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by misaki80sw

ザ・シロクマ狂奏曲・・某県知事の壮大なロマン。

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男鹿水族館・シロクマ問題 開館時までに確保、断念 /秋田

 県は21日、7月13日にオープンする、
 男鹿水族館「GAO」の目玉・シロクマを
 開館までに確保できないと明らかにした。
 確保できない場合の責任を県議会で問われた県観光課長が
 「来なければ代わりにシロクマの着ぐるみをかぶる」
 と説明した経緯があり、
 寺田典城知事は「着ぐるみを着なければならないでしょう」
 と記者団に答えた。

   (毎日新聞)


このニュース、各ブログでちょっとした話題となった。
経緯を振り返ってみると・・・

秋田県男鹿市の県立水族館「GAO」。
7月13日に開館する予定の水族館だが、
ここの目玉として
シロクマを一頭輸入しようという話しが持ち上がった。
発案者は秋田県知事寺田典城氏。

1億5000万円をかけ、
飼育面積790平方メートル、
展示面積500平方メートルのクマ舎を整備。
展示動物に配慮するシロクマ保護法に基づく世界初の施設となった。

知事はシロクマにこだわった。
それも子グマでなければならないという。
何故、子グマか?
そこには知事の脳内で展開される奇妙なストーリーがあった。

 北極圏の厳しい環境の中で、
 母グマとはぐれた子グマが偶然保護され、
 縁あって男鹿水族館に来る。
 クマ舎で成長し、伴侶も得て水族館の歴史と共に歩む。
 その姿に県民は、
 命の大切さと自然の厳しさに思いをはせる・・・。

このためシロクマは子供でなきゃ駄目だ!と知事。

知事のロマンとも妄想とも言えるストーリーに沿って、
県は子グマの確保に狂奔した。

県は当初、カナダ・マニトバ州から
子グマを譲渡してもらう予定だった。
だが3月に、「子グマは見つからず、
いつ得られるか見通しがたたない」との回答。
国内の動物園などから借りる案も浮上したが、
これも断念。

県議会ではこの「失政」に非難囂々。
上記ニュース中にあるように、
確保できない場合の責任を議会で問われた県観光課長が
まるで知事の神懸かりが乗り移ったかのように
「来なければ代わりにシロクマの着ぐるみをかぶる!」
と胸を張って答えた。
う~ん、成算があったのか、
それとも単なるお調子者か(笑)?

結局、最後の秘策であった、
欧州の動物園からメス2歳のシロクマ1頭を輸入する案も、
この動物園からのすげない拒否回答で
全ては北極の夢と消え去った。
嗚呼、シロクマ。つれなき運命・・。

県観光課長氏、
たぶん着ぐるみをかぶるんでしょうね。
これが責任の取り方なのかよくわからないけど(笑)。

それ以上に、寺田知事の「ストーリー」。
この浪花節的物語のために
親から引き離されて秋田に連れられてくる、
子グマの方がよっぽど哀れだと思うんだけど。

よく分からん上司と部下だよな (^^*)


男鹿水族館GAO
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by misaki80sw | 2004-06-23 20:37 | 日本(社会・世相)