コンビニでよく見かける「恵方巻き」とは何者?
2005年 01月 24日
☆「恵方巻き」全国区に “仕掛人”はコンビニ
節分の日(二月三日)に
縁起が良いとされる方角「恵方」を向いて
無言のまま巻きずしを一本食べるという、
関西の風習「恵方巻き」が、
コンビニエンスストアを通じて全国に広がっている。
大手各社はこぞって巻きずし一本三百円台で
予約を受けつけており、
「恵方巻きは全国区になった」。
それぞれ前年比二割から五割程度の
売り上げ増を見込んでいる。
巻きずしは「福を巻き込む」もので、
切らずに食べると「縁が切れない」につながる、
とされる。
恵方は毎年変わり、今年は西南西。
「全国に広げたのは当社」と胸を張るのは
セブン-イレブン・ジャパン。
平成元年に広島県の加盟店オーナーの発案で、
同県内で販売を始めたところヒット。
徐々に販売エリアを拡大し、十年から全国販売した。
ローソンは、全国に広がった理由について
「主婦層に認知されたのが大きい。
この日ばかりは、巻きずしを買っておけば
夕食の用意も楽になる」とみている。
ファミリーマートは、予約客には
恵方を確かめる方位磁石を先着順でプレゼント。
関東に店舗が多いam/pmジャパンでも
昨年から予約販売を開始した。
(産経新聞)
なんか、ここ一週間ほど
あっちこっちのコンビニで
恵方巻きって見かけるなあと思って
「これって何なの??」と思っていたところ。
こういうことだったんだね。
九州出身の私には正直初耳だね。
この「恵方巻き」。
いろいろ調べてみたら、
以下のような経緯があるみたい。
風習としては
「江戸時代に大阪、和歌山、
滋賀あたりで見られた風習である」
と大阪の乾物問屋で聞いたことがある。
ただ、それを海苔の販売促進のため
消費者に広く伝えようとしたのは、
昭和28年頃の大阪海苔問屋協同組合といわれている。
これを海苔業界の街頭イベントとして
宣伝するようになったのは、昭和52年頃からである。
昭和52年から「節分の丸かぶり」を取り入れた、
海苔PR「海苔祭り」が道頓堀で始められた。
このイベントがマスコミに取り上げられ
全国主要都市の海苔業者による「海苔祭り」で
宣伝するようになり、
「節分に巻きずし丸かぶり」を
大きく売り出すきっかけになった。
*節分の海苔巻き
なるほど~。
で、それにコンビニが便乗したってわけか。
それじゃあ、
チョコレート業界の
「バレンタイン」「ホワイトデー」
本屋の「サン・ジョルディの日」
宝石業界の「結婚指輪は月収の3か月分」
これと同じだね。
業界仕掛けのイベントってわけね。
しかも「縁起物」となってるだけに
一旦、習慣になってしまうと
ほとんど一生ものだなあ。
なるほど、謎が解けました。
別に買う気はないけど (^◇^)