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by misaki80sw

川という「生息空間」・・・護岸工事とビオトープ。


メダカ産卵、護岸工事で水流速まると減る…実験で判明

 護岸工事などで河川の水流が少し速くなっただけで、
 メダカの産卵が大幅に減ってしまうことが、
 国際基督教大教養学部の
 小林牧人(まきと)準教授らの実験でわかった。

 公共工事などによる魚類への影響については現在、
 生存や性成熟が可能かどうかだけを指標に
 環境影響評価が行われているが、
 小林準教授は
 「小さな環境の変化が生態系に大きな影響を及ぼしている1例だ。
 これまでの環境調査・評価の方法を見直す必要がある」
 と指摘している。

 実験では、メダカのペア10組を、
 姿勢を保てる程度の弱い水流の中で5日間育てた。

 水流がないときは、ほぼ毎日、産卵行動が確認されたが、
 水流の中では半分程度に産卵率が落ちた。

   (読売新聞)


自然ってデリケートなんだね。
メダカなんて「適当に川が流れてれば大丈夫」ぐらいに思ってたけど。

私の故郷の川も小さい頃は生き物の宝庫だった。
水辺には草木が生い茂り、せせらぎにはトンボが飛び交っていた。
それがある日、ブルドーザーやら重機やらが川底を掘り崩して、
あっと気がついたらコンクリートに囲まれた単なる水流と成りはてた。
県か市の護岸工事。
小汚い、なんの情感も湧かない川になってしまった。

もちろん、生き物も全滅。
フナやザリガニを追いかける、
近所の男の子たちの姿も見かけなくなった。
小さい頃だったからそれほど深刻に考えなかったけど、
今振り返ると、ありゃあもろに環境破壊じゃないかと思う。

近年、この手の環境破壊に対する反省か、
「ビオトープ」なる概念が提唱されている。

ビオトープとは訳すと「生息空間」。
バイオ(生命)とトポス(場所)の合成語。
環境を生き物の生息する空間と捉え、
これを社会的に保全したり、
消失した自然環境を復元・創出することが重要だとする。

たとえば、河川の護岸工事ひとつを取ってみても、
昔の荒っぽいコンクリート漬けは反省され、
環境と生物に配慮した改修工事が増えている。

◇空石積み護岸
◇植生護岸
◇カワセミ護岸
◇魚巣ブロックなどの設置
◇地上部に設けられる栗石の空積みや枯木・粗朶などの堆積

などなど。

皆様の近所の川にも、
この手の「ビオトープ」配慮型が増えてるのではないかな?


ビオトープとは?

水環境・・生息地改変
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by misaki80sw | 2004-07-13 21:36 | 日本(社会・世相)