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by misaki80sw

北朝鮮:金体制崩壊とシミュレーション Part,2


北崩壊シミュレートの第二回目。

最近、私が覗いてるブログやサイトでも、
「北崩壊のシミュレート」的な内容が
あちこちで見受けられるようになった。
みんな考えることは一緒なんだね。

いろんな意見があって、
皆さん、それぞれのサイトで熱心に議論している。
ある意味、戦後未曾有の状況だけに、
喧喧諤諤の議論が面白い。

で、今日は
日本の戦略について書こうと思ってたんですが、
ちょっと寄り道しまして、
「北崩壊」にからむいろいろな案・論を
取り上げてみたいと思います。


「北崩壊」に関しては2つの対立軸がある。

1、崩壊するだろう派 VS 崩壊しないだろう派

2、崩壊させたい派 VS 崩壊させたくない派

1は予測の対立、2は戦略または感情の対立。

これを4象限に分けると面白い。
    

        |
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    A   |   B
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        |
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        |        
______________
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    C   |   D
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縦の軸が「予測」の軸で、
上が「崩壊するだろう」
下が「崩壊しないだろう」

横の軸が「戦略・感情」の軸。
左が「崩壊させたい」
右が「崩壊させたくない」

象限ごとに言うと、

A:「崩壊するだろう」+「崩壊させたい」派
  自然に放っておいても崩壊するだろうが、
  いっそのこと踏み込んで
  こっちから崩壊させたいですな。

B:「崩壊するだろう」+「崩壊させたくない」派
  このままの状態じゃ崩壊するだろう。
  でも、崩壊させたくないんだよなあ~。

C:「崩壊しないだろう」+「崩壊させたい」派
  北の自然崩壊はあり得ないよ。
  でも、崩壊させたいな (-∧-;)

D:「崩壊しないだろう」+「崩壊させたくない」派
  北は崩壊しないだろうし、
  崩壊させたくもないね。

なんか「崩壊」「崩壊」の嵐で笑っちゃいますが、
以下、それぞれの派を解説いたします。


<崩壊するだろう+崩壊させたい派>

構成要員は、
◇感情的に北を憎む「憎悪派」。
◇ああいう国は許せないと「正義感派」。
◇戦略分析の上、崩壊は今が適切と判断し、
 自然崩壊を待つ気はない「急進崩壊派」。

前にも書いたけど、
「北崩壊!」って確かに快感だけどさ、
そのもたらす波及効果を考えないとまずいよ。

「崩壊させたい」と思うのなら、
世界情勢に対する読みと
崩壊に伴う準備をしっかりした上で
今がその時と判断したらやるべき。
日本の「経済制裁」なんかもそうだよね。

ちなみに先日書いたように、
私は「急進崩壊派」です。

北朝鮮:金体制崩壊とシミュレーション Part,1


<崩壊するだろう+崩壊させたくない派>

なんともアンビバレントな、
悲しみと諦念が漂っている一派です(笑)。

構成要員は、
◇時勢をシビアに予測しつつも、
 北に対する愛着は捨てがたい「哀愁派」。
◇ここままじゃ崩壊するだろうけど、
 諸判断から北の軟着陸を望む「ソフトランディング派」
◇崩壊されると困る。
 でも、代案が無い。
 しょうがないから
 取りあえず現状維持を望む「その日暮らし派」

「哀愁派」は悲しいね~。
国家の興亡は歴史の定め。
生成・育花・繁栄・衰退は世の定め。
諦念の寂しさってやつか。

「ソフトランディング派」
韓国の太陽政策なんかそうだね。
一見、ソフトな好印象を与えつつも、
実は私益バリバリの一派でもある。
今、崩壊されちゃ、うちが迷惑だよって。

このソフトランディング派について詳しく書くと、
イメージとして良さげだけど、
一番難しい路線でもある。

この派の最大の欠点は、
明確な戦略的展望が欠けていること。
「北をソフトランディング~」と言いつつも、
具体的にどうするのか、
どういう手法で軟着陸させるのか、
そういう明確な戦略に欠けている。

韓国の太陽政策は、
結果的には「ソフトランディング」じゃなく、
単なる食料と小銭供給の生かさず殺さず、
現状維持の「その日暮らし」と化している。

だって、相手がいる話しだもん。
武力行使なり、経済封鎖なりして
崩壊させちゃえって言う方が予測は楽。
ソフトランディング派の困難なところは、
気むずかしい狡猾な小獣をうまく御して
自己の構想どおりに持って行かなければならない点。
これは難しいよ~。


<崩壊しないだろう+崩壊させたい派>

◇感情的に北を憎む「憎悪派」。
◇ああいう国は許せないと「正義感派」。
◇積極的に北の民衆を救うべしと「人権派」。
◇戦略判断のもと、
 崩壊へと状況を転化させたい「強硬派」

崩壊しないだろうけど、崩壊させたい。
要するに積極的に一国家を滅ぼそうとする一派。
「行動崩壊派」とも言うべきか。

よほど感情的に強烈なものを持っているか、
戦略的に能動気質を持ってるかどちらかだね。


<崩壊しないだろう+崩壊させたくない派>

◇現実を無視する「夢想派」
◇ガチガチ左翼の「教条派」
◇慎重判断で急進変化を好まない「漸進派」
◇現状を良しとする「固定派」

「漸進派」は前の「ソフトランディング派」と
一脈通じるものを持っているけど、
どっちかというと現状維持の傾向だね。

この人たちもさらに二派に分かれていて、
◇穏健派
◇国益派
に分かれる。

前者は、北朝鮮にとって漸進が良いとする発想で、
後者は日本の国益のために漸進を良しとする考え。
結論は同じようでも力点の置き場所が違う。


さて、あれこれと書きましたけど
総じて言えるのは、
日本にとって、あるいは世界にとって、
どういう戦略が良いか、どういう手法が良いか、
そういう観点から考えてる人って、
たとえ反対意見でも聞いてて心地いいね。

逆に、盲目的イデオロギストやガチガチ左翼、
個人的な好悪の情や偏った民族蔑視感で、
ああだこうだと言う人は、
方向性が同じでも気分が悪くなる。

まあ、皆さん、いろいろ議論すればいいと思うよ。
予測の冷徹さと戦略判断の深さを養うチャンスでもある。

どのみちどれが正しかったかは、歴史が証明してくれるさ。



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by misaki80sw | 2004-11-27 23:26 | 韓国・北朝鮮関連