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by misaki80sw

戦士の本懐

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PRIDE&K-1観察日記 第1回
「柔道会場で見た光景」


 先日、スポーツ報知に
 「柔道の秋山成勲がKー1へ」とのスクープが掲載された。
 これまで秋山を始め何人もの柔道家の
 「プロ転向」がうわさされてきたが、
 遂に具体的な動きとなって現れてきた。
 アテネ五輪前後の“プロ転向”ラッシュがいよいよ始まるのだ。

 なぜ、柔道からプロ格闘技に
 挑戦しようとする者が出てくるのだろう。
 先駆者・吉田秀彦を見て、彼の活躍に憧れる者もいるだろう。
 プロ格闘技全盛の中、エメリヤーエンコ・ヒョードルや
 ボブ・サップを相手に自分の腕を試してみたい、
 と思う者もいるだろう。
 ただ、ちまたで言われるような「高額なファイトマネー」は
 魅力の一つではあっても、
 これを目当てにプロに進む者はほとんどいないと思われる。
 理由は簡単だ。割に合わないのである。
 トレーニングに掛かる費用と膨大な時間、けがをするリスク、
 将来的な保障が一切ないことを考えると、
 会社から給料をもらいながら柔道を続ける方が
 はるかにリスクは低く、堅実である。

 リスクはとてつもなく高い。
 その見返りは決して多くはない。
 では、なぜプロなのか?

 アマチュア選手のプロ転向を考える上で、
 一つの忘れられない光景がある。
 2003年、ある柔道大会を見に行った。
 02年夏の吉田秀彦の「Dynamite!」参戦をきっかけに
 何人かの柔道家に話を聞き、柔道および柔道家に興味を持ったので、
 彼らの試合を生で見たいと思ったのだ。
 その大会は国内のトップ柔道家のほとんどが顔を揃えており、
 彼らの戦いぶりを客席から観戦したことで色々と得るものが多かった。
 だが、生観戦で最も印象に残ったのは実は試合ではない。
 普段馴れ親しんだ格闘技の会場とは
 あまりにかけ離れた「柔道会場」の雰囲気だった。

   (スポーツナビ)


この記事は興味深い。

何故、柔道家は続々格闘技に転向するのか?

記者は柔道の試合を観戦し、
「観客がろくに試合を見ていない」と語る。
試合内容のレベルに比べ、
観戦客があまりにも白けきっていると語る。
これでは選手がプロ格闘技のリングに来たがるのも無理はない、と。

なるほどね。
戦士とは観客を求めるものなのか。
確かにそうだろう。
己の技量と体力を渾身まで高めつつ、戦いに臨んだ彼ら。
精神の極限まで神経を張りつめて、
アドレナリンを吹き上がらせつつ戦う彼ら。
無人の野で勝負したいとは思うまい。
万人衆視の中で勝敗を決したいだろうね。
分かるな、その気持ち。

選手を、「スポーツ競技者」として扱うのか、
それとも「戦士」として扱うのか。
その違いだろうね。
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by misaki80sw | 2004-06-04 00:47 | その他