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by misaki80sw

軍人再雇用が急務・・イラク、失業と治安と。

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治安対策には「イラク軍人の再雇用が急務」―イラク軍元司令官

 主権移譲後も治安状況が厳しいイラク情勢について、
 フセイン政権時代のイラク軍元司令官、
 イシマエル・シト氏は本紙との会見の中で、
 「治安対策のためには解体されたイラク軍の再構築が急務だ。
 失業軍人の再雇用を積極的に促進すべきだ」と助言した。

 フセイン前政権時代にはイラクには約五十万人の軍人がいたが、
 イラク戦争後、軍は内務省と共に解体され、軍人は失業者となった。
 シト氏は「シーア派過激派聖職者サドル師が主導する民兵組織、
 『マフデイ軍』にも失業軍人がいる。
 彼らはプロの軍人だ。
 即製のイラク警察官はかなわない」と指摘した。

 米国はイラク軍を強化するために
 北大西洋条約機構(NATO)による訓練を計画しているが、
 シト氏は「NATO軍の訓練など必要ない。
 イラク軍は規律正しく、訓練された軍だ」と強調、
 「問題は解雇された軍人を再雇用することだ」と語った。

   (世界日報)


なるほどね。
的を射た意見だと思う。

失業の問題は単なる経済の問題ではない。
失業者の増加が治安の低下を生み、
治安の低下が新生イラクの興亡に帰結する。
ましてや、それがプロの軍人の失業ならなおさらのこと。

おそらく米国も新生イラク政府も
そこらへんのことは理解してるでしょう。
でも、雇用したくとも金はなく、
雇用しても自国人のゲリラと戦うのが嫌ですぐに辞めてしまう。

政府には「統治の正当性」と「予算」の2つが必須。
ホント、その意味がよく理解できるわ(笑)。
by misaki80sw | 2004-08-10 23:17 | 中東関連・対テロ戦争