけのインパクトを与えたか、
そして軍事的にどれだけ希有な偉業であるか。
それを考えた時に
本来ならば首相以下が参列して
百周年のイベントを行うべきです。
海自の船は全部揃って
海上でパレードでもやるべきです。
君らの先輩でしょ。
あの戦史は国家の財産です。
あの戦いで日本が負けていれば
間違いなく日本はロシアの半属国状態となったでしょう。
対馬・壱岐はロシアに割譲されたでしょうね。
韓国は間違いなくロシア領となり、
中国はロシアと英国の角逐の場となったでしょう。
世界史的には、
日本の戦勝によって白人勢力の膨張が止まりました。
それ以上に、欧米国家は
有色人種の国が世界史のプレーヤーとして
台頭しつつある現実を、
世界最大の陸軍国家ロシアの敗北という、
衝撃をもって味あわされました。
確かエジプトのナセルだったと思うけど
彼が少年時代に
バルチック艦隊の支隊が
スエズ運河を通って極東に向かいました。
ネボガトフ少将の第三太平洋艦隊で、
旧式戦艦を中心とした艦隊です。
それが日本海海戦で完膚無きまでに叩かれ、
ボロボロになった敗残の船がヨロヨロと
スエズ運河を通ってロシアに帰っていったそうです。
ナセルは少年の頃のその記憶が
一生、脳裏から離れなかったそうですね。
彼は後にエジプトを英国の支配から脱し、
スエズ運河の国有化を断行しましたが、
彼の如く、日露戦争での日本の戦勝は
世界各地で多くの人々の心に火をつけました。
さて、本日の補欠ニュースです。
今日はちょっと短めに。
<国際>
◆米大統領、脱北者体験記に心痛める…北へ妥協なし
◆北の拉致、米超党派議員が「テロ」と非難の決議案
ブッシュ米大統領が、脱北者の体験記を読み、
北朝鮮の人権問題の惨状に心を痛め、
側近にも同書に目を通すよう促していることが分かった。
北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の再開問題を巡り、
中国がブッシュ政権にも
北朝鮮へ歩みよるよう求めているが、
「脱北者の本に胸を痛めるブッシュ大統領が
独裁者の金正日総書記に大きく譲ることなどない」
(外交筋)との見方が強まっている。
この情報を流した人間の意図は何か?
ズバリ、雰囲気づくりですよ、雰囲気作り。
米国は戦争前には
必ずこういう世論相手の雰囲気作りを行う。
シレっとした顔をして奇襲をかけるより、
雰囲気を高めに高めてから戦争に突入する。
これぞ米国の常套手段。
◆韓国向かうステルス戦闘機
米国防部が26日、
F-117ステルス戦闘機15機を
韓国に配備すると明らかにした中、
F-117Aナイトホークステルス戦闘機1機が
ニューメキシコ州の空軍基地を離陸し、
韓国に向かっている。
準備着々。
◆北の工業団地でファッションショー 韓国人気女優も出演
韓国の衣料品大手、信元は25日、
韓国土地公社や現代グループが
建設を進めている北朝鮮の開城工業団地で
26日に同社製品のファッションショーを
行うと明らかにした。
嗚呼、呑気だね。
◆北の食糧価格が急騰
一方の北朝鮮では食料価格が急騰中。
◆イラク・米軍5万人動員、近くバグダッドで大掃討作戦
ここのところの治安悪化に
ようやく米軍が本腰。
イラク軍4万人+米軍1万人の混成部隊。
ようやくイラク軍も数個師団を動かすだけの
実力を身につけたわけね。
◆<中国>副首相帰国問題での日本側対応を一定評価
にゃ~にが評価じゃ!
その口で言うか バキッ!!( -_-)=○()゚O゚)アウッ!
<国内・政経>
◆F15戦闘機 沖縄配転 平成20年度 対中抑止力を強化
西方シフトはいいけど
3年後じゃ遅すぎるよ。
ホント、悠長だよな~。
<IT系>
◆『iTunes』を使わずに『iPod』を管理
パソコンへのコピーも
「iTunes」はいいソフトだと思うけど、
重すぎるのが玉に瑕。
これ、日本語版がでないかなあ。
◆「優勝者はビル・ゲイツに会える」コンテスト
ゲイツもいい気なもんだよ。
◆あおぐと光る“発電うちわ”
圧電発電技術を応用し、
うちわをあおぐ力で発電して
LEDを発光させるとのこと。
これを扇ぐと、
こう光る。
で、こっちがメーカーサイトね。
*日新電機株式会社:イベント&ニュース
これ、洋風ものとかも作れるだろうし、
案外、応用パターンが多いかもよ。
<仰天・面白系>
◆ダース・ベイダー、女性に股間の「暗黒面」を見せつける
◆ダース・ベイダー、各地で現金を奪う
◆ダース・ベイダー、シートベルトをせず注意される
Tokyo Fuku-blogの帝国の逆襲3連発。
あまりの馬鹿馬鹿しさに大笑いしてしまった。
<他のサイト・ブログ紹介>
◆軍事情報:『「インテリジェンス」を一匙
情報と情報組織への招待』
元内閣情報調査室長の大森義夫氏が
情報機関関係の本を出したとのこと。
買ってみようかしら。
この人、いろいろ資料でも見たけど、
評価が二分してるね。
辣腕と言う人もいれば、
内調の任務をいたずらに拡張し、
政治家に密着しすぎた、と悪く言う人もいる。
◆依存症の独り言:中国は、いつ崩壊するのか?:
中国崩壊を経済の側面から論じている。
う~ん、私にここまでの
経済の知識があればなあ。
◆「思いつきブログ」 hit on!:靖国神社 首相参拝問題の解説
hiroさんのブログ。
靖国神社と首相の参拝に関して。
よくまとまっています。
この人のブログは
文章がやさしくて読みやすいです。
<今日のAA>
◆【日台】断交後初、台湾人に叙勲
「日本語教育に尽力してきた台湾人全体の受章だ」その1
◆【日台】断交後初、台湾人に叙勲
「日本語教育に尽力してきた台湾人全体の受章だ」その2
◆「韓国の植民地支配につながった」
日本海海戦百周年行事に異論-長崎
◆【日韓】「誤解招いたのであれば遺憾」
谷内外務次官 その1
◆【日韓】「誤解招いたのであれば遺憾」
谷内外務次官 その2
◆【日韓】「誤解招いたのであれば遺憾」
谷内外務次官 その3
◆町村外相、「中国人も幼稚園できちんと礼儀を学んだ方がよい」
政府は帰国問題沈静化の方向★2 その1
◆町村外相、「中国人も幼稚園できちんと礼儀を学んだ方がよい」
政府は帰国問題沈静化の方向★2 その2
]]>
日本海海戦から百年・・完勝と世界史の転換
http://musume80.exblog.jp/1973725/
2005-05-29T01:23:12+09:00
2005-06-15T01:07:34+09:00
2005-05-29T01:20:31+09:00
misaki80sw
日本(政治経済)
☆対馬沖で海上慰霊祭 日本海海戦100年
日露戦争(一九〇四-〇五年)の
勝利を決定付けた日本海海戦から百年を迎えた二十七日、
海戦の舞台となった長崎県対馬沖で海上慰霊祭が行われ、
日露両国関係者ら約三百人が参加。
海に献花するなどした。
海上には地元の漁船約八十隻も集まり、
隊列を組んで沖まで伴走した。
また、神奈川県横須賀市でも関連の式典が行われた。
海上慰霊祭は、対馬市や、地元の有志でつくる、
「対馬・歴史顕彰事業推進委員会」(武末裕雄委員長)
などで構成する実行委員会が主催。
漁業関係者も有志として参加した。
一方、神奈川県横須賀市ではこの日、
ロシアのバルチック艦隊を撃破した記念艦、
「三笠」の前で記念式典が行われた。
日本海海戦百周年記念大会名誉会長の
中曽根康弘元首相や
ロシアのガルーチン駐日公使、
米英の政府高官ら約七百人が出席。
日露両国の国歌に続き、黙祷し、戦没者を追悼した。
「三笠」は二十八日から二日間、無料開放する。
(産経新聞)
明治37年(1904年)2月6日、
日露両国は戦端を開いた。
陸軍は満州の荒野で
ロシアの大軍と数度にわたる会戦を行い、
明治38年3月の奉天会戦において
ロシア軍に決定的な打撃を与え、
以後、戦線は膠着した。
この陸軍の補給線を守るべく、
日本海軍は黄海海戦でロシア太平洋艦隊を撃破した。
しかし、ロシアは欧州方面の艦艇を集め、
第二太平洋艦隊を編成、これを極東に送り込んだ。
これがバルチック艦隊である。
日本海軍は
大陸に派兵した陸軍を孤立させないためにも
バルチック艦隊を撃滅し、
海上補給線を維持する必要があった。
海軍に課せられたのは完璧なる勝利、
敵艦隊の撃滅であった。
世界各国はこの戦いの行く末を見つめていた。
大陸帝国のロシアが勝つか、海洋国家の日本が勝つか。
日本と同盟中の英国、日本寄りの姿勢を示す米国。
そしてロシアと同盟を結ぶフランスとドイツ。
さらに列強の下で呻吟していたアジア・アフリカ。
この戦争の帰趨は、極東に接近中のバルチック艦隊と
東郷平八郎大将率いる連合艦隊の戦闘に委ねられた。
明治38年(1905年)5月27日午前9時40分、
対馬海峡を哨戒中の哨戒艦信濃丸から
朝鮮南東岸の鎮海湾に停泊中の連合艦隊旗艦「三笠」に
「敵艦隊見ゆ」の無電が飛び込んだ。
ロシア・バルチック艦隊の来襲である。
三笠の連合艦隊参謀秋山真之中佐は
東京の海軍軍令部あてに1通の電文を送った。
敵艦見ユトノ警報ニ接シ、
連合艦隊ハ直ニ出動、之ヲ撃滅セントス
本日天気晴朗ナレドモ波高シ
鎮海湾を発した艦隊は、
東郷平八郎大将直率の第一戦隊と
上村彦之丞中将の第二戦隊が単縦陣を組み、
対馬海峡隠岐島西方へと向かった。
日本側は戦艦4隻、装甲巡洋艦2隻、
一等巡洋艦6隻を中心とする91隻。
ロシア側は戦艦8隻、装甲巡洋艦3隻、
装甲海防艦3隻を中心とする38隻。
日本は小型の水雷挺までを含めた隻数であり、
海戦の主力たる戦艦の隻数はロシアに劣り、
世界各国の軍事関係者も
ロシアの勝利を予想した者が多かった。
13時39分、連合艦隊は敵主力を艦首方向に視認、
東郷大将は戦闘開始を命令。
13時55分、旗艦三笠はZ旗を掲揚。
皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ
各員一層奮励努力セヨ
14時05分、敵艦隊との距離8千メートル。
ここで東郷は取舵一杯を命令。
敵前における大回頭を開始した。
戦史に名高い「東郷ターン」である。
14時10分、敵との距離6千4百メートル、
回頭を終えた三笠は射撃を開始。
東郷は幕僚の薦めにも従わず、
装甲に囲まれた司令塔に入ることを断り、
三笠の吹きさらしの艦橋上にあって
泰然と眼前の敵艦隊を凝視しつづけていた。
この小柄な薩摩出身の老将は
幕末の争乱期、薩英戦争で初陣を飾り、
日本で最初の海戦となった阿波沖海戦では
砲手として幕府海軍と戦った。
彼はトラフォルガーにおけるネルソンの如く、
この海戦で死ぬつもりであった。
激烈な砲撃が両艦隊を交叉した。
戦艦同士がうなりをあげて砲撃し、
巨弾を相手の装甲にたたき込む。
海上には濛々たる黒煙があがり、
砲撃を食らった艦では死者の血が甲板を濡らした。
戦いは最初の30分で決まった。
ロシアの主力艦は皆、炎につつまれ、
ことに旗艦スワロフと戦艦オスラービアは
日本艦隊の砲弾が集中し、艦上は廃墟と化した。
東郷は日本艦隊の優速を生かして、
小刻みな変針を行うことで
常に敵の頭を押さえつけていた。
いわゆる「T字戦法」である。
当時、世界の軍艦は
攻撃力よりも防御力が優れており、
分厚い装甲を持った戦艦は容易に沈まぬと信じられていた。
しかし、15時10分、
戦艦オスラービアが大きく腹をさらして
海底に没していった。
19時3分には
ロシア艦隊二番艦アレクサンドルⅢ世も沈没。
19時10分、三笠は日没により射撃を中止。
翌日の戦闘に備え、鬱陵島を合流地点として
北進を開始した。
バルチック艦隊の損害は凄まじく、
戦闘組織としてはすでに崩壊状態に達しており、
各個艦がそれぞれの僚艦と共に、
ウラジオストックへの遁走を意図し、
バラバラに北走していた。
しかし、夜間に入ると
日本側の小型巡洋艦・水雷艇を中心とした水雷戦隊が
快速を利用して
落ち武者を狩るようにロシア艦を襲撃した。
翌28日、連合艦隊は鬱陵島の南方に集結。
9時30分、残存艦隊を発見。
ネボガトフ少将指揮下の小艦隊である。
急接近した連合艦隊にネボガトフは戦意を喪失。
全艦の砲撃を中止し、
機関を停止させて降伏を表明した。
ここに海戦は終結した。
日本側の損害は、水雷艇3隻の沈没のみ。
ロシア側は、38隻のうち、
沈没21隻、降伏・拿捕7隻、
中立国に逃げ込み武装解除されたもの7隻、
残り3隻の小艦艇のみが
ウラジオストック港に逃げ込んだ。
バルチック艦隊の司令長官、
ロジェストヴェンスキー中将は負傷し、
海上で捕虜となった。
世界中が騒然となった。
完璧なる勝利。
パーフェクトゲームの海戦。
そして世界史における白人優位の歴史に
ストップがかかった瞬間であった。
明治維新から、わずかに30年後の壮挙である。
海戦終結後、
ロジェストヴェンスキー中将は
佐世保の海軍病院に入院し、
それを東郷大将は見舞った。
東郷は言った。
閣下、
はるばるロシアの遠いところから
回航して来られましたのに、
武運は閣下に利あらず、ご奮戦の甲斐なく、
非常な重傷を負われました。
今日ここでお会い申すことについて
心からご同情つかまつります
われら武人はもとより
祖国のために生命を賭けますが、
私怨などあるべきはずがありませぬ。
願わくば十二分にご療養くだされ、
一日もはやくご全癒くだされることを祈ります。
ロジェストヴェンスキーは、
私は閣下のごとき人に敗れたことで、
わずかにみずからを慰めます。
と答えた。
いまだ武士道と騎士道の余韻の残る時代であった。
*坂の上の雲:司馬 遼太郎 (著)
*Z旗:日本海海戦
*日本海海戦時の連合艦隊主力
*日露戦争 - Wikipedia
*日本海海戦 - Wikipedia
*東郷平八郎 - Wikipedia
]]>
外務省次官「韓国は仲間外れ」・・本当のこと言っちゃった
http://musume80.exblog.jp/1971901/
2005-05-28T12:33:59+09:00
2005-06-15T01:07:34+09:00
2005-05-28T12:31:19+09:00
misaki80sw
韓国・北朝鮮関連
☆外務次官発言、韓国外交通商省が駐韓大使に抗議
韓国外交通商省の李泰植(イ・テシク)次官は26日、
高野紀元駐韓日本大使を同省に呼び、
谷内外務事務次官が韓国の与野党国会議員団に
「米国は韓国に不信感を抱いている」
「日韓の情報共有は困難」
などと発言したとされることに抗議し、
日本政府に公開の謝罪と再発防止策をとるよう求めた。
高野大使は「発言には韓米関係を
傷つける意図は全くなかった」としながら、
韓国側の要求を本国に伝えると述べた。
これより先、韓国外務省報道官は声明を通じ、
発言が「韓日首脳会談を前にした重要な時点」
で行われたとし、
「韓日関係はもちろん、韓米関係も傷つける、
外交慣例上極めて不適切な発言」と批判した。
(読売新聞)
最近、この種の中韓絡みの問題ばっかりで
うんざりと言えばうんざりだけど、
今の朝鮮半島情勢の一面がもろに出たニュースなので
取り上げておきます。
さて、この件の経緯を書いておきますと、
◎5月11日
外務省の谷内正太郎事務次官が
訪日した韓国・国会国防委員会の与野党議員団と
非公式に会談した際に、
「北朝鮮の核問題について
米国と日本が情報を共有しているが、
米国が韓国を信頼しないため、
日本が入手する北核関連情報を
韓国と共有するのは非常にむずかしい」
「(6カ国協議で)米国・日本は右側にあり、
中国・北朝鮮は左側にあるが、
韓国は今、中間から左へ進んでいるようだ」
「北朝鮮の核問題を解決するためには、
日韓米3国の団結が肝要だが、
最近、韓国が韓米同盟から抜け出しつつある」
と発言。
その直後、
駐日韓国大使館から報告を受けた韓国外交部は、
駐韓日本公使を呼び、抗議の意を伝えた。
駐日韓国大使館も遺憾を表明した。
◎5月24日
複数の韓国の新聞が谷内次官の発言を報道。
さらに25・26日に多くの韓国メディアがこの件を報道。
◎5月26日
韓国大統領府の金晩洙報道官が
「谷内次官の発言は事実と異なるだけでなく、
外交慣例上ありえない無礼なものだ」
「今後の韓日関係のためにも、
日本政府は官僚の無責任な言動に対し、
応分の措置を取るべきだ」
「ひとまず日本側の措置を見て判断する」
と発言。
さらに、韓国外交通商部の李揆亨報道官は
「最高位の外交実務責任者が
韓米両国の信頼について言及するのは、
韓日関係はもちろん、韓米関係をも傷つけうるという点で、
外交慣例上、不適切なことだ」
「これは、従来の韓米日3カ国協調を
正面から否定する態度」
「日本政府は谷内次官の発言について公開謝罪し、
再発の防止に必要な適切な措置を
取るべきだということを明確にしておく」
と発言。
韓国外交通商省部の李泰植次官は
高野紀元駐韓日本大使を同省に呼び、
谷内次官の発言に抗議し、
日本政府に公開の謝罪と再発防止策をとるよう求めた。
一方、外務省首脳は読売新聞に対して、
「非公式な会談の話を公にしてどうこうしろ、
というなら、
およそ非公式で率直な会談など一切成り立たなくなる」
と不快感を表明。
◎5月27日
谷内次官は都内で韓国の羅鍾一駐日大使に対し、
「発言の真意は日韓、日米韓の連携を
さらに強化していくことの重要性を
強調することにあったが、
様々な形で韓国国内で議論を呼び、
誤解も招いたのであれば遺憾だ」
「非公式な意見交換の場での発言が
対外的に明らかにされたことに当惑している」
と述べた。
これがザッとした経緯ですね。
まあ、見て分かると思いますが
5月11日の時点で
谷内次官の発言は言い過ぎだ!ということで
韓国は日本公使に抗議し、
駐日韓国大使館が遺憾を表明している。
非公式な発言に対して、
韓国は非公式に抗議し、それで収まっていた。
ところがところが・・
24日になって誰のリークか知らないけど
韓国のマスコミがこの件を報道。
すると、韓国政府は急に怒り始めて
謝罪と再発防止を要求。
で、日本は「遺憾の意」を表明。
もうね、アホかと。
さすが盧武鉉氏はマスメディアに敏感ですな。
マスコミ報道があってから再度怒り出すこの偽善ぶり。
人気で政権を維持してる人だけに
こういうことを放っておけないんでしょうね。
さて、この問題に関しては、
まず、谷内次官に非があるか否かですが、
非なんかこれっぽっちも無いね。
会談は非公式であったわけで
非公式の会談の内容までガタガタ言われる筋合いは無いよ。
もちろん言い方の問題とかはあるでしょう。
必要以上に他国を罵ったらまずいでしょう。
でも、報道内容を見る限り、
韓国側が「無礼」と言ってるのは
喋り方のニュアンスじゃなくて
「米韓同盟の危機」「米国は韓国を信用していない」
「日韓・米韓の情報共有ができない」
この論理そのものを問題にしている。
非公式な会談ってのは
お互いにマスコミとかを気にせずに
率直に意見交換するためにあるわけで
非公式な場でも、公式並の体面を気にしたり
相手のマスコミリークを恐れたら、
以後、日韓の間でまともな意見交換が出来なくなる。
ハッキリ言って、韓国政府は馬鹿だよ。
二重の意味で馬鹿。
非公式の段階で抗議して、
マスコミが騒いで公式に抗議して、
結果的に、日韓の意見交換を塞いでしまった。
まさに谷内次官の発言、
「日韓の間で情報の共有が出来ない」
これそのものじゃないの。
次に、この問題の本質についてですが、
結局ね、単純に言うのなら、
本当の事を言われた盧武鉉の怒り
これに尽きるんじゃないですか?
なんで、本当の事を言うんだ、と。
日本は友邦ならば
本当の事を言って僕を傷つけないでくれ、と。
これには、日頃、
反日的な妄言が多い韓国マスコミも呆れているようで、
珍しく韓国の三大紙の社説が、
「問題の本質は谷内次官の発言ではなく、
盧武鉉氏の反米指向にある」
ということで論調が一致している。
*朝鮮日報:「信頼できない韓国」を直視せよ
*東亜日報:対北情報「仲間はずれ」の盧政府
*東亜日報:盧大統領、謝った情報に囲まれてはいないか
*中央日報:「韓国とは北核情報を共有できない」
さてさて、北朝鮮の核をめぐる、
日米韓の意図について付言しておきますと、
この三カ国の思惑は、
1,北朝鮮の核保有は困る
2,朝鮮半島で戦争が起きるのは困る
この両点から見ると面白い。
三カ国とも1と2両方とも困るわけだけど、
◇韓国は1軽視、2重視
◇米国は1重視、2軽視
◇日本は半々
こんな感じでしょうか。
ただし、日本も北朝鮮の核開発が進み、
弾道ミサイルへの核弾頭搭載が迫りつつある中で、
米国的な方向、即ち、
「北の核開発阻止、そのためには戦争もやむなし」へと、
戦略をシフトさせていくでしょうね。
もちろん日本としては
戦争が起きても、米軍の一方的な爆撃・攻撃で終わり、
日本国内に被害が出ないのが望ましいわけだけど。
三カ国とも利害は共通している。
問題はその温度差だよね。
さて、6月10日に予定されている、
ワシントンでの米韓首脳会談が楽しみですな。
ブッシュ氏が盧武鉉氏に何を言うやら。
娘通信♪関連過去記事
*北朝鮮情勢緊迫・・米国の武力行使と日本の国益
*北朝鮮、6月に核実験か?・・情勢緊迫と各国の意図
*韓国紙、呉善花女史を攻撃・・小児病的民族主義
*盧武鉉、外交転換発言の真意は?・・米経済と韓国軍部
*韓国、親日言論処罰法案・・隣国を見限る時。
*韓国、竹島問題・・亜細亜東方の悪友を謝絶する
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民主党の妄言と東京裁判・・「戦犯」とは何か?
http://musume80.exblog.jp/1970416/
2005-05-27T22:05:45+09:00
2005-06-15T01:07:34+09:00
2005-05-27T22:05:27+09:00
misaki80sw
日本(政治経済)
☆民主国対委員長、靖国発言で森岡厚労政務官の辞職要求
民主党の鉢呂吉雄国会対策委員長は
27日午前の記者会見で、森岡正宏厚生労働政務官が
靖国神社に合祀(ごうし)されているA級戦犯を
「罪人ではない」などと述べたことについて
「断じて許されない」と批判した。
そのうえで「辞職に値する。
内閣として速やかな処置をとるべきだ」と
森岡氏の更迭を要求した。
(日経新聞)
この「森岡正宏厚生労働政務官の発言」とは、
*「A級戦犯はもう罪人でない」自民代議士会で森岡政務官
「極東国際軍事裁判は、平和や人道に対する罪を
勝手に占領軍が作った一方的な裁判だ。
A級戦犯の遺族には年金をもらっていただいており、
日本国内ではその人たち(A級戦犯)はもう罪人ではない」
「中国に気遣いして、
A級戦犯がいかにも悪い存在だという、
処理のされ方をしているのは残念だ。
日中、日韓関係が大事というだけで、
靖国神社にA級戦犯がまつられているのは悪いがごとく言う。
こういう片づけ方をするのは後世に禍根を残す」
これですね。
まあ、私から見ると当たり前の発言であり、
これを批判して「辞職に値する」なんて言っている、
民主党の鉢呂なる小僧こそよっぽど頭がおかしい。
ちなみにこの人ですが↓
*鉢呂吉雄ウェブサイト
*口だけでなく重大決意を 鉢呂氏が公明党に注文
鉢呂君よ、君に聞くが
君は「A級戦犯、A級戦犯!」とわめいてるが
A級とB級の違いが分かってるのかね?
◇A級戦犯 = 「平和に対する罪」:戦争を遂行したこと。
◇B級戦犯 = 「通例の戦争犯罪」:捕虜の虐待など
◇C級戦犯 = 「人道に対する罪」:一般民衆の虐殺など
つまり、A・B・Cたって
別に階級じゃないんだよ。
Cが軽くて、Aが重いとかそういう区分けじゃない。
種類ごとの分類に過ぎない。
君が東京裁判を妥当とし、
「A級戦犯は罪人だ」と思うのなら、
AもBもCも同等のはずだよ。
まあ、最もこの裁判の判決は
あまりにもいい加減で冤罪が多いし、
そもそも事後法で人を裁くという発想自体が
文明人の発想ではない。
あの裁判自体が壮大な私刑であり、間違っている。
君は私刑を容認するのかね?
事後法による裁きを容認するのかね?
罪刑法定主義とは何だか分かってるのか?
いっそ、君と民主党を私刑と事後法で裁いてやろうか?
そもそも戦犯とは何だ?
「平和に対する罪」「戦争を遂行した罪」とは何だ?
誰が何の根拠で、何の権威を持って
戦犯なるものを選び出すのか?
さて、サンフランシスコ講和条約で
日本は東京裁判を受諾している以上、
首相はA級戦犯を合祀している靖国神社に
参拝すべきでないという意見がある。
鉢呂君、君なんかその党派だろ?
でもね、それは勉強不足の証拠なんだよ。
かつて私は過去記事にも書いたけど、
*加藤紘一氏、「靖国参拝」を批判 in 北京
確かに、サンフランシスコ講和条約の
第11条にはこう書いてある。
日本国は、極東国際軍事裁判所並びに
日本国内及び国外の
他の連合国戦争犯罪法廷の裁判を受諾し
この「裁判を受諾し」の文言。
実は英語の原文では受諾したのは「Judgements」。
つまり「判決」ということ。
日本国政府が判決にしたがって、
刑の執行を継続するということ。
裁判そのものを認めるという意味じゃなく、
「裁判」そのものや、その判決理由についてまで
同意したという意味ではない。
ここらへんは当時の日本人のギリギリの抵抗ラインであり、
気骨そのものだね。
さらに、
これらの拘禁されている者を赦免し、減刑し、
及び仮出獄させる権限は、
各事件について刑を課した一又は二以上の
政府の決定及び日本国の勧告に基くの外、
行使することができない。
極東国際軍事裁判所が刑を宣告した者については、
この権限は、裁判所に
代表者を出した政府の過半数の決定及び
日本国の勧告に基くの外、行使することができない。
この条文に従い、日本政府は1950年代に
国民4千万人にものぼる釈放請願署名を集め、
社会党を含めた圧倒的多数による、
国会決議をもとに各国と交渉し、
巣鴨に収監されていた戦犯の方々を釈放した。
もうこの段階で、
講和条約の手続きに従い赦免してるわけで
戦犯だなんだとガタガタ言われる筋合いは無い。
結果、条約の観点から見て、
彼らの靖国合祀は何の問題は無く、
さらに首相の参拝も問題はない。
分かったかね、鉢呂君?
君は東京裁判自体を受け入れ、
受け入れるが故にA級戦犯を合祀した靖国神社に
首相が参拝することに反対し、
それに異論をとなえる厚生労働政務官を
「断じて許されない」などと妄言を吐いている。
いい歳して恥ずかしく思わんか?
君が君自身の歴史観に基づいて言ってるなら
まだ分からないではない。
ただ、法的観点・条約的観点で言ってるのなら
勉強不足もはなただしい。
まあ、民主党ってのは
党首以下、視野狭窄症と政治音痴が揃ってるから、
君のような存在は当たり前なのかもしれないけどね。
*首相の対応「日中の溝深める」=岡田民主代表
*民主党政調会長、小泉首相の対応「小児病的」
=日中関係悪化
聞くところによると、この森岡正宏氏は
自民党内で人権擁護法反対の論陣を張っている人で、
硬骨の主であるとか。
*なめ猫♪:森岡正宏先生に激励を
*森岡正宏サイト
まっこうから正論を唱えるのは勇気がいること。
ことに鉢呂君の如き軽薄者が跋扈する政界で
こういう硬派なことを言えば
たちまち叩かれてしまう。
森岡氏は勇気があると思う。
鉢呂君よ、君も少しは見習え。
*サンフランシスコ平和条約
*国際派日本人養成講座:サンフランシスコ講和条約
*国際派日本人養成講座:パール博士の戦い
娘通信♪関連過去記事
*加藤紘一氏、「靖国参拝」を批判 in 北京
*日中首脳会談・・泣ける内容ですな。
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