グーグル、中国の検閲に屈したか?・・情報戦、侵入と防御。


グーグル中国版、ニュース検索で当局の検閲か?

 インターネット検索最大手グーグルの中国版を
 中国の回線を使って利用した場合、
 中国当局が規制するサイトは表示されないことが明らかになった。

 グーグルは今月半ば、最新ニュース検索、
 「グーグル・ニュース中国版」の試験運用を開始。
 オンライン検閲問題に取り組む、
 米国のインターネット・サービス会社、
 ダイナミック・インターネット・テクノロジーが調べたところ、
 グーグル中国版を使うにあたり、
 米国内のネットワークを経由した場合と
 中国内のネットワークを経由した場合では、
 同じ語句の検索でも結果が異なるという。

 同社は、米国在住の
 中国人詩人の名前「蒋品超」という語句を使って、
 グーグル・ニュース中国版で検索。
 米国から検索した場合は結果が数件表示されたが、
 中国内のサーバーを経由して検索した場合は
 結果がゼロだった。
 また、米国のネットワーク経由で表示された検索結果のページは、
 いずれも中国当局がアクセスを規制しているサイト内のものだった。

 この調査結果について同社のビル・チャオ社長は、
 グーグルが中国における今後のビジネス展開を視野に入れ、
 当局の検閲に協力したのではないかと指摘。
 「問題のある結果だ。中国の人々には、
 中国政府とは異なる意見が存在し、政府当局によって
 多くの事柄が隠されていることを知る必要がある」と述べている。

 一方、グーグルは、
 グーグル・ニュース中国版の検索結果に
 表示されないサイトがあることを認めている。
 しかし、これは中国当局に検閲に協力したからではなく、
 適切な検索サービスを提供するためだと強調。
 中国政府にアクセス規制されているサイトを
 検索結果として表示してしまうと、
 ユーザーはそのサイトが表示されているにもかかわらず
 見ることができないため、
 適切な検索結果を表示しているとはいえなくなると、
 グーグルは説明。
 アクセス禁止サイトを表示しないのは、
 ユーザーによりよい検索サービスを
 提供するためだと反論している。

   (CNN)


中国のネット検閲はよく知られている。
他国のサイト閲覧を規制するファイアウォール、
別名「電子版:万里の長城」。
国内の違法サイトを取り締まるサイバーポリス。
そして各インターネット・プロバイダー(ISP)が
チャットルームの監視や違法サイトの通報などを
行うために雇っている専門監視員「ビッグママ」。
興味深い「西側コードネーム」の数々。

さらに中国で隆盛を極めるネットカフェにも
当局は、利用者のオンライン活動を監視するソフトを
インストールするように義務づけている。

実際、中国のような情報統制国家にとって、
自由な情報の流入は大きな脅威。
体制を覆すもととなりかねない。
中国の反体制気功集団「法輪功」なんかは
インターネットを効果的に使ってるしね。

当「娘通信♪」でも一度この手のニュースを取り上げた。

インターネット VS 統制国家

規制があれば、それをかいくぐろうとするのは世の常で、
中国の反体制活動家、ヘビーネットユーザー、
外国の支援家、また米国の情報当局などは、
この検閲規制網を様々な手段で破ろうとし、
中国当局はこれを塞ごうと懸命になっている。

たとえば、中国内で禁止されたサイトを閲覧する場合、
「プロクシサーバー」を経由する方法が考えられるが、
当局はプロクシを使ったアクセスが行なわれれば、
これを数時間以内に速やかにブロックするという。

“サイバー万里の長城”の中に言論の自由はあるか
米議会委員会の警告:
 中国のサイバー版「万里の長城」があと一歩で万全に

中国政府と反体制派、ネットをめぐる攻防は続く

逆にアメリカなどは国策として、
中国に自由な情報の流入を行うために
あの手この手の情報戦を仕掛けている。

「他国のネット検閲に対抗する」法案、米国議会に提出

さて、上記ニュースの
グーグルニュース中国版でのネット検閲の問題。

 中国当局に検閲に協力したからではなく、
 適切な検索サービスを提供するためだと強調。
 中国政府にアクセス規制されているサイトを
 検索結果として表示してしまうと、
 ユーザーはそのサイトが表示されているにもかかわらず
 見ることができないため、
 適切な検索結果を表示しているとはいえなくなると、
 グーグルは説明。

グーグル側も賢明の反論だけど、
ちょっと白々しく聞こえなくもない。
表示出来ないのなら出来ないで
「エラー404:万里の長城に塞がれました」とか
コメントを付けてくれたら大笑いなのになあ (^◇^)

一方、ヤフーなんかは
前々から中国政府の検閲要求に協力しており、
その姿勢を非難されてきた。
まあ、営利企業だから弱腰になるのは分かるけど、
「自由」をモットーとするネット的価値観とは相容れない。
嗚呼、グーグル、お前もかって感じだね。

かくして日々激戦が続く「万里の長城」の攻防戦。
塞外の「蛮族」の侵入と城壁に依った抗戦。
時代と様相は違えど、
侵入と防御の人の有り様は変わらないね。


中国インターネット情報サービス管理規則


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by misaki80sw | 2004-09-29 22:56 | 中国・台湾関連
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