ネットの闇大国。
2004年 06月 09日
☆スパム洪水の背後にロシアと中国の影
ロシアに拠点を置く複数の犯罪組織が、
インターネット上を流れるスパムメールの量の増加をあおっている、
とアンチスパムを唱えるある有力団体が発表した。
(CNET Japan)
記事によると、
1、ロシアの犯罪組織は、
未承諾の広告メッセージをユーザーに送りつけるための
踏み台に利用できるPCの欠陥情報や、
オープンプロキシを作るウイルスを
米国のスパマーに売りつけている。
2,ロシアには、これらの犯罪組織を取り締まるアンチスパムや
サイバー犯罪に関する法律がない。
3,スパムの約70%が中国から発信されている。
アメリカのスパム関連組織が
中国のインターネットサービスプロバイダ(ISP)に
サーバをホスティングしている。
とのこと。
結局、問題点は、
ネットの空間は国境を越えて広がっているのに、
地上世界は多くの国家によって分割されているという現実。
この矛盾がネット上の犯罪者に安全地帯を提供してしまう。
これは情報分野だけじゃなく、
金融なんかもそうだよね。
カリブ海の島国が犯罪者の資金洗浄に使われたりしている。
頭の痛い問題だけど、特効薬など何もない。
ネット上の国境無き攻防は果てることなく続くだろう。