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by misaki80sw

白神山地の微生物を商品化!・・バイオと広葉樹林。

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商品化進む、白神の微生物 生存競争生き抜く力を応用

 世界遺産に登録されている白神山地(青森、秋田両県)の
 土壌にすむ微生物に食品業界などから注目が集まっている。
 強い生命力や発酵力を備えているのが特徴で、
 6月には12業者が秋田県総合食品研究所と共同で
 「白神バイオ利用促進協議会」を設立、
 商品化の動きに弾みがついている。

 同研究所は「白神山地は微生物がすみやすい落葉広葉樹林。
 外部からの侵入も常にある中で、生存競争は厳しく、
 勝ち残るための武器が備わった」と分析する。

 商品化第1号は1998年に見つかった「白神こだま酵母」。
 マイナス80度でも死なない世界一の冷凍耐性を持ち、
 パンに適さないとされた国産小麦での
 製パンを可能にした発酵力を備える。
 耐塩性もあり、みそ造りに応用されたほか、
 「生ごみを分解して肥料にできないか」と
 リサイクルメーカーから問い合わせも。

   (共同通信)


秋田県と青森県にまたがる白神山地。
1993年12月、屋久島とともに
日本で初めて世界自然遺産に指定された。
広大な山岳地帯はほぼ北緯40度に位置し、
世界的な豪雪地帯であるがために人の進入を許さず、
約1万年もの間、自然生態系が守られ続けてきた。

今、白神山地の落葉広葉樹林は微生物学者の注目を集めている。
落葉広葉樹はその葉が柔らかいため、
微生物によって簡単に分解される。
世界最大級の温帯落葉広葉樹林帯であり、
地表から1メートルほど広葉樹の腐葉土で覆われた白神山地は、
微生物にとって繁殖に適した場所であり、
1グラムの土には、数十億から100億の微生物がいる。

上記ニュースにあるように
その白神山地の微生物を商品化する動きが進んでいる。

1998年に見つかった「白神こだま酵母」。
発酵力が強く、グルテンや油を添加しなくても
パンがふっくらと焼き上がる。
糖類であるトレハロースの含有量が22~23%と、
通常の酵母の4倍もある。

2002年に発見された、
他の乳酸菌の働きを抑える作用を持つ乳酸菌「作々楽(ささら)」。
秋田名産の大根の漬物「なた漬け」は、
数日で酸っぱくなってしまうため家庭の味だったが、
この菌を使って長期保存に成功し、昨年末に商品化されたそうだ。

腐葉土の中でスクスクと育ってきた微生物が、
21世紀になって「バイオ」の名と共に注目を浴びる存在となった。

世に有用なものって
思わぬ場所に存在してるのね。


“白神こだま酵母”秋田県農林水産部流通経済課サイト

食品の質向上や医薬品開発に土壌菌 無尽蔵“40億年の知恵”
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by misaki80sw | 2004-08-22 01:10 | 科学・技術関連ニュース