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by misaki80sw

日本農産物、アジア各国への輸出増加・・「攻めの農業」へ。

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日本産コメ・メロン・イチゴ…中国に「輸入して!」

 農水省が中国に対し、コメのほか、メロンやイチゴなど、
 国産農産物計12品目の輸入受け入れを求めて
 本格交渉に入ったことが14日、明らかになった。
 日本が多品目にわたる包括的な農産物の
 輸出交渉を行うのは初めて。
 日本の農産品は中国産の輸入品に押されてきたが、
 輸出促進で反転攻勢をかける。

 輸入受け入れを求めているのは、
 コメ、ナガイモ、メロン、柑橘(かんきつ)類、
 ナシ、イチゴ、サクランボ、モモ、ブドウ、
 カキ、スイカ、キウイの12品目で、
 すでに中国側に病気や害虫の発生や
 生産状況の資料を提出して、
 輸入受け入れのための検疫体制の整備を求めている。

 アジア諸国・地域では、
 経済発展による高所得層の増加や、
 日本食ブームなどから、
 高級贈答品として日本の農産物の人気が高まり、
 1999年から2003年までの4年間に、
 台湾向けのリンゴ輸出が13・3倍に、
 香港向けではイチゴ輸出が3・5倍に伸びるなど、
 輸出が急増している。
 このため農水省は、経済成長が著しい中国も、
 農産物の輸出市場として有力と判断している。

   (読売新聞)


WTO(世界貿易機関)の農業交渉や、
昨今流行のFTA(自由貿易協定)の締結。
対外価格差から守りに追い込まれていた日本の農業が、
ここにきてわずかながらも攻めの姿勢を見せ始めている。

2002年5月、鳥取県の片山知事が音頭を取り、
農産物輸出の促進を目指した、
「農林水産ニッポンブランド輸出促進都道府県協議会」が発足。
23の道県がこれに参加している。
知事が台湾を訪問した際に、
同地に鳥取県産の「20世紀梨」が出回っているのを見て、
「日本農業には輸出競争力が必要」と確信したとのこと。

2004年、農水省は
農林水産物の輸出振興を目的とした、
「農林水産物・食品輸出促進本部」を設けた。
4月には生産者らの動きを支援する「輸出促進室」を新設。
アジア諸国を中心に市場開拓や日本産品のPRなど、
輸出しやすい環境を整える。
守りばかりではじり貧ってわけね。

たとえば、上記ニュースにあるように
青森産りんごは台湾に輸出され、
今や年間実績で1万2千トンの輸出を誇る。
鳥取の20世紀梨に至っては
現地で偽装表示事件も起きるほどの人気ぶりとか。

もっとも、日本産の価格はやはり高い。
台湾ではリンゴの大玉が米国産より3~5割高、
20世紀梨の大玉は3、4倍もするが、
高級品とのイメージが定着している日本産は
それでも飛ぶように売れるという。
売れ行きが悪いのは韓国産などと競合する中級品とのこと。

ちなみに上の画像は、
シンガポールの食料品店に並ぶ九州産の野菜ね。

さて、古い資料で恐縮だけど、
2002年の日本の農水産物の主要国・地域別輸出実績は、
   
◇1位 アメリカ   710億円    
◇2位 香港     610億円   
◇3位 台湾     490億円    
◇4位 韓国     410億円 
◇5位 中国     290億円    
◇6位 EU      200億円
◇7位 タイ      130億円  
◇8位 シンガポール 120億円

ざっとこんな感じ。

人口比と日本食の浸透度から言って
アメリカが多いのはよく分かるけど、
アジア各国への輸出も頑張ってるね~

まあ、それでも農林水産物の輸出入額は、
輸入の六兆六千八百三十億円に対して、
輸出は二千七百六十八億円(2002年資料)。
まだまだ圧倒的な輸入超過だけど、
輸出と販路開拓とかで
積極的に攻めていく姿勢が小気味いいよね。

高級品の生産にかけては日本の農業の技術は超一級。
日本人らしい生真面目さと繊細さで、
是非、世界と勝負してほしいわね。


西日本新聞:
 近づく20億人市場・FTA時代に向けて


大分合同新聞:
 中国市場に大きな可能性 農産物売り込みへ「県調査団」

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by misaki80sw | 2004-09-15 22:50 | 日本(社会・世相)