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by misaki80sw

盧武鉉、外交転換発言の真意は?・・米経済と韓国軍部


国民と共に考えてみるべき盧大統領の同盟観

 盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は22日、
 陸軍士官学校の卒業式で
 「これから私たちは韓半島だけでなく、
 北東アジアの平和と繁栄のため、
 “バランサー”の役割を果たしていく」とし、
 「今後、我々がどのような選択をするかによって、
 北東アジアの勢力図は変化するだろう」と述べた。

 政府の高位関係者は大統領の発言の背景について
 「韓国が韓・米・日の南方三角同盟の一角を担っていた、
 北東アジアの秩序は冷戦時代に作られたもの」とし、
 「我々がいつまでもその枠に
 閉じ込められていることはない」と説明した。

 盧大統領の発言が
 実際にこのような認識をもとにしているとすれば、
 この発言の影響は
 大統領府が「盧武鉉ドクトリン」と名付けた、
 「駐韓米軍の北東アジア投入反対宣言」より
 はるかに大きい。

 「北東アジアの“バランサー”の役割をする」と
 「我々の選択によって北東アジアの勢力図が
 変化するだろう」という大統領の言葉を、
 北東アジアの国際的な現実にそのまま適用すれば、
 韓国は一方では米国と日本、
 もう一方では北朝鮮、中国、ロシアが対立している構図の
 どの側にも入ることなく、
 事案ごとに協力する陣営を選択すると
 解釈せざるを得ない。

 これはこれまでの50年間、
 韓国が生存の基盤にしてきた、
 「韓米日の安保体制」から事実上、
 離脱するということを意味する。

 このような状況の中、
 「これまで大きく成長した韓国の国力」を掲げ、
 この地政学的火山帯の中で
 まるで韓国に決定的役割ができるかのように考えることは
 いかにも勇敢な発想ではあるが、
 国家の存立という面では危険この上ない試みだ。

   (朝鮮日報)


韓国の保守系新聞から
呆れられている盧武鉉大統領。

中央日報もこんな感じ↓

盧大統領の対日談話、手放しで歓迎せぬ

大胆な発言。
大胆すぎるね。

 「韓国が韓・米・日の南方三角同盟の
 一角を担っていた北東アジアの秩序は
 冷戦時代に作られたもの」

 「我々がいつまでもその枠に
 閉じ込められていることはない」

 「北東アジアの“バランサー”の役割をする」

 「我々の選択によって
 北東アジアの勢力図が変化するだろう」

上記の朝鮮日報の記事にも書いてるけど、
これは米韓の同盟体制、
日韓の友好体制からの離脱を意味する。

この盧武鉉氏の発言は
あまりの強烈さにもの凄い反響を呼んだ。

米国の反応↓

「韓米は決別を準備すべき」という米国

まだ、米政府の公式な反応はありませんが、
盧武鉉大統領の真意を探ってる段階かな。

この韓国大統領発言に関して
私が思ったことを2つ書いておきます。

◇盧武鉉発言と米国の今後

◇韓国軍部の動向


<盧武鉉発言と米国の今後>

日米韓の三国体制からの離脱?
君、正気か?
単純に一本気にそう思ってるのか?
あるいはその背景に
何らかの深い意図なり読みなりがあるのか?

まあ、単純に火病を起こして、

 もう、離脱してやる!
 すでに我は強大国なり!

と思ってるなら別ですが、
あえて深読みするならば、
私は盧武鉉の読みとして
米国経済の行く末に
悲観的な予測をしてるのではないかと。

実際、米国の財政赤字・経常収支の赤字は
もはや末期症状にまで至っている。

米経常赤字が3年連続最大 04年、6659億ドル

財政赤字拡大は経済に大きな脅威
 退職給付問題に対処必要=FRB議長


普通の国なら
とっくに80年代末あたりに潰れている。
これが潰れずにここまで来たのは

◇ドルが基軸通貨であること。

◇日本が米国債の購入でドルを支えていること。

この2点。

ところが最近では
ユーロという新たなライバルが現れ、
ドルの地位を脅かし始めた。
米経済の危機的状況を懸念して
外貨や国際決済をドルからユーロ建てに
変更する動きも加速化している。

中国などはこの動きを逆手に取り、
米国債をある程度購入することで、
「いつでも売ってやるぞ」とドル崩壊を仕掛けることで
米国に対する交渉材料に使っている。
ここらへんのふてぶてしさは大したもんだな。

私自身は米経済に行く末に悲観的です。
経済がボロボロなのに
一方では軍拡に金を使い、
イラクでは巨額の軍事費が泥沼に吸い込まれていく。
この現状では、保って数年だと思うよ。
おそらく各国の関係者も、米経済の行方に固唾を呑み、
「米国以降」の国際情勢のシミュレーションを
すでに始めているでしょうね。

で、韓国の盧武鉉大統領。
彼の国家戦略の変更表明も
この米経済の危機的状況に呼応したものかもしれない。

 米が潰れれば、中とくっつく。

こういう発想の上での発言かもしれない。
つまり半島国家にとっては海洋勢力の衰退は、
必然的に大陸勢力との関係強化につながる。

さあ、どうでしょうね?
彼の発言がこういうことを念頭においたものか?
あるいは、単なる火病に過ぎんのか(笑)?


<韓国軍部の動向>

かつて、朴正煕・全斗煥と、
韓国の軍部はクーデターにより政権を奪取してきた。

金泳三以降の文民政権下では
そういう動きは鳴りを潜めているが、
上記の如き大統領の発言に
韓国軍部は何を思っているんでしょうね?

1994年の米国との協定改訂以降、
韓国軍の指揮権は
平時は韓国大統領が持ち、戦時は在韓米軍が持つ。
かつては平時・戦時問わず、
指揮権は在韓米軍が持っていた。

この改訂もそうだけど、
韓国政府による軍部に対する文民統制は
強まっていると思うし、
以前の如く平気でひょいひょいと
クーデターを起こせるような状況ではないと思うが、
可能性は全く無いとも言い切れないでしょう。

軍部とはどこも保守的なもので、
ことに韓国軍は米軍との結びつきが強い。
もともと親北朝鮮の大統領に苦い思いをしている軍部が、
大統領の米韓同盟からの離脱をほのめかす発言に
何を思っているのか?

また、米国も
果たしてこのまま手をこまねいているのか?
実際の行動として、
韓国の同盟離脱と対中接近が加速化するなら
米国が黙って見てるとは思えないね。

朴正煕や全斗煥の軍部クーデーターも
指揮権を持つ米国の黙認があってこそ可能となった。
今回も米国が、彼らの裏で糸を引く可能性も
充分あり得るでしょう。

青瓦台の盧武鉉氏も
軍部の動きには神経を尖らせてると思うよ。



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by misaki80sw | 2005-03-26 22:29 | 韓国・北朝鮮関連