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by misaki80sw

中国、原発乱造とモラル。


私の愛読メルマガ、
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」の
16日到着分の2つの中国関連記事がとても興味深かった。
よって抜粋して転載します。

ちなみに宮崎メルマガは転載まるまるオッケーです。


☆世界のチャイナ・タウンに奇妙な異変
 古き華人が新移民に追い出されている

 海外華僑は福建人が嚆矢となった。
 第二波は広東人。
 奴隷の如くアメリカに売られた苦力(クーリー)とその子孫ら。
 海外華僑3000万のうち二千万が
 広東系といわれるまでに膨張し、
 たとえば米国に住み着いた末裔らも
 二世、三世、四世ともなると「華人」と呼ばれる。

 さて、世界的規模での異変は、
 この既存のチャイナタウンに新しく闖入してきた、
 新移民が惹起することになった。

 黄文雄氏から直接聞いた話だが、
 アルゼンチンのチャイナタウンにも激変が起きたそうな。
 古くに海を渡った福建人が台湾系、中国系を問わず、
 ブエノスアイレス社会にとけ込み、チャイナタウンを形成、
 地域経済にも協力して何人もの成功者がでた。
 数年来、この華人社会を脅かすのが「新移民」である。
 要するに改革開放とともに中国を巧妙に脱出した中国人が
 凶暴な犯罪を繰り返し、
 チャイナタウン全体の印象を極端に損ねたうえ、
 ついには古くから居る華人を脅すからだ。
 
 二十年前、台湾のビジネスマンは
 早朝ゴルフの治安に悩まされた。
 強盗が襲い、日本円で二百万円とか
 五百万円を振り込めと恐喝する。
 凶暴なマフィアを懼れ、
 それくらいのカネならと経営者は振り込んでしまう。
 凶暴なマフィアは振り込まないと本当に殺す。

 世界各地で同じ手口が見られる。
 或る商品が突然送られてくる。
 法外な請求書が後送され、ついで脅迫電話。
 「商品の代金を支払ってください」。
 瀬戸物ひとつが500万円とかの遣り口である。
 これでブエノスアイレスの台湾系華人は四万人が国外へでた。
 いまや古くからのチャイナタウン構成メンバーは
 五千人に減少したという。
 四万五千のチャイナタウンが五千人に減ったのだ。

   (通巻 第1014号)


この記事を見ててふと思ったのは、
大陸中国の倫理教育ってどういう風にやってるんだろう?
家庭や学校でどういう教育を行っているのか?
中国に関するニュースや書籍に溢れている日本だけど、
不思議とこの種の情報には接しない。

前に新渡戸稲造の「武士道」を読んだ時に、
巻頭の部分だったっけ?
新渡戸氏が西洋人に
「西洋ではキリスト教を用いた倫理教育を行ってますが
日本では何教ですか?」と聞かれ、
「いや、日本の教育は宗教に立脚してません」
と答えると西洋人は仰天し、
「宗教教育が基本になければ
どうやって人に善悪を教えられるのですか?」
と反問されたことが書いてあった。

この問答をきっかけにして新渡戸氏は、
日本人の教育は武士道、
又は武士道的価値観に立脚して
行っているということに思い当たる。

これは現代日本にとっても
頭の痛い問題であり、教育の根源的なテーマだけど、
さて、中国。
君らは何に立脚して倫理を教えてるのかな?
古来からの道徳・価値観?
たとえば儒教とかはどういう位置付けなんでしょ?
唯物主義?マルクス主義?
まさか拝金主義じゃないよね?

日本滞在の中国人の犯罪が社会問題になってるけど、
あれはごく一部の極悪人に過ぎないのか?
あるいは中国全体の倫理の乱れを反映しているのか?

ここらへん詳しく知りたいですね。
機会があれば大きな書店などで
その種の書籍を探してみようかと思います。


次にこの記事。

☆中国のチェルノブイリは時間の問題?
 NYタイムズが中国が推進中の原発乱造にきつーい警告

 さてNYタイムズの1月15日付けをみて驚く。

 中国の電力不足は深刻で、
 上海の照明が暗い事実は何回か伝えた。
 四川省では日本企業への配電が止まった。
 北京では観光客が溢れるホテルでも
 暖房を時間制限で止めている。

 そのための焦燥があり
 「中国は原発を年に二基、
 2020年までこのスピードであちこちに原発を建設している。
 おもにフランス、ついでロシアが技術支援をしている。
 2010年には現在の原発による発電量を四倍にして、
 2020年には米国の1970年代のように
 原発による発電を全土で行われるようになる」
 とNY記者はいう。

 中国は電力の72%が石炭、
 これに水力、火力が26%、原発は2%に過ぎない。

 NYタイムズのフレンチ記者が懸念するのは
 「省庁間の調整ができないため法整備が遅れ、
 中国の原発は万一の事故への備えが希薄、
 とくに緊急体制をいかに敷くか、
 まったく想定されていない」というのだ。

 技術的に遅れが目立ち、安全に不安のある国だけに
 「中国版チェルノブイリ」的な事故の発生は
 時間の問題ではないのか。

   (通巻 第1015号)


こりゃ、ガクガクブルブルものですな。
確かに恐いやね。

中国の社会面的なニュースを見てて
いつも思うことだけど、
かの国は社会のシステムにすごく猥雑さを感じる。
まあ、これは日本人的潔癖感で見すぎなのかもしれないけど、
あの大陸風の雑さってものは、
たとえば韓国人の大雑把さとは一味違った、
「システム思考の未熟」「リーガルマインドの不足」
みたいなものを感じるね。

個々が利益を優先し、公全体を省みない。
システムと法と、それを尊重する価値観が薄い。
やってることがチグハグなんだけど、
最終的にはなんとなく辻褄を合わせてしまう。
まさに「上に政策有れば、下に対策あり」。

こういう国が原発のような
高度で物騒なシステムを運営できるのかね?
それもバンバン乱発しちゃって大丈夫かい?

なんか、数十年後の結末が見えるようで
背筋が寒くなるんですけど (>_<)



宮崎正弘の国際ニュース・早読み
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by misaki80sw | 2005-01-17 18:41 | 中国・台湾関連