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by misaki80sw

秋葉原、軽微な犯罪から取り締まれ!・・「割れ窓理論」とは?


電気街の違法陳列撤去=秋葉原、犯罪の温床摘み取れ
 「割れ窓理論」応用・警視庁


 電気街として有名な東京・秋葉原で、
 警視庁万世橋署と千代田区などが協力し、
 路上にはみ出した電器店の違法陳列や立て看板の撤去に乗り出した。
 軽微な犯罪を取り締まることで、
 凶悪犯罪を防ぐという「割れ窓理論」を応用。
 安全な街づくりを目指す試みだ。

 割れ窓理論は米国の学者ジョージ・ケリング博士が提唱。
 建物の窓ガラスが割れたまま放置されていると、
 管理人がいないと思われ、凶悪な犯罪が増えるという理論。
 ニューヨーク市では地下鉄の無賃乗車や落書きを「割れ窓」に見立て、
 これらを徹底的に取り締まった結果、劇的に犯罪が減ったとされる。

   (時事通信)


「割れ窓理論」とは何ぞや?

記事中にも簡単に解説してあるが、
建物やビルの窓ガラスが割られたままの状態で放置しておくと、
外部からその建物は管理されていないと認識され、
割られる窓ガラスが増える。
結果、建物やビル全体が荒廃し、
それはさらに地域全体の荒廃に波及していくという理論。

一見無害な秩序違反行為が野放しにされると、
それが「誰も秩序維持に関心を払っていない」というサインとなり、
犯罪を起こしやすい環境を作りだす。
それがさらに環境を悪化させ、
凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになる。
微細な一点から始まった地域荒廃への悪しき循環というわけ。

で、治安を回復させるには
逆に、一見無害な秩序違反行為でもビシビシ取り締まる。
警察官による徒歩パトロールを強化する。
窓ガラスを割ったり、ビルの壁に落書きをするなど軽微な事犯でも、
決して逃さないという警察の姿勢があれば、
それにより住民は安心感を自ら作り出し、
周囲の環境の治安維持に協力する姿勢をみせ始める。
微細な一点すら見逃さなければ、
治安向上への善き循環が始まるというわけ。

記事中にもあるように
これを実践的に採用したのが、
ニューヨーク市のR・ジュリアーニ市長。

1994年、ジュリアーニ市長は、
『割れ窓理論』を採用して
ニューヨークの街角から“割れた窓”の一掃を図った。
新規に警察官5000人を増員、
徹底した徒歩パトロールと軽微な犯罪の取り締まりを行い、
同時にNY迷惑防止条例の積極的な運用も図った。

結果、ニューヨークの犯罪は劇的に低下!
かの市のイメージも好転し、
落書きで有名だったNY地下鉄は、
今ではキレイな車体で安全な乗り物として市民の足となった。

この理論に関しては、いろいろ批判もあるらしい。
でも、小さなマイナス点の放置が
大きなマイナス点への拡大につながることは、
社会や国家のみならず、一個人の人生にも言えること。
私は直感的にこの理論は正しいと思うよ。 


割れ窓理論 - Wikipedia
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by misaki80sw | 2004-08-02 19:01 | 日本(社会・世相)