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by misaki80sw

「つくる会」教科書、都立校で採択・・反対者、読んでから語れ。

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「つくる会」教科書採択
 「反対意見99%同じ文言」都教委から疑問の声


 二十六日に開かれた東京都教育委員会で、
 来春開校する都立初の中高一貫校、
 「白鴎高校」付属中学で使われる歴史教科書に、
 「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーらが執筆した、
 扶桑社の教科書が採択された。
 都教委に寄せられた意見は99%が
 扶桑社の教科書採択に反対するものだったが、
 教育委員からは「反対意見の99%が同じ文言」などと、
 反対者に懐疑的な見方も出ている。

 都教委によると、二十五日夜までに
 扶桑社の教科書採択に関して寄せられた意見などは六百五件。
 内訳は、採択に反対の意見などが五百九十八件、
 賛成の意見が七件だった。
 また、約二万八千人分の反対署名が提出されている。

 意見の大半は
 「戦争を賛美するような扶桑社の教科書を採択しないように」
 「開校後に生徒や教職員の意見を聞いて教科書を決めるように」
 などだった。

 この反対意見に関して、
 教育委員会で国分正明委員(元文部事務次官)が
 「私のところにも多くの要請か反対か分からないものが来るが、
 99%が同じ文言。
 この人たちは教科書を読んでいるのか」と疑問を呈した。

 さらに、国分委員は「扶桑社の教科書は、
 例えば日中戦争について批判的に書いているし、
 コラムで見開きで戦争の悲惨さについても書いている。
 何でこの教科書が戦争に導くものなのか分からない」と述べた。

 扶桑社の教科書採択に反対する市民団体は
 採択後に記者会見を開き、
 「都立一貫校で採択されたことは重大な事態。
 日本の右傾化が激しくなっているなかで、
 都の教育行政が先棒を担いでいるのではないか」などと反発した。

   (産経新聞)


つくる会の歴史教科書は数年前にサラッと読んだ。
今回、改めてじっくり読んでみようと思って、
大手の書店2店に行ってみたが、どちらにも置いてない。
しょうがないのでアマゾンにでも注文しようかと思っている。

一応、内容の何割かは読める。
ここから↓
公開!新しい歴史教科書

これを読んだ印象。
きわめて普通の教科書。
普通すぎるくらい普通の内容。
これのどこがまずいわけ?
私としてはまだ物足りないくらいだわ。
もっと過激でもいいような気もする。
いや、教科書に過激はまずいか(笑)。
戦争を賛美?
そういうこと言ってる人、実際に読んだことがあるの?

上記ニュース中では、
都教委に寄せられた反対意見のうち、
99%が同じ文言だったとのこと。

馬鹿だね~
組織的にやったことがミエミエじゃん。
動員されて読みもしないでFAXやメールを送ったんでしょ。
妨害工作も少しは頭を使いなさいよ(笑)。

さて、上記ニュースは産経新聞だが、
今度は朝日新聞社説の一部を載っけてみましょう。


 ☆教科書採択――東京の教育が心配だ

  私たちは、この教科書について、バランスを欠いており、
  教室で使うにはふさわしくないと主張してきた。

  たとえば、満州事変から太平洋戦争へ至る歴史を
  あまりにも日本に都合良く見ようとする偏狭さが目立つ。
  これでは戦争へ突き進んだ無謀さを知り、
  歴史を学び、教訓をくみ取るのはむずかしい。

  国家への献身が強調されているのも特徴だ。
  神風特攻隊を詳しく書き、遺書や遺詠を掲げて、
  戦争中の人々の気持ちを考えてみようと求めている。

  この教科書に対しては、
  さまざまな立場から批判が寄せられてきた。

  五百旗頭真(いおきべまこと)・神戸大学教授は、
  歴史の大胆な語り方に「新しさ」を認めながらも、
  「その観点たるや
  国家闘争史観に自滅した戦前の歴史を
  そのまま地で行こうとするものとしか思えない」
  と指摘している。
  「自国を大切にするからこそ、他国の人が
  その国を大切にする心にも敬意を懐(いだ)くことができる。
  それが国際的妥当性を持ちうる開かれたナショナリズムである。
  この教科書はそうではない」とも述べている。

  教育委員たちはなぜ、
  こうした意見に耳を傾けなかったのだろうか。

  そんな教育方針で、生徒がみずから学び、
  みずから考える力をつけることができるだろうか。
  世界の人々と交流し、互いの歴史や伝統を
  大切にする若者が育っていくとはとても思えない。

  都教委は今後6年間でさらに9校の中高一貫校をつくる。
  東京の教育がますます心配になってきた。

    (朝日新聞)


とまあ、こんな内容。

 「自国を大切にするからこそ、
 他国の人がその国を大切にする心にも
 敬意を懐くことができる。」

 「互いの歴史や伝統を大切にする若者が
 育っていくとはとても思えない。」

これ、ジョークですか?
歴史と伝統?
よくも朝日がぬけぬけと言えるな。
泥棒に説教されてる心境だね(笑)。

 「国家への献身が強調されているのも特徴だ。
 神風特攻隊を詳しく書き、遺書や遺詠を掲げて、
 戦争中の人々の気持ちを考えてみようと求めている。」

ハイ、じゃあこの部分だけ抜粋しましょう。
以下「新しい歴史教科書」から。


 日本はなぜ、アメリカと戦争したのだろうか。
 これまでの学習をふり返って、まとめてみよう。
 また、戦争中の人々の気持ちを、
 上の特攻隊員の遺書や、
 当時の回想録などを読んで考えてみよう。

 特攻隊員の遺書
 故郷で生まれた自分の妹に残した手紙
 (19歳で沖縄で戦死した宮崎勝)

 「ヤスコチャン、
 トッコウタイノニイサンハ シラナイダロウ。
 ニイサンモ ヤスコチャンハ シラナイヨ。
 マイニチ クウシュウデ コワイダロウ。
 ニイサンガ カタキヲ ウッテヤルカラ
 デカイボカンニ タイアタリスルヨ。
 ソノトキハ フミコチャント ゴウチンゴウチンヲウタッテ
 ニイサンヲ ヨロコバセテヨ」

 遺詠(23歳で沖縄で戦死した緒方襄)
 出撃に際して

 懐しの町 懐しの人
 今吾れすべてを捨てて
 国家の安危に
 赴かんとす
 悠久の大義に生きんとし
 今吾れここに突撃を開始す魂魄<こんぱく>国に帰り
 身は桜花<おうか>のごとく散らんも
 悠久に護国の鬼と化さん
 いざさらば
 われは栄<はえ>ある山桜
 母の御もとに帰り咲かなむ
 

私はこれを涙なくしては読めない。

「特攻」という行為は、
純軍事的な観点から見れば、
国家戦略や作戦上の失敗を個人の犠牲で取り繕おうとする、
「統帥上の外道」「用兵上の外道」に過ぎない。

日露戦争以降の国家戦略の過ちと軍部上層部の無能さを
個々の兵士がその生命で補おうとした、
世界に希にみる悲劇、
そう、荘厳な悲劇だと思う。

ただ、それだけに
上記の遺書は人間の心情が溢れている。
生死のぎりぎりの局面で彼らが語った言葉。

再度言う。
私は涙なくしてこれを読めない。
そして、これ以上語るべき言葉を知らない。
語るべき資格も無い。

これを「国家への献身が強調されているのも特徴」と
安易で雑な言葉で斬って捨てようとする朝日に、
哀しみを感じてしまう。

大きな歴史の流れがあり、
その中で懸命に生きた個々人の言葉を
そんな空疎で軽薄な言葉で論評してほしくない。

そういう困難な時代があり、
日本が米英と戦争し、そして敗れ・・
その中で死んでいった若者の心情を載せて、
いったい何が問題なんだ。
国家への献身を強調?
献身したことが悪か?

 「東京の教育が心配だ」

なにを言ってんだか。
朝日の読者の方が心配でしょう。


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by misaki80sw | 2004-08-28 22:06 | 日本(政治経済)