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by misaki80sw

中国、新生児の男女比率が116対100!


中国:新生児の性別バランスが大きく崩れる
 男116対女100に


 国家人口・計画生育委員会はこのほど、
 全国の新生児の男女比率は116対100となっており、
 正常な範囲とされる103~107対100を
 大幅に上回っていることを明らかにした。
 1970年代まで全国新生児の男女比率は正常であったが、
 1980年代からそのバランスは崩れて始め、
 現在では深刻な状態となっている。

 2000年に行なわれた第5回国勢調査では、
 新生児の男女比率は119.92対100であった。
 省・市・自治区別で新生児男女比が
 110対100以下となっているのは
 内モンゴル自治区などの7省(自治区)のみ。

 専門家らは、男尊女卑などの考え方、農村部の生産力低下、
 社会保障制度の不備などが
 新生児性別バランスが崩れる原因とみている。
 このため国家人口・計画生育委員会は2002年から、
 男女平等などを目的とする「女児関愛行動」を展開、
 未許可での胎児の性別診断などを禁じている。

   (日経BP)


この数字は強烈。

原因は、中国の人口爆発とその対策である「一人っ子政策」にある。
農村部などでは男児の方が重宝されるため、
必然的に男女のバランスが崩れていってしまう。

「必然的に」とは、
嫌な話しだけど、ニュース中にあるような「胎児の性別診断」と中絶。
あと、中世まがいの「間引き」。
これが農村部などで横行しているらしい。

中国の「一人っ子政策」による人口体系の歪みは凄まじい。
OECDのレポートによれば
中国では出生率の劇的な低下が起きている。
北京では、出生率は女性1人当たり1.4ないし1.5に低下しており、
上海では0.96にまで低下している。
それに伴い、人口の急速な高齢化が起き、
中国人の平均年齢は、
1995年には27歳だったのが、2025年には40歳になるという。

この高齢化が「男児待望」を加速させている。
中国の唯一の社会保障システムは「家族」。
しかし、一人っ子政策によって多産が禁止されている以上、
より労働力として頼りになる男子を求めざるを得ない。

また、花嫁不足も深刻。
これだけ男女の比率が開けば、
結婚にあぶれる男性が続出してしまう。
その結果、女性や女児の人身売買事件が頻発している。

人口の抑制策としての一人っ子政策。
理念は間違ってないと思うけど、
この歪みは中国社会に
強烈なマイナスをもたらすでしょう。


OECD Observer 日本語版「中国、人口の時限爆弾」
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by misaki80sw | 2004-08-27 22:24 | 中国・台湾関連