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by misaki80sw

テロリストと諜報機関、ネット上の攻防戦。

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私の愛読メルマガ、
「400字で斬る国際情勢ニュース」の10月13日号に
興味深い記事が載っていた。

以下、半分ぐらい転載します。


テロリスト007

 パキスタン治安当局が7月12日、
 国際テロ組織アルカイダのコンピュータ専門家、
 モハメド・ナイーム・ヌール・ハーン
 (Muhammad Naeem Noor Khan、別名アブ・タルハ)を逮捕、
 そのコンピュータの交信記録から、パキスタン、英国などで、
 アルカイダ関係者合計100人近くが一網打尽となり、
 米国のテロ警戒警報引き上げにもつながった。
 この絡みで取り沙汰されるのが"Irhabi007" だ。

 "Irhabi"とはアラビア語でテロリストの意味だ。
 要するに「テロリスト007」というハンドル名、
 もしくはニックネームである。
 米国内の地域教育機関や成人教育機関の誰でもが
 使用可能なコンピュータもしくはサーバを経由して、
 アルカイダやパレスチナ系ヨルダン人テロリスト、
 ザルカウィのテログループの
 宣伝を行っている正体不明の人物だ。
 個人か複数の人間かも不明。

 自分のハンドル名をわざわざテロリストとし、
 それに007を付け加えるあたりは、相当ふざけた人物だ。
 米アーカンソー州高速輸送局のサーバに侵入し、
 そこに残されたアルカイダ宣伝文と同様のものを、
 あちこちにポストしまくっている。
 同高速輸送局のサーバ侵入犯が
 "Irhabi007"なのかどうかは不明だが、
 少なくともアラビア語を母国語とする、
 堪能なハッカーであることは間違いない。

   (400字で斬る国際情勢ニュース)


「テロリスト007」というハッカーの暗躍。
とても興味深く読みました。

アルカイダがネットを巧妙に使っていることは
前々からいろんなニュースで聞いていた。
彼らにしてみればこんな便利なツール、
利用しない手は無いというわけだろう。

遠隔地への情報の伝達、仲間との打ち合わせ、
また自団体の宣伝・広報手段としてのネット。

イラクで外国人を捕まえ斬首して、
その映像をネットに流すことまでやっている。
嫌な言い方だけど現代版の「晒し首」。
昔の戦国大名たちと同じ発想。

アルカイダ以外のテロ組織も
それぞれにネットにサイトをもうけ、
宣伝活動を熱心に行っている。

主なものを上げると、

◇パレスチナ解放人民戦線(PFLP)
◇レバノン:ヒズボラ
◇コロンビア:コロンビア革命軍(FARC)
◇インド:タミル・イーラム解放の虎(LTTE)
◇メキシコ:サパティスタ民族解放軍(FZLN)
◇ペルー:ツパク・アマル革命運動(MRTA)
◇ドイツ赤軍政治囚
◇トルコ:クルド民主党
◇トルコ:革命的人民解放党
◇イギリス:IRA
◇ペルー:センデロルミノソ

だいたいこんな感じ。

これに対して米国などは
「エシュロン」というインターネット監視組織を
英豪加などと連携して作っていることはよく知られている。

エシュロンはおもに、
米国家安全保障局(NSA)と英国の諜報機関GCHQが連携し、
カナダの「通信安全機構」、
オーストラリアの「通信防衛理事会」、
ニュージーランドの「政府通信安全局」などに協力を求め、
世界中のネット情報を収集している。
まさにネット世界のアングロサクソン同盟だね。

たとえば青森県三沢の
米軍基地内にもNSAの出先基地があり、
極東方面のネット情報を傍受している。
ちなみに一番上に掲載している画像はNSAのマークね。

これにテロリスト側も
ネット上では画像に秘密メッセージを埋め込んだりして、
米英などの検索を避けようとしている。

ネットという情報の大海で
この瞬間にも、テロリストと各国諜報部の
熾烈な情報戦が展開されている。



メルマガ:400字で斬る国際情勢ニュース


西日本新聞ワードボックス:エシュロン

エシュロンとNSA

テロ組織の情報戦略に活用されるウェブ

監視ネットワーク『エシュロン』を監視する

画像に埋め込まれた秘密メッセージは検出困難?

教科書に書いてない国際政治学:
 インターネットとテロリズム

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by misaki80sw | 2004-10-15 00:43 | 中東関連・対テロ戦争